ご両親贈呈品を手掛けるフラワーデザイナー・JuneStarさんにインタビュー!こだわりや人気の作品は?
結婚式で親に感謝の気持ちを伝える時に手渡すご両親贈呈品。子育て感謝状や写真立てもいいけど…やっぱりお花を贈りたい! そんなみなさんに向けて、今回は多くの花嫁様たちからラブコールを受ける人気フラワーデザイナー・JuneStarさんの作品をご紹介♡ 作品に対するこだわりやご両親贈呈品を選ぶ時のポイントなども伺ってみました。
インタビュー・取材2022.9.16 更新2022.9.7 公開
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♡June Starさんのプロフィール♡
その後、より多くの人々にお花の魅力を伝えるべく、フラワーアレンジメントの教室を開講。
現在はご両親贈呈品を中心にウェディング関連の作品制作を行うフラワーデザイナーとして活躍中。
プリザーブドフラワーやドライフラワーを使ったウェディング関連の作品を手掛けるJuneStar(ジューンスター)さん。販売している作品はどれもおしゃれなものばかりで、実際に作品を購入した花嫁様たちからも「可愛い!」と大好評です♡
今回はそんなフラワーデザイナーとして10年以上活躍するJuneStarさんに、作品へのこだわりや花嫁様たちから人気の作品を教えてもらいました୨୧*:.。
教える仕事から贈る仕事へ
———–まずはご両親贈呈品を制作するようになったきっかけについて教えてください。
JuneStarさん:もともとは自宅でお花のお教室をやっていたんですけれども、ちょっと体調を崩してしまって。長く入院することになったので、それに伴って引っ越ししてお教室も畳んでしまったんです。
その後、以前通ってくださった生徒さんから結婚式で使うウェディングブーケをつくってほしいというふうにお願いされて。それがきっかけですね。
ウェディング(関連の制作)にはもともと興味があったんですが、つくる機会があんまりなかったんです。でも、生徒さんに頼まれたことがきっかけでウェディングのものをもっとつくりたいなと思うようになり、そこからウェディングに絞ってハンドメイドをするようになりました。
———–なるほど。そこから現在販売しているようなご両親贈呈品が生まれたわけですね。
JuneStarさん:そうなんです。ブーケのオーダーメイドはなかなかお客様のイメージするものに近づけるのが難しくて。なので現在は出来上がったものを販売するような形にしていて、minneで販売しているようなご両親贈呈の作品がメインになっています。
作品へのこだわり
———–プリザーブドフラワーとかドライフラワーを使った贈呈品って、例えば退職祝いとか入学祝とか、そういった結婚式以外のシーンでも渡す方が多いかと思うんですけれども、ご両親贈呈品としてフラワーデザインをする際はデザインの違いなどこだわっている部分があるのでしょうか?
JuneStarさん:デザインの違いというよりは、記念品としてお渡しするものになるので、ご両親様が結婚式の思い出とともに作品を楽しんでいただけるように制作しています。
プリザーブドフラワーやドライフラワーはもともと生花なので、例えばそのまま壁とかに飾っていると、どうしても2年とか3年経つとお花が崩れてきたりしてしまうって言われているんですよ。
でも、フレームに入れることによって空気に触れる機会が少なくなるので、とてもきれいなままお楽しみいただけるんです。なので基本的にガラスのフレームに入っているものとか、何か空気に触れないような形で綺麗な状態を保てるような作品を制作するように心掛けています。
———–ちなみにフレームに入れるとどのぐらい持つものなんですか?
JuneStarさん:お花そのものやお色味にもよりますね。やはり色の濃いものだと、若干退色が進みやすくなります。あと飾る状況によっても変わりますね。直射日光に当てなければ10年とか20年とか、長く飾っていただけます。
———–なるほど。環境が大事なんですね。あとお花って季節ごとに旬のものがあると思うんですけど、JuneStarさん的に、この季節にはこういう花を使いたいとかっていうこだわりはありますか?
JuneStarさん:そうですね、例えば絶対にバラを入れたいとか、そういう感じはとくにないです。どちらかといえばトータルのバランスを重視しているので、とくにこのお花を使っていますとか、このお花をメインにしていますっていうのはあんまり考えずにつくっていることが多いです。
———–使う花やデザインは感性で決めているって感じなんですね。使っているお花の中には好きなお花とかもあると思うのですが、「この季節のお花を使う時は気合が入るなぁ~」とか「この花はテンションが上がるなぁ~」とかっていうのはありますか?
JuneStarさん:基本的にプリザーブドフラワーは通年販売されているものがほとんどなので、良い意味でも悪い意味でもバリエーションが少ないんですね。一方、ドライフラワーは(プリザーブドフラワーに比べて)劣化しやすい分、季節感を取り入れやすいんです。
JuneStarさん:なので、具体的にどういった花を使うとかではなく、たまにそういったドライフラワーとか、ちょっと珍しいものとか、いつもと違った組み合わせをする時にテンションが上がります。
———–作品のイメージはどういった時に思いつきますか?
JuneStarさん:お洋服とかと一緒で、お花も春夏秋冬で新商品が出てくるんですね。例えば秋はイエローだったり、オレンジだったり、ブラウンだったりっていう色味が出てくるので、そういった新しいものを取り入れながら、もともとあるものと組み合わせてつくることが多いです。
ちょっと早めのトレンドというか、春ごろに秋冬のものがわかってきたりするので、そういったものを参考にというか、そういう色味を見てつくることが多いですね。
———–なるほど。トレンドはどこからつかんでくるんですか?
JuneStarさん:そうですね~、色々ありますが、minneさんの特集を拝見したり、ウェディング雑誌を読んだりしていますね!
———–ちなみに今までつくってきた中で、JuneStarさんが一番思い入れのある作品はどういったものでしょう?
JuneStarさん:私がハンドメイドを始めた当初って、両親贈呈品で検索してもお花を使ったものがあんまり出てこなかったんです。
ほとんど感謝状とか、メッセージが描かれた木のフレームとか時計とか、そういったものが多くて。それでお花で感謝を伝えられるものをつくりたいなぁと思って制作したのが、こちらのタイプ。
JuneStarさん:初めはお花が動かないようにするとか、あとご両親様へ贈るメッセージをどうしようかとか、形にするまですごく悩んで時間がかかったんですね。なのでこちらのタイプのものはやっぱり思い入れがありますね。
———–制作時間も結構かかりました?
JuneStarさん:そうですね、普通にお花のアレンジメントをすることはできても、私の作品の中には日付とお名前を入れられるようにしているので、それをどういった感じに入れようかなと考えるのも時間がかかって大変でした。
花嫁様に人気の作品
———–最近プリザーブドフラワーとかドライフラワーを使ったアイテムって結婚式ですごく人気じゃないですか。
結婚式レポを見た限りだと、ガーデンウェディングを挙げている花嫁様やペーパーアイテムなどを自分たちで制作している花嫁様などに多く見られる感じがするんですけど、JuneStarさんの中で、「自分の作品はこういう花嫁様に似合いそう!」という花嫁像はありますか?
JuneStarさん:具体的にこういう人に使ってほしいとか、こういう人の目に留まればいいなぁっていうのはあんまりイメージしていないですね。ただ強いていえば、可愛らしいというよりもシックというか、落ち着いた結婚式に似合っているかなという感じです。
———–ちなみに今販売している作品だとどういったものが花嫁様たちから人気ですか?
↑左からホワイトピンク・イエローベージュ・ブルーナチュラル
ガラス面には『THANK YOU』の言葉とともに、花婿様・花嫁様のお名前と、産まれてから記念日までのお日にち(もしくは挙式日)を入れることができます♩
ホワイトピンクの詳細を見る
イエローベージュの詳細を見る
ブルーナチュラルの詳細を見る
JuneStarさん:ガラスフレームに入っている、こういうタイプが人気です。とくに注文が多いのはこちらの大きいタイプです。背面も全部クリアになっているんですよ♩
———–へぇ~!後ろってそんな感じになっているんですね!背面も楽しめるのっていいですね。
JuneStarさん:そうですね、なかなかこういうクリアなケースってそんなに一般的ではないかなって感じなので。最近はクリアケースに入っているものが人気ですね。
JuneStarさん:同じA4サイズで、さらに厚みのあるホワイトボックスのこちらの作品も最近人気です。クリアフレームとホワイトボックスとを合わせて、花婿様用、花嫁様用とご購入される方もいらっしゃいます。
———–作品の中にはこういった花束になっているものだけでなく、お花が敷き詰められた開くタイプのものもありますよね。花嫁様からはどちらが人気ですか?
↑左からナチュラルピンク・ブルーイエロー・ピンクグリーン
ナチュラルピンクの詳細を見る
ブルーイエローの詳細を見る
ピンクグリーンの詳細を見る
JuneStarさん:今まではお花とメッセージが入れられるということで、開くタイプのご両親贈呈品がすごく人気だったんですけれども、本当にここ最近ですと僅差でクリアなフレームのほうが人気ですね。
———–私、「自分が花嫁だったら…」というイメージをしながらJuneStarさんの作品をいくつか拝見させていただいたんですけれども、こう眺めているとすごく可愛い作品が多くて、いざ自分が贈るとなるとどれを選べばいいのか決められなくなってしまったんです。
多分私みたいな花嫁様も結構いると思うのですが、こうやって候補が多く、どれを選ぼうか悩んでいる時って、どういったポイントを決め手にすればいいんですかね?
JuneStarさん:やはりご両親贈呈品だと、ご両親様が家に飾るのが最終目的になると思うので、それを考慮して選んでいただけたら。
JuneStarさん:例えばこれだとA4サイズなのでお式で渡すにはすごくボリュームがあって見映えもするんですね。ただ、もう少し小さいサイズを求めるなら開くタイプのほうがおすすめです。
JuneStarさん:このように並べてみるとサイズ感がだいぶ違ってくるので、おうちに飾った時にどうとか気にしてみるといいかもしれません。あとはご両親様の好きなお色味とかで選ぶといいかなと思います。
———–色の変更などは対応してもらえるんですか?
JuneStarさん:そうですね、すごく納期が迫っている場合は難しいんですけど、時間にゆとりがある場合はいつも対応させていただいています。
———–JuneStarさんの作品は確か納期の目安が3週間程度でしたよね。おそらく繁忙期とかもあるかと思うのですが、この時期は早めに注文してほしいなぁとかってありますか?
JuneStarさん:やっぱり春と秋の前が忙しいので、その時期にお色の変更とか、そういうちょっとした変更ご希望の場合は1~2ヵ月前ぐらいにご検討いただけると嬉しいです。
これからの目標
———–JuneStarさんの作品一覧にはご両親贈呈品だけでなく、ヘッドパーツなども見受けられたのですが、今後お花を使ったアレンジメントでこういう作品を出していきたいといった目標はありますか?
JuneStarさん:そうですね、今はもうご両親贈呈品でいっぱいになっているんですけれども、できればヘッドパーツとか、あとやっぱりブーケ・ブートニアとかをつくりたいなとずーっと思っています。
ただなかなかそこまで手がまわらないのが現状で…。今後やっていきたいなぁとは思っています。
1人でも多くの花嫁様に応えていけたら
———–作品をつくり始めた時と今で変わったことはありますか?
JuneStarさん:作風が変わったというのはないんですけれども、作家として活動をしていく中で、可能な限り花嫁様と花婿様のお役に立ちたいという思いは年々強くなってきていますね。なので最近はなるべく“お断り”しないことを心掛けています。
少し前に納期まで1週間をきっていて、3~4日後には発送してほしいというオーダーをいただいたんですけれども、そういうのにも対応していきたいなという思いはどんどん強くなってきています。
———–最後に一言お願いします。
JuneStarさん:やっぱり結婚式は一生に一度のことですから、みなさん期待を持って作品を購入していただいていると思うんです。なので届いた時にラッピングを見て「おおっ…!」と思ってもらったり、買ってよかったなと思ってもらえるよう、これからも頑張っていきたいなと思います。