結婚式にいとこは呼ぶ?呼ばない?親族を招待する範囲の考え方
結婚式に招待する親族を決めるとき「いとこって必ず招待するもの?」と迷う方は多いと思います。一般的な「親族をどこまで招待するのか」の範囲や、招待するかどうか迷った時の判断基準や考え方、注意すべきポイントなどをご説明します♡
お悩みQA2021.3.5 更新2021.3.5 公開
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目次
結婚式に“いとこ”を招待するか迷ってる方へ…♡
結婚式当日のゲストとして誰を呼ぶのかを決めるのって、いろいろと難しいものです。
招待客選びの最初の段階で迷うのが「親族ってどこまで呼ぶもの?」という点。
親ときょうだい、祖父母については迷わない方が多いと思いますが、“いとこ”あたりになると相手との関係性もさまざま。
「あんまり親しくないけど、招待しないと失礼かな?」
「むしろ呼ばれて迷惑に思われないかな?」
なんて迷ってしまうケースも多いでしょう。
ここでは、結婚式に親族をどこまで呼ぶかで迷っている花嫁さんに向けて、判断基準や考え方、注意点などをご説明します♪
逆に、いとこの結婚式へゲストとして呼ばれたときのご祝儀や服装について知りたいという方は、こちらの記事を確認してみてくださいね。
いとこは招待すべき?結婚式に親族はどこまで呼ぶのが普通?
そもそも“いとこ”ってどんな親戚?
“いとこ”という言葉を、「親戚の子」ぐらいのふわっとした意味でとらえていませんか?
いとこを招待するかを考えるにあたって、まずはいとこってどういう関係の人のことをいうのか整理しておきましょう。
いとことは、自分の父母のきょうだい(自分にとってのおじ・おば)の子どものことを指します。
比較的年齢が近い親戚となりやすいので、親戚で集まる機会が多い場合などは「子どもの頃よく一緒に遊んだ」なんてことも多いでしょう。
結婚式に親族はどこまで呼ぶのが普通?
結婚式に招待する家族・親族は、
- 父母
- きょうだいとその配偶者・子
- 祖父母
- おじ・おば
- いとことその配偶者・子
ぐらいまでが一般的とされています。
とはいえ、近年では結婚式の規模やスタイルもさまざま。
上記の範囲内の親族すべてを必ず呼ばなければならないわけではないですし、範囲外にあたる親族を呼んでももちろん問題ありません。
結婚式にいとこを招待するかを考える基準は?
ゼクシィ 結婚トレンド調査2020調べによれば、披露宴やウェディングパーティーへの親族の招待人数は平均23.6人。
招待する基準としては「付き合いが長い(55.0%)」「親しくしている(53.9%)」など、親密度を重視する人が多いことがわかります。
一方で「招待しないと失礼にあたる」と回答した人も42.0%と多いです。
たとえば「2人兄弟のいとこの弟だけ招待」などとするのは、やはり失礼かなと気になってしまいますよね。
ここからは、いとこを呼ぶべきかどうか迷ったときの主な判断基準について確認していきましょう。
ポイント①付き合いの頻度や親しさ
ひとくちに親族と言っても、付き合いの深さや親しさは相手によって変わってくるものです。
同じ“いとこ”にあたる人でも、
- 身近に住んでいて子どものころたくさん遊んでもらった
- 大人になった今でも年に1~2回は顔を合わせる機会がある
という親しいいとこもいれば、
- 子どもの頃に会ったきり10年以上会っていない
- どんな人なのかよく知らない…
という、付き合いの少ないいとこがいる場合もあります。
このようなときに「親しいいとこは招待して、付き合いの少ないいとこは招待しない」という判断をするのは自然なことだと言えるでしょう。
ポイント②式の規模や予算・スタイル
どのような会場で、どのぐらいの人数・予算、どういったスタイルの結婚式にしたいのかによっても、招待客の選び方は変わってきます。
招待できるゲストの人数は、会場の大きさと料金に関わってきますし、会場によっては呼べる親族の人数上限がおのずと決まってくることもあるでしょう。
一般的に、招待客に占める親族の割合が高い場合はフォーマル度の高い雰囲気に、親族が少なめの場合はカジュアルな雰囲気になりやすいです。
規模やスタイルから、親族を何人ぐらい呼びたいかを決めたうえで、それに合わせてどこまでを呼ぶかを考えると判断しやすくなります。
ポイント③親の意向
「堅苦しいよりカジュアルな方がいいから、親族ゲストは最小限でいいかな」と思われた方もいるかもしれませんが、親族の招待については親にも相談を!
自分では「呼ばなくてもいいかな?」と思う親族でも、親からすると「呼ばないなんてありえない!」ということもあるかもしれません。
逆に、いろいろな事情があって、親として「呼びたくない」「呼んでほしくない」といった親族がいるケースもありえます。
結婚式の費用は親が援助してくれるケースも多いですし、結婚式当日に親族と接する時間が多くなるのは親です。
親族の誰を呼ぶべきかについては、あらかじめ親の意向を確認して、考えが異なった場合はきちんと話し合ってすり合わせをしておきましょう。
ポイント④親族間での前例・慣習
いとこの世代で先に結婚式を挙げた人がいる場合は、そのときに自分が招待されたかどうかや、どこまでの親族を招待していたかが参考になります。
いとこの結婚式に招待されていた場合は、特に理由がなければ、そのいとこは招待するのが礼儀と言えるでしょう。
いとこの世代では前例がない場合は、おじおばなど、親族内で直近に結婚式を挙げた人がどこまで招待したのかなどを参考にしても良いかもしれませんね。
ポイント⑤両家のバランス
親族の人数や付き合い方は両家で異なることも多いので、両家のバランスはそこまで重視するポイントではないですが、ある程度意識してみると席次の決め方などがスムーズになります。
いとこを呼ぶかどうか決めかねるときの判断材料のひとつとして、両家の親族招待人数のバランスも考慮に入れてみることをおすすめします。
結婚式へのいとこの招待「こんなときは?」Q&A
ここからは、結婚式へのいとこの招待に関してよくある疑問にQ&A形式でお答えします♪
Q.いとこの中でも親しい人だけを招待するのってあり?
A.ありだけど招待できない人への配慮を忘れずに
いとこがたくさんいる場合や、親しいいとこと付き合いのないいとこがいる場合など、いとこ全員ではなく親しいいとこだけを招待するのはおかしいことではありません。
とはいえ、「2人きょうだいのいとこの1人を招待、1人を招待しない」などは、明確な理由がないと不自然に思われたり、招待されなかった方が気にしてしまうかも。
どういった理由で招待ゲストを決めたのか、線引きや特別に招待する理由などをきちんと説明できるようにしておきましょう。
Q.親しいけど人数などの都合で招待できないときは?
A.結婚報告と合わせて事情を伝えましょう
会場の大きさや予算、あるいは親の意向、両家のバランスなどを考慮したうえで、親しくしているいとこだけど招待しないと決めることもあるでしょう。
このようなときは、結婚の報告とあわせて、事情を説明して結婚式へ招待できないことを伝えましょう。
「本当は出席してもらいたかったのだけれど…」という気持ちを言葉でも伝えておくのがおすすめです。
結婚式とは別の機会として、食事会をしたり新居に招いたりといった形で感謝の気持ちや今後もお付き合いしたい気持ちを伝えるのも良いですね。
Q.いとこの配偶者や子どもは招待すべき?
A.親しさや招待人数などに応じて判断を!
いとこが結婚している場合、いとこの配偶者や子どもを呼ぶべきかについても迷ってしまいますよね。
こちらも唯一の正解はないので、先ほど紹介したいとこを招待するかどうかの判断基準などを参考に、親とも話し合って決めるのがおすすめです。
いとこの子どもにリングボーイやフラワーガール、フラッグボーイ&ガールなどをお願いしたという先輩花嫁さんも多いです♪
【先輩花嫁の声】
Q.いとこを呼ぶ場合、席次表の肩書はどう書けばいい?
A.年齢性別に合わせて「従兄」「従姉」「従弟」「従妹」
年上のいとこは「従兄」「従姉」、年下のいとこは「従弟」「従妹」と書きます。
それぞれの配偶者については、年齢に関係なく従兄の配偶者は従姉、従弟の配偶者は従妹とするのが基本です。
いとこの子は「従甥」「従姪」と書きます。
自分の気持ちを大切にしつつ、話し合って決めましょう♡
いとこを結婚式に招待するかどうか迷っている方に向けて、判断基準や考え方、注意点などをご説明しました。
いとこなど親族の招待ゲストを考えるときは、どうしても親族としての間柄に注目しがちですが、「その人を結婚式に呼びたいかどうか」という気持ちも大切です。
どこまで招待すべきか迷ったときには、自分の素直な気持ちを大切にしつつ、彼や親ともしっかり話し合って決めることをおすすめします。