同棲カップルの生活費*平均や内訳は?お金の管理から節約術まで徹底シミュレーション
同棲を検討中のカップルはもちろん、具体的に同棲の準備を始めているカップルにとっても同棲後の生活費は気になるテーマですよね。こちらの記事では、同棲の生活費について平均や内訳を示しながら、お金の管理や貯金、節約術などのテーマも深堀りします。ぜひ、具体的な生活費のシミュレーションに役立ててくださいね♩
同棲2021.2.25 更新2020.12.27 公開
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目次
同棲カップルの生活費をシミュレーションしよう!
これから同棲しようと考えているカップルにとって、同棲後の生活費は気になるテーマですよね。
まず、カップルが別々に暮らしている場合と一緒に暮らす場合とで、生活費にどんな変化がもたらされるか、実際のデータを参考に比べてみましょう。
ふたりで暮らすと生活費が抑えられる!?
単身世帯×2名 ※1 | 2人で1世帯 | |
住居費 | 41,708円 | 17,893円 |
食費 | 88,526円 | 65,452円 |
水道光熱費 | 23,304円 | 19,607円 |
家具・家事用品 | 10,886円 | 9,928円 |
教養・娯楽 | 38,852円 | 24,810円 |
合計 | 203,276円 | 137,690円 |
※1:単身世帯の2名分の合計
上の図は、総務省統計局の家計調査をもとに作成した生活費の全国平均。もちろん地域や住居の形態などによって幅があります。
この図からわかるのは、カップルがそれぞれ1人暮らしするより、カップルが2人で同棲する方が生活費を抑えられることです。
たとえば、生活費の大部分を占める住居費・食費・水道光熱費は、同棲によって大きく負担が減っています。
ただ、同棲カップルの生活費には、ほかにも通信費や交通費、医療費、ファッション代などの支出も発生しますので、カップルのライフスタイルによっても差が出るでしょう。
同棲カップルの生活費の平均は?食費や光熱費の内訳もチェック
ふたりの同棲後の家計をシミュレーションする上で、同棲カップルの生活費の平均や内訳をチェックしておきましょう。
同棲カップルの生活費の平均は約13~15万円
項目 | 平均 |
家賃 | 約7万円 |
食費 | 3~5万円 |
水道光熱費 | 約3万円 |
合計 | 約13~15万円 |
同棲カップルにとって生活費の中の三大支出ともいえる家賃・食費・水道光熱費の平均は、約13~15万円です。
1人当たりに直すと約6.5~7.5万円なので、それぞれの現在の生活費と比較すると今後の準備の参考になりますよ。
同棲カップルの家賃の相場は地域で差がある
地域 | 家賃の平均 |
東京 | 約13万円 |
関東(東京以外) | 約7万円 |
近畿 | 約7万円 |
中部 | 約7万円 |
中国 | 約6万円 |
東北 | 約6万円 |
四国 | 約5.5万円 |
九州 | 約5.5万円 |
北海道 | 約5万円 |
同棲カップルの生活費で大きな支出となる家賃は、居住地域によって差があります。
さらに、入居先の立地や間取り、物件の状態などによっても異なりますので、同棲を予定している地域の相場を参考にしましょう。
ちなみに、同棲での理想的な家賃は、カップルの手取り収入を合計した20%ですから、物件を探す際の目安にしてくださいね!
同棲カップルの約6割の食費は6万円未満である
同棲カップルの約6割が食費6万円までで生活しています。この平均的な食費を1日当たりに直すと、1,000円/人までです。
1人暮らしでの食事に比べると、「自炊が増えて外食が減る」「食材を無駄にせず効率よく使える」「お得なサイズで米などを購入できるので安くつく」など、同棲によって食費が減る可能性はあるでしょう。
同棲カップルの約6割の水道光熱費は3万円未満である
同棲カップルの約6割が水道光熱費3万円までで暮らしています。
地域や業者のシステムにもよりますが、水道や電気、ガスは基本料金が設定されているケースが多く、使わなくても一定額を請求されます。
そして、一般的には基本料金に実際の使用料金が加算されるわけですが、お風呂・洗濯・炊事などは1人暮らしでも2人暮らしでも使用量に大差がないため、1人当たりに直すと同棲の方が安くなる可能性があるでしょう。
生活費の分担は?折半する同棲カップルの割合は○○%
ふたりの同棲が始まったら、どちらが生活費を出すのか、ふたりで出す場合は分担の割合をどうするのか、できれば同棲を始める前に話し合っておくのがベター。
実際に同棲した経験のある先輩カップルのデータを参考に、ふたりに合う分担方法を決めておきましょう。
生活費を折半するカップルは約35%
生活費を折半するカップルは約35%です。もちろん、それぞれの年齢や仕事、社会的立場などによって、どちらかが多く負担するケースもあります。
Can Can.jpのアンケートによると、どちらかが相手より生活費を多く負担する場合は、一般的に「男性」が多い傾向です。
生活費の分担方法は経済力などに合わせて
生活費の分担方法については、カップルごとの特徴を参考にしましょう。
●お金の管理が苦手
●お金のことで相手に気を遣いたくない
●家賃や光熱費は男性、食費は食事を作る女性など役割が違う
●結婚を前提にした事実婚状態で女性が退職している
●年齢が近く、どちらも仕事をしていて毎月の収入が安定している
生活費の分担は、「収入」「年齢差」「社会的立場」「お金の管理能力」などをポイントにし、ふたりで話し合って最適な方法を決めましょう。
同棲前にルールを決め過ぎると逆に不満やストレスの原因になる場合もありますから、同棲を始めてから細かく調整するのも大切です♩
お金の管理や貯金は?同棲カップルの生活費を深堀り!
同棲中は、お金の管理や貯金も気になります。
同棲した経験のある先輩カップルの実情はどうなのか、同棲での生活費を深堀りしましょう。
お金の管理のコツは共通の口座を持つこと
ふたりの共通の口座をもつことで、私的に使うお金と一緒に使うお金を分けられます。お互いの負担額を「折半」「1:2」などと決めて口座に入金しておけば、どちらかが生活費として出金するときにも便利です。
また、生活費のためだけでなく、貯金用の口座も作っておけば管理がスムーズですし、お金も貯めやすくなります。
同棲中の貯金額はカップルによってバラつきがある
カップルによって貯金額にバラつきがあるのは、それぞれの収入や支出に差があるからと推察できます。
ただ、同棲カップルにとっての貯金は、ショッピングやレジャーなど短期的なもののほか、結婚を視野に入れた将来的な目的もあるでしょう。
計画的に貯金するためには、「いつまでに」「いくらを」貯めるのか、無理のない範囲での目標を決めるのがポイントです。
家計簿は必須?同棲カップルの生活費を抑える7つの節約術
生活費は、限られた収入の中から捻出するため節約で抑えることも大切です。
ここでは、同棲を始めるカップル必見の節約術を7つご紹介します!
●自炊を優先し特売日などに買い物にいく
●光熱費や通信費はプランを見直す
●冷暖房は効率よく使って遮熱もする
●お家デートを楽しむ工夫で出費を減らす
●入居先の間取りなどの条件で家賃を抑える
●新たに買う家電は省エネタイプにする
ここから具体的に見ていきましょう!
お金の管理のため家計簿を活用する
やはり、「いくら入って」「いくら出て」と収支を把握するのは節約に直結します。
ただ、あまり本格的にやろうとすると長続きしないので逆効果。「シンプル」で「簡単」な家計簿アプリを活用し、毎月の振り返りを欠かさないのが家計簿を導入するコツです。
おすすめの家計簿アプリとしては、初心者にも使いやすい「おカネレコ」がおすすめです♩
自炊を優先し特売日などに買い物にいく
同棲では、自炊を多くすることで食費が単純に抑えられます。
また、お米や飲料水など「高単価のもの」「重たいもの」「保存がきくもの」は特売日やポイント倍デーを狙うとお得。ふたりで一緒に買い物にいくと、まとめ買いもできるのでおすすめです。
光熱費や通信費はプランを見直す
たとえば、同じ業者で光熱費をまとめられないか、格安SIMに替えるなどしてスマホ代を抑えられないかなど、現状よりも安くなるプランについても見直しましょう。
冷暖房は効率よく使って遮熱もする
冷暖房をかけるなら、なるべく同じ部屋で一緒に過ごしましょう。
暑がりor寒がりなど体感温度に差がある場合は衣類などで調整したり、遮熱用のシートやカーテンを使用して室内の温度をキープしたりするのもおすすめです。
お家デートを楽しむ工夫で出費を減らす
同棲しているからといって、デートを減らすのはナンセンス。
お家デートが楽しめるよう、「ふたりで料理を作る」「ふたりでDVD観賞する」「お互いの得意なことを相手に披露する」など、いろいろ工夫してみましょう。
入居先の間取りなどの条件で家賃を抑える
家賃は生活費の大部分を占めますから、少しでも抑えておきたい支出です。
もちろん、間取りは広いより狭い方が家賃は安くなるのですが、たとえば同じ1LDKでも新築や角部屋だと数千円~数万円アップになる場合があるため、こまかな条件も入念にチェックしておきましょう。
新たに買う家電は省エネタイプにする
たとえば、洗濯機やエアコンなどの家電を同棲前に購入するなら、省エネタイプのものを選ぶのもポイント。
どうしても、より安いものを買い揃えたくなるものですが、長い目で見ると購入時の価格よりも将来的な電気代で見る方が節約になる場合があります。
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ふたりの生活費をシミュレーションして同棲を始めよう!
ふたりの同棲が有意義になるよう、同棲前にシミュレーションしておきましょう。
・ふたりの収入に見合った額で収まるか
・お互いが不満にならない負担割合なのか
・お金の管理や貯金についてどうするのか
・生活費が抑えられるよう節約できることはなにか
ぜひ、しっかり収支を考えて、素敵な同棲生活をスタートさせてくださいね♩