結婚祝いのお返し【職場編】ふさわしい相場やマナーは?おすすめギフト7選も♡
職場から結婚祝いを贈られたら、『お返しどうしよう?』と予算や返礼品が気になるもの。社長や上司など目上の方には、お礼状や渡し方で失礼のないようにしたいですし、親しい同僚や部下にも喜ばれるギフトを選びたいですよね。こちらの記事では、職場へのお祝い返しについて、ふさわしい相場やマナーを解説。お返しにおすすめなギフトも紹介しますので、ぜひ、結婚内祝いの準備に役立ててくださいね♩
お礼のプレゼント2020.10.27 更新2020.10.27 公開
本コンテンツはウェディングニュース編集部と卒花ライターが協力して、独自に制作しています。アフィリエイト広告を利用しているリンクも含まれますが、コンテンツの内容やランキングの決定は編集部が自主的な意思で企画、編集、制作しています。
目次
職場への結婚祝いのお礼は「お返し?」「内祝い?」
結婚祝いをもらったら、お礼として「お返し」をするのが一般的ですが、しばしば「内祝い」と混同されます。ここでは、結婚祝いへのお返しについて、簡単に触れておきましょう。
もともと「内祝い」は内輪のお祝いとして贈るものだった
結婚内祝いは、「内輪のお祝い」として身内や親しくしている方などに、結婚の報告を兼ねて祝い品を贈るのが風習でした。「お返し」とは違い、あくまでも結婚をした新郎新婦から先に贈りものをしたのです。
だんだん「お返し」でも「内祝い」として贈るようになった
時代の変化によって、現在では結婚祝いへの「お返し」も「内祝い」とするようになりました。ただ、地域によって通例が異なりますので、ご両親など身近な方に相談しておくとよいでしょう。
結婚祝いのお返し【職場】ふさわしい相場はいくら?
結婚祝いのお返しを用意するとき、『いくらの予算で返せばいい?』という金額面は気になるもの。ここでは、よくある3つのパターンで、目安となる相場について解説します。
・通常は「半額」から「3分の1」の範囲で選ぶ
・職場一同からは「1人当たり」の負担額に合わせて
・お祝いが高額なら「半返し」にこだわらず気遣いをプラス
それぞれ具体的に見ていきましょう♩
通常は「半額」から「3分の1」の範囲で選ぶ
結婚祝いのお返しは「半返し」といって、「半額」程度の品物を贈るものとされてきましたが、「3分の1」までの範囲で選ぶのが一般的になっています。
結婚祝いが現金の場合は相場も出しやすいですが、品物の場合は正確な金額がわからないケースもあるため、お返しの金額を高くし過ぎて逆に相手に気を遣わせないよう適切な予算を立てましょう。
連名や職場一同なら「1人当たり」の負担額に合わせて
もし、職場一同として結婚祝いを受け取ったなら、お祝いの額から「1人当たり」の負担額を計算し、個別で「半額」から「3分の1」の予算でお返しを用意しましょう。
ただし、会社で「みんなが共有できるものをまとめて返す」など、個別ではなく職場全体にお返しすることが慣例になっているなら、慣例にならうのがベターです。
お祝いが高額なら「半返し」にこだわらず気遣いをプラス
会社の社長などから高額な結婚祝いをもらった場合は、「半返し」などの相場にこだわる必要はありません。高額な結婚祝いを贈るということは特別な思いで祝福してくれているわけですし、贈る側の立場なども考慮されているからです。
お祝いしてくれた相手の気持ちを素直に受け取って、お返しは「3分の1」から「4分の1」程度を目安にしましょう。そして、新婚旅行のお土産を添えたり、品物ではなく体験型ギフトを贈ったりなど、気遣いをプラスして差をつけると丁寧になります。
結婚祝いのお返し【職場】いつの時期に渡すのが正解マナー?
結婚祝いのお返しは、ずばり受け取ってから「1か月」を期限にしましょう。もし、結婚後も出社するなら、結婚式の1週間後から1か月以内がベストタイミングです。結婚式の前に受け取ったとしても、結婚式が終わってからでかまいません。
結婚祝いのお返し【職場】上司や部下など相手別のマナーポイント
結婚祝いのお返しをする場合、相手の立場によって気遣うポイントが違ってきます。ここでは、職場での主な5つのパターンで結婚祝いのお返しマナーを解説。
・社長や上司へは場所やタイミングに気配りを
・同僚や部下へは相手の好みや利便性にも着目を
・職場一同など大人数の場合でも個別で丁寧に
・お返し不要の相手でもお礼状やお土産を
・会社の福利厚生での支給ならお返し不要
ここから具体的に見ていきましょう♩
社長や上司へは場所やタイミングに気配りを
社長や上司へのお返しは、できれば終業後など相手の迷惑にならない時間に渡しましょう。また、結婚祝いをしていない他の上司などに気を遣わせないよう、できるだけ対象者以外人の目を避けた場所やタイミングを選ぶのもポイントです。
同僚や部下へは相手の好みや利便性にも着目を
日頃から親しくしている同僚や部下なら、相手の好みや利便性に合わせたギフトを贈るのもおすすめ。また、部下に贈る場合は、立場を考えると半額程度のお返しがベストです。身近な関係性だからこそわかる「喜ばれるポイント」を押さえて用意するといいでしょう。
職場一同など大人数の場合でも個別で丁寧に
もし「職場一同」「○○部一同」など大人数から結婚祝いを受け取ったとしても、基本的には個別でお返しするのが丁寧です。会社の慣例などで「まとめて返す」のが通例でない限り、人数分のギフトなどを用意しましょう。
お返し不要の相手でもお礼状やお土産を
たとえ『お返しはいらないからね』といわれて受け取った結婚祝いでも、お礼の気持ちを返すのは大切です。一般的な返礼品でなくて構いませんので、お礼状や新婚旅行のお土産などで感謝の気持ちを伝えましょう。
会社の福利厚生での支給ならお返し不要
会社から福利厚生の一部として支給された結婚祝いなら、お返しをする必要はありません。ただし、会社の規模が小さめで社長と出会うことが日常的なら、直接お礼の言葉を伝えるのがよいでしょう。
結婚祝いのお返し【職場】おすすめな喜ばれるギフト7選
結婚祝いのお返し選びに迷ったら、おすすめギフトを参考にしましょう。ここでは、職場の方への返礼品として喜ばれるギフトをピックアップして紹介します!
定番のギフトなら「焼き菓子」
焼き菓子は賞味期限が長く、持ち帰りの負担にもなりにくいため、喜ばれるギフトとして内祝いでも定番。いろいろな種類がありますが、結婚内祝いにぴったりなのは、「年輪を刻む」という意味になるバームクーヘンです。
ほかにも、クッキーやマドレーヌ、フィナンシェなどが人気。価格も500円程度から揃っていますから、大人数への個別返しにも◎
職場のブレイクタイムに「コーヒー」
職場のブレイクタイムに欠かせないコーヒーなら、職場一同からの返礼ギフトにもぴったり。個装包装で個別にお返ししてもいいですし、パッケージになったものをまとめてお返ししてもいいですね。
なかなか自分では買わない「ちょっと贅沢なコーヒー」を選ぶと喜ばれますよ♩
おしゃれな大人女子には素敵な「ティー」
コーヒーよりも紅茶やハーブティー、フルーツティーなどの「お茶」が好きという大人女子には、センスのいいティーはいかがでしょうか。
味や香りはもちろん、ギフト用にラッピングされた素敵な見た目もポイントです。仲良しの同僚や部下にティー派がいるなら、ぜひ、候補のひとつに♡
お礼にぴったり!おしゃれなエディブルフラワーのハーブティーとは?
いくつあっても嬉しい「タオル」
女性にも男性にも普段使いの日用品は重宝します。タオルなら、いくつあっても使えますし、あまり好みを気にしなくていいので選ぶ側にとってもメリット大。
たとえば、日本製のブランドタオルなど、上質な素材のものを贈ると内祝いのギフトらしくなりますよ♩
働く手をうるおす「ハンドクリーム」
水仕事に限らず、紙を触る作業や冷暖房の中でのデスクワークでも、働く人の手肌はオールシーズン乾きやすくなっています。
ハンドクリームなら、『ありがとう』のほかにも『がんばって』の気持ちが伝わりそうですね。いい香りのもの、ベタつかないもの、高保湿なものなど、働く「その手」にぴったりなアイテムを選んでみては?
お世話になった場所に残り香を「アロマディフューザー」
もし、サロンやショップなどの職場に返礼品を贈るなら、香り系グッズもおすすめです。もちろん、スタイリッシュな住居に暮らす上司や、新しい部屋に引っ越したばかりの同僚などへの個別ギフトにもぴったり。
おしゃれなボトルタイプのアロマディフューザーなら、インテリアとしても使えてスタイリッシュです♩
特別な祝福へのお返しには「体験カタログ」
贈られた方が自分で自分の好きなモノを選べるカタログギフトは返礼品として人気ですが、トレンドなカタログなら体験型がおすすめ。
エステやヘッドスパなどリラクゼーションのほか、モノづくり教室やアウトドアスポットでのレジャー、ホテルでのアフタヌーティーなど、好みだけでなくライフスタイルにも合わせられます。
特別な結婚祝いで祝福してくれた方に、価格以上の感謝や感動を贈りましょう。
・金額のわかる商品券
・お別れを意味するハンカチ
・縁を切る意味になる刃物類
・靴下やスリッパなどの履き物(上司)
結婚祝いのお返し【職場】ギフトに添える「のし」などのマナー
結婚祝いのお返しとして選んだギフトには、「のし」をかけるほか、必要に応じて「お礼状」や「メッセージカード」を準備します。ここでは、結婚祝いの返礼品に添える「のし」などのマナーについて解説。
・のしを付ける場合は夫婦連名で
・お礼状は個別の結婚祝いに必ず用意を
・相手によってはメッセージカードも◎
それぞれ具体的に見ていきましょう♩
のしをかける場合は夫婦連名で
会社の社長や上司、同僚など「個人」から受け取った結婚祝いには、のしをかけた返礼品を贈ります。職場一同からの結婚祝いにまとめて返す場合は不要です。
・表書きは「内祝」か「寿」
・水引は「結び切り」か「あわじ結び」
・贈り主は夫婦連名で(旧姓は使わない)
・基本は「内のし」で、手渡しする場合は「外のし」
お礼状は個別の結婚祝いに必ず用意を
結婚祝いを個別で受け取った場合は、お礼状で丁寧に感謝を伝えます。お礼状は会社の社長や上司など目上の方にも失礼のないよう、フォーマルな文面で作成しましょう。
・筆ペンなどでの手書きする
・時候の挨拶で書き始める
・新郎新婦の名前を連名で記載する
・今後のお付き合いの挨拶や新居の住所を添える
・好ましいのは縦書き、便箋によっては横書きもOK
相手によってはメッセージカードも◎
メッセージカードは必ずつけるものではありませんが、職場一同として受け取った場合でも個別に返す際に添えたり、どうしても郵送でしか返せない場合に同封したりします。
もしかすると、お礼状に比べてカジュアルなイメージがあるかもしれませんが、実は結婚内祝いのメッセージカードには、正しい書き方や好ましいマナーがあります。
・「○○様へ」などの宛名は書かない
・「。」「、」などの句読点を使わない
・ギフトボックスの中に入れるか先に郵送する
ふさわしい相場とマナーで職場に結婚祝いのお返しを♡
職場からの結婚祝いは嬉しいものの、お返しを考えると予算や返礼品で失礼にならないか気になりますよね。ぜひ、こちらの記事で紹介した相場やマナー、おすすめギフトを参考にして、結婚内祝いの準備に役立ててくださいね。
お返しのギフトが決まったら、のし紙やお礼状などを必要に応じて準備したり、思いがけないNGマナーにも注意したりして、職場の方に心から感謝を伝えましょう♩