結納にはどんな服装がふさわしいの?選ぶべき服装やマナーを大公開☆
婚約を正式なものにする結納。伝統的な儀式であるからこそ、ふさわしい服装で臨みたいですよね。結納の格式に応じた服装を新郎新婦、両家、仲人ごとにご紹介します*
結納2021.2.19 更新2018.11.17 公開
本コンテンツはウェディングニュース編集部と卒花ライターが協力して、独自に制作しています。アフィリエイト広告を利用しているリンクも含まれますが、コンテンツの内容やランキングの決定は編集部が自主的な意思で企画、編集、制作しています。
結納にはどんな服装がふさわしい??
婚約を正式なものとする日本の伝統的な儀式、「結納」。家族同士の改まった挨拶にもなり、気も引き締まりますよね*
そんな大事な儀式である結納にふさわしい服装マナーって・・・?と悩む方も多いのではないでしょうか。
最近では伝統を重んじる格式高い結納だけでなく、カジュアルな形で行われる略式結納も増えています。
「正式結納」と「略式結納」ではふさわしい服装も変わってきます。それぞれどのような服装を選べば良いかをご紹介します♡
正式結納にふさわしい服装は「正礼装」
仲人が両家を行き来する「正式結納」は、本来の結納の形です。
正式結納の場合、服装は最も格の高い「正礼装」がふさわしいです。
正礼装とは?
正礼装とは、フォーマルな場で着る、最も格の高い服装です。
さっそく新郎新婦、両家の父母、仲人それぞれの服装をチェック*
男性(新郎)
新郎の正礼装は「五つ紋付羽織・袴」です。
家族や団体を表す「紋(紋章)」が両胸・両袖・背中の中心に「全部で5つの紋」が入っている「五つ紋付」が最も格の高い着物となります。
女性(新婦)
新婦にふさわしいのは「振袖」です。
未婚の女性が着る着物の中で最も格式の高い着物とされています。
両家の父、男性仲人
両家の父と男性の仲人にふさわしいのは「五つ紋付羽織・袴」です。新郎と同じですね。
両家の母、女性仲人
両家の母と女性の仲人は「黒留袖」または「五つ紋の色留袖」を着ます。
留袖は着物の中でも最も格の高い着物です。
黒留袖と色留袖の違いは、地色が黒の留袖が「黒留袖」、地色が黒以外のものが「色留袖」です*
略式結納にふさわしい服装は「準礼装・略礼装」
近年、一般的になっている「略式結納」。カジュアルなものだと仲人を立てないこともあります。
簡略化されてるとはいえ、きちんとした儀式ですので準礼装や略礼装がふさわしいとされています*
準礼装・略礼装とは?
準礼装と略礼装は正礼装の次にフォーマルな場にふさわしい服装です。具体的に見ていきましょう*
男性(新郎)
ふさわしい新郎の服装は「ブラックスーツ」「ダークスーツ」です。
女性(新婦)
洋装:「黒以外のワンピース」「ドレッシーなスーツ」
和装:「振袖」「訪問着」
女性の場合には洋装でも和装でも大丈夫です。おめでたい席ですので黒以外の華やかな色ものがいいですね♡
両家の父、男性仲人
新郎と同じく「ブラックスーツ」が適切です。
両家の母、女性仲人
洋装:「黒以外のワンピースやスーツ」
和装:「訪問着」「付け下げ」「色無地」
略礼装の訪問着か、訪問着よりカジュアルな付け下げかは結納の場所で適宜、選びましょう。
色無地の場合は明るい色がいいですね*
結納の服装を選ぶ際に注意したいこと
ここまで結納の格式に合わせた服装をご紹介してきました。
ここからはそれぞれの服装を選ぶのに気を付けたいポイントをご紹介します。
男性編
まずは新郎をはじめ男性の服装について。
女性のように洋装か和装かと悩むことは少ないですが、次のことに注意しましょう*
ワイシャツ
ワイシャツの色は白が基本です。サックスブルーなどもおしゃれですが、ここは儀式なので格式を重視しましょう*
ネクタイ
ネクタイもフォーマル用のものにします。色はシルバーや白がふさわしいです。
靴
紐付きの黒の靴がフォーマルで好ましいとされています。
茶色の靴はカジュアルな印象になるので、できれば避けけたいところ。
靴下
黒やグレーの無地が無難です。
和室などで靴を脱ぐことも考えて、かかとやつま先が擦り切れていないものを準備したいですね◎
女性編
続いて女性の服装についてです。洋装でも和装でも共通するのは「華やかさ」です♡
洋装
おめでたい席なので、黒以外のものを選びたいです。特に新婦となる女性は華やかな色を選ぶと良いでしょう*
ストッキングを着用するのも忘れずに*破れたときのため、予備も準備しておけば安心ですね。
和装
母親の正装の「黒留袖」以外はお祝いにふさわしく明るい淡い色を選びましょう。
柄や色合いを選ぶのも楽しいですよね♡
アクセサリーなど
香水やアクセサリーは控えめに。
洋装の場合、アクセサリーはパールなどを選びましょう。
和装の場合は基本的にアクセサリーはつけません*
両家
見落としがちなのが、両家の統一感や場所とのバランスです。
服装の格がばらばらにならないようにしましょう*
相手側と服装について事前に相談しておく
よくあるのが、新婦となる女性の「振袖」について。
振袖は本来1番格の高い正礼装ですが、略式結納に着ても問題ないとされています。
しかし、それでは相手側との服装に差が生まれてしまうこともありえますよね。そうならないよう、事前に相談しておきましょう。
場所に合わせて服装を選ぶ
洋装、和装、和装の場合は着物の種類によってイメージは大きく変わります。
料亭やホテル、レストランや女性の自宅など、結納を行う場所に合った服装を選びたいですね♡
家族などが結納に参加する場合の服装
兄弟姉妹や祖父母などが参加する場合もあるかもしれません。
そのときは基本的に主役よりも目立たない格下の服装、また控えめな色のものを選ぶのが無難です。
ふたりのスタートを完璧に準備して♡
日本の伝統である結納を経験できるのは嬉しいですが、改まった場であるからこそ服装には悩んでしまうもの。
両親や相手の家族ともしっかり話し合って準備を完璧にしたいですね*