入籍後の手続きは1日で済ませちゃおう!スムーズに進めるコツをご紹介

入籍すると名前や住所が変わるため、さまざまな書類や身分証明書の変更手続きが必要です。たくさんの手続きをなるべく1日で終わらせられれば、貴重な平日休みを有意義に使うことができますよね!おすすめのモデルスケジュールや事前に準備しておくべきアイテムをご紹介するので、これから入籍を控えている方はぜひチェックしてみてください。
結婚の手続き・報告2025.8.13 更新2025.8.13 公開
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目次
【事前準備】入籍後の手続きをスムーズにするために準備しておくべきもの
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入籍後に氏が変わる場合、さまざまな手続きを行わなければなりません。手続きをスムーズに進められるように事前に準備しておくものをチェックしましょう。
役所や警察署へ行く前に、用意しておいた方がスムーズなものをご紹介します♪
戸籍謄本の取り寄せ
戸籍謄本はパスポートの氏名や本籍地を変更する方と、自動車の氏名や住所を変更する方に必要です。
婚姻届の提出後、新しい情報が戸籍謄本に反映されるまで7〜10日程度時間が必要なので、手続きのスケジュールに注意しましょう。
基本的に戸籍謄本は本籍地に関わらず、最寄りの役所やコンビニで取り寄せることができます。ただし、以下の場合は本籍地の役所にまで足を運ぶ必要があるので気をつけましょう。
- 代理人や郵送によって請求したい場合
- 戸籍抄本や戸籍の附票を取得したい場合
新姓の印鑑
入籍後の手続きには、新姓の印鑑が必要です。
通常銀行口座の名義変更や保険契約の変更は認印で対応できますが、不動産やローンなど重要な契約には実印が求められることがあります。
シャチハタは多くの重要書類で使用できないため、認印や必要に応じて実印を用意しておくと安心です。
また、看護師や宅建士といった免許を必要とする仕事の場合、名前が変わると変更手続きが必要になります。
その際新姓の印鑑を求められることがあるので、該当する職種の方は用意しておきましょう。
その他の持ち物チェックリスト
その他にも、入籍後の手続きをスムーズにしてくれるアイテムがあります。
以下の持ち物チェックリストを確認して、事前に用意しておきましょう。
□本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)
□証明写真
□(婚姻届受理証明書)※戸籍謄本の代わりに一部で使える場合あり
□現金
案外忘れがちなのが証明写真。パスポートやマイナンバーカードを再発行する場合に必要となるので、用意しておくと安心です。
他にも婚姻届が受理されたことを証明する『婚姻届受理証明書』があると安心。
入籍後すぐに諸々の手続きを済ませたい方は、戸籍に情報がまだ反映されていない可能性があります。そのため、婚姻届受理証明書を用意しておくのがおすすめですよ♪
【ポイント①】婚姻届を提出した直後でも、婚姻が成立した事実を証明したい場面で活用できる
【ポイント②】新しい戸籍謄本が発行されるまでの間、一部の手続きでは戸籍謄本の代わりとして受け付けてもらえる
参考:https://www.hankyu-bridal.com/bridal/bridal-magazine/detail/000410.html
平日1日で完結!入籍後の氏名&住所変更手続き完全ガイド
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役所は平日しか開庁していないため、なるべく1日で入籍後に必要な手続きを済ませたいですよね!
事前にどんな手続きが必要で、どのようなスケジュールを組むべきかチェックしておきましょう♡
まずは入籍後の手続きを1日で済ませるためのモデルスケジュールをご紹介するので、ご自身が必要な手続きと照らし合わせながら確認してみてくださいね!
1日のモデルスケジュール
入籍後の手続きは平日しかできないものが多いです。仕事を何度も休みたくない方にとっては1日で済ませられたら嬉しいですよね…!
回り方を工夫することで入籍後の手続きを1日で完結させられます♪
役所は8時30分から開庁している場合があるので、ご自身がアクセスする役所の開庁時間を事前に確認しておきましょう。
9:00~9:30 転出・転入・転居届の提出
9:30~10:00 住民票の写しと戸籍謄本を発行
10:00〜10:30 マイナンバーと国民健康保険の変更
10:30〜11:00 実印を登録
11:20〜11:30 警察署に到着(運転免許センターor運転免許試験場でもOK)
11:30〜12:30 運転免許証の変更
12:30〜13:30 休憩♪
13:50〜14:00 銀行へ到着
14:00〜15:00 氏名・住所・届け印を変更
15:20〜15:30 パスポートセンターに到着
15:30〜16:30 パスポートを変更
step1.転入届・転居届の提出
入籍とともに引っ越しをするときに必要なのが、転入届と転居届です。
持ち物:本人確認書類/転出証明書/印鑑/マイナンバーカード/年金手帳(国民健康保険の人)
費用:無料
所要時間の目安:15分〜30分
オンラインの可否:不可能
注意事項:引っ越し後14日以内に提出する
これまでと同じ市区町村に住む場合は転居届のみ。別の市区町村に住む場合は、転居届と転入届が必要になります。
また、転居届はこれまで住んでいた市区町村の役所。転入届は新しく住む市区町村の役所に行く必要があるので注意が必要!
これまでと異なる市区町村に引っ越す方は、転居届を事前にこれまで住んでいた市区町村の役所に提出しておくことをおすすめします。
step2.住民票の写し・戸籍謄本の発行
入籍後の手続きで重要なのが、住民票の写しや戸籍謄本の発行です。さまざまな手続きに必要となるので、タイムスケジュールのはじめに発行しておくと良いでしょう。
持ち物:本人確認書類
費用:およそ300円
所要時間の目安:10分〜30分
オンラインの可否:一部市区町村で可能
注意事項:すでに本籍地から戸籍謄本を取り寄せている場合は、戸籍謄本の再発行は不要
住民票が必要になる手続き
- 運転免許証の氏名や住所変更
- 自動車登録の氏名や住所変更
- マイナンバーカードの氏名や住所変更
婚姻届を提出してから、新姓が住民票に反映されるまで7〜10日程度かかります。入籍後すぐに新姓での住民票の写しを発行したい場合は、婚姻届受理証明書があればスムーズです。
一方戸籍謄本は以下の手続きで使用します。自動車を持っている方は2部、そうでない方は1部発行しておきましょう。
戸籍謄本が必要になる手続き
- パスポートの変更
- 自動車登録の変更
手続きの数によって住民票の写しも戸籍謄本も必要な部数が異なります。自分にはどれだけ必要なのか確認しておくと、後から足りないという事態を回避できますよ!
step3.マイナンバーカードの氏名・住所変更
入籍後はマイナンバーカードの氏名や住所の変更も必要です。役所で手続きできるので、済ませておきましょう。
持ち物:マイナンバーカード/本人確認書類(自治体による)
費用:無料
所要時間の目安:15分〜30分
オンラインの可否:不可能
注意事項:引っ越しを伴っている場合は14日以内
マイナンバーカードの情報を変更する場合、発行時に設定した4桁の暗証番号が必要です。当日役所で手間取らないように、事前に確認しておきましょう。
また、マイナンバーカードに署名用電子証明書をつけている方は、合わせて再発行の手続きが必要です。
step4.国民健康保険・国民年金の氏名・住所変更
国民健康保険や国民年金に加入している方も、入籍後に手続きが必要です。
持ち物:国民健康保険証/新しい名義の印鑑
費用:無料
所要時間の目安:15分〜30分
オンラインの可否:原則不可(※一部自治体では電子申請に対応している場合あり)
注意事項:一部自治体では入籍後14日以内の変更を要請している
対象となるのは自営業やフリーランスといった方々なので、社会保険や厚生年金に加入している方は必要ありません。
ただし注意したいのが、結婚を機に国民健康保険加入世帯へ移るケース。手続きが必要なので、入籍後の加入状況に合わせて手続きをしましょう。
step5.印鑑登録の変更
車や不動産の購入を控えている場合やすでに保有している場合は、印鑑登録の再登録が必要です。
持ち物:新しい印鑑/本人確認書類(写真付き)
費用:およそ300円
所要時間の目安:15〜30分
オンラインの可否:不可能
注意事項:費用は自治体によって異なる
まだ不動産や車を持っていない方や、遺産に関する手続きが必要ない方は急いで印鑑の再登録をする必要はありません。
ただし、重要な法的手続きに関わるものなので、入籍後のタイミングで再登録を済ませておくと安心です。
step6.運転免許証の氏名・住所変更
運転免許証を持っている場合は、氏名と住所の変更を警察署か運転免許センター、運転免許試験場にて済ませましょう。
持ち物:運転免許証/住民票の写し(※マイナンバーカードで代替できる場合あり)
費用:無料
所要時間の目安:10分〜30分
オンラインの可否:原則不可能
注意事項:受付時間を事前に要確認/マイナ免許証のみを保有しており(運転免許証との2枚持ちではない)、住所変更ワンストップサービスを利用している場合は警察署での手続きは不要
新しい免許証が発行されるわけではなく、裏面に新姓と新しい住所が記載され、ICチップ情報が書き換えられるだけなので次回の更新まではそのままです。
もしも新しい情報で免許証を発行したいのであれば、2,250円の再交付手数料が必要となるため注意しましょう。
step7.銀行口座の氏名・住所・届出印の変更
銀行口座の氏名や住所、届出印も入籍後に変更しなければなりません。複数の銀行に口座を保有している場合は、時間がかかるので気をつけてください。
銀行の窓口は平日15時までのパターンが多いです。時間に余裕を持って、なるべく早めに行きましょう!
持ち物:キャッシュカード/通帳/新旧の届出印/本人確認書類/マイナンバーカード
費用:無料
所要時間の目安:15分〜40分
オンラインの可否:可能な場合もあり
注意事項:金融機関によって差があり
事前に自分が使っている銀行口座は手続きにどんな書類が必要なのかを確認しておきましょう。
また、一部金融機関ではネットや郵送での手続きを可能としているので、手続きの時間を短縮したい方はリサーチしてみてください。
step8.パスポートの氏名・本籍の変更
パスポートも変更が必要です。特にハネムーンを控えている場合は、なるべく早めに手続きを済ませましょう♡
持ち物:新しい戸籍謄(抄)本/住民票の写し(不要な場合も)/証明写真/今持っているパスポート
費用:6,000円〜11,000円
所要時間の目安:30分〜1時間
オンラインの可否:一部自治体で対応可能
注意事項:婚姻届受理証明書が使える場合もあり/新しいパスポートの受け取りまで5〜10営業日程度かかる
また、パスポートに関しての手続きは費用も高く、必要になる書類も多いため何がどのくらい必要なのか調べておくことをおすすめします。
現在はマイナポータルを仕様してオンライン上での変更も可能になっているので、該当する方はぜひ活用してみてくださいね!
平日でなくてもOK!時間を有効活用できる手続き一覧
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実は入籍後の手続きの中には、土日でも対応できるものもあります!
土日にも対応している手続きは休日に回し、平日しか対応できない手続きを1日に詰め込むスケジュールが効率的です。
時間を有効活用したい方は、ぜひ土日でも対応している手続きをチェックしてみましょう。
【土日でもできる】窓口不要の手続き
窓口に足を運ばなくても対応してもらえる手続きは以下になります。
□公共料金の契約名義・住所変更
□インターネットバンキングの氏名・住所変更
□保険の名義変更・住所変更
□携帯電話・スマホの名義変更・住所変更
クレジットカードや保険など、銀行口座と紐づいているものは、先に銀行で氏名変更を済ませてから手続きしましょう。
特に保険は、入籍を機に「受取人」や「指定代理請求人」などの見直しをする方が多くいます。氏名変更と合わせて変更するとスムーズですよ♪
引っ越しをしている場合は、すべて住所変更も必要です。書類が以前の住所に届いてしまうため、手続きが漏れないように気をつけましょう。
【昼休みにスマホで完了】スキマ時間でできる手続き
時間を有効活用したいなら、以下の手続きは昼休みを利用しましょう。スマホでできる手続きなので、スキマ時間に済ませられますよ♪
□メールアドレスの表示名の変更
□スマホアプリの登録情報変更 など
これらの手続きは登録しているものが多ければ多いほど、手間がかかります。
まずは自分がよく使っているショッピングサイトやアプリから手続きしていき、利用に支障がないようにしましょう。
入籍後の手続きを効率よく済ませるためのポイントまとめ
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入籍後、名前や住所が変更になるとさまざまな手続きが必要です。
特に役所関連の手続きは平日しか窓口が開いていないことも多く、土日休みの方にとっては大変。
だからこそ1日で効率よく回れるように意識しましょう♪
事前に必要な書類等を準備しておき、どの順番で手続きしていくかを明らかにしておくとスムーズです。貴重な平日休みを有効活用するために、リサーチしておくのがおすすめですよ◎
入籍後の手続きの中には、土日でも可能なものやスマホで完結するものもあります。優先順位を決めて手続きしましょう。