人前式の立会人代表って何するの？挨拶など役割について徹底解説
新郎新婦から人前式の立会人を頼まれたけど、いったい何をしたらいいの？という方は必見！ 大切な関係だからこそ、きちっと役目を果たしたいですよね♡立会人の役割〜挨拶例・服装までご紹介します＊
基本的なマナー2021.2.12 更新2021.2.12 公開
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そもそも人前式とは？
人前式とは招待したゲストを立会人（証人）として全員の前で誓いを立てる形式の結婚式です。神様に誓う神前式やキリスト教式などとは異なり、宗教色がないため多くのカップルに人気があります。
衣装や式場なども問わないため、自由度が高くおしゃれなカップルから人気です。アットホームな雰囲気で進められるため、ゲストも楽しめますよ♪
立会人全員を代表して役割を担う「立会人代表」が選ばれる場合もあります。次では、立会人代表について解説します。
人前式の立会人代表って何？
人前式の立会人となるゲストを代表するのが立会人代表です。特に人選に決まりはなく、兄弟姉妹や親友、恩師や上司でも問題ありません。会場のスタッフに頼むケースもありますが、2人の出会いを知っている人など親しい人に頼むケースが多いです。
基本的に新郎側から1人、新婦側から1人選ばれ、結婚式当日立会人代表としての役割を果たします。次では立会人代表の役割について解説していきます。
立会人代表の5つの役割
立会人代表の役割は以下の5つです。
- 新郎新婦を見守りつつサポートする
- 誓いの言葉の問いかけをする
- 結婚証明書にサインをする
- 結婚成立宣言をする
- 立会人代表として挨拶をする
上記の役割を全て頼まれるかどうかは、新郎新婦の考えによって異なりますが基本的に役割は4つです。
それぞれの役割について詳しく解説します。
新郎新婦を見守りつつサポートする
新郎新婦を見守りつつサポートするのは立会人代表の重要な役割です。人前式で新郎新婦のそばに立ち、指輪交換のときにグローブやブーケを預かり、リングピローを渡すサポートを行います。
また、式の最中や写真撮影でドレスの裾を直すなど、介添人のような役割もします。さまざまなことに気を配りサポートするため、立会人代表を頼まれたらどのようなサポートがあるのかを把握しておくと当日スムーズに動けるでしょう。
誓いの言葉の問いかけをする
誓いの言葉の問いかけをするのも立会人代表の役割のひとつ。人前式では神父さんなどが存在しません。誓いの言葉を新郎新婦で行うため、立会人代表に頼むケースもあります。
教会式や神前式のような厳格なものではないため誓いの言葉も自由にアレンジでき、新郎新婦で決めておくこともありますが立会人が考えることもあります。以下では誓いの問いかけを立会人代表が友人・両親だった場合のパターンを紹介します。
（友人編）誓いの言葉の問いかけ例
＜新郎の友人→新婦＞
友人：私は新郎〇〇さんの友人の△△です。新婦□□さんにお尋ねします。新郎は優しくマイペースなところもありますが、あたたかく見守ってくれますか？
新婦：はい。誓います
＜新婦の友人→新郎＞
友人：私は新婦□□さんの友人の△△です。新郎〇〇さんにお尋ねします。新婦は気が強そうに見えますが、本当は誰よりも繊細で気を使う人です。どんな時でもあたたかく包み込み、支えることを誓いますか？
新郎：はい。誓います。
他にも新郎新婦の友人ならではのエピソードを盛り込んだ問いかけを考えることもあります。
また、「新郎と飲みにいくのが人生唯一の楽しみなので、3ヶ月に1度は私たちと飲みにいくのを許していただけますか？」などユニークな問いかけにするのも面白いでしょう。ゲストも楽しめ記憶に深く残りますよ♪
どのような雰囲気で人前式を行いたいのかなどを含めて、新郎新婦と事前に打ち合わせをして問いかけの内容を決めるとよいです。
（両親編）誓いの言葉の問いかけ例
＜新婦の両親→新郎＞
両親：新郎〇〇さん、私たちにとって新婦□□はいつまでも大切な存在です。至らないところもあるかもしれませんが、どんな時でも幸せにしてくれますか？
新郎：はい。誓います。
＜新郎の両親→新婦＞
両親：今日から私たちの娘になってくれる新婦□□さん、新郎〇〇は少々頑固なとことがありますがそれでも一緒にあたたかい過程を気づいてもらえますか？
新婦：はい。誓います。
両親が立会人代表である場合は、上記のように感動的な内容の問いかけをするパターンが多いです。大切な娘や息子をあたたかく見守ってほしいとの気持ちを込めて問いかけを考えるとよいでしょう。
結婚証明書（結婚契約書）にサインをする
立会人代表として最も重要な役割は結婚証明書（結婚契約書）にサインをすることです。結婚証明書は結婚届とは異なり役所に提出するものではありませんが、立会人が2人の結婚を見届けた証として残ります。
結婚生活における教訓として自宅に飾っておけるため、人前式を行う場合作成するカップルが多いです。
内容はカップルによってさまざまですが、立会人代表は、参列したゲスト全員の代表としてサインをします。立会人2人の名前が結婚証明書にずっと残るため、名誉なことであり緊張する瞬間でもありますね。
結婚成立宣言をする
結婚成立宣言とは、2人の結婚が成立したことを参列する全員に宣言するものです。
立会人代表はサインをした結婚証明書を見せます。司会の「2人の結婚を承認して頂ける方は、祝福の拍手をお願いします」という流れで拍手で賛同してもらってから結婚宣言をします。
- 「ご参列の皆様の承認のもと、〇〇（新郎の名前）と□□（新婦の名前）、両名の結婚が成立したことを宣言いたします」
- 「ここにお二人の結婚が成立いたしましたことを宣言いたします」
どちらを言うかなどは、事前に決めておきましょう。
立会人代表として挨拶をする
ゲストとの距離が誓いアットホームな雰囲気で人前式を行う場合は、最後に立会人代表の挨拶を入れることもあります。
自己紹介・新郎新婦との思い出を述べて、お祝いの言葉で閉めるのが基本的な内容の流れです。披露宴の友人スピーチよりも短く、聞きやすい内容が適しています。
新郎新婦どちらの立会人もスピーチをする場合は、長さなどを合わせておくとよいでしょう。
【関係別】立会人代表の挨拶例
立会人代表の挨拶例を親友・兄弟姉妹別に紹介します。
【親友】立会人代表の挨拶例
〇〇（新郎の名前）さん、□□（新婦の名前）、本日はおめでとうございます。
私は新婦□□さんの小学生時代からの親友、〇〇〇〇（自分の名前をフルネームで入れる）と申します。私たちは、小学校入学式で隣の席になったことがきっかけで友人となりました。
お互いに中高大と進学しても、友情は変わらずことある毎に遊んだり、社会人になってからは飲みに行ったりとたくさんの思い出を刻んできました。悩みを相談しても広い心で優しく時に厳しくアドバイスをしてくれる□□は、私にとって信頼できる存在です。
新郎〇〇さんと結婚すると打ち明けられたときは、自分のことのように嬉しかったことを覚えています。何より2人が愛し合い尊敬し合っている姿が見られて嬉しかったことを覚えています。
今日ここで立会人として、結婚式に参列できたことを嬉しく思います。お二人の末長い幸せを願っています。本日は誠におめでとうございます。
親友の場合は、いつ出会ったのか、どのような思い出があり、新郎新婦がどのような存在なのかを入れた内容にするとストーリー性が出るのでおすすめです。
ネガティブなことは避けて、前向きな内容になるように簡潔に書きましょう♪
【兄弟姉妹編】立会人代表の挨拶例
〇〇（新郎の名前）さん、□□（妹の名前）、本日はおめでとうございます。
本日立会人代表を務めさせていただきました、新婦の姉の△△と申します。妹は幼い頃から活発で、いつも明るい性格でした。昔はよく喧嘩もしましたが、大人になってからは友達のように悩みを話し合い買い物に出かけたりとたくさんの思い出があります。周りからは「姉妹で仲がいい」とよく言われていたものです。
妹から〇〇さんと結婚を決めたと報告を受けたとき、心の底から嬉しかったです。「あの小さかった妹が家庭を築くのかと思うと、驚きもありますがどこか寂しさもあります。
〇〇さん、これから妹のことをよろしくお願いいたします。2人の末長い幸せを願っています。本日は誠におめでとうございます。
兄弟姉妹が立会人代表の場合は、新郎新婦の幼少期のエピソードや家族間でのエピソードなど、兄弟姉妹だからこそわかる話を盛り込むのがおすすめです。結婚報告を受けてどのような気持ちだったかも加えてみるとよいでしょう。
当日までにしっかり考えて何度か練習しておくと、スムーズに挨拶ができますよ♪
立会人代表は事前に役割をチェック！！立会人代表の役割は、最後の挨拶がない場合もあるなど人前式の内容によって異なります。誓いの言葉の問いかけや、挨拶の長さなどを新郎新婦や立会人代表同士で事前に打ち合わせしておくことが重要です。
立会人代表の服装に決まりはあるの？
立会人代表には服装に決まりはありません。しかし、新郎新婦のそばに立つことになるため、派手すぎるカラーや露出が多いものは避けるのが無難です。
女性は落ち着いた雰囲気のドレスで、露出が気になる場合はショールやボレロを羽織るとよいでしょう。また、ゲストに背中を向けての作業も多いため、女性の場合は振袖や訪問着、留袖なども上品でおすすめです。
また、男性の立会人の場合はダーク系のスーツや白ワイシャツなどフォーマル感な雰囲気の服装だと清潔感が出ますよ♪
さらに、結婚証明書にサインするときに手元が写真に映ることもあるため、爪のケアもしておくとよいでしょう。
立会人代表として結婚式のサポートをしましょう♪
今回は立会人代表の役割について紹介してきました。人前式において立会人の代表として、新郎新婦のサポートや誓いの言葉の問いかけ、結婚証明書へのサインや結婚成立宣言など重要な役割を担います。
最後に挨拶をする場合もあるため、事前に新郎新婦や立会人同士の打ち合わせを行うことも重要です。立会人代表として恥ずかしくないように事前準備をしっかり行い、結婚式のサポートをしましょう♪
