【新郎謝辞】すぐ使える挨拶例文&披露宴を好印象で締めくくる立ち居振る舞いマナー♡
披露宴のクライマックスで行われる『新郎謝辞』。見せ場でもあることから、プレッシャーを感じている男性も多いはず。そこで今回は、挨拶にそのまま使える例文やゲストを惹きつける話し方を解説*スマートに新郎謝辞をこなして、ゲストに好印象を残す挨拶のポイントをまとめました。
スピーチ2024.6.13 更新2018.4.15 公開
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目次
【新郎謝辞】結婚式の締めにどうして新郎からの挨拶が必要なの?
披露宴のプログラムの中で、最後に必ず入れられているのが『新郎謝辞』。結婚式を締めくくる挨拶として大切な場面です。
新郎謝辞では感謝を伝えて♡
『新郎謝辞』は、結婚式に出席してくださったゲストのみなさまへ感謝の気持ちを伝えるために行われる挨拶です。
・結婚式に出席してくださったことへのお礼
・今後の抱負
かつて、披露宴を締めくくる謝辞といえば、両家を代表して新郎のお父様が行うのが一般的でした。それは、披露宴の主催者が新郎新婦さまではなく、両親だったから。結婚式の費用負担をはじめ、式の準備にはご両親の意見も反映されることが多かったんです。
ですが、この数年結婚式はカジュアルダウン。ご両親が主催の結婚式から、新郎新婦おふたりが主催の結婚式に変化しました。
そのため披露宴の締めくくりの挨拶である謝辞も、先に両家を代表して新郎のお父様が。そして最後に改めて主催者である新郎さまがゲストへ謝辞を伝えることが多くなっています。
ウェルカムスピーチとの違いは?
披露宴の中で、新郎さまがゲストに向かって挨拶をするシーンは『新郎謝辞』以外にもう一つ『ウェルカムスピーチ』があります。
ウェルカムスピーチとは、披露宴冒頭に新郎、もしくは新郎新婦おふたりからゲストに向けて行われる挨拶です。
挙式を無事執り行うことができたご報告と挨拶。そして「この披露宴では美味しい料理を用意したので、ゆっくり楽しんでいってください」などおもてなしの気持ちを伝えます。
新郎謝辞とウェルカムスピーチは「新郎からゲストに向けてのスピーチ」というスタイルは同じです。ですが
- 感謝と今後の抱負を伝える『新郎謝辞』
- 挙式の報告とおもてなしの気持ちを伝える『ウェルカムスピーチ』
と、同じ結婚式の中での挨拶でも、話す内容の主旨が違っているので注意しましょう。
こちらの記事では、ウェルカムスピーチの様子を動画を交えながら詳しくご紹介しています♡「ウェルカムスピーチの内容、まだ考えてないよ……」という方は是非ご覧ください。
結婚式の挨拶としてふさわしい『新郎謝辞』の作り方とマナー♪
では次に、新郎謝辞を考える上で、結婚式の挨拶としてふさわしい作り方のポイントとマナーについてご紹介します。
【新郎謝辞の作り方】ポイントとマナー
1.長さの目安は2分
2.NGワードに要注意
3.新郎謝辞の中での彼女の呼び方
1.長さの目安は2分*
『新郎謝辞』に適した長さは、2分程度。400文字の原稿用紙2枚くらいが目安です。
結婚式の最後といえば、ゲストの皆さんは、お酒も入って集中力が散漫な状態。朝早くからお越しくださってることもあり、お疲れが出ているゲストも少なくありません。
ですから新郎謝辞としてゲストへ伝える挨拶は、短すぎても言葉が足りずゲストの心には届かず、かといって長すぎるのも間延びしてしまい、こちらもまた心に残る謝辞とはなりません。
そのため新郎謝辞に適した長さは、2分程度がベスト。伝えたいことの要点をギュッと簡潔にわかりやすくまとめておくことが大切です*
2.NGワードに要注意
結婚式では、普段なにげに使っている言葉も『使ってはいけない言葉』となっていることがあります。
【忌み言葉】別れや不幸事を連想してしまう言葉のこと。
別れる / 切れる / 帰る / 返す / 閉じる / 枯れる / 戻る など
【重ね言葉】同じ意味やフレーズを繰り返す言葉のこと。“繰り返す”は、“結婚も繰り返す”と連想させてしまうので、結婚式ではNGワードとされている。
重ね重ね / たびたび / ますます / いろいろ など
こちらの記事では、使ってはいけない言葉に加えて、忌み言葉を言い換える方法もご紹介しています*
ぜひ合わせてご覧ください♡
3.新郎謝辞の中での彼女の呼び方
新郎謝辞の中では、新婦さまの名前を含めることもありますが、「○○ちゃん」などニックネームで呼ぶのはNG。
ご年配も多くご出席されている結婚式です。挨拶の中にニックネームを入れてしまうとカジュアルな印象を与えてしまうため避けるほうがベター。
ただし新婦さまを新郎謝辞の中で呼び捨てにするのか、「〇○さん」とした方が良いのかは、新郎謝辞の部分によって使い分けると◎
例えば……
新婦を「○○さん」と呼ぶ方が良い場合
「○○さん(新婦)のお父さん、おかあさん。これまで○○さんを大切に育ててくださり、ありがとうございました。これからは私が○○さんを大事に、そして幸せにしていきたいと思います。」
など新郎謝辞の中で、ご両親へ向けて挨拶をするときには、新婦さまは「○○さん」と呼ぶ方が丁寧ですね。
新婦を呼び捨てにした方が良い場合
「○○のお腹には、現在新しい命が宿っています。○○とこれから産まれてくる子どもと一緒に、温かく幸せな家庭を築いていきたいと思っています。」
ゲストへ向けて今後の抱負などを伝える場合には、新郎新婦ふたりからのメッセージでもあることから、新婦さまの名前は呼び捨ての方が良いでしょう。
短い新郎謝辞の間ですが、誰に向けての謝辞なのかに合わせて呼び方を工夫してみてください*
【新郎謝辞】は3つの構成で作ります☆
では次に結婚式の締めくくりの挨拶となる『新郎謝辞』を考えるにあたり、基本となるカタチを見ていきましょう。
一般的に『新郎謝辞』とは、3つの構成で考えます。
①導入
②本題
③結び
それぞれどんな役割があるのか、詳しくご紹介します。
導入:感謝を伝える
導入は、結婚式へ出席してくれたゲストへのお礼を伝える部分。結婚式当日の温かい言葉や祝辞に対して、感謝を伝えるようにしましょう。
またゲストだけでなく、花嫁や両家親族、当日までにお世話になった方たちへの想いも合わせて伝えるとGOOD。よりスマートな印象になります◎
本題:結婚式を振り返り、未来を描く
本題では、今日の結婚式を振り返って、どのようなことを思い、何を感じたのかを伝える部分。事前の原稿は参考程度にとどめておき、なるべくご自身の言葉で、その時・その場で感じたことを伝えるのがポイントです。
さらに本題部分には、未来への抱負を述べるのがベター。これからふたりがどんな夫婦になりたいのか、みなさんに向かって宣言する文章がおすすめです。
結び:改めて感謝の気持ちを伝え、締める
結びでは、結婚式を締めくくる挨拶として参列してくれたゲストへ改めてお礼を伝えます。両家の代表としてしっかりと結びの言葉を伝えるのがポイント。
ここまでカンペを見て話していた場合でも、新郎謝辞の最後は正面のゲストの方を向き挨拶をしましょう。
結婚式でそのまま使える♡新郎謝辞の挨拶例文
では基本の構成を確認したところで、実際に『新郎謝辞』の例文を見ていきましょう。
POINT ”自分らしい新郎謝辞”にするためには一から新郎謝辞を考えるのは、なかなか難しいかもしれません。けれど、例文のまま読んでしまうと「どこかで聞いたことのある新郎謝辞」な挨拶の印象を与えてしまうのも、できれば避けたいところ。
そこで例文を上手く活かすには「ここは、結婚式当日の感想を言おう」という箇所を事前に決めておくこと。
出だしや締めの挨拶などは例文を参考に。結婚式の感想を伝える部分は、そのときの気持ちを一言添えて挨拶してみてください。ゲストには、新郎さまご自身の言葉として思いが一層伝わりやすくなります*
フォーマルな披露宴の場合
本日はご多用中にもかかわらず、私どもの結婚披露宴にご来臨賜わりまして、誠にありがとうございます。このような場をもつことができましたのも、ひとえに皆様のお力添えのおかげです。心より御礼申し上げます。
私たちは本日より夫婦として、共に歩んでいきます。本日の感激と皆様よりちょうだいした言葉を胸に、二人で協力して笑顔の絶えない明るい家庭を築いていきたいと思います。まだまだ未熟なふたりです。今後ともご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、ご列席の皆さま方のご健康とご多幸をお祈りしまして、私たちふたりのごあいさつに代えさせていただきます。本日はありがとうございました。
カジュアルな披露宴の場合
本日はご多用の中、私たちの結婚披露宴にお集まりいただきありがとうございました。皆さまからの温かいご祝辞に、あらためて感謝を申し上げます。
この結婚式の準備を通じ、私たちがどれほど沢山の方々に支えられ、愛情をかけてもらっていたかを改めて知ることができました 。皆さまよりお祝いのお言葉を頂戴し、大変感激しております。スピーチを頂いた友人のみんな、本当に忙しい中準備をしてくれてありがとう。本当に思い出に残る一日になりました。
本日皆様からいただいた、励ましのお言葉やアドバイスを胸に、ふたりで力を合わせて明るい家庭を築いていきたいと思っています。
これからも皆様に助けていただく場面も多いかと思いますが、今後とも変わらぬお付き合いのほど心からよろしくお願い申し上げます。本日は本当にありがとうございました!
≪新郎謝辞の例文≫結婚式の挨拶を好印象に残すアレンジ術♡
次にご紹介するのは、『導入』と『本題』をその時のシーンやゲストの層に合わせてアレンジできる新郎謝辞の例文です*
※↓クリックで先読みできます
【導入】
・雨の日の場合
・遠方のゲストが多い場合
・結婚式が連休中の場合
・ふたりの馴れ初めを紹介する場合
・入籍を報告する場合
・授かり婚を報告する場合
・遠距離恋愛の末結婚した場合
・両親への気持ちを伝えたい場合
・結婚式を手伝ってくれたゲストへ感謝の気持ちを伝えたい場合
・会場のスタッフに感謝の気持ちを伝えたい場合
ベーシックな例文を一部差し替えるだけで、その場にふさわしい新郎謝辞になりますよ*
導入
雨の日の場合
▶お足元が悪い中をお越しいただき、誠にありがとうございます。
▶本日はあいにくの空模様の中、私たちのために式にお越しいただきまして誠にありがとうございます。
▶本日はお足もとの悪い中、大勢のみなさまにお運びいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
▶本日はお足もとの悪い中、私たちふたりのためにご出席賜りまして誠にありがとうございます。
▶恵みの雨とも言いまして、これからの二人の生活が実りある豊かなものになるよう、努めていきたいと思います。
▶雨降って地固まると申しますが、このような雨模様の中ご列席くださった皆様には、改めて御礼申し上げます。
遠方のゲストが要る場合
▶本日は北は○○県から、南は○○県までご遠方からご出席いただきまして、ありがとうございます。
▶私たちのために、遠方よりご出席いただきまして誠にありがとうございます。
▶本日は遠方よりお越しいただき、誠にありがとうございます。
▶本日は遠路はるばるお越しいただきましてありがとうございます。
結婚式が連休中の場合
▶ご予定の多い連休の最中に、私達のためにお時間をいただきありがとうございます。
▶本日は○月の連休の最中にもかかわらず、私どもの結婚披露宴に快く出席していただきまして、ありがとうございます。
▶本日は貴重な連休の1日にも関わらず、わたしたちふたりの結婚式のためにご都合をつけていただき、誠にありがとうございます。
本題
ふたりの馴れ初めを紹介する場合
▶私たちふたりは、学生時代の共通の友人を介して○年前に知り合ったことが馴れ初めでございます。それ以来、おだやかに愛を育んでまいり、今に至ります。
▶学生時代の部活動で知り合って○年。これからは人生のパートナーとして支えあっていこうと決めました。
▶私たちふたりは、共通の友人を通して出会いました。交際のきっかけとなったのは、ふたりの共通の趣味であるアウトドアです。
▶僕たちの愛のキューピッドとなってくれたのは、学生時代の友人の○○君でした。○○君のおかげで、こんなに良い奥さんをもらえました。ありがとう!
入籍を報告する場合
▶○月○日に、無事に婚姻届を提出し、晴れて夫婦となりました。
▶今日に先立ち、○月○日に、○○区役所にて、婚姻届を提出してまいりました。
▶今日に先立ち、○日前に婚姻届の提出を済ませてまいりましたことをご報告いたします。
▶私たちふたりは、○月○日、○○区役所に婚姻届けを提出し、夫婦としての生活を開始いたしておりますことを、皆様にご報告させていただきます。
▶○月に婚姻届の提出を済ませ約○ヶ月たちますが、新生活にも慣れ、笑顔いっぱいの楽しい日々を過ごしております。
授かり婚を報告する場合
▶実は○月に新しい家族が増える予定です。これからは、親としての自覚と責任をもって頑張っていきたいと思います。
▶現在○○(新婦)のお腹には、新しい生命が宿っております。○○と、新しく生まれてくる子どもと、温かで幸せな家庭を築いていこうと思います。
▶皆様にご報告がございます。実は○○(新婦)のお腹には、僕たちふたりの愛の結晶が宿っています。父になる、母になるという幸せを感じるとともに、改めて両家両親への感謝を感じています。
▶私たちは新しい命を授かり、出産予定日は〇月です。〇〇(新婦)の体調を考慮いたしまして皆様には急なご案内となってしまいましたが、ご都合をつけてくださり本当にありがとうございました。これからはよき父、よき母になれるよういっそう努力し、明るく笑顔あふれる家庭を築いていきたいと思っております。
再婚の場合
▶私たちは皆様にご心配やご迷惑をかけながら、遠回りしてしまいましたが、ようやく心安らぐパートナーと出会うことができました。これからは、思いやりを忘れることなく二人で共に歩んでいきたいと思います。
▶○○さん(新婦)のお父さん、お母さんにはご心配もたくさんかけてしまいましたが、これからはしっかりと○○さんを支え、心から幸せにしたいと思っています。
遠距離恋愛の場合
▶私たちは、○○県・○○県間での遠距離恋愛を乗り越えて、今日の結婚式を無事迎えることができました。みなさまの応援に感謝いたします。
▶私たちは○年間、○○県と○○県の間で遠距離恋愛をしておりました。思うように会えない中で、時に不安になることもありましたが、お互い支え合いここまで辿り着くことができました。今日、この日を迎えることができたのも、ひとえに私たちを支え励ましてくれた家族や友人のおかげです。
両親へ感謝の気持ちを伝える場合
▶○○さん(新婦)のお父さんお母さん。○○さんを今まで大切に育ててくださってありがとうございます。私の所にお嫁に出してくれて感謝の気持ちで一杯です。必ず○○さんを幸せにしますので、今後ともよろしくお願いします。
▶○○さん(新婦)のお父さん、お母さん、今度は私がお2人の代わりに○○さんを愛し、笑顔の絶えない家庭を築いていきます。
▶○○さん(新婦)のお父さん、お母さん、○○さんをここまで育ててくださり、ありがとうございます。今までお二人が○○さんを大事にされてきたことを忘れず、これからは私が○○さんを幸せにしますのでご安心ください。
▶私たちをここまで育ててくれた両親に感謝の気持ちを伝えたいと思います。今日までありがとう、そしてこれからもよろしくお願いします。
▶これからは自分が大黒柱となり家族を支え、これがうちの家族ですと誇れる家庭を築いていきますので、見守っていてください。
結婚式を手伝ってくれたゲストへ感謝の気持ちを伝えたい場合
挙式ではリングガールを務めてくれた○○ちゃん、いつもと変わらず周囲に笑いを届けるスピーチをしてくれた○○くん、そしてみんなきっと何度も練習をしてくれたであろう余興をしてくれた○○の仲間たち。
本当に今日はありがとう。改めて、私たちは多くのみなさまに支えられてるんだと感じました。
会場のスタッフに感謝の気持ちを伝えたい場合
▶今日ここにくるまで私たちをサポートしてくれた担当プランナーの○○さん、美味しい料理を作ってくれたシェフの○○さん、本当にありがとうございました。おかげで最高の結婚式を迎えることができました。
▶今日この日を迎えるにあたり、お力添えをいただいた会場スタッフのみなさま。本当にありがとうございました。
結婚式の挨拶で魅せる♡新郎謝辞立ち居振る舞いポイント
ゲストの心に残る新郎謝辞をするためには、謝辞の内容だけではなく立ち居振る舞いも重要なポイント*
- 視線
- 姿勢
- 声
この3つのポイントを意識しながら新郎謝辞を読むと、結婚式の挨拶を通して“頼りがいのある新郎“というイメージを作ることができますよ!
視線:基本はゲストを見る
新郎謝辞はゲストに向けて感謝を伝える場面です。そのため、謝辞の間はできるだけゲストへ視線を向けながら読むのがベスト。
カンペを読んでいるときにも
「○○さん(新婦)のお父さん、お母さん」
「ふたりで温かい家庭を築いていきたいと思います」
「ありがとうございました」
など、主要な挨拶や呼びかけのときには、視線を相手に向けると言葉に気持ちも入り、相手にも届きやすくなります。
姿勢:背筋が伸びると表情も良くなる◎
新郎謝辞のあいだ、カンペを読んでいたり、緊張してしまうとどうしても姿勢が悪くなりがち。
姿勢が悪いと、見る人に暗く頼りない印象を与えてしまうので注意したいポイント。そのため新郎謝辞に限らず、結婚式でゲストへ挨拶を伝えるシーンでは、常に正しい姿勢を意識することを心掛けましょう。
(胸を張るよう意識してしまうと、のけぞっているような姿勢になるので注意!)
・頭頂部を天井から糸で引っ張られているようなイメージで立つ
たったこの2点を意識するだけで、姿勢は大きく変わります。
姿勢が良くなると、自然と視線はゲストの方を向きます。そのためゲストからの視線も意識することになるので、無意識のうちに挨拶のあいだ新郎さまは引き締まった表情に。“男らしさ”がグンと増しますよ*
声:遠くのゲストにも届くように
視線と姿勢の次に大切なことは『声』です。せっかく一生懸命考えた新郎謝辞も、小さな声でボソボソと話してしまうと、とても頼りない印象に……。
新婦さま側のゲストからは「この人に○○ちゃんを任せて大丈夫……?」なんて思われてしまうかも。
声の通りは、言葉に説得力を持たせる重要なポイント。
正しい姿勢を保つことで、自然と通りの良い声にはなります。加えて、会場の端々のゲストにまで語り掛けるようなイメージで新郎謝辞を伝えてください。
こちらの記事では『結婚式の新郎挨拶で男を上げる7つのポイント♡』として、新郎謝辞のときはもちろん、結婚式全体における新郎さまの所作について解説!かっこよく魅せるコツを伝授します♡
新郎謝辞にまつわる”よくある質問”
筆者がプランナー時代、新郎謝辞の説明をすると多くの新郎新婦さまからこの2つの質問をよくいただきました。きっとこの記事を読んでくださっている方の中にも、結婚式の挨拶を控え同じようなギモンを持っている方も多いはず。
ぜひ参考にしてみてください*
Q:新婦は謝辞をしなくてもいいの?
披露宴の締めくくりで行う『新郎謝辞』は、”両家を代表して結婚式の締めの挨拶”という意味があるので、新婦さまからの謝辞はしなくてもOK。ここは新郎さまを立てるべく、隣で寄り添っておいてあげましょう。
もし新郎さまが謝辞の間に詰まってしまった場合には、そっと背中に手を当ててあげるだけでも落ち着きを取り戻してくれるはず♡
けれど、お忙しい中結婚式にお集まりくださったゲストの皆さまです。新婦さまからも一言お礼のご挨拶を伝えたいですよね。そんなときは、ウェルカムスピーチで気持ちを伝えて♡
ウェルカムスピーチでは、ふたりで声を揃えたり、新郎さま→新婦さまの順で挨拶をすればOK!ふたりでウェルカムスピーチを伝えれば、ゲストへも結婚式に掛ける思いと感謝の気持ちが伝わりますよ♪
Q:新郎謝辞をするときはカンペを見ても問題ない?
これは、ほぼ全員の新郎さまから受けた質問です*答えは、カンペを見ても全く問題ありません。
理想はカンペを見ずに『事前に考えた新郎謝辞を伝えつつ、結婚式当日の気持ちも交えながら挨拶』が◎ですが、たくさんの人の前で話慣れていなかったり「大切な新郎謝辞を間違っては……」というプレッシャーもありますから、いつも以上にうまく話せないことも多いと思います。
ですので、新郎謝辞はカンペを見ながらでも全く問題ありませんので安心してください。
ただし前述の通り、新郎謝辞の間、ずっとカンペに目を落としてしまうのはNG。挨拶やメッセージ性の高いところでは、カンペを見ずに視線を相手に向けながら話すようにしましょう!
結婚式の新郎謝辞ではスマートで頼もしい挨拶で締めくくろう♡
新郎謝辞は、結婚式の締めくくりに新郎さまがゲストに向けて挨拶。感謝の気持ちと今後の抱負を伝えるシーンです。
新郎謝辞の内容は『導入』『本題』『結び』の3つの構成で2分程度にまとめましょう。
新郎謝辞を考えるときには、例文を参考に一部自分らしい言葉にアレンジを*結婚式当日の思いを言葉に変えて伝えると、ゲストの心にも響く挨拶になります*
結婚式の新郎謝辞でスマートで頼もしい印象を与えるためには、話し方も重要です。視線や姿勢、声を意識しながら挨拶すると◎
結婚式のクライマックスで行われる新郎謝辞♡ご紹介した内容が、結婚式を控えた新郎新婦さまのお役に立ちましたら幸いです♡