【結婚式受付】当日の流れ・服装・挨拶マナーを徹底解説!
結婚式受付を頼まれた!でも結婚式受付っていったい何をすればいいの?と初めての経験で分からないことだらけですよね?結婚式受付って実はとっても重要な役割なんです。この記事では、結婚式当日までに知っておきたい!受付係のマナーや当日の流れを詳しく解説していきます*
基本的なマナー2020.11.26 更新2018.3.29 公開
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目次
結婚式の受付の仕事はズバリこの4つ!
結婚式の受付係は、両家の「顔」となる存在。
ご祝儀を受け取ったり、両家の代表として挨拶をしたりと両家を代表となる重要な役目となるので、
マナーや当日の流れはしっかり頭に入れておくことが大切です!
主に受付係が担う業務は、
1.親族側の立場として挨拶をする
2.ゲストの芳名帳への記帳、ご祝儀の受付
3.お車代を渡す等お金の管理
4.ゲストに席次表等を渡し、会場の案内をする
特に両家の大切な金銭の管理をするので、緊張感をもって業務を行うことが重要です。
また、フォーマルな晴れの場にふさわしい服装・髪型を心掛け、明るくさわやかな対応をするようにしましょう。
特に手元をよく見られることが多いため、手や爪を整え、清潔感のある手元を心掛けると良いです*
受付係の仕事は、新郎新婦の意向や地域によって役目が変わってくることも多いので、
予め新郎新婦に確認をしておくと安心!
当日までに新郎新婦に確認しておくべきポイントは?
当日は新郎新婦や親族はじめ、会場スタッフさんもとても忙しく、受付の細々としたことを確認する時間はほぼありません!
なので、当日スムーズに仕事をこなすためにも、当日までに次のことを確認しておきましょう*
・受付係の集合時間と受付開始時間
・受付で預かったご祝儀の保管先、渡す相手(親族の誰か)
・お車代を渡す相手がいるかと、そのリスト
・新郎新婦、または親族に取り次ぐ必要のあるゲストの有無
・当日の遅刻者、欠席者
特に、受付が混乱しないようにイレギュラーな対応が必要なゲストがいないか確認しておくと安心です*
また、受付係は当日遅刻は厳禁!
公共交通機関の不測の事態も考慮して、早めの行動を心掛けるようにしましょう。
さらに、ゲストから質問される場合もあるため、会場のトイレやクロークの場所など施設の位置関係も確認しておけば完璧ですね♩
受付係の当日の主な流れ*
スムーズに業務が進められるように、結婚式当日の受付係の仕事の流れを知っておくと安心です*
では、受付係の主な流れを見ていきましょう!
①開宴1時間前に集合→受付係の打ち合わせ
まず、前提として受付には、
・挙式前に受付するパターン
・挙式と披露宴の間に受付するパターン
があります。
どちらのパターンでも、開宴30分前に受付を開始する場合が多いです。
早めに来場するゲストもいるため、遅くても開宴1時間前までには集合し、打ち合わせを行います。
複数名で受付を行う場合、新郎側・新婦側の受付係が初顔合わせとなる場合が多いです。
打ち合わせ時にお互いの顔をしっかり覚えておきましょう!
受付係は新郎新婦側それぞれ2名ずつが一般的なので、一人はご祝儀を受け取る係、もう一人は案内、誘導係になる場合が多いです。
どちらがどの仕事を受け持つか、この時に決めておきましょう。
②会場スタッフさんからの説明
会場スタッフさんから、受付の流れの説明を受けます。
この時、一人でも集合時間に遅れてしまうと会場スタッフさんが説明をスタートできなくなってしまうので、必ず集合時間にはその場にいるようにしましょう。
この時にクローク・お手洗い・喫煙所・待合室の場所も確認してくと、ゲストに聞かれたときに安心です*
また、時間があれば両家のご両親に挨拶をしておくことをおすすめします。
お祝いの言葉と簡単な自己紹介、受付を務めることを伝えましょう。
ご両親に話しかけられても慌てないよう、顔をしっかり覚えておくと良いですね*
③ゲストの到着を待つ→自分の受付を済ませておく
受付の流れやお手洗いの場所などを確認したら、受付に立ってゲストの到着を待ちます。
受付が開始する前に必ずお手洗いや荷物の整理を済ませ、受付が終わった後すぐに挙式に行けるように準備しておきましょう*
また、自分達の受付はこの時に済ませておきます。
受付時間になるとゲストが続々やってきますので、分かりやすいように「新婦側のゲストの受付はこちらです」など声をかけて誘導します。
到着したゲストから受付を済ますようにすると、列になって混み合うのを防ぐことができます*
④受付開始!→挨拶、ご祝儀を受け取る
ゲストが受付までやってくると、「本日はおめでとうございます」と声をかけられると思います。
受付係は新郎新婦やご両親の「顔」となる存在ですから、「ありがとうございます」と返しましょう*
(相手が新郎新婦の親族場合は、こちらから「本日は誠におめでとうございます」と声をかけてもOK!)
挨拶が終わると、ゲストからご祝儀が差し出されますので、両手で受け取り、「ありがとうございます。お預かりいたします」とお礼を言います。
この時、受付側からご祝儀を催促するのはNG!必ず相手から渡されるのを待ちましょう!
預かったご祝儀は、ゲストから名前が読める向きでテーブルに置きます。
誰からご祝儀を受け取ったのか、出欠の確認にもなりますので名簿のチェックも忘れずに!
⑤芳名帳に記帳してもらう
ご祝儀を預かったら、芳名帳に記帳してもらうように案内します。
「恐れ入りますが、こちらにご記帳をお願いします」と言葉と一緒に、ペンと芳名帳を差し出しましょう。
芳名帳は、名前・住所を記入するものが一般的ですが、メッセージなどを記入したり、時間短縮のため名前だけ記入してもらう場合もあります。
どの項目を書いてもらうのか、会場スタッフさんにあらかじめ聞いておくと安心です*
書き終わったら、「ありがとうございます」とお礼も忘れずに。
⑥席次表・お車代を渡す
芳名帳の記帳が終わったら、席次表やプロフィールブックなどをゲスト一人一人に手渡しします。
この時、遠方ゲストへのお車代や二次会幹事や余興ゲストへのお礼を渡す場合もありますので、忘れずに渡しましょう。
渡す際は、「新郎新婦よりこちらをお預かりしております」と一言添えるとより丁寧で◎
受付でチェキや寄せ書きなど、新郎新婦から頼まれたものがある場合は、この時に案内します。
内容を分かっていないと案内もしずらいので、どんなことをやってもらうのか新郎新婦にあらかじめ確認をしておきましょう。
最後に待合室や控室の場所を案内したら、受付終了です*
ここまでの動作をゲスト全員分繰り返します。
⑦親族にご祝儀を渡す
ゲスト全員の受付が終わったら、ご祝儀を新郎新婦の親族に届けます。
必ず指定された親族に渡すようにしましょう!「その人がいなかったから、、」と会場スタッフさんや別の方に渡すことは厳禁です!
口の閉まる大きな袋や、大きな袋に入れて口をホッチキスで止めた状態で渡す場合が多く、袋やホッチキスは式場で用意してくれるので準備はしなくて大丈夫です。
届けるタイミングも、会場スタッフさんから案内があるのでそれに従ってください*(挙式前か披露宴前が一般的です。)
手渡す際は、「受付が済みましたので、ご祝儀をお持ちしました」と説明します。
まだ挨拶と自己紹介が済んでなかった場合は、この時にするようにしましょう!
親族にご祝儀を渡したら、受付の仕事は終了です♩
受付係が知っておきたい人気の「ゲスト参加型アイテム」
ここまでの流れでも説明しましたが、受付でゲストに「芳名帳(ゲストブック)」を記入してもらうのが一般的でした。
でも最近の結婚式では芳名帳は使わずに、新郎新婦さんこだわりのアイテムで代用することが増えてきているんです! その多くが「ゲスト参加型」でもあるため、受付でゲストに色々お願いすることも。
そこで、受付係が新郎新婦さんからお願いされる可能性のある演出や、人気のアイテムなどをいくつかご紹介しますね♩ 当日に慌てないためにも、これら人気の演出は知っておいて◎ですよ。
ウェディングツリー
枝だけが書かれたイラストに、ゲストが拇印やスタンプ、サインなどして祝福の木を完成させるという人気の演出♡*
スタンプやシールの色に意味があり、紙ではなく切り株などに押印することもあります。完成すると2人の結婚証明書としても使われる場合も。
ウェディングジェンガ
木の細長いスティックを積み上げて遊ぶおもちゃ「ジェンガ」。最近ではそれを結婚式のアイテムとして使うんです! ゲストはジェンガに名前とメッセージを書きます。
それを積み上げて、当日のウエルカムスペースに飾ったり、後日に新居でみんなを呼んで遊ぶという使い方も。「組み立てる」「崩れても何度でも積み上げられる」という言葉が、これから家庭を築く2人にピッタリの演出なんです♡
ハートドロップス
ゲストがドロップス(木のチップ)に書いたメッセージを好きな形のフレームに入れて完成させるアイテムのこと。チップはハートや木でなくてもOK! ウエルカムボード代わりにもなり、ビジュアルの可愛さからも最近の花嫁さんに人気の演出です♡
カラードレス色あてクイズ
最近はとても豊富なカラードレスの種類。そこで事前に新婦のドレスの色をゲストが予想して投票するこのクイズ。当たったゲストにはプレゼントなどが用意されていることも。お色直し後、新婦の再入場シーンで盛り上がること間違いナシの人気の演出です♩
その他にも、結婚証明書へのゲストのサインや、インスタントカメラをゲストに渡して撮影してもらうなんていう演出も。それぞれのカップルの数だけこだわりの演出があるんです!
ほとんどの場合、アイテムはウエルカムスペースや受付に用意されています。
また、事前に参加方法を説明したプレートなどもあるので大丈夫。受付ではそれほど複雑な説明をするようお願いされることはないと思います。
ただ、「あちらに新郎新婦が用意した●●(演出の名前)がありますので、お待ちの間よろしかったらご参加・ご記入をお願いします」
のご案内を受付でもお願いされる可能性はあります。打ち合わせの際にしっかり確認しておきましょう!
受付係にふさわしい服装マナーとは?
両家の「顔」となる受付係。当日は新郎新婦さんの上司や親族など、幅広い年代の方が来場されます。受付としてきちんとした清潔感のある服装であることは大前提ですが、お祝いの席なので地味すぎるのも考えもの。
そこで男女別にオススメやNGの服装例をご紹介します♩
《女性》ドレス、ワンピース、着物ならOK
男性に比べて自由度の高い女性のフォーマルウェア。
主役の花嫁さんと同じ色の「白」や「原色」のものは避け、華やかにしたい時はパールのアクセサリーなどをプラスすると、上品な印象になるのでおすすめです*
「着物」でも華やかで喜ばれますよ♩
ヘアメイクも派手過ぎず、ナチュラルに上品な印象を心掛けましょう。
胸元やノースリーブが気になる場合は、ショールを持参しておくと◎手元に注目が集まるので指先もキレイに。ただし、派手すぎるネイルはNG。
《男性》基本はスーツ
スーツの色は黒が基本ですが、式の雰囲気に合わせてグレーやネイビーなどのダークスーツでもOK。
ネクタイは光沢のある「白」や「シルバー」がオススメ。
ポケットチーフやカフスボタンなどをプラスするとよりオシャレに♡
指先を見られる機会なので、爪は短く切っておきましょう。
シーン別*受付係の挨拶文例集
受付係は、結婚式の顔というべき存在。
ゲストへはもちろん、新郎新婦の両親や親族へ挨拶する機会も多いので、失礼のないように挨拶の文例をしっかりと頭に入れておきましょう!
では、受付係の基本的な挨拶文例を場面ごとにご紹介します*
受付開始!ゲストに対しての挨拶
受付が開始されたら、ゲスト一人一人に一礼します。
ゲストから『おめでとうございます』と言われるので、新郎新婦の代わりとして挨拶をしましょう。常に笑顔で対応するように心がけましょう♡
受付が混雑している場合は、「ありがとうございます」のみでも大丈夫です*
ご祝儀の受け取り→芳名帳の記入
ゲストの方が受付でご祝儀を渡してきます。
受け取ったら、トレーの上にご祝儀を納めます。
催促などはせずに、ゲストの方が出してくるのを待ちましょう*
次に、ゲストに芳名帳に名前や住所などを記入してもらいます*
ペンなどの筆記用具を手渡しし、芳名帳を手のひらで添えてご案内するようにしましょう。
お車代を渡す
遠方からいらっしゃるゲストの方には、お車代を渡す場合もあります。
事前に新郎・新婦が封筒などに入れて名前と共に準備していますので、誰に渡すのか事前にチェックし間違いのないように渡すようにしましょう*
席次表を渡す→会場案内
席次表やエスコートカードをゲストにお渡しします。
演出に使うアイテムがあれば、そちらも一緒に渡しましょう*
その後、控室の案内をします。
文例「こちらが本日の席次表になっております*お席のご確認をお願いいたします。控え室は正面にございます。お飲み物もご用意しておりますので、開宴までもう暫く控え室でお待ち下さい。」
その他シーンや、状況別での詳しい挨拶文例はこちらをチェック!
よくある受付係Q&A*
いくら予習をしていても、当日予想していなかったトラブルが起きることも。
よくある受付係のトラブルやQ&Aをまとめました*
Q. 受付の最中にお手洗いに行きたくなったら?
A. ゲストの列が途切れた頃を見計らって、他の受付係や会場スタッフにその間を頼みます。不用心なのでくれぐれも無人にするのは避けましょう。
Q. 携帯電話は受付に持ってきてもいい?
- A. 遅刻した友人などから、受付係に連絡が入ってしまうかもしれません。携帯電話はクロークに預けずに、バックやポケットなどに入れているといいですね。
ただし、連絡が入った際は、受付に並んでいるゲストの前で電話に出るのは控えましょう。ゲストの目に入らないところで電話に出るようにします。 記帳の列が途切れたからといって、用もないのに携帯をいじるのはNGです。
Q. お車代を渡しそびれちゃった!
A. ゲストの人数が多いと全てのゲストの顔を覚えておくことは難しいです。開宴後に自分でゲストを見つけ、間違えて渡してしまったら大変なので、会場スタッフに相談しましょう。スタッフが新郎新婦や親御さんなどにとりあってくれます。
Q. バタバタしていて当日、自分自身の受付を忘れちゃった!
A. 二次会などで新郎新婦に会う機会があれば、正直に話してご祝儀を渡しましょう。当日に会わない場合は、電話やメールで連絡し、後日ご祝儀を郵送しましょう。新郎新婦さんもきっと事情をわかってくれます!
Q.「お礼」を渡されたら?
A. 受付係の責務をねぎらう意味で、新郎新婦や親御さんから「お礼」をいただくことがあると思います。その場合一度はお断りし、それでも渡してくださる場合はありがたく頂戴しましょう。
\二次会の受付はこちらをCHECK/
仕事内容やマナーを頭に入れて当日を迎えよう!
結婚式受付係は、両家の「顔」として仕事を行うので、マナーは特に重要です!
仕事内容もしっかり頭に入れて、当日慌てることのないように、しっかり準備しておきたいですね*