挙式のみのご祝儀はいくら包む?関係性別の相場や渡すタイミングもご紹介♡
近年は結婚式のスタイルも人それぞれで、挙式のみで披露宴を行わないカップルも増えてきました。そこで今回は挙式のみのご祝儀はいくら包めばいいか、関係性別にご紹介したいと思います!
お悩みQA2020.12.21 更新2020.12.21 公開
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挙式のみの結婚式にご祝儀は必要?
近年結婚式にも多様性が広がり、挙式のみの結婚式にするカップルも増えてきました。しかしこんな時に困ってしまうのが参列する側のご祝儀です。そもそも挙式のみの場合、ご祝儀は用意したほうがよいのでしょうか。
結論から言いますと、挙式のみの場合でも、通常はお祝いの気持ちを伝えるためご祝儀は必要です。
しかし中には、挙式のみでご祝儀をもらうことに抵抗があるカップルもいます。そういった場合は招待状で「ご祝儀のご用意はご遠慮ください」と案内がされているので、ご祝儀は渡さなくてもOK。
ただ、「それでもお祝いの気持ちを伝えたい!」と思うのであれば、3~5,000円程度のプレゼントを渡すと相手も喜んでくれますよ♡
挙式のみの結婚式で渡すご祝儀の相場*
招待状などに何も記載がされていない場合は、ご祝儀を用意しておくのが◎
では挙式のみの結婚式に参列する場合、いくらぐらいのご祝儀を包むのが正解なのでしょうか。ここではご祝儀の相場について、関係性別にご紹介していきたいと思います!相場の考え方としては、通常の結婚式を欠席する場合の結婚祝い金を目安としてください。
通常ご祝儀は飲食代+引き出物代にお祝いの気持ちを上乗せした額で決定します。飲食代・引き出物には平均で2万円弱の予算がかかっていることから、これらの金額を差し引いた額をご祝儀として包むのがおすすめです*
友人のご祝儀相場
1人あたり1万円
夫婦で列席する場合は2人で2~3万円
通常の結婚式で友人や職場関係の人が包むご祝儀の相場は3万円です。そのためそこから2万円を差し引いた、1万円が挙式のみの結婚式でのご祝儀の相場となります。
ただし、既に自分の結婚式に参列してもらい、ご祝儀として3万円をもらっていた場合はお返しとして3万円を包むのがマナーです。もし夫婦で付き合いがあるなら多めに3万円、もしくはご祝儀+プレゼントを送るのもおすすめです*
職場関係のご祝儀の相場
同僚・部下…1万円
上司…1~3万円
職場の同僚や部下であれば、友人と同じように1万円でOK♪上司の場合は職位にもよりますが、通常の相場は3~5万円と同僚よりはやや多めです。そのため挙式のみのご祝儀は1~3万円を包みましょう。
こちらも先に結婚祝いやご祝儀をもらっている場合は、その額に合わせてくださいね。
親族のご祝儀の相場
【ご祝儀の相場】
兄弟や姉妹…1~7万円
甥・姪やいとこ…1~3万円
叔母(伯母)・叔父(伯父)…3~7万円
通常親族のご祝儀相場は兄弟・姉妹で3~10万円、甥・姪やいとこで3~5万円、叔母(伯母)・叔父(伯父)は5~10万円です。兄弟・姉妹は年齢が若ければ少なくても構いませんが、夫婦で出席する場合は多めに出すのが一般的。挙式のみのご祝儀に関しては上の通りです。
叔母(伯母)・叔父(伯父)や兄弟・姉妹は他と比べ額が少なくなっていますが、通常の式で多めに出す人は、引き出物の額も高くなるため、差し引く額も多めで構いません。少なく感じるようであれば、プレゼントをプラスするのも素敵ですね*
子連れ・親と一緒に出席する場合
通常子連れの場合は子どもの料理分を上乗せしますが、挙式のみでは食事がないため、上乗せは必要ありません。一方親と一緒に出席する場合は地方のしきたりや親族間でのルールによっても違いが出ます。
「子どもが独身の内は同世帯」と考えることもあれば、「独身でも独り立ちしているなら別世帯」というところもありさまざまです。
そのため後々トラブルにならないよう、事前に親と相談しておくと安心です。いとこ同士で出席するのであれば、事前に相談して金額をそろえておくといいでしょう*
挙式のみの結婚式を欠席する場合
挙式のみの結婚式でも、通常の結婚式と同じように招待状をもらってすぐに欠席する場合は5,000円程度のご祝儀かプレゼントを送りましょう。
もし一度出席とした後に欠席になった場合はお詫びの意味も込めて1万円、3万円以上のご祝儀を予定していた方はその1/2~1/3の金額を送るのがマナーです。また、自身の結婚式で3万円のご祝儀をもらったのであれば、たとえ欠席だとしても同額のご祝儀を包むのが◎
挙式のみの結婚式では料理や引き出物を準備しないため、直前に欠席へ変更する場合でも大きく金額を変更する必要はありません。ただ新郎新婦も来るものと思って準備を進めていますので、電話で直接お詫びをするとともにお祝いの気持ちもしっかりと伝えましょう。
ご祝儀の送り方については以下の記事で紹介していますのでこちらも合わせて参考にしてくださいね*
挙式のみの結婚式でご祝儀を渡すタイミング
結婚式は受付時にご祝儀を渡すのが一般的です。挙式のみの結婚式でも同じで、受付があればその時に渡して問題ありません。しかし挙式のみの場合形式ばったものを避け、受付を設けていない場合もあります。その場合事前にご祝儀やプレゼントを渡しておくとスマートですね。
もし当日に渡すのであれば、新郎新婦に直接会って渡すのはマナー違反。流れを把握し挙式前や終わった後、タイミングを見て新郎新婦の家族や会場のスタッフに新郎新婦へ渡してもらうよう頼みましょう。
挙式当日*ご祝儀を渡すベストタイミングはいつ?
挙式当日にご祝儀を渡す場合は、適切なタイミングを見計らうことがポイントです。ここではシーン別に、ご祝儀を渡すおすすめタイミングかどうかを解説していきたいと思います♩
1.受付(おすすめ度:★★★)
ゲストが大人数であったり、新郎新婦の考えで受付が設置されていることもあります。その場合はここが祝儀を渡す適切なタイミングです。受付に「本日はおめでとうございます」と挨拶をしてご祝儀を渡しましょう。
この時両手で渡し「ささやかですがお祝いの気持ちです」などの言葉を添えるとスマートですね。新郎新婦の両親や親族がいれば、この時受付と同じように「本日はおめでとうございます」と挨拶してください*
2.挙式(おすすめ度:★☆☆)
受付後、もしくは到着してすぐに式場へと案内され挙式が始まります。所要時間は20~30分程度、これは通常の結婚式と同様に進行表の通りに進みます。神聖な儀式ですので、この時間は静かに見守りましょう。
3.ガーデンセレモニー(おすすめ度:★☆☆)
挙式の後は会場の外やガーデンに案内されガーデンセレモニーが行われます。フラワーシャワーやブーケトスを行うのが定番となっていますね。ご祝儀に関しては演出の妨げとなるため渡すことは控え、プレゼントも邪魔にならない場所に置きましょう。一緒にイベントを盛り上げ、楽しんでくださいね♪
4.集合写真(おすすめ度:★☆☆)
ガーデンセレモニーが終了した後は集合写真を撮影します。参列者全員で撮影するほかにも、友達と、家族と、などグループに分けて撮影することもあります。全体の撮影が終了するまでは会場を離れないようにしましょう。
5.フリータイム(おすすめ度:★★★)
ガーデンセレモニーが終了した後はフリータイムとなり、参列者との会話などが自由になります。受付が設置されていなかった場合はこのタイミングにご祝儀を渡しましょう。
先ほども説明したように新郎新婦に直接渡すのはNGです。ただしプレゼントの場合は直接渡した方が喜ばれる場合もあります。式のスタッフなどに相談し、渡すタイミングを取り計らってもらいましょう。
ご祝儀をプレゼントとして渡すのもOK*
挙式のみの場合は新郎新婦が気を遣わないようプレゼントを渡すのもOK。ご祝儀と同程度の額のもので用意しましょう。友人と一緒に購入することでプレゼントの選択肢を広げるのもおすすめです*
また”割り切れる”不吉な数字である「4」の数のセット商品や、「切れる」「割れる」を連想させる陶器やガラス、ハサミ、包丁、鏡は古くからタブーと言われています。近年では「幸せを切り開く」など前向きにとらえる風潮などもありますが、新郎新婦の好みや希望がなければ送らない方が賢明でしょう。
新郎新婦に喜ばれるご祝儀代わりのプレゼント
新郎新婦の好みを知らない、何をあげればいいか分からないという方は以下のものがおすすめです。
- カタログギフト
- 食器
- フォトフレーム
- フラワーギフト
- カトラリー
- 名入れのお酒
これらのプレゼントは結婚祝いの定番で、もらって嬉しいプレゼントとして喜ばれています。特にカタログギフトは新郎新婦が自分で好きなものが選べ、最近では体験系のギフトカタログなど、カタログの幅も増えてきているのでおすすめです。
以下の記事では立場別に結婚祝いのプレゼントを紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてみてください♡
挙式のみの結婚式でのドレスコードは?
挙式のみの結婚式で注意したいポイントは、ご祝儀だけではありません!式に列席する際の服装についても、案外悩んでしまうもの。
ただ結論から言ってしまえば、たとえ挙式のみであったとしても、お祝いの場所であることに変わりはありませんので、基本的にカジュアルな格好はNGです。通常の結婚式と同様に女性であればフォーマルなパーティードレスやパンツドレス、男性であればスーツを着用しましょう。
また女性はストッキングを着用、白系のドレスは避けるなど基本的なマナーもしっかりと守ってくださいね。ただし、カジュアルな式であればジャケットは不可など、新郎新婦から指定されている場合はその指定に合わせた服装にしましょう♪
まとめ
今回は挙式のみの結婚式で渡すご祝儀の相場や渡し方についてご紹介しました。挙式のみの場合は、通常の式で渡すご祝儀から料理代や引き出物代を差し引いた金額を基準として考えましょう。
また新郎新婦が気を遣わないようプレゼントを渡すのもおすすめです。お祝いしたいという気持ちが伝わるよう、基本の結婚式マナーに従い準備してくださいね♡