

a_wakon0315
テーマ・コンセプトは『伝統ある厳かな結婚式の中にも、自分たちらしさを忘れずに』です。
よく訪れていた思い出の地・京都で、家族に見守られながら、格式と温かさのある式を挙げたいと考えたため、選びました。
式場選びで私たちが大切にしたのは、場所に意味があることと、ゲストにとっても記憶に残る体験ができることです。
結婚式は自分たちにとっての節目でもあり、大切な人たちと過ごす大切な一日です。式場や演出に“自分たちらしさ”をどう込めるかが、思い出深い一日にする鍵だと思います。
挙式は、京都で最も格式の高い神社の一つである上賀茂神社で行いました。厳かな雰囲気の中、家族に囲まれてしっかりと誓いを立てられる点が何よりの決め手です。葵祭が行われるような由緒正しさもあり、遠方から来てくれる親族にも京都らしさを感じてもらえると考えました。また、世界遺産上賀茂神社の神聖さと静けさも決め手の一つです。
披露宴はレストランひらまつ 高台寺さんにておこないました。星を獲得しているこちらのレストランは、五重塔を一望できる素晴らしいロケーションで、格式がありながらも温かい雰囲気で、まさに理想の会場でした。また星付きの料理や和婚が映えるロケーション、親族中心の会にぴったりな落ち着いた雰囲気も決め手の一つです。
これから式場探しをされるプレ花嫁さんには、場所の雰囲気だけでなく「その場所で自分たちらしさを表現できるか?」という視点を持つのもおすすめです!

挙式
私たちの結婚式のコンセプトは「伝統ある厳かな結婚式の中にも、自分たちらしさを忘れない」ことでした。
2人でよく訪れていた京都には思い出がたくさんあり「結婚式は京都で挙げたいね」と自然と話すようになっていました。そして、数ある神社の中でも、上賀茂神社は世界遺産でもあり、静かで厳かな空気の中で家族に見守られながら式を挙げられると感じ、即決しました。
和婚を大切にしたかったので、衣装は白無垢と色打掛を選んでいます。白無垢は純白のちりめん、色打掛は川島織物の深い赤で、夫もスタンダードな紋付き袴を着用。式中に指輪交換の提案もありましたが、和の格式を重視して三々九度のみにし、日本の伝統に敬意を表しました。

披露宴パーティ
五重塔の景色を独占できるロケーションに加え、料理のクオリティも非常に高く、おもてなしとして自信を持って選べる点が魅力でした。実際、ゲストの皆さんからも「料理が本当に美味しかった」と好評でした。
コンセプトやこだわったこと
コンセプトに沿う形で、挙式と披露宴では
以下のことを取り入れました。
・上賀茂神社で厳かな神前式
・白無垢と川島織物の赤い色打掛で伝統を表現
・指輪交換はせず三々九度のみ
・ヘアメイクは上品さを意識しつつ、生花で個性を演出
・鏡開きの中身をバームクーヘン&Tシャツにして遊び心をプラス

WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESS和装 1着目

- スタイル
- 白無垢
丹庵さんのちりめん銀コマを着用しました。
しっとりしたちりめんに一目惚れして、こちらにしました。
真っ白の中にも銀コマで艶やかさをプラスしたところがポイントです。
SECOND DRESS和装 2着目

- スタイル
- 色打掛
丹庵さんの瑞友です。
川島織物の特徴である赤と金に一目惚れしました。境内ロケーションでもしっかり映える大柄にしました。伝統的な柄の中でも2色の色打掛は他の方と被ることのない特別感が決め手です。
SHOESシューズ

丹庵さんでご用意いただいたものを着用しました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント

ヘアメイクも、つるんとした上品なまとめ髪に仕上げてもらいつつ、生花で少し柔らかさと自分らしさをプラスしています。夫も「メイクじゃなくて素肌で勝負する!」とスキンケアを頑張っていました。
ACCESSORIESアクセサリー

アクセサリーではないですが、パールの耳ツボジュエリーで体調を整えつつ可愛さをプラスしました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー

髪飾りのお花は生花で艶やかにしました。
白無垢の時は胡蝶蘭を用意いただき、頭のサイズに合わせた大きさの胡蝶蘭にこだわりました。また、色打掛では珍しいお色のトルコキキョウをご用意いただいています。
メールやお電話で入念にやり取りしていただき納得いくお花にできました。
NAILSネイル

いつもお世話になっているulalaさんで、和婚に会うシンプルなネイルに仕上げていただきました。フォルムにはこだわっていただいているので、上品で美しい手元を意識しています。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト

春を一足早く感じていただけるように桜となでしこを基調にしました。親族のみだったのであまり費用をかけていませんが、落ち着きがありつつあまりないデザインにしていただき満足しています。
FOODお料理のこだわり

ミシュランの一つ星を獲得されているレストランひらまつ 高台寺さんなので、あまりメニューの変更はしていません。ゲストからは『本当に美味しかった』ととても喜んでいただけました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ

和婚らしく鏡開きを取り入れましたが、私たちらしさを出したかったので中身はバームクーヘンに変更しています!さらに、幼少期の写真がプリントされたTシャツを家族へのサプライズプレゼントとして中に忍ばせました。会場は笑顔と驚きでいっぱいになり、親族にもとても喜んでもらえました。
WEDDING FAVORS引出物
カタログギフトと鰹節お吸い物セット、ひらまつオリジナルの焼き菓子を贈っています。
PETITE GIFTSプチギフト

CLUB HARIEのミニバームクーヘンをお渡ししています。
樽の中に入れて皆様に披露した後最後のお渡しなので、
喜んでいただけました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪

『Tiffany&Co. ティファニーソレスト クッション カット ダブル ハロー エンゲージメント リング ダイヤモンド プラチナ バンド』
他のブランドに比べてリングの部分が細いつくりになっており、繊細さを演出できつつ、センターのダイヤモンドが引き立つデザインだったのでほとんど一目惚れでした。
WEDDING RING結婚指輪

『Tiffany&Co. ティファニー ソレスト Vリング』
『Tiffany&Co. ティファニー トゥギャザー ミルグレイン バンド リング』
私はソレストシリーズで揃えました。
また何かの節目に同じVリングを購入すると、婚約指輪を挟んで違ったはめかたができるので、まずは一本目を購入しました。
夫はシンプルな中にもTiffany&Co.らしさのあるトゥギャザーにしました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと

結婚式の中で一番感動した瞬間は、家族全員が揃って盃を交わした時です。
三々九度のあと、親族とも盃を交わす場面があり、その瞬間に「本当に私たちはこれから“家族”になるんだな」と実感が湧きました。それまではどこか緊張もしていたのですが、親たちの温かい表情や、兄弟姉妹が見守ってくれる姿を目にした瞬間、安心感と感謝が一気にあふれてきました。
また、夫が誓いの言葉を読み上げてくれた時も、本当に感動した大切な場面です。一言一言丁寧に、まっすぐな言葉で私たちの未来について誓ってくれました。その声を聞きながら、これからはこの人と共に人生を歩んでいくのだという強い決意と、それに対する喜びを深く感じました。
厳かな和の式の中で、家族や夫の存在を改めて強く感じられたことが、私にとって何よりも感動的な思い出です。形式だけでなく、心で結ばれる時間がそこにあったことを、今でも鮮明に覚えています。
二人らしさとは

私たちの結婚式における「2人らしさ」は、伝統と遊び心のバランス、そして家族とのつながりを大切にしたことにあると思います。
まず、京都でよくデートしていたという思い出の場所にこだわり、格式高い上賀茂神社で和の結婚式を挙げたこと自体が、2人の大切にしている「静かで本質的な時間」「歴史や文化への敬意」を反映していたと思います。
衣装も白無垢や川島織物の赤い色打掛、夫は袴と、あくまでも正統派の和婚スタイルにこだわりましたが、その中にも自分たちらしさを忘れないようにしました。私はヘアメイクに生花を取り入れたり、夫は「メイクに頼らずスキンケアを徹底する!」という謎の(笑)こだわりで、自分らしく式に臨んでくれました。
さらに披露宴では、鏡開きを日本酒ではなく、バームクーヘンに変更し、中には幼少期の写真がプリントされたTシャツを入れて家族へのサプライズに。厳かな式の中に、思わず笑顔になってしまうような仕掛けを用意したのは、真面目すぎず、でも人を想う気持ちは忘れない、そんな2人らしさだったと思います。
中でも、家族全員で盃を交わしたときには「本当に家族になったんだな」と実感し、涙が出そうになりましたし、夫が読み上げた誓いの言葉にも、これから家族として歩む決意と喜びがにじんでいて、本当に感動的な瞬間でした。
私たちの式は、きっと見た目は「伝統的な和婚」でしたが、中身はとても私たちらしい、あたたかくて笑顔の絶えない時間になったと思います。どこかでちゃんとふざける、どこまでもまじめにふざける、そんなところが、私たち夫婦らしさなのかなと感じています。
嬉しかった参加者の反応

「和婚ってこんなに感動するんだね。上賀茂神社の空気感が本当に厳かで、見てるだけで背筋が伸びたよ」
「披露宴の鏡開き、まさかのバームクーヘンで笑った(笑)でもその中から出てきたTシャツがまた素敵で、あれは家族じゃないとできない演出だな〜って感動しちゃった」
「料理が本当に美味しかった!!ひらまつさんって噂通りで、和婚とフレンチの組み合わせってどうなるの?と思ったけど、あの会場の雰囲気と料理のクオリティ、最高だった」
私にとって結婚とは

私にとって結婚とは、家族になることの覚悟と安心がひとつになることだと思います。
どんなに一緒に過ごしていても、結婚を通して“家族になる”とはまた少し違う特別な意味があると感じました。嬉しいことも、苦しいことも、これからはこの人と一緒に乗り越えていくんだという覚悟と、それでも大丈夫と思える安心が、同時に存在すること。それが結婚なんだなと日々実感しています。
結婚してよかったと思う瞬間は「ただいま」「おかえり」の何気ない日常の中にあります。忙しい日も、疲れた日も、どちらかがいることで空気が柔らかくなるというか“ひとりじゃない”と思えるだけで、すごく救われる瞬間がたくさんあります。
そして、結婚式をしてよかったと思うのは、自分たちの気持ちをちゃんと言葉にし、形にして、家族や大切な人たちに見守ってもらえたことです。
上賀茂神社という厳かな場所で三々九度を交わし、家族みんなで盃を酌み交わした瞬間に「ああ、本当に私たちは家族になったんだ」と実感できたこと。
また、夫が誓いの言葉を読み上げてくれたあの時間には、これからの未来への覚悟と優しさがにじんでいて、心から結婚式をしてよかったと思いました。
さらに披露宴では、私たちらしい笑顔や遊び心を詰め込んだ演出をすることで、大切な人たちに感謝の気持ちを伝えることができたことも、本当にかけがえのない時間になりました。
結婚式はゴールではなくスタート。けれど、そのスタートを大切な人たちに見届けてもらえたことは、何年経ってもずっと心の支えになると思います。
後悔していること

特にないですが、お写真をもっとお願いしたらよかったです。
やりたかったけれど諦めたこと
ケーキカットです!鏡開きと比較し、行いませんでしたができたらよかったなと思っています。
節約のための工夫

結婚式はこだわりたい気持ちと同時に、予算とのバランスもとても大切だと思います。私たちも必要なところにはしっかりお金をかけつつ、節約できるところは自分たちらしく工夫しようと考えて準備を進めました。
まずペーパーアイテムはすべてPIARYで購入して自作しました。席次表など、手間はかかりましたが、その分愛着も湧きましたし、かなりのコストダウンになりました。テンプレートも充実していて、おしゃれな仕上がりにできたのが嬉しかったです。
また、BGMはレストランで普段流れている音楽をそのまま使わせてもらうことで、追加料金なしで素敵な雰囲気を演出できました。もともとレストランひらまつ 高台寺さんの空間には心地よい音楽が流れていて、それを活かすことで無理なく節約になっています。
さらに、親族のみのアットホームな食事会だったので、司会者はあえてお願いせず、プランナーさんと相談しながら自分たちで進行を担当しました。事前にしっかり打ち合わせをしておけば、無理なくスムーズにでき、会場との一体感も生まれて結果的にとてもよかったです。
こうした工夫で費用を抑えつつ、自分たちらしさや温かみをしっかり表現できたので、節約=妥協ではなく、むしろ“想いを込める部分”になったと感じています。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ

結婚式の準備って、楽しいことばかりではなく、悩んだり迷ったりすることもたくさんありますよね。でも一つだけはっきり言えるのは「自分たちらしさを大切にして準備した時間は、必ず当日を特別なものにしてくれる」ということです。
私たちも、伝統的な和婚をベースにしつつ、鏡開きの中にバームクーヘンとTシャツを忍ばせたり、ペーパーアイテムを自作したりと、小さなところに“自分たちらしさ”を込めることで、ゲストにも笑顔になってもらえました。
節約を意識しながらも、工夫次第で妥協ではなく“愛着”に変えられる部分もたくさんあると感じました。
そして、結婚式を終えた今、心から「この式場でよかった!」と思っています。
厳かな上賀茂神社での挙式は、親族に見守られながら静かに心を整える時間になり、あの空気感は他では味わえない特別なものでした。そして披露宴会場として選んだレストランひらまつ 高台寺は、五重塔を望む圧巻のロケーションと、ゲストに胸を張って提供できる美味しい料理が何よりの決め手でした。
また、プランナーさんやスタッフの方々も本当に素晴らしかったです。司会者を立てないという選択にも丁寧に寄り添ってくださり「どんな形であっても、お2人の想いが伝わる式にしましょう」と柔軟に提案してくれました。
「お2人らしいですね」と言っていただけたときは、準備の苦労が報われたようでとても嬉しかったです。
プレ花嫁さんに伝えたいのは、正解はどこかにあるものじゃなくて、自分たちの想いの中にあるということ。
自分たちの大切にしたいものを、丁寧にかたちにしていく過程そのものが、結婚式の本当の価値だと思います。焦らず、自分たちのペースで、楽しんでくださいね!