Honami2
ENEKO Tokyoの系列ドレスショップ
Maison de blancheでヴィザジスト(Dress&Hairmake stylist)として勤めております。
ENEKO Tokyoオープンの2017年に、初めてこの会場に足を踏み入れ、モダンな世界観に一目惚れをしました。
一日の特別な過ごし方を体感し、オンリーワンのお料理を味わい「いつか絶対にここで結婚式を挙げたい」と心に決めたことを覚えています。
そして、お付き合いをして10年目の記念日…いよいよここで結婚式を挙げることになりました。
テーマは" blanco inmaculado "
スペイン語で "純白"を意味する言葉です。
テーマカラーに合わせて、ウェディングドレス・フラワー・結婚証明書など、全てを "White" でセレクトしました。
そして、ENEKO Tokyoのラグジュアリーでモダンな世界観に合わせて、全体のコーディネートやゲストに楽しんでもらえる過ごし方を考えました。
挙式
入った瞬間に目に入る、グリーンの背景、ホワイトの壁、上から美しい光が差し込む中庭で執り行われる挙式は、本当に幻想的です。
椅子の並べ方を自由に変えられるので、私達はひし形になるよう設置し、ヴァージンロードの中央も挙式スペースとして使用できるようにしてもらいました。天候の心配もありますが、可動式の屋根が設置されているため安心です。
披露宴パーティ
ライト、椅子、壁、グリーンが見えるガーデンと、一つ一つがとてもオシャレで洗練されたモダンスタイリッシュなウェディングが叶います。
グレーの壁を背景にしたフォト撮影もおすすめで、シンプルながらオシャレな一枚になります。
そして、オープンキッチンの存在感がレストランウェディングならではです。ここはなんといってもお料理が主役級なので、ゲストもキッチンから漂う良い香りに、とてもワクワクしてくれていました。
コンセプトやこだわったこと
10年の節目、結婚式をきっかけに二人で紡ぐ新しいスタートになるよう、この一日が終わる頃には、大切なゲストからもらうたくさんの愛情で二人がより彩るよう、様々な事にこだわりました。
《Dress coordinate》
全て一番大好きなドレスブランド【SOPHIE ET VOILA】で3着をセレクトしました。
ただ好きなデザインというだけではなく、自分の身体のラインや、肌の色から"似合う"運命のドレスたちを、コンセプトに合わせながらコーディネートしました。アクセサリーも大好きなブランド&オーダーメイドでこだわりました。
《受付の飾りつけ》
前撮りで着用したドレスをマネキンに着せて展示し、ウェルカムミラーと写真でコーディネートをしました。
《opening Movie》
友人に作成してもらいました。
前撮りの映像+当日着るドレス&タキシードを選ぶシーンの映像で、まるで映画のようなオンリーワンのムービーに仕上がりました。
《事前取材付きのエンドロール》
事前に両家両親へのインタビューや、私達二人へのインタビューを交えた映像を作成していただきました。両親の想い、私達の想いが記録に残り、一生の宝物になりました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
DRESS : SOPHIE ET VOILA " Helen "
挙式で着用したのは、ホルターネックで大胆に背中が開いたデザインで、柔らかいクリームカラー×ペイズリーのビジューが入ったドレスです。女性らしいエレガントな雰囲気もありつつ、花嫁らしい華やかさもあります。
披露宴では取り外しができるパフスリーヴをつけてイメージチェンジしました。女性のゲストからたくさん褒めてもらった一着です。
SECOND DRESSドレス 2着目
DRESS : SOPHIE ET VOILA " Glenda "
お色直しでは、ENEKO Tokyoのモダンスタイリッシュな世界観に合わせて、ウエストが大胆にカッティングされバックスリットの入ったウェディングドレスです。
入場時にはロングケープを着て入場し、脱ぐとウエストデザインが見えるという、さりげない演出に会場も盛り上がりました。
THIRD DRESSドレス 3着目
DRESS : SOPHIE ET VOILA " Celestin "
ENEKO Tokyoでは受付時に、新郎新婦自らがお出迎えできるスペシャルな時間、ピクニックというものがあります。
ここではシンプルなデザインながら、女性のボディラインを美しく魅せてくれるウェディングドレスをセレクトしました。パフスリーヴ×胸元のカット×フロントスリットが入ったエレガントなデザインです。
SHOESシューズ
シューズは、ZARAのホワイト×レースアップサンダルと、ブラック×ベロアサンダルを履きました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
《挙式》
昔から海外のブライズスタイルに憧れていて「ダウンヘア×ロングベールは絶対にやる!」と決めていました。挙式時のゆるいウェーブダウンヘアが本当にお気に入りです。
《披露宴》
パフスリーヴの存在感が大きいので、ヘアスタイルはウェーブをいかしたシンプルなローポニースタイルにチェンジしました。
《お色直し》
スタイリッシュなスタイルにガラッと変えるために、オールバックのポニーテールヘアにチェンジしました。ポニーテール部分には、ウィッグを使用して長さと重さを出し、エレガントな雰囲気になるように意識しています。
ACCESSORIESアクセサリー
《挙式》
BHTEで完全オーダーメイドで作っていただいた、オンリーワンのピアスです。ゴールド×パールエレガントなデザインにしてもらいました。
《お色直し》
a.b.ellie / GLASS STRANDS
ドレスのウエストに施されたクリアビーズに合わせて、透明感のあるグラスデザインをセレクトしました。
《ピクニック》
Pepa fraca / ANNA WRINKLED HOOPS
イタリアで全てハンドメイドで作られている、白磁アクセサリーです。デザインに一目惚れをして、結婚式で絶対に使いたいと、ドレスよりも先に決めていました。
NAILSネイル
シンプルなホワイトワンカラー×スクエアネイルです。薬指にリングデザインを施してもらいました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
紫陽花をメインに使用し、テーマに合わせたオールホワイトのコーディネートにしました。シンプルながらエレガントで女性らしい世界観を演出できるようなデザインを考え、fiore foffittaさんにお願いしています。椅子はハイチェアにし、ドレスの足元まで全て見せられるようにしました。
そして、私自身がドレスショップに勤めていることもあり、メインのバックには、もともとウェディングベールだったロングチュールを再利用しています。
両サイドにはドレス展示用のゴールドのラックを置いて、お仕事への想いを込めた、自分らしいオンリーワンのコーディネートに仕上がりました。
当日は、会場ミートを行ったのですが、フローリストさんにスケッチしていただいた、理想が詰まったメインテーブルが現実になっていて、本当に感動しました。
FOODお料理のこだわり
ここのお料理には一度食べたら、一度体感したら絶対に忘れられない記憶に残るエクスペリエンスが散りばめられています。
ゲストからは「結婚式でこんなに美味しいお料理を食べたことがない」「入り口からドリンクやアペリティフを楽しめて、自分もここで挙げたい」と、たくさんの嬉しい感想をいただきました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
ケーキの演出をせずに、ゲスト参加型の演出をしました。
私達の中座中に花言葉に合わせた花を並べて、結婚生活に大切だと思う花言葉をゲストに選んでもらい、そのゲストが選んだ花を使って、その場でフローリストさんに両親への贈呈用花束を作っていただくというものです。
『10年間を支えてくれたゲストがいるから、今の私達がいる』という気持ちのもと、その大切な人達と共に創った花束に感謝の想いを込めて両親へ渡しました。
WEDDING FAVORS引出物
大切なゲストにプレゼントを贈る気持ちで、一人一人違う引出物をセレクトしたことがこだわりです。全く同じギフトの人はいませんでした。
ざっくりお伝えすると、
家族&親戚 : 事前に欲しいと言っていたもの
女性ゲスト : 美容系ギフト
男性ゲスト : お酒・食べ物系ギフト
上記のように選びました。
PETITE GIFTSプチギフト
女性ゲスト : フェイスパック 2枚
男性ゲスト : ハンターズ トリュフポテトチップ
ゲストに合わせてプチギフトも用意しました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
HERMESのリングです。
WEDDING RING結婚指輪
婚約指輪と同じHERMESのリングです。
煌びやかなデザインよりも、ファッション感覚でつけられるシンプルなデザインを二人とも希望していたため、迷わずHERMESを選びました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
今までたくさんの結婚式をお手伝いさせていただいていて、自分が花嫁としてその場に立っている、と心から実感をしたのは、挙式の入場時でした。
ベール越しに前を見ると、大切な人達が笑顔だったり、涙を流していたり、優しい顔をしていたり…色々な表情でこちらを見ていて、こんな奇跡の時間があるなんて、と感動し涙しました。あの時の情景を思い出すと、今も涙が出そうになるくらい忘れられません。
二人らしさとは
結婚式を迎えるまでの二人の人生をゆっくり振り返ってみると、必ず大切なキーワードや人・色・物・場所・思い出・感情など、夫婦それぞれの大切なモノが見えてきます。
その大切なモノを大切な一日の中で形にすることで【二人らしさ】が自ずと出てくると思います。
嬉しかった参加者の反応
" 綺麗 " と褒めてもらえたことは少し恥ずかしいけれど、やはり嬉しかったです。自分が花嫁になったからこそ見える世界も体感して、これからもっと心から花嫁に寄り添っていきたいと実感しています。
また「こんなにオシャレな結婚式は初めて」「アットホームで二人との距離も近いのに、ラグジュアリー感もあって本当に素敵だった」と、嬉しい感想もいただきました。
私にとって結婚とは
"結婚式は人生の応援団作り"だと思います。
何があっても必ず味方でいたいと思える、そして味方でいてくれるパートナーと出会い、そんな二人を今までもこれからも、支えてくれる大切な人がいることへの大きな感謝を実感できる時間です。
後悔していること
後悔していることはありません!
ですが、ペーパーアイテム作りや写真セレクト、メッセージ作成、ギフトセレクト等は本当に早めにスタートすることが一番です。
やりたかったけれど諦めたこと
特にありません!
節約のための工夫
《手作りのペーパーアイテム》
Canvaを使用して、席札・テーブルナンバー・プロフィールブック・メッセージカードなど全て手作りをしました。
《ゲストテーブル》
お花は使用せず、メインテーブルと同様ドレス生地のチュールやレースを再利用してキャンドルを灯し、ロマンチックな雰囲気を表現しました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
プレ花嫁の皆さん、結婚式の準備や、ドレスセレクト、ヘアメイクのご相談など、ぜひ何でもご相談ください!プロのスタッフとして、卒花として、いつでも力になります。
ENEKO Tokyoは、会場、空間、お料理、ドレス、どれをとっても他にはないオンリーワンの過ごし方ができます。自分達も楽しめて、ゲストにも楽しんでいただける一日になります。
担当のプランナーさんには、事前取材時にも両家実家まで足を運んでいただき、私達のストーリーだけではなく、家族のストーリーを知った上で、一日側でサポートをしてくださったので、本当に心から感謝しています。ずっと側にいてくれたおかげで、一つも不安なく、安心して過ごすことができました。
当日は、お世話になったスタッフの皆様と、共にウェディングを創る大切な仲間達に支えられて、一生忘れられない一日になりました。