結婚式で使う「列席」と「参列」。知っておきたい意味と正しい使い分けマナー
結婚式で必ず耳にする「参列」「列席」という言葉。意味はなんとなく…という方、きちんとした使い分け方は知っていますか?結婚式のフォーマルな場では言葉の使い方も大事なポイント。今回は「参列」「列席」の正しい使い方をお勉強しちゃいましょう♡
基本的なマナー2021.8.26 更新2018.9.11 公開
本コンテンツはウェディングニュース編集部と卒花ライターが協力して、独自に制作しています。アフィリエイト広告を利用しているリンクも含まれますが、コンテンツの内容やランキングの決定は編集部が自主的な意思で企画、編集、制作しています。
結婚式でよく使う列席と参列。これって何が違うの?
結婚式当日は、挙式から披露宴まで様々なイベントが行われます。
なかでも多いのが“挨拶”。
新郎新婦の挨拶、友人代表の挨拶、親族からの挨拶など、式によって様々な挨拶が行われていきます。
その挨拶で頻繁に耳にするのが「列席」、「参列」という言葉。
なんとなく理解している人も多いと思いますが、実はこの2つ、明確な使い分けの違いがあるのです。
挨拶を準備する花嫁や花婿さん、ゲストとして呼ばれた方も、言葉の違いをしっかり覚えておけばいざというときに恥ずかしい思いをすることがありません!
そんな参列、列席の意味と使い方について詳しくご紹介していきます♩
「列席」と「参列」、意味はほぼ一緒!
早速、参列と列席の意味を辞書でチェック。
見比べてみるとこのように、意味の違いがほとんどないことがわかりました。
参列 | 式などに参加、列席すること。 |
列席 | その席につらなること、列座。 |
しかし、同じだからと侮るなかれ。
実はここには、明確な使い分けマナーが存在します!
「列席」と「参列」の使い分けパターン
「参列」と「列席」。
その明確な使い分けは、立場や言葉のイメージによって変化します。
立場によって使い分け
一般的には「列席」と「参列」という言葉は、式に参加する方の立場によって使い分けるそう。
「列席」→ 新郎新婦本人や親族など「式の主催者側」が使う言葉。
また、友人でも司会者をお願いされた場合、新郎新婦と同じく「主催者側」としての立場になるので、スピーチなどでは「列席」を用います!
例としては、「会社の上司にご列席いただく」「本日はご列席いただき誠にありがとうございます」といった形で使います。
「参列」→ ゲストとして式に招かれた場合に使う言葉。
例として、「友人の結婚式に参列する」「慶んで参列させていただきます」といったように、自分が式に招待され参加する場合に使います。
イメージによって使い分け
「参列」という言葉自体は慶弔問わず用いることのできる言葉。
しかし言葉の持つイメージによって、本来の意味とは違った使い分けをすることもあります。
なぜなら「列席」と聞くと結婚式を、「参列」と聞くとお葬式をイメージする!という場合もあるため。
周りの人やご両親にも相談してみて、ときには「出席」と言いかえるのが無難とされています。
英語で書く場合はどうしたらいい?
グローバルな時代ですから、当然英語で表記する場合もあるでしょう。
英語の場合、「列席」や「参列」は「attend」や「presence」などと言い、立場によっての使い分けはされません。
例えば
「本日は、私たちの結婚披露宴にご列席いただきまして、ありがとうございます。」は
「Thank you very much for attending our wedding reception today.」といった言い回しになります♡
立場やイメージによって言葉を使い分けるのは、日本語独特の文化と言えそうです**
言葉の意味とマナーを知って、正しく使い分けよう!
いかがでしたか?参列と列席の意味と、イメージについてご紹介させていただきました!
結婚式などのフォーマルな場では、言葉の使い分けもとても重要!!
間違えて使ってしまわないように「参列」「列席」、さらにご紹介した「出席」を正しく使い分けるようにしましょう!
▽結婚式、参列する際の各マナーはこちらからチェック