50代向け・和装の髪型カタログ♩自分でできるヘアアレンジを一挙紹介
結婚式で和装を着る際は、衣装にマッチした髪型を選ぶことが重要です。 とはいえ、50代ともなると、衣装との相性だけではなく、大人の女性らしさも意識していかなくてはなりません。 そこで今回は、50代の女性におすすめしたい和装の髪型をピックアップ♩ 自分でできるヘアアレンジをまとめてみました。
ビューティー2021.5.19 更新2020.5.29 公開
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目次
50代の和装スタイルにおすすめの髪型(ショートヘア編)
【50代のショートヘアにおすすめの髪型3パターン】
- ふんわり大人和装スタイル
- 髪飾りを加えた上品ショートヘア
- 和装ウィッグスタイル
ショートヘアはアレンジができない…と諦めてはいませんか?
実はショートヘアでも、和装に合うスタイリングと髪飾りで華やかな髪型にすることができちゃうんですよ♩
しかも上記の髪型なら、サロンに行く必要もなし!
必要な道具さえ用意すれば自分で簡単にアレンジすることが可能ですから、ぜひ挑戦してみてください*
ふんわり大人和装スタイル
髪質が細くなってきたと感じる50代の女性には、ふんわりとボリュームを出した大人の和装ヘアアレンジがおすすめです。
華やかながら落ち着きのある髪型なので、黒留袖はもちろん、色留袖や訪問着もおしとやかに着こなすことができます。
用意するもの
- カールドライヤー
- ヘアワックス
- ヘアスプレー
- くし
ヘアセットのやり方①カールドライヤーを使い、毛の流れに逆らうようにブロウをしていきます。
②そのままカールドライヤーを使って前髪を外巻きします。
③ワックスを少量手に取り、手の平で広げて襟足から付けていきます。
④髪のボリュームをアップさせるように、髪を下から上へ持ちあげます。
⑤前髪にもワックスを付けたら、一度髪の毛全体を前に持っていきます。
⑥ヘアスプレーを全体にかけて5~10秒ほど時間を置きます。
⑦くしを使って髪の毛を後ろに寄せるようにとかしていきます。
⑧髪の毛の外側をくしで整えていきます。
⑨再度スプレーをかけながら髪を整えれば完成です。
詳しいやり方は以下の動画で確認することができます。
こちらの髪型をつくる時のポイントとしては、くしを強く当てすぎないこと!
力を入れて髪をとかすと、ふんわりヘアが台無しになってしまいます。
面をつくるようなイメージで全体を整えていきましょう。
髪飾りを加えた上品ショートヘア
髪飾りを使ったヘアアレンジは、結婚式などの華やかなシーンにぴったり。
とくに黒留袖や暗めの色の和装によく似合いますから、上品な大人の髪型に仕上げたい方はぜひ挑戦してみましょう。
用意するもの
- ストレートアイロン
- ヘアワックス
- ヘアスプレー
- コーム
- 髪飾り
ヘアセットのやり方①サイドとトップの髪の毛をストレートアイロンで内側に巻いてボリュームを出します。
②適量のワックスを手に取り、髪になじませていきます。
③トップを持ち上げながらワックスをなじませ、根元にボリュームを加えていきます。
④少し離れた位置からヘアスプレーをかけて、髪飾りを左右どちらかに付ければ完成です。
こちらも動画解説がありますので、詳しい手順を見たい方はぜひ参考にしてみてください。
ショートヘアに合わせる髪飾りはアメピンタイプがおすすめです。
シルバーやゴールドのステンレス素材の髪飾りを使うことで、和装スタイルが上品に仕上がりますよ*
華やかさをアップさせたい人は、パールがついたパッチンピンを付けても◎
和装ウィッグスタイル
ヘアセットやアレンジが苦手な方は、ウィッグを使った和装ヘアスタイルがおすすめです。
トップに付けてボリュームアップしたり、シニヨンヘアをつくったり、ウィッグの種類と付ける位置を変えるだけで、何パターンもの髪型に挑戦することができます♩
一般的なウィッグを使っても問題ありませんが、着物屋さんなどで売っている和装ウィッグを使うと、よりこなれた和装スタイルになりますよ。
50代の和装スタイルにおすすめの髪型(ボブ編)
【50代のボブヘアにおすすめの髪型3パターン】
- 逆毛を立てて作るダウンスタイル
- きれいめ和装アップスタイル
- 夜会巻き風ヘアアレンジ
髪が肩に届くぐらいの長さがあるボブヘアの方は、ダウンスタイルにもアップスタイルにもアレンジすることが可能です。
以下で紹介している髪型は、どれも華やかで結婚式にぴったり♩
気になるヘアスタイルがあったらぜひチャレンジしてみてくださいね。
逆毛を立てて作るダウンスタイル
和装に合わせる髪型をダウンスタイルにしたい方は、逆毛を立てて奥行きのあるヘアスタイルを作ってみては。
ヘアゴムやかんざしを使わなくても和装を華やかに見せることができますよ。
用意するもの
- ホットカーラー
- クリップ(ブロッキング用)
- アメピン
- ブラシ
ヘアセットのやり方①ホットカーラーで髪の毛全体を巻きます。
②前髪とトップをクリップでブロッキングしておきます。
③ブロッキングした部分以外の髪の毛をまとめ、後ろで1本に束ねます。
④前髪のクリップを外し、片方に流してアメピンで固定します。ピンは耳の後ろあたりに付けると◎
⑤トップのクリップを外し、髪を持ち上げた状態で内側の逆毛を立てていきます。
⑥トップの外側の髪の毛を内側の逆毛にかぶせます。
⑦逆毛で作ったボリュームを崩さないように外側の髪の毛を整えれば完成です。
襟足部分が長いボブヘアの方は、動画のようにゴムでトップの下を束ねるのがおすすめです。
また、逆毛がすぐに崩れてしまう場合はヘアスプレーを使いながら逆毛を立てていきましょう。
コームにヘアスプレーをかけて逆毛を立てると、よりトップにボリュームを持たせることができます。
きれいめ和装アップスタイル
和装と相性抜群なきれいめアップスタイルは、ボブヘアでも作ることが可能です。
こちらは少しコツがいるので、結婚式前にヘアアレンジの練習をしておくのがおすすめです。
用意するもの
- ヘアゴム
- アメピン
- Uピン
- コーム
ヘアセットのやり方①耳より前のサイドを残し、髪をハーフアップにします。この時、結び目を丸くまとめてお団子状にしておくことがポイントです。
②襟足部分の髪もゴムで1本にまとめて、毛先を丸めておきます。
③襟足の髪の毛先を持ち上げ、ハーフアップの部分に隠れるようにアメピンで固定します。
④残しておいたサイドの髪をねじり、後頭部に持ってきてアメピンで固定します。
⑤ハーフアップにした髪の毛先を持ちながら、トップを軽くほぐします。
⑥最後にハーフアップ部分の毛先を内側に丸めてUピンで固定すれば完成です。
こちらの解説動画はセルフではありませんが、何回か練習をすれば、初心者でも自分でヘアセットをすることができます。
ちなみにヘアゴムは細めのタイプを使うのがおすすめです。
ヘアセットした髪が崩れてしまいそうな場合は、ピンを増やしたりヘアスプレーをかけたりしてしっかりと固定しておきましょう。
夜会巻き風ヘアアレンジ
夜会巻きはロングヘア向けの髪型と思われがちですが、実はボブヘアでも作ることができるんですよ♩
今回は初心者向けの夜会巻き風ヘアアレンジを紹介したいと思います。
用意するもの
- ヘアゴム
- Uピン
ヘアセットのやり方①ヘアゴムを使って髪の毛を1本にまとめます。
②結び目を少し下にズラし、くるりんぱの要領で毛先を髪の結び目の上に入れ込んでいきます。
③Uピンを使って髪を固定すれば完成です。
こちらの夜会巻き風ヘアアレンジはUピンの挿し方がポイントとなるので、動画を参考にしながら事前に練習を行うのがおすすめです。
なお、手先に自信がない方は、大きめの髪飾りを用意しておくと◎
髪を入れ込んだ部分が多少崩れてしまっても、髪飾りでカバーすればきれいな夜会巻きに見せることができますよ。
50代の和装スタイルにおすすめの髪型(ミディアムヘア編)
【50代のミディアムヘアにおすすめの髪型2パターン】
- ギブソンタック
- かぶせアップスタイル
ミディアムヘアぐらいの髪の長さになると、ダウンスタイルはあまりおすすめできません。
大人の女性らしく、品の良いアップスタイルで和装を美しく着こなしましょう。
ここでは50代のミディアムヘアにおすすめの髪型を2つご紹介していきます。
ギブソンタック
ギブソンタックとは、結んだ髪に毛先を押し込める海外発祥の髪型です。
洋髪ですが和装との相性が良く、落ち着きのある上品なスタイルに仕上がります。
用意するもの
- カールアイロン
- ヘアワックス
- ヘアゴム
- アメピン
ヘアセットの手順①カールアイロンで毛先を軽く内側に巻きます。
②適量のワックスを手に取り、毛先を中心に髪全体へ付けて馴染ませます。
③ヘアゴムで髪を1本にまとめます。
④結び目を下に下げて、くるりんぱを1回行います。
⑤毛先をゴムで結び、内側にくるくると丸めていきます。
⑥くるりんぱした部分まで髪を丸めたら、最後にアメピンを使って固定します。
詳しい手順やくるりんぱのやり方などは以下の動画をチェックしてみてくださいね。
丸めた部分から毛がはみ出てしまう場合は、最後にヘアスプレーで整えればOK♩
かんざしを1本挿すと、さらに和装スタイルが美しく引き立ちます。
かぶせアップスタイル
こちらは前項で紹介したボブヘアのアレンジ方法と似たスタイルで、逆毛を立てて作るアップスタイルです。
編み込みやお団子が見えるアップスタイルも素敵ですが、このようにすっきりとまとめあげた髪型も和装によく似合いますよ♩
用意するもの
- ヘアゴム
- クリップ(ブロッキング用)
- アメリカピン
- コーム
ヘアセットのやり方①クリップでトップと左右のサイドをブロッキングします。
②トップのすぐ下(後頭部の真ん中あたり)の髪をとり、三つ編みで結んでいきます。
③三つ編みを丸めて、トップの真下にお団子を作ります。
④ブロッキングしていない残りの髪を2つに分け、三つ編みで作ったお団子に巻き付けていきます。
⑤最初にブロッキングしたサイドの髪の毛も④に巻き付けます。
⑥トップのクリップを外し、持ち上げた状態で逆毛を立てていきます。
⑦最後にトップを⑤にかぶせ、外側を整えれば完成です。
解説動画のようにトップを3段階に分けて逆毛を立てると、ふんわりとしたキレイな髪型に仕上がります。
先程紹介したギブソンタック同様、かんざしを挿すと上品な和装スタイルに。
とくに黒留袖でかぶせスタイルをする場合は、べっ甲かんざしやバチかんざしを使うと様になりますよ♡
50代の和装スタイルにおすすめの髪型(ロングヘア編)
【50代のロングヘアにおすすめの髪型2パターン】
- シニヨンアレンジ
- ロングヘア向け夜会巻きスタイル
ロングヘア向けのヘアアレンジは、どれもこれも上級者向けばかり。
しかし上記の髪型であれば、サロンに行かなくてもセルフでヘアセットを行うことが可能です。
ボブヘアやミディアムヘア向けのアレンジよりも少々難易度は高めですが、自分でヘアアレンジをしたい方はぜひ挑戦してみてくださいね。
シニヨンアレンジ
シニヨンは髪を後頭部でまとめるスタイルを指します。
シンプルなお団子スタイルのシニヨンアレンジは、端正で和装にもぴったり。
髪が長ければ長いほどボリュームのある髪型に仕上がりますので、ロングヘアでアレンジに悩んでいる方は、ぜひ試してみてはいかがでしょう。
用意するもの
- コーム
- ヘアゴム
- アメピン
ヘアセットのやり方①耳の高さを境目に、髪を上と下の2つに分けます。上の髪はクリップでブロッキングしておきましょう。
②下の髪をヘアゴムで1本に束ねます。高い位置で留めると◎
③上の髪も同様に1本にまとめます。
④コームの反対側を使ってトップにボリュームを加えます。
⑤束ねた上の髪の毛先を中に入れるように巻いていきます。
⑥丸めた髪の両端をアメピンで留めます。
⑦下の髪の毛をロープ状にねじり、⑥に巻き付けます。
⑧巻き付けた髪の毛先をピンで留めます。
⑨最後に⑥のシニヨンを広げて、ピンで固定すれば完成です。
シニヨンアレンジは様々なものがありますが、以下の動画で解説しているアレンジ方法は初心者向けでとっても簡単♩
髪が長い方は、ロープ状にねじるのを三つ編みに変えてみても良いかもしれませんね。
ロングヘア向け夜会巻きスタイル
超ロングヘアの和装スタイルには夜会巻きがマストです。
専用のUピンやコームを使うと、崩れにくい夜会巻きに仕上げることができます。
今回は専用の夜会巻きコームを使ったヘアアレンジのやり方を紹介します。
用意するもの
- ヘアゴム
- 夜会巻きコーム
- ブラシ
ヘアセットのやり方①ブラシで髪をとかしながら髪を1本にまとめます。この時、結び目を最も低い位置にすることがポイントです。
②結んだ髪を引っ張りながら反時計周りにねじっていきます。
③ねじった部分に毛先を入れます。
④夜会巻きコームをねじった部分に挿し、横に寝かせて毛先を入れた部分に入れ込めば完成です。
なお、夜会巻きの手順については、以下の動画を参考にするのがおすすめです。
髪を固定する際のコツも紹介されていますから、ぜひこちらを見ながら夜会巻きに挑戦してみましょう。
▼お呼ばれ和装のマナーはこちら
50代は大人の和装スタイルに合う髪型を選びましょう♩
和装に似合う髪型は実に様々ですが、50代ともなると、大人の女性らしい上品なスタイルが求められます。
とくに結婚式などのフォーマルなシーンでは髪型だけで品格が問われますから、和装を着る際は落ち着きのあるヘアスタイルを選ぶことがポイントです。
今回紹介した髪型を参考にしながら、ぜひ大人の和装スタイルに仕立てていきましょう♡
▶︎結婚式に参加する前に…マナー&持ち物をおさらい♡