ドレスの中に新郎が!?噂のガータートスとは?意味も由来も徹底解説
新婦のドレスの中に新郎が潜り込み、手を使わずに口だけを使って新婦の左太ももにつけられているガーターリングを外す…♡ そして、外されたガーターリングは未婚男性の手に…。 見ているだけでドキドキするガータートスは、ヨーロッパでは定番の演出♡ 今回はガータートスについて、その意味や由来、盛り上げるための工夫まで徹底的に解説します♩
海外風演出(ウェディング)2020.2.26 更新2020.2.26 公開
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目次
ガータートスって何…?
「ガータートス」という言葉を聞いて、頭に疑問符を浮かべる人は多いのではないでしょうか。
たしかに、日本の結婚式で「ガータートス」が行われることはほとんど無く、「ガータートス」という言葉自体聞いたことが無いという人も多いでしょう。
しかし、実は「ガータートス」はヨーロッパでは定番の演出♡
ヨーロピアンウェディングに憧れを持っているのであれば、挑戦してみる価値は大いにあります。
今回は「ガータートス」について、その意味や由来、盛り上げるための工夫まで徹底的に解説。
「ガータートス」を結婚式に取り入れたいと考えている人は、ぜひ参考にしてください♩
ガータートスとはどんな演出?
ガータートスとは、簡単に言えばブーケトスの男性版です。
百聞は一見に如かずということで、YouTubeにアップされているガータートスの動画を見てみましょう。
動画ではさまざまな形式のガータートスが紹介されていましたが、新婦の左太ももにつけられているガーターリングを新郎が外し、ブーケトスと同じ要領で未婚の男性ゲストに向けて投げるのがガータートスの基本です。
ちなみに、ガーターリングは新郎が新婦のドレスの中に入り込んだり、新婦のドレスを捲り上げたりした上で、手を使わずに口で外すのが定番♩
この演出がなかなか際どいものですから、ゲストたちもドッキドキ♡
思わず盛り上がってしまうのだとか。
しかし、ふわふわで軽いガーターリングをブーケのようにポーンと投げるのは至難の業。
そのため、ガーターリングを戦輪(チャクラム)のように人差し指の先で回して投げたり、サッカーボールやラグビーボールに括りつけて投げたりする新郎も少なくないそうです。
このように遊び心満載の演出であるガータートスは、ヨーロッパの結婚式で広く親しまれています*
ヨーロッパ出身の人と国際結婚をするという人はもちろん、欧米スタイルの結婚式に憧れを持っているという人は、結婚式の演出として取り入れてみてはいかがでしょうか♩
ガータートスにはどんな意味があるの?
ガータートスによって新婦の左太ももにつけられたガーターリングをキャッチできた未婚男性は、次の花婿になれると言われています♡
簡単に言えば、ブーケトスでブーケを受け取ることができた女性が次の花嫁になれるという言い伝えの男性版ですね♩
しかし、「ところで、新婦の右太ももにつけられているガーターリングには特に意味が無いの?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
実は、右太ももにつけられているガーターリングにも、しっかり意味があります。
右太ももにつけたガーターリングを2人の間に生まれてきた赤ちゃんのヘアバンドにしてつけてあげたなら、その大切な赤ちゃんは元気に、幸せに育ってくれると言われているのです♩
どちらのガーターリングも大切な人の幸せにつながると考えると、とてもロマンティックですね♡
ガータートスの由来とは?
ロマンティックな意味を持つガータートスですが、その由来は少しビックリしてしまうものだと言われています。
ガータートスの由来としては、次の2つの説が有名です。
- 新郎の友人がふざけてガーターリングを盗み出した説
- 花嫁が「これで勘弁!」とガーターリングを投げた説
以下より、それぞれの説について解説しましょう。
新郎の友人がふざけてガーターリングを盗み出した説
ガータートスの由来の最有力候補と言われているのが、「新郎の友人がふざけてガーターリングを盗み出した説」です。
その昔、ヨーロッパのどこかでカップルが結婚式を挙げることになりました。
しかし、その結婚式の前日、何を思ったか新郎の友人がふざけて2人の寝室に侵入。
ガーターリングを盗み出してしまったのだとか。
こんなことをしでかした友人を許してしまう新郎新婦にも驚きですが、この出来事を幸せのおすそ分けイベントに昇華してしまったヨーロッパの人たちにも驚きを隠せませんね。
花嫁が「これで勘弁!」とガーターリングを投げた説
ガータートスの由来の第二候補として挙げられているのが、「花嫁が「これで勘弁!」とガーターリングを投げた説」です。
その昔、「花嫁が身につけているものは縁起物!幸せを分けて!」と結婚式の招待客から身ぐるみをはがされそうになった花嫁が、「これで勘弁してください!」とガーターリングを投げたのがガータートスのはじまりだと考える人もいるのだそう。
もしこの出来事が本当だとしたら、もし自分が花嫁の立場だったら…考えるだけでちょっぴり怖いですね。
日本の結婚式ではガータートスは嫌がられる?
ファンキーな由来・演出でありながら、ロマンティックな意味合いも兼ね備えているガータートスを結婚式に取り入れてみたいと思う人もいるでしょう。
しかし、少し刺激の強い演出であるため、日本の結婚式には不向きであると言わざるを得ません。
特に新婦の両親は、大切に育てた娘が突然、大勢の前でドレスの中に頭を突っ込まれたり、ドレスを捲り上げられたりするのを見たら、怒りのあまり倒れてしまう可能性があります。
親族で無くても、貞操観念に厳しい人たちは不快感を露わにすることでしょう。
また、ガータートスに参加し、ガーターリングをつかみ取った男性も、そのときは喜んでくれたとしても、家に帰ってから「このガーターリング、どうすれば良いんだろう…」と頭を抱えてしまうかもしれません。
そして、もし、その男性に彼女さんがいたとしたら、その彼女さんも「よその女の身体についていたものを大切にしているなんて…」とイライラ。
最悪の場合、彼女さんとの仲を引き裂いてしまうことになってしまうでしょう。
ガータートスを盛り上げるための工夫とは?
ガータートスは、一歩間違えれば多くの人を不幸にしてしまう可能性のある演出です。
しかし、やり方をほんの少し工夫するだけで、従来通り、皆が幸せを感じられる演出にすることができます。
ガータートスを盛り上げるための工夫としては、次の5つが挙げられます。
- ガータートスの意味を両親や親族説明しておく
- ガータートスの意味を司会にアナウンスしてもらう
- 演出をできるだけ控え目にする
- 親しい人たちだけが集まる二次会で行う
- ガーターリングと交換できる男性好みのプレゼントを用意する
以下より、それぞれのポイントについて解説します。
ガータートスの意味を両親や親族説明しておく
ガータートスを結婚式の演出に取り入れたいのであれば、両親はもちろん、結婚式に参列してくれる予定のある親族にその意味をしっかり説明しておきましょう。
ガータートスの演出について説明すると眉を顰める人がほとんどだと思いますが、ガータートスに込められた「幸せのおすそ分け」という意味をしっかり伝えれば、きっと理解してくれますよ♡
しかし、それでも、ガータートスを反対される可能性は十分にあります。
家族全員が笑顔で結婚式を迎え、楽しめるよう、最大限の配慮を忘れないでくださいね*
ガータートスの意味を司会にアナウンスしてもらう
ガータートスを不快に思う可能性があるのは、両親や親族だけではありません。
貞操観念を重んじるゲストは、突然目の前でガータートスの演出が始まったとしたら、とても不快に感じてしまうことでしょう。
ゲストに不快感を与えないためにも、ガータートスを行う前には必ず、司会の人にガータートスの内容や意味をしっかり説明してもらってください。
ガータートスの内容を事前に伝えられれば、ゲストは見ないという選択肢を得ることができ、ガータートスの意味を事前に告げられれば、ゲストはガータートスに理解を示すことができます。
ガータートスでゲストに不快な思いをさせてしまわないためにも、司会との打ち合わせは入念に行ってくださいね♩
演出をできるだけ控え目にする
新郎が新婦のドレスに潜り込んだり、新婦のドレスを捲り上げたりといった本格的なガータートスは、日本ではなかなか受け入れられにくいもの。
日本でガータートスを行うのであれば、演出はできるだけ控え目にした方が良いでしょう。
たとえば、新婦が自らガーターリングを外して新郎に投げてもらったり、いっそ新婦の左足からガーターリングを外すという演出はバッサリカットし、別で用意しておいたガーターリングを使ったり。
性的に感じられる部分を極力減らす工夫をしてみてください。
また、ガーターリングを新婦ではなく新郎に身につけさせて、笑える演出にしてしまうのもアリでしょう♩
ゲストの皆が笑顔になれる演出をじっくり考えてくださいね♡
親しい人たちだけが集まる二次会で行う
本場さながらのガータートスで思いっきり盛り上がりたいという人は、親しい人たちだけが集まる二次会などの場でガータートスを行うと良いでしょう。
気心の知れた仲間たちだけでガータートスを行えば、どれほど過激でも盛り上がるに違いありません。
無礼講で楽しみたいという人は、挙式後すぐに行うのではなく、ある程度お酒が進んでからにした方が良いでしょう。
ガーターリングと交換できる男性好みのプレゼントを用意する
ガータートスでガーターリングを受け取った男性の多くは、ガーターリングを掴み取れたことに喜びを感じても、ガーターリングをもらって喜ぶことはありません。
大抵の人は「このガーターリング、捨てるわけにもいかないし、どうしよう…」と困ってしまいます。
そのような悩める男性を生み出さないためにも、ガーターリングと交換できる男性好みのプレゼントを用意しておくべきでしょう♩
時計やネクタイも良いですが、今どきは数千円分のギフトカードの方が喜ばれるかもしれません。
ゲストたちの顔を思い浮かべながら、ゲストに喜ばれそうなプレゼントを用意しましょう♡
節度あるガータートスで結婚式を盛り上げよう
ガータートスはヨーロッパの結婚式では一般的な演出として親しまれていますが、日本ではまだまだ知られていない演出です。
その上、ちょっぴり過激であるために、日本の結婚式で何も考えずにガータートスを行うのは危険であると言って良いでしょう。
しかし、ほんの少し工夫すれば、ガータートスでゲスト全員を笑顔にすることができます。
今回ご紹介した内容を参考に、皆が楽しめるようなガータートスを行ってくださいね♩