両家顔合わせの手土産に「のし」は必要?選び方・書き方をご紹介♡
両家顔合わせ食事会に手土産を用意したら「のし」はどうすれば良いのでしょうか。のしが必要かどうかの考え方と、のしを付ける場合の選び方・書き方など顔合わせ手土産ののしにまつわる疑問を解決します♪
顔合わせ・食事会2022.1.7 更新2020.12.24 公開
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目次
顔合わせの手土産の「のし」の疑問を解決します♪
さいきんでは、婚約にあたって結納をしないカップルが増えています。結納に替わって両家が親睦を深める場として設けられることが多いのが、両家顔合わせの食事会です。
顔合わせ食事会は結納ほど改まった場ではないものの、親同士の初対面となることも多い場面。地元のものなど、ちょっとした手土産を用意する方が多いでしょう。
でも、通常の手土産と同じ扱いでいいのか、やはり婚礼関係だし「のし」を付けるべきなのか、判断に迷ってしまいますよね。
そこで今回のテーマは、顔合わせの手土産ののしについて♪
- 手土産にのしを付けるべき?
- 手土産につけるのしの選び方は?
- のしの表書きをどうすればいい?
など、気になる疑問を解決します♡
あわせて顔合わせの手土産や顔合わせ食事会について、基本的なポイントなどもご紹介するのでチェックしてみてくださいね。
顔合わせの手土産に「のし」は必要?
まずは、顔合わせの手土産の品にのしをかけるべきかどうかについて。
結論から言えば、手土産にのしは付けても付けなくてもマナーとして問題ありません。
手土産は文字通り、手に提げて持参するちょっとした品のこと。のしをつけず包装紙で包んだだけの状態で手渡すことが多いです。
過去に手土産をいただいた立場のときを思い浮かべてみると、のしが付いていなかったことのほうが多いのではないかと思います。
とはいえ、のしを付けるのが間違いというわけでもありません。のしを付けていれば、より正式できちんとした印象になります。
両家であらかじめ決めておけば安心♡
顔合わせ食事会の趣旨や雰囲気、会場の格式、両家の考え方などに応じて、付けるか付けないかを決めて問題ないでしょう。
ただ、当日、手土産の交換をする場面になって、「一方の家からの品はのし付き、もう一方の家からの品はのしなし」だと、なんとなく気まずくなってしまうかもしれません。
結婚するふたりを通じて、手土産品を用意するかどうか、のしを付けるかどうかなど、あらかじめ両家ですり合わせておくことをおすすめします♪
顔合わせ手土産に付ける「のし」の選び方と書き方
顔合わせの手土産にのしは必ずしも必要ないとはいえ、初対面の場合など、やはり正式にのしをかけた品を用意したいという方も多いでしょう。
この場合、どのようなのし紙を選んで、表書きはどのようにすると良いのかについて確認していきましょう。
贈り物につける「のし」って?
現在では「のし」というと、白いかけ紙に「のし」と「水引」が印刷された「のし紙」のことを指すのが一般的になりました。
本来「のし」というのは、のし紙の右上に添えられた、黄色い短冊を紅白の紙で包んだ意匠のこと。
もともとは、長寿の象徴とされる「あわび」を乾燥させて薄くのしたものを「のし」と呼んで、お祝い事の贈答品に添えていたのが由来です。
のしは縁起物の象徴なので、基本的に慶事の贈答品に付けます。弔事の贈答品にはのしが付いていない、水引のみのかけ紙を使います。
水引は、和紙で作られた紐状のもの。贈答品を包んだ上から水引をかけることで、未開封であることを証明する意味があったとされています。
贈答の場面によって、選ぶべき水引の色や本数、結び方が異なります。
顔合わせ手土産につけるのしの選び方
顔合わせの手土産にのしをかける場合の選び方で注目すべきは、水引です。
水引の結び方には、大きく「結び切り」と「蝶結び」の2種類があります。
結び切りは、固く結んでほどけないことから、婚礼のような一度きりのお祝い事や、弔事の贈答品に用います。
蝶結びはほどいて何度でも結びなおせることから、何度あっても良いお祝い事の際に用います。
顔合わせの手土産の水引は「結び切り」
通常ならば、手土産は何度あっても良い贈答品なので水引は蝶結びを使うのですが、顔合わせ食事会は婚礼関連の催しなので、結び切りを選ぶのが基本です。
ただし、地域によっては蝶結びにする場合もあるようなので、地域の慣習が気になる場合は、百貨店の店員さんなど詳しい方に訊ねてみることをおすすめします。
水引の本数は5本・7本などがおすすめ
慶事に使う水引の本数は奇数が良いとされ、3本、5本、7本などが一般的です。
婚礼関連のお祝いには紅白10本が基本ですが、手土産の場合は少し大げさに感じることもあるかもしれないので、5本や7本のものを使っても問題ありません。
表書きの名目は「御挨拶」が一般的
顔合わせの手土産にのしをつけるなら、表書きの名目は「御挨拶」が一般的です。
顔合わせ食事会の場で支度金の受け渡しを予定しているなど、より結納に近い形で顔合わせ食事会を開催する場合は、「寿」が良いでしょう。
手土産は家からという意味を込めて、贈り主は苗字のみを記入します。
のしの表書きは黒の太字にするのがマナー。毛筆や筆ペンが理想ですが、サインペンなどでもOKです。
細字のボールペンや、弔事に使用する薄墨の筆ペンなどはNGです!
内のしと外のしどちらがいい?
「内のし」とは、贈答品にのし紙をかけてから包装紙で包む方法、「外のし」とは包装紙の上からのし紙をかける方法のことを言います。
慶事・弔事で使い分ける必要などはないので、どちらを選んでも問題ありません。
内のしは、のしが汚れたり破れたりしないよう、贈答品を発送する場合などによく使われます。
顔合わせの際の手土産なら手渡しなので、わかりやすい外のしがおすすめです♡
「のし」以外のことも確認しましょ♡顔合わせの手土産Q&A
顔合わせの際の手土産について、よくある疑問にQ&A形式でお答えします♡
Q.そもそも顔合わせに手土産って必要?
A.なしにしてもOK!両家ですり合わせを♪
顔合わせの際の手土産は、必ずしも持参しなければならないというものではありません。気軽な感じにしたいということで、あえて「なし」にするという考え方もありです。
どちらか一方だけが用意していると気まずい雰囲気になることもあるので、あらかじめ両家ですり合わせしておきましょう。
ただし、顔合わせ食事会を女性の実家でおこなう場合、男性の家族は女性の家に招待される形になるので、手土産を持参するのがマナー。
この場合は招待する側である女性の家からも、軽い手土産を用意しておくのがおすすめです。
Q.顔合わせの手土産は誰が用意するの?
A.親が用意するのが一般的
親が主となって開催・進行を務める結納とは異なり、顔合わせ食事会は結婚するふたりが主催し、両親を招待する形が多いです。
招待を受けて食事会に出向く形になる双方の親が、相手方への手土産を用意し持参するのが一般的だと言えるでしょう。
Q.どんなものを選べばいい?
A.お菓子やお茶など気軽に受け取れるものがおすすめ
手土産には食べ物や飲み物など気がねなく受け取りやすい、いわゆる「消え物」がおすすめです。あまりかさばるものや重いものは避けましょう。
甘いものがお好きならお菓子、お酒を飲まれる方ならお酒、など、先方の好みに合わせて選べば喜ばれます。
実家同士が離れている場合は、地元の特産品や銘菓などを選べば会話の糸口にもなりますよ。
Q.どのぐらいの価格のものがいい?
A.3,000~5,000円ぐらいの品を選ぶのが一般的
手土産にあまり高価な品を用意すると、かえって相手に気を使わせることになってしまいます。
3,000~5,000円ほどが一般的な相場と言えるでしょう。
双方で手土産の価格に大きな差が出ないよう、いくらぐらいのものにするかについても、あらかじめすり合わせておくと良いですね。
Q.どのタイミングで渡すの?
A.あいさつの後、着席する前に渡すのがスマート
お店で顔合わせ食事会をする場合、席に案内されて着席する前に、あいさつした後に渡すのがスマートです。
どちらかの実家での顔合わせの場合も、玄関先ではなくお部屋に通されて全員が揃ってから渡しましょう。
最初のあいさつの際に渡しそびれた場合は、食事会の結びのあいさつの後に渡すと良いでしょう。
顔合わせの手土産マナーやおすすめ品について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてみてください♡
知っておきたい♡両家顔合わせの基礎知識
両家顔合わせ食事会の基本的なポイントについても押さえておきましょう♪
「顔合わせ」と「結納」の違い
結納は、婚約にあたって結納品を受け渡しする儀式、顔合わせ食事会は両家の親睦を深めるための食事会です。
顔合わせは結納と比べると形式ばらず、自由な雰囲気でおこなわれることが多いです。結婚準備の金品の受け渡しも必須ではありません。
当日の服装は両家で「格」を揃えて!
当日の服装は、お店の格式や食事会の趣旨などに合わせて、礼装(正礼装・準礼装)か平服(略礼装)かを決めましょう。
ポイントは、両家で服装の格を合わせること。どちらか一方がフォーマル、一方はカジュアルだとちぐはぐな印象になってしまいます。
服装についても、あらかじめ両家ですり合わせしておきましょう。
「顔合わせのしおり」手作りのすすめ
顔合わせ食事会に向けて、参加者に配布するための「顔合わせのしおり」を用意するカップルが増えています。
- 当日の進行スケジュール
- 結婚するふたりの紹介やエピソード
- ふたりの家族紹介やエピソード
- ふたりの幼少期の写真
などを掲載しておくことで、スムーズな進行や歓談の話題作りに役立ってくれます♡
詳しい作り方やデザインのアイデアなどは、こちらの記事をチェックしてみてください♪
両家顔合わせ食事会*もっと詳しく知りたい方へ
両家顔合わせ食事会について、「まだまだわからないことがあるよー!」という方は、こちらの記事をどうぞ!
- 顔合わせはいつ、どこでする人が多い?
- 一般的な費用相場はどのぐらい?支払いは誰?
- 事前に何を準備しておくべき?
- 当日の服装・流れとポイントは?
など、顔合わせについて知っておきたい知識を総まとめで解説しています♪
顔合わせには心を込めた手土産を…♡
両家顔合わせ食事会の際の手土産について、「のし」の選び方書き方を中心に、知っておきたいマナーや知識をご紹介しました。
心を込めて選んだ手土産なら、ちょっとしたものでも顔合わせの場を良い雰囲気にすることに役立ってくれるはず。
のしのマナーも参考に、顔合わせの日に向けて準備を進めてくださいね♪