結婚式の席順はどう決めるの?基本のマナーと気配りのポイントをチェックしよう♪
結婚式の席順に悩むプレ花嫁さん必見! 席順を決める際の基本的なルールと丸テーブル、長テーブルなど会場レイアウト別の考え方、配慮すべきポイントや「こんな場合はどうしたらいいの?」など、席順にまつわる疑問やお悩みにお答えします♪
席次表2020.7.31 更新2020.7.31 公開
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目次
結婚式の席順決めに迷うプレ花嫁さんへ♡
「結婚式の席順決めるのって難しそう……」
そんな不安をお持ちのプレ花嫁さんは多いのでは?
結婚式の席順は「参加者を適当にテーブルに割り振ればOK!」というほど気楽にはいかないのが難しいところですよね。
結婚式には慣習や格式にこだわりのある年配の方などが参加されることもあります。ゲストに不快な想いをさせないためにも、マナーを押さえておきましょう。
ここでは、結婚式の席順の基本的な考え方とマナーについてご説明します。
席順に関してよくある「こんなときはどうすればいいの?」という疑問についてもお答えするので、席順にお悩みのプレ花嫁さんは参考にしてみてくださいね。
結婚式の席順決め【3つの基本】を押さえよう♪
席順を決め始める前に、まずは結婚式の席順について、基本となる考え方やマナーを押さえておきましょう。
押さえるべき基本は3つだけ!
- 会場左が新郎側・右が新婦側となる
- 新郎新婦に近い席が上席⇔遠い席が末席
- 席順はゲストの居心地の良さに配慮して決める
以上です。ひとつずつ確認していきましょう♪
基本①新郎新婦はメイン席*向かって左に新郎・右に新婦
結婚式では、新郎新婦が会場正面奥に設けたメイン席に着席します。
メイン席は「高砂(たかさご)」と呼ばれ一段高い位置に設置するのが一般的でしたが、近年はゲストと同じ高さに新郎新婦席を設けることも増えています。
ゲストから向かって左側に新郎、右側に新婦が着席するのが一般的です。
近年の結婚式では少なくなりましたが、媒酌人を立てる場合、高砂席に新郎新婦を挟む形で媒酌人夫妻が着席します。
新郎新婦の並びに合わせて、会場左側に新郎側ゲストの席、右側に新婦側ゲストの席を設けるのが基本です。
基本②新郎新婦席に近いほど上席、遠いほど末席
結婚式に限らず、席次や席順を決める際の基本は、
「年長者やもてなされる側の人が上席(上座)、目下の人やもてなす側の人が末席(下座)につく」
という考え方です。
結婚式の席順では、新郎新婦の席に近い席ほど上席となり、新郎新婦から遠くなるほど末席となると考えます。
上席から末席へと順に
- 主賓や会社の上司、恩師など
- 仕事関係者
- 友人
- 親族
- 家族
- 父母
となるように席順を決めるのが基本的なマナーです。
新郎新婦の父母は主催者側の立場となるため、末席に着くのが基本です。
基本③ゲストの居心地の良さにしっかり配慮して!
ここまで「新郎側・新婦側」「上席・末席」という基本的な決まり事についてご説明してきました。
基本を押さえるのは大切。でも、ルールにこだわるあまり、せっかく来てくれたゲストに居心地の悪さを感じさせてしまっては本末転倒です!
席順を決める際は、仲の悪い人同士を同じテーブルにしない、孤立しそうな人を作らない、など細やかに気を配るようにしましょう。
自分が結婚式にゲストとしてお呼ばれするとき、「当日同じテーブルに誰がいて、誰と近い席なのかな?」と気になったことはありませんか?
「初対面の人でも誰とでも楽しく会話できる」なんて人は少数派です。
できればゲスト一人一人を思い浮かべて、「同じテーブルに話し相手がいるかな?」「居心地の悪い思いをしないかな?」と考えてみてくださいね。
結婚式の席順決め♡まずはグルーピングから!
基本的な考え方を押さえたら、具体的に席順を決める作業に取り組んでいきましょう。
席次表のデザインや印刷にかかる時間も考えると、返信ハガキが揃って参加者が確定したら、すぐにでも席順づくりに取りかかることをおすすめします!
ゲストからの返信ハガキが揃って当日の参加者が確定したら、まずはゲストをグルーピングすることから始めましょう。
返信ハガキを見ながら新郎新婦それぞれ「職場の関係者」「大学時代の関係者」「高校時代の関係者」「父方の親戚」「母方の親戚」など、属性別にグループ分けしていくとわかりやすいですね。
どのグループに何席ぐらい必要なのかや、ほかのグループと相席にすべきかどうかといったことが確認できるはずです。
結婚式会場のレイアウト別*席順の決め方
グループ分けと必要な席数の割り出しができたら、プランナーさんと相談のうえ当日のテーブルレイアウトを決め、席順を決定していきましょう。
結婚式のレイアウトはいろいろありますが、一般的なものとして以下の3つのパターンがあります。
- 円卓スタイル
- くし型スタイル
- 一本流しスタイル
ここからは、レイアウト別に席順の考え方をご紹介していきます。
円卓スタイルの席順の考え方
丸テーブル(円卓)を会場内に配置するスタイルは、結婚式で最も一般的なレイアウトです。
テーブルの配置やテーブルごとの人数を調整しやすく、柔軟に席順を組むことができます。
円卓スタイルでは、新郎新婦席に近いテーブルほど上席となり、同じテーブル内でも中央正面に近い席ほど上席となります。
上の図は円卓スタイルのレイアウトの一例です。ブルーのテーブルが新郎側ゲスト席、ピンクのテーブルが新婦側ゲスト席で、それぞれ1が上席、4が末席となります。
テーブル内では、それぞれ1から8の順に上席→末席になると考えましょう。
くし型スタイルの席順の考え方
メインテーブルに対して垂直になる形に長テーブルを配置するスタイルは、皇室の晩餐会などでも採用されている格式高いレイアウトです。
会場内にすっきりとした直線ができることや、長テーブルにグラスが一列に並ぶ美しさなど、写真映えしやすいことで近年人気が高まっています。
このレイアウトの場合、会場の中央に近いテーブルほど上席となります。テーブル内では新郎新婦側の席ほど上席です。
一本流しスタイルの席順の考え方
新郎新婦席を設けず、大きめのテーブルを新郎新婦とゲスト全員で囲むスタイルです。15人ぐらいまでの比較的少人数でのパーティに向いています。
上席・末席を意識する場合は、新郎新婦の両隣が上席となり、新郎新婦を挟んだ反対側の隅に近い席が末席となります。
ただしこのスタイルの場合、上席・末席にあまりこだわらず自由に席順を決めるケースも多いでしょう。
結婚式の席順、こんな場合はどうすればいいの?
結婚式のレイアウトに合わせて、基本的なマナーやゲストの居心地の良さを考えつつ席順を考えていると、
「うーん、この場合はどうしたらいいのかな……?」
と困ってしまうこともあると思います。
ここからは、結婚式の席順決めにあたってよくある疑問について、考え方などをご紹介していきます♪
両家のゲスト人数に偏りがあるときは?
両家のゲストの人数をなるべく同じぐらいに揃えようと思っても、いろいろな事情で人数に偏りができてしまうことはありますよね。
そんなときは「左側を新郎側ゲスト席、右側を新婦側ゲスト席にしなければ」とこだわらなくても大丈夫。相手側のエリアにテーブルを配置しても問題ありません。
新郎側のゲストと新婦側のゲストを同じテーブルにするのもOKです。
この場合はテーブル内左側に新郎側ゲスト、右側に新婦側ゲストの席を設けます。
年齢や属性がなるべく近く、話がはずみそうなグループで組み合わせるようにしてくださいね。
同じグループが1つのテーブルに入りきらないときは?
たとえば現在勤めている職場の人たちや、大学時代のサークル仲間などを招待する場合など、グループ全員が一つのテーブルに納まらないほど大人数になることもあります。
この場合「グループで一つのテーブルを作って、そこに納まりきらなかった1~2人だけ別のテーブルへ」というのはNG!
グループ全員が一つのテーブルに納まりきらない場合、バランスよく半々に分けて、それぞれ別のグループと組み合わせるようにしましょう。
家族席を良い位置に配置したいんだけどダメ?
結婚式において、新郎新婦の両親はゲストをもてなす立場であり、末席に着くのがマナーとされています。
しかし近年では「これまでお世話になった両親を良い席でもてなしたい」という想いから、会場の真ん中に家族席を設けるようなケースもあります。
こうした対応ができるかどうかは会場の方針などによっても異なるため、希望する場合はプランナーさんに相談してみましょう。
会場側がOKでも、ご両親が「常識はずれと思われそうだから嫌だな」と思われるかもしれないので、まずはご両親の意見を聞いておくことを忘れずに!
配慮すべきゲストがいるときは?
小さなお子さん連れの方や妊娠中の方、高齢の方や体の不自由な方など、特に配慮が必要になる方がゲストにいる場合、席順にも気を配りましょう。
同じグループや近い属性の人たちとなるべく同じテーブルになるようにしつつ、入退室しやすい席にするよう意識して。
ベビーカーや車いすを使用している場合などは特に、出入り口からの動線を確保できる席を用意するのが大切です。
また、スピーカーに近い席を避けるといった気配りもあると良いですね。
1人で参加してくれるゲストがいるときは?
「高校時代の友人3人に声をかけたけど、出席できるのが1人だけだった」
「前の職場で仲良しだった友達が1人だけ参加してくれる」
など、会場に知り合いがいないゲストがいることもあるかもしれません。
知り合いがいなくても祝いに駆けつけてくれる大切なゲストがさみしい想いをしないよう、最大限に配慮したいですよね。
年齢が近い人や、趣味や性格が合いそうな人などが隣になる席がおすすめです。
そのゲストが一人での参加であることやどんな人なのかをあらかじめ同じ席の人に伝えて、なるべく話しかけてもらうようお願いしておきましょう。
席順が決まったらオリジナルの席次表でおもてなし♡
席順が決まったら、席次表に入れ込んでいきましょう。
デザインや掲載する挨拶文でも、ふたりの結婚式の世界観を表現したいですね♡
ゲストのお名前の表記に、誤字や肩書の間違いがないか印刷前に必ずチェックしましょう!
気の利いた席順でゲストが気持ちよく過ごせる結婚式にしよう♪
結婚式の席順について、基本的な決まり事やマナーと、会場レイアウトや配慮すべきポイントに合わせた考え方をご説明しました。
どのゲストを上席にしたら良いのかや、グループの組み合わせを考えるのはなかなか難しくて、正直「面倒だな……」と思ってしまうかもしれません。でも、ここががんばりどころです!
ゲストの居心地の良さをしっかりと考えて練られた席順なら、参加してくれた人たちも当日心地よい時間を過ごせるはず。
「良い結婚式だったな」と思ってもらえるよう、ベストな席順を考えましょう♪