同棲の賃貸審査は厳しい?落ちる確率は?理由と回避するポイントをご紹介

「賃貸での同棲は審査が厳しそう」というイメージはありませんか?実際、同棲カップルの賃貸審査は収入や保証人の有無をしっかりチェックされます。ただポイントを押さえておけば、そこまで怖がる必要はありません。今回は同棲における賃貸審査について徹底解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
同棲2025.6.18 更新2025.6.18 公開
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目次
同棲の賃貸審査は意外と厳しいって本当?
「初めての同棲、楽しみだけれども審査がどうなるのか不安…」
そんな悩みをお持ちの方もいるかもしれません。
一般的に同棲する場合、ひとり暮らしよりも審査が厳しくなると言われています。
同棲だと破局して退去する可能性が高く、貸し手側としてもリスクがあることが理由です。
ひとり暮らしや結婚している夫婦だとすぐに退去するリスクが低いため、同棲よりも審査が通りやすいとされています。
そこで、この記事では同棲する際の賃貸審査についてまとめてみました!
これから同棲を考えているカップルは、ぜひ参考にしてみてくださいね◎
賃貸の入居審査とは?同棲カップルもチェックされるポイント
賃貸の入居審査は以下の3種類に分かれます。
・管理会社審査
・保証会社審査
これらは家賃の滞納やトラブルを防止するために必要で、明確な決まりは存在しません。
最終的には大家さんに決定権があるため、同じ人でも物件によって審査に通るか通らないかが変わってきます。
審査に明確な決まりはありませんが、見られるポイントがあるので事前にチェックしておきましょう!
続いては、賃貸審査で見られがちな以下のポイントについて解説していきます♪
②勤務形態
③信用情報
④連帯保証人の有無
審査で見られるポイント①収入の安定さ
賃貸審査で見られる大きなポイントが、収入の安定さです。
会社員などで毎月決まった金額の収入があれば、審査にも通りやすくなるでしょう。
反対にフリーランスや水商売など、収入が不安定な職種だと審査が厳しくなる傾向にあります。
また、収入が家賃と釣り合っているかどうかも判断基準のひとつです。
基本的に月収の3分の1が目安とされているので、物件を探す際の参考にしてみましょう。
あまりにも収入と家賃のバランスが釣り合っていないと、審査が厳しくなります。
ただ、同棲だとふたりで家賃を半分こするパターンが多いでしょう。
ふたりの収入を合わせた金額の3分の1以下の家賃を目安に、物件を探してみてください。
審査で見られるポイント②勤務形態
賃貸審査では、勤務形態も見られるポイントのひとつです。
正社員のように定期的に収入を得ている状況であれば、継続的な家賃の支払いが見込めるので審査に通りやすくなります。
反対に契約社員や派遣社員、アルバイトだと審査が難しくなる可能性もあります。
ただ、働き方が異なるだけで、無職と異なり定期的な収入を得ていることに変わりはありません。
収入に見合った物件であれば十分通る可能性はあるので、まずは審査を受けてみて。
審査で見られるポイント③信用情報
賃貸の審査では信用情報をチェックします。
信用情報とはクレジットカードや消費者金融会社の利用歴のことです。
自己破産や滞納といったネガティブな情報があると、賃貸審査に影響します。
いわゆるブラックリスト入りしてしまい、賃貸に限らずさまざまな審査に通りにくくなるので気をつけましょう。
自分の信用情報は開示することもできるため、不安な場合は事前に確認しておくことをおすすめします。
また、ネガティブな信用情報は最大10年経過すると削除されるので、その場合は賃貸審査に影響しません。
審査で見られるポイント④連帯保証人の有無
賃貸審査では、連帯保証人の有無を確認されます。
連帯保証人とは物件を契約した人が家賃を滞納した際や、原状回復費用を支払えない場合、代わりに支払う人のことです。
金銭的に責任を取れる人でなければ連帯保証人になれないので、契約者よりも収入が多く関係の近しい人を連帯保証人にするのがおすすめ。
ただ、保証会社を利用すれば連帯保証人を立てる必要はありません。
保証会社からの審査も必要となりますが、連帯保証人よりも手軽なので利用する方が多いです。
同棲の入居審査に落ちるケース&落ちる割合は?
出典:イエプラコラム
実際、賃貸の審査に落ちた経験のある人は全体の1割ほどです。
「賃貸審査に落ちたらどうしよう」と不安がる方は多いですが、ほとんどの人が審査を通過していることが分かります。
もちろん収入に見合っていない家賃の物件や、審査にデメリットに働く要素がある場合は割合も変わるので注意しましょう。
それでは具体的に、賃貸の入居審査に落ちるケースについてご説明します。
②片方がフリーランス・契約社員で収入が不安定
③過去に滞納がある(ブラックリスト入り)
④保証人をつけられない
審査に落ちやすい理由①収入が低く、家賃負担が大きすぎる
賃貸審査に落ちやすい理由のひとつが、収入が低く家賃の負担が大きいことです。
一般的に家賃は月収の3分の1が目安とされています。
手取りが20万円なのに、家賃10万円の部屋に申し込んでしまうと月収の半分を家賃で占めることになりますよね。
そうすると、継続して家賃を支払えないのではと判断され、審査に落ちる可能性が高まります。
ただ、同棲するとなるとふたりの収入を合わせた金額の3分の1を家賃と想定すればいいので、片方の収入だけで考える必要はありません。
審査に落ちやすい理由②片方がフリーランス・契約社員で収入が不安定
片方がフリーランスや契約社員の場合、同棲の賃貸審査に落ちる可能性があります。
正社員と比較すると、フリーランスや契約社員は毎月の収入が不安定な傾向にあるでしょう。
賃貸審査では、継続して家賃が支払えるかを重視されるため、収入が不安定だとリスキーです。
片方が正社員だったとしても、もうひとりがフリーランスや契約社員だと審査へのハードルが上がるかもしれません。
ただ、フリーランスや契約社員といえど毎月収入はあるはずです。
数ヶ月分の給与明細や確定申告書など、継続して収入を得ている証明を提出することで審査に通りやすくなる場合もあります。
審査に落ちやすい理由③過去に滞納がある(ブラックリスト入り)
過去に滞納履歴があり、ブラックリスト入りしていると審査に落ちやすいです。
クレジットカードや家賃を滞納してしまうと、信用情報に記録されます。
信用情報は審査を必要とする機関で共有できるため、家賃審査の場合もチェックされる項目です。
もしもブラックリスト入りしている場合は、審査のハードルが高くなると思っておきましょう。
審査に落ちやすい理由④保証人をつけられない
保証人をつけられない場合、賃貸審査に落ちる可能性が出てきます。
万が一の際に家賃や修繕費を保証する保証人がいないと、貸し手側としてはリスクが高いです。
保証人をつけられないのであれば、保証会社を利用して賃貸審査を申請しましょう。
一部の物件の中には、保証人や保証会社が不要な場合もあります。
保証人がつけられないならば、そういった物件に絞って探してみるのもおすすめです。
同棲する場合、契約の名義はどちらにする?
賃貸の契約は原則ひとりが行います。
同棲だと、どちらが契約すればいいのか悩みますよね。
基本的に、収入が安定している人が名義人となります。
彼氏でも彼女でも問題ありませんが、より収入が安定している方が契約しましょう。
どちらも正社員で安定した収入を得ている場合は、より年収が高い方で契約することをおすすめします。
パターン①代表者1人の名義で契約する場合
カップルの代表者ひとりの名義で契約する場合、収入が多く安定している方が契約をしましょう。
大家さんとしては家賃を継続して支払える人が好ましいため、収入の多さを重視します。
連絡の窓口も1つとなるためスムーズで、大家さんからの印象も良いです。
大家さんからの印象が良い
支払いなどに関する連絡の窓口が1つなのでスムーズ
比較的どんな物件でも契約しやすい
家賃の金額によっては審査が通らない可能性がある
パターン②2人の連名契約にする場合
同棲する場合、契約者をふたりにできる連名契約も存在します。
ただし、基本的に連名契約を許可していない大家さんが多く、物件を選ぶ可能性があるでしょう。
また、連名契約を自分たちから申し出るというよりは、大家さんや保証会社の方から提案されるのが一般的です。
最初から連名契約を当てにするのはやめましょう。
年収が合算されるため審査に通りやすい
お互いがフリーランスや契約社員の場合でも審査を申し込みやすい
連名契約を許可していない物件も多い
大家さんからの印象が悪くなる可能性がある
それぞれ保証人を立てる必要がある
同棲の場合、連帯保証人は必要?保証会社の審査との違い
婚約や結婚をしていないカップルが同棲する場合、連帯保証人が必要となるケースがほとんどです。
どちらかひとりが契約する場合は連帯保証人もひとりですが、連名契約するならばそれぞれ連帯保証人を立てます。
連帯保証人は収入が安定しており契約者と近しい間柄が好ましいので、基本的には親や兄弟が該当します。
契約する本人よりも収入が高いほうが良いので、選ぶときのポイントとしてみてください。
ただし賃貸保証会社を利用するのであれば、連帯保証人を立てる必要はありません。
初回の保証料と更新料が必要となりますので、費用がプラスされることを覚えておきましょう。
また、賃貸保証会社も収入の低さや過去の信用情報が理由で審査が厳しくなる可能性があります。
賃貸保証会社によって審査の基準はさまざまなので、懸念点がある場合は不動産屋に相談してみてください。
同棲カップル向け!賃貸審査に通るための対策
同棲カップルにとって、賃貸の審査が通るかどうか緊張しますよね…
ただ、工夫することで審査に通りやすくなる可能性があります。
スムーズに同棲をスタートさせるためにも、事前に確認しておきましょう。
①家賃は手取りの30%以内にする
②家賃の支払い能力を証明できる書類を用意
③連帯保証人 or 保証会社をしっかり確保
④審査が通りやすい不動産会社・物件を選ぶ
同棲の賃貸審査に通るためには、家賃は手取りの30%以内に抑えておくのがポイントです。
同棲する場合は、ふたりの収入を合算した金額の30%を目安にしましょう。
フリーランスや契約社員で審査が不安な場合は、収入証明書を用意しておくと審査が進みやすいです。また、連帯保証人や保証会社をしっかり確保しておくことも、審査をパスしやすくなるので覚えておきましょう。
賃貸の審査は物件や不動産会社によって基準が異なります。
懸念点がある場合や審査落ちが怖いのであれば、審査が通りやすい物件や会社を選んでみてください。
手取りの月収 | 家賃の上限目安 |
20万円 | 6万円 |
25万円 | 7.5万円 |
30万円 | 9万円 |
35万円 | 10.5万円 |
40万円 | 12万円 |
45万円 | 13.5万円 |
50万円 | 15万円 |
同棲の審査はポイントを押さえれば大丈夫!心配ならば不動産会社に相談を
結婚や婚約をしていないカップルは賃貸審査に落ちやすいとも言われています。
せっかくの楽しい同棲準備を審査落ちでがっかりするのは嫌ですよね…
でも事前に審査に通りやすくなるポイントや、審査落ちする理由を理解しておけば大丈夫です!
お互いの収入に見合っており、きちんと保証会社や保証人を立てれば審査落ちを回避できます。
また、万が一審査落ちしてしまったとしても落ち込まず、次の物件をふたりで探しましょう。
もしも賃貸の審査に対して不安を感じるのであれば、まずは不動産会社に相談してみてください。
審査が通りやすい物件を紹介してくれたり、オーナーや保証会社の間に入ってやり取りしてくれたりするケースもあります。
ポジティブに同棲準備を進めてみてくださいね♡