夫婦で結婚式に参加する場合のご祝儀相場は?覚えておきたい基本的なマナーも紹介
基本的なマナー2020.11.27 更新2020.10.13 公開
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夫婦で結婚式にお呼ばれしたときに迷うのがご祝儀について。特に金額相場は相手との関係性によっても異なるため、相手に失礼がないようにしっかり把握しておきましょう。
今回は夫婦で結婚式に参加する場合のご祝儀相場や包み方のマナーなどを紹介していきます。
目次
ご祝儀とは?
ご祝儀とは、結婚式や出産など人生の節目となるお祝い行事の際に贈るお金や品物を指します。
最近では会費制の結婚式でご祝儀不要な結婚式を開くカップルもいますが、日本では基本的にご祝儀を贈って参加する結婚式が多いです。
ご祝儀は新郎新婦への御祝の気持ちを表しているため、マナーを守って贈りましょう。
夫婦で結婚式に招かれたときのご祝儀の金額は?
友人の結婚式に夫婦で結婚式に招かれたときのご祝儀の金額は、5万円が相場。夫婦で招かれた場合は、2人で1つの引き出物が用意されていることが多いです。
しかし、相手が夫婦それぞれに引き出物を用意していた場合は、後日御祝のアイテムを贈るのがよいでしょう。
親戚の結婚式に夫婦で招かれた場合は5万円〜7万円、相手との関係が深い場合や相手の年齢が自分達よりも下の場合は8〜10万円がご祝儀の金額相場です。
自分の結婚式でご祝儀をもらっている場合は、ご祝儀と同じ額の金額を贈るのがマナー。
相場金額以上のご祝儀を贈ると、相手に遠慮されて気持ちよく受け取ってもらえないため相場内で考えるのがおすすめ♪
未成年の子供も一緒に参列する場合は?
基本的に未成年の子供が一緒に参列する場合は、親が一緒にご祝儀を包みます。
子供の料理代をプラスした金額を包むため小学生までの子供なら1万円、大人と同じ料理内容になる中学生以上の子供の場合は2万円をプラスするのが目安いです。
結婚式を欠席する場合はどうなるの?
結婚式を欠席する場合は、パターンによってご祝儀の金額が異なります。
- 事前に欠席と返信をしていた→1万円orお祝いのプレゼント
- 結婚当日に欠席することになった→当日包む予定だった金額
- 出席と返信したが欠席せざるおえなくなった→料理や引き出物のキャンセルがきくなら当日包む予定だった金額の半分、または3分の1の金額
出席と返信したが欠席せざるおえなくなった場合でも、料理や引き出物のキャンセルが聞かない時期になっていたら当日包む予定だった金額を贈りましょう。
基本的に出席としていたのにキャンセルする場合や、結婚式当日の欠席は失礼になってしまいます。
披露宴後に新郎新婦にお詫びの言葉とともにご祝儀を贈るのがマナーですよ。
▼ご祝儀の相場についてさらに詳しくはこちら♡
ご祝儀における数字のマナー
ご祝儀を包むなら、数字に関するマナーも把握しておきましょう。
ご祝儀は割り切れない3や5などの奇数や、「末広がり」である8がよしとされています。
しかし、結婚式で包むご祝儀は、縁起が悪いとされる偶数などの割り切れる数はNGです。また、9万円は偶数ですが「苦」をイメージさせる数字であるため、避けるのがマナー。
以上のことを踏まえると、3万・5万・8万円から選ぶのが基本ですよ♪
覚えておきたい!ご祝儀の包み方マナー
相手に失礼がないようにご祝儀の包み方のマナーは把握しておくことが重要です。「水引の種類」や「表書きや名前の書き方」「中袋の書き方」「ご祝儀袋の折り方」を紹介します。
正式なご祝儀袋とは?
結婚式のご祝儀は水引きは、10本の結び切りで熨斗(のし)が付いているご祝儀袋が正式です。
結婚は一生に一度であることが望ましいため解けにくい結び切りの水引を使用し、昔から縁起が良いとされるアワビを表した熨斗付きが結婚のお祝いに向いているとされています。
最近では、100円ショップからおしゃれな雑貨屋さんで華やかなデザインのご祝儀袋が販売されているため、選ぶときに迷ってしまう人も。
しかし、入れる金額が少ないのに袋だけが立派でも失礼にあたってしまうため要注意です。
ご祝儀袋のパッケージに合う金額相場が記載されているためチェックし、包む金額にあったデザインを選びましょう。
表書きと名前の書き方は?
基本的に表書きは「寿」や「御結婚御祝い」と書きます。下側の名前は結婚式に夫婦一緒に参加する場合は、連盟でも問題ありません。夫の名前を縦書きにし、左側に妻の名字を省いて名前だけ書くのが基本です。
また、未成年の子供が1人一緒の場合は、妻の名前の左側に子供の名前も記載するようにしましょう♪子供が2人以上の場合は、夫の名前の左側に「他家族一同」と書き添えるだけでOKです。
表書きや名前は濃い黒墨の毛筆か筆ペンを使用し、楷書体で書くのがマナーです。薄い色の墨を使用するのは弔事の御香典などを連想するため使用するのはNG。さらに、ボールペンは事務用として使われるものなので、マナー違反になるため覚えておきましょう!
最近は「HAPPY WEDDING」と英語表記のものもありますが、カジュアルな印象になるため、目上の人へのご祝儀には使わないのが無難。友人へのご祝儀袋として使うのがおすすめです。
中袋の書き方は?
ご祝儀袋の中袋の表面には金額、裏面には住所と指名を記入します。
金額を記入するときは「弐」「参」「伍」などの旧漢字を使い、中袋も毛筆や筆ペンを使用するのがマナーです。しかし、円は旧漢字の「圓」のどちらでも問題ありません。
ご祝儀袋の折り方は?
ご祝儀は中袋金額を記載した表側を正面にに入れ、裏面の上部分を下向きにおり下から上に向かって折り重ねるのが正しい折り方。結婚式はおめでたいお祝い事なので、「上を向く」の意味が込められるためです。
逆にすると、弔事で準備する御香典などのたたみ方になるため注意してください。
包むお札は新札が鉄則!
ご祝儀に包むお札は新札が鉄則です。新札とは銀行で発行した未使用のお札の事。
新札を包む事で、前もって結婚式を楽しみにしていたとの気持ちが相手に伝わります。銀行の両替や郵便局の窓口などで新札を発行してもらえるため利用するとよいでしょう。
▼ご祝儀袋の書き方・入れ方などについてさらに詳しくはこちら♡
袱紗の包み方を紹介
袱紗とは絹やちりめんで作られている、ご祝儀などを持ち運ぶときに使用するアイテムです。「布タイプ」や「爪付きタイプ」「台付きタイプ」「金封袱紗」の4種類があり、金封袱紗以外は自分で折りたたんで包む必要があります。
慶次用で使うなら、赤やオレンジなどあたたかみを感じるカラーか華やかな色合いを選ぶのがよいでしょう。
フォーマルなドレスを売っているお店などでも購入できますが、最近ではファッションブランドからおしゃれな袱紗が販売されている事も。社会人であればひとつ用意しておくと役立ちますよ♪
袱紗の包む手順
ご祝儀袋を「布タイプ」「爪付きタイプ」「台付きタイプ」の袱紗に包むときの手順を紹介します。
- STEP1:袱紗をダイヤモンドのように広げ、左寄りの中央にご祝儀をおく。
- STEP2:左側・上部・下部・右側の順で中に折り込む。
- STEP3:余った部分を裏へ折り返す。
とても簡単ですよ♪社会人のマナーとして覚えておくとよいでしょう。
▼袱紗についてさらに詳しくはこちら♡
▼渡すタイミングや渡し方のマナーもチェック♪
結婚式に参加するなら髪型や服装マナー&当日のマナーもチェック♪
結婚式に参加する場合、髪型や服装にも注意したいところ。結婚式は新郎新婦をお祝いするための宴なので、服装や髪型は特にマナーを守るのが基本です!
夫婦で参加するときの服装新郎新婦との間柄などに見合う格の礼装を選び、夫婦で服装の格を揃えるのがマナー!
- 女性ゲスト服装マナー
- 男性ゲスト服装マナー
- 子どもゲスト服装マナー
など、夫婦で参加するときに押さえておきたい服装選びの基本は、こちらの記事で確認しておきましょう♪
▼当日の流れやふるまいマナーも押さえましょう♡
ご祝儀のマナーを守って結婚を夫婦でお祝いしよう!
今回は夫婦で結婚式に参加する場合のご祝儀の金額や包み方などについて解説してきました。
結婚式などおめでたい行事のご祝儀は、相手に失礼にならないようにしっかりマナーを把握してから準備をするのが常識です!
ご祝儀袋の種類や包む金額・表書きや名前の書き方などを把握し、夫婦で気持ちよく結婚をお祝いしましょう♪