和装用の髪飾りを手作りしちゃおう♪100均アイテムで叶える花嫁DIY
「和装に合う髪飾りを探しているけど、なかなか自分好みのものが見つからない!」 「和装用の髪飾りを購入しようと思ったら、想像以上にお値段が高かった…」 そんな事情でお困りの花嫁さん達!いっそのこと、和装用の髪飾りを手作りしてみませんか? 今回は低コストで出来る、和装用の髪飾りの作り方をご紹介します♡
小物2021.6.18 更新2020.4.28 公開
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和装に合う髪飾りで手作りできるものって?
まずは先輩花嫁さん達が実際に作った和装用の髪飾りを見ていきましょう♩
お花の髪飾り
和装用の髪飾りとして人気の高いお花の髪飾りは、造花を使って手作りに挑戦する花嫁さん達が多いようです。
造花なら事前に作っても枯れる心配がないので、結婚式当日だけでなく、前撮りや後撮りにも使うことができますね♩
こちらは白無垢に合わせて作られたお花の髪飾り❀
このように、和装に合わせて好きな花を組み合わせられるのは手作りならではのメリットと言えます。
最近トレンドになりつつあるドライフラワーの髪飾りも、造花を使えば簡単に手作りすることが可能♩
ドライフラワーを作る工程を省くことができるので、DIY初心者の方でも安心して作ることができますよ♡
少し手間を加えると、こんなアレンジもできちゃう♡
こちらはフラワーパーツにパールアクセサリーをプラスした髪飾り。和装姿が一気に華やかになりますね♩
つまみ細工の髪飾り
つまみ細工は江戸時代から伝わる日本の工芸品で、和装との相性抜群なんです♡
一見作るのが難しそうに見えますが、コツをつかめば簡単に手作りすることができますよ♩
こちらは剣つまみと呼ばれる手法で作られたつまみ細工の髪飾りです❀
胡蝶蘭の髪飾りとバランス良くセットされており、和装が美しく引き立っていますね。
小さいつまみ細工でも、寄せ集めればこんなに存在感のある髪飾りに変身!
余った花びら部分がゆらゆら揺れるように作られていてとっても可愛いですね。
少し手間はかかりますが、時間に余裕がある場合はこういった中級者向けの髪飾りに挑戦してみるのもおすすめです。
こちらはグログランリボンで作られたつまみ細工*
つまみ細工を作る時は基本的にちりめんの生地が用いられますが、このように別の素材を代用することも可能です。
洋テイストを取り入れたいなら、コットンやオーガンジーで作ってみるのもアリ♡
使う生地によって雰囲気がガラっと変わりますから、自分好みのテイストに合わせて作ってみてくださいね。
アメリカンフラワーの髪飾り
アメリカンフラワーはその名の通り、アメリカ生まれのアートフラワーのこと*
ワイヤーとディップ液(合成樹脂液)を使って作るのが特徴で、最近は和婚の新たなトレンドとしても注目されています♡
ガラスような透け感があり、クリアカラーは白無垢との相性抜群です♩
色が付いたアメリカンフラワーは色打掛によく似合います♡
洋髪に取り入れるとよりエレガントな和装スタイルに。ドライフラワーと組み合わせてもイマドキっぽさがアップしますね。
アメリカンフラワーはワイヤーの形を変えればお花以外の作品も作ることが可能♡
こちらのアメリカンフラワーは蝶をイメージした作品。グラデーションが入っていて、鮮やかな色打掛にもよく似合いそうなデザインですね。
玉かんざし風髪飾り
日本髪にする予定の花嫁さんは、小さな手毬の髪飾りを手作りしてみては。
こちらも難易度は高そうですが、基本的には切って貼るだけの作業で完成します。
白無垢を着用する場合は、色を少なめにまとめると上品に仕上がります。
玉自体の個数も少量にしたほうが落ち着いて見えるでしょう。
一方、色打掛を着る予定であれば、数種類の玉かんざし風髪飾りを作るのがおすすめです。
色んな色・柄・素材の玉かんざし風髪飾りを作っておくと、モダンな和装スタイルになりますよ♡
【種類別】和装に合う髪飾りの作り方
それでは先程ご紹介した和装用の髪飾りを実際に作ってみましょう*
なお、各髪飾りを作る際に使うアイテムのほとんどは100円ショップで購入することができますよ♩
お花の髪飾りの作り方
今回はかんざしタイプではなく、Uピンを使ったお花の髪飾りの作り方をご紹介します*
用意するもの
- 造花
- キリ
- ワイヤー
- ビニールテープ
- Uピン
お花の髪飾りはALL100均アイテムで作ることが可能ですが、お花の種類にこだわりたい方はフラワーショップなどで購入するのもアリ。
ちなみにドライフラワーの髪飾りを作る予定の花嫁さんは、ダイソーに売っているドライ風フラワーが個人的に超おすすめです♥
作り方
①造花の茎部分をカットします。この時、根元を3cmぐらい残しておくことがポイント。後から作業がしやすくなりますよ♩
②茎部分をカットしたら、根元に残った茎にキリで穴を開けます。ちなみに枝分かれしている造花は穴を開けなくてもOKです。
③穴にワイヤーを通していきます。枝分かれしている造花の場合はどこか1ヶ所の枝にワイヤーをくくりつけて。
④ワイヤーをUの字にして、片方のワイヤーを茎の根元に巻き付けていきます。この工程で、造花とワイヤーをしっかり固定させてくださいね。
⑤ワイヤーをUピンぐらいの長さにカットします。
⑥フローラルテープで造花の根元部分とワイヤーを巻いて固定させます。
⑦フローラルテープを巻き付けたワイヤーをUピンの片方に重ねて、最後にテープをもう一巻きすれば完成です。
ヘアクリップやかんざしに造花をくっつける場合は、グルーガンを使うのがおすすめです。
グルーガンも100円ショップで購入できるので、Uピンタイプ以外の髪飾りを作る場合はぜひチェックしてみてくださいね。
つまみ細工の髪飾りの作り方
つまみ細工は『丸つまみ』と『剣つまみ』の2種類があります。今回は丸つまみの作り方を解説していきますね♩
用意するもの
- 布
- ボンド
- ピンセット
- 画用紙
- パール・ビーズなど
- グルーガン
- Uピン・かんざしなど(髪飾りの土台となるもの)
つまみ細工も100均アイテムのみで作ることが可能です♡
花びらの元となる布はちりめん生地がおすすめですが、雰囲気を変えたい場合は別の素材に挑戦しても◎
作り方
①つまみ細工用の布を正方形に切ります。大きさとしては2~5cmぐらいがおすすめ。まずは同じ大きさのものを5枚作っておきましょう。
②次につまみ細工の花びらを乗せる円形の土台を作ります。土台の直径は、①で作った布の半分ぐらいにするのがおすすめです。
③正方形にカットした布を1枚手に取り、ピンセットを使って対角に折る。
④三角形の状態になったら、さらに半分に折ります。
⑤2つに割れている方の先端を、それぞれ外側に広げながら反対側の先端にくっつけます。
⑥3つの先端が離れないようにボンドを付けて固定します。ボンドは極わずかな量でOK。付けすぎると仕上がりが悪くなるので注意してください。
⑦花びらに見えるように、丸く形を整えていきます。これで1枚の花びらの完成です。同じ工程で残りの花びらも作っていきましょう。
⑧全ての花びらが出来たら、ボンドとピンセットを使って土台に花びらを固定していきます。
⑨中心部分にパールやビーズを乗せます。
⑩グルーガンでUピンやかんざしにつまみ細工を固定すれば髪飾りの完成です。
なお、つまみ細工の作り方についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひご覧になってみてください♩
動画解説や剣つまみの作り方も載っていますよ♡
アメリカンフラワーの髪飾りの作り方
アメリカンフラワーは作り慣れるまでに少し時間がかかるので、最初は小さめの作品をいくつか試作してみましょう♩
クローバーや紫陽花など、小さいパーツを組み合わせて作れるものがおすすめです*
用意するもの
- ディップ液
- ステンレスワイヤー
- ニッパー
- スポンジまたは発泡スチロール
- 紙コップ
- 竹ぐしまたは割り箸
- グルーガンなど(髪飾りを固定させるもの)
ディップ液は100円ショップで販売されていないので、用意する際は手芸屋さんで購入しましょう。大体1,500円前後で購入することができますよ♩
なお、100均アイテムのみで作りたい方はマニキュアを代用することもできます*
ただしマニキュアはディップ液よりも粘度が低いので、作る際の難易度は少々高くなってしまうかも。
作り方
①ニッパーを使いながらワイヤーでアメリカンフラワーの花びら部分を作っていきます。
②紙コップにディップ液を注ぎます。色を付けたい場合は、このタイミングでインクを数滴垂らしておいてください。
③ワイヤーを紙コップの中に入っているディップ液に浸し、シャボン玉をする時のようなイメージで輪っかの中に膜を張ります。
④膜が割れないように注意して、ワイヤーをスポンジに刺します。
⑤同じ工程で花びらをいくつか作成します。
⑥風通しの良い場所でワイヤーの膜を乾かし硬化させます。目安としては3時間程乾燥させるのが◎
⑦花びら同士をくっつけて、花の形を作っていきます。
⑧デザインが完成したら、余った茎の部分をニッパーでカットして出来上がり♩あとはグルーガンなどを使ってUピンやかんざしに固定させていきましょう。
アメリカンフラワーの強度を高めるなら、ディップ液と一緒にストレンスナーと呼ばれる強化液を使うのがおすすめです◎
ストレンスナーも手芸屋さんで販売されているので、こちらも併せてチェックしてみてくださいね♩
玉かんざし風髪飾りの作り方
玉かんざし風髪飾りの作り方はいくつかのパターンがあります。
その中から今回は、発泡スチロールを使って簡単にできる玉かんざし風髪飾りの作り方を紹介していきます♩
用意するもの
- 布
- 発泡スチロール(球体のもの)
- カッター
- はさみ
- Uピン
- 針と糸
ボール型の発泡スチロールは100円ショップでも購入することが可能ですが、サイズは大きめなので、小さい玉かんざしを作りたい場合はネットで購入するのがおすすめです。
作り方
①カッターを使って発泡スチロールを半球にカットします。
②布の上に①を乗せて、カットした面よりもひと回り大きな丸を書きます。大体の丸でOKなので、わざわざコンパスなどを使う必要はありません。
③布を丸型に切っていきます。
④布のフチを並縫いして、半分にカットした発泡スチロールをカット面が上向きになるように乗せます。
⑤並縫いした糸を引っ張り、カットした面の上で布を絞って糸を結びます。
⑥同じものをもう1つ作り、カットした面同士を合わせてコの字にまつり縫いしていきます。
⑦途中でUピンを一緒に縫い合わせ、1周まつり縫いすれば完成*
Uピンが安定しにくい場合はまつり縫いをする際に接着剤でピンを固定しておくのがおすすめです♩
Uピンの代わりにヘアクリップを接着剤やグルーガンでくっつけても◎
和装用の髪飾りをもっと華やかにしたい時のおすすめアイテム
「和装用の髪飾りを作ってみたのはいいけど、何か仕上がりが物足りない…」
そんな花嫁さんは、自作の髪飾りに以下のアイテムをプラスしてみて*
髪飾りがもっと華やかな仕上がりになるので、和装も美しく引き立ちますよ♩
リボン
和洋ミックススタイルにおすすめしたいのがリボンを使ったヘアアレンジ♥
画僧のように手作りのチュールリボンを合わせれば、和装がイマドキになりますよ。お花の髪飾りと組み合わせて使うのがおすすめです*
組紐
組紐はリボン結びや梅結びなどアレンジの幅が広く、造花で作った髪飾りにもつまみ細工の髪飾りにも合わせやすいアイテムです。
単体で使っても存在感抜群ですが、組み合わせて使うとさらに和装が美しく引き立ちます。
水引
和装にぴったりにゴールドの水引を使った髪飾り♡
水引だけでも豪華で存在感がありますよね^^
組紐同様、結び方次第で色んな表情が出せるので、和装ウェディングにぜひ使ってみてください♩
手作りの髪飾りで自分好みの和装スタイルを叶えよう♡
手作りの髪飾りは既製品に比べてリーズナブル、しかも自分好みのデザインにできたりと良いとこ尽くし♥
結婚式やフォトウェディングで着る和装が決まったら、ぜひ手作りの髪飾りに挑戦してみてはいかがでしょう。