

_ak_wd
『ゲスト一人ひとりがそれぞれの特別な思い出を作ってほしい』という想いをテーマに結婚式を考えました。
私自身、これまでに何度か結婚式に参列したことがありますが、人数が多い式だとどうしても自分が“ゲストの中の一人”という感覚になることもゼロではありませんでした。
そのため、せっかく来てくださる大切な方々に「来てよかった」「こんなことあったよね!」と楽しい思い出として振り返ってもらえるように、全員が同じ記憶ではなく"それぞれが特別な記憶のひとつを作れるように"という想いで演出を考えています。
式場を選んだ理由は、第一に家族のわんこ達が参加できることです。リングドックは絶対に叶えたいと思っていました。
披露宴会場にも抱っこで参加でき、ガーデンにも一緒に入れて、さらにペットシッターさんが付きっきりで見てくださるので“ただ参加する”のではなく、わんこ達が無理のない範囲で楽しみながら、自由に参加できる点に魅力を感じています。
また、貸切ならではの特別感と自由度の高さも決め手の一つです。友人や家族みんなとゆっくり過ごすことができ、とても心地よい時間になりました。

挙式
天井が開くチャペルが圧巻で、どこにもない特別な空間です!リニューアルのタイミングだったこともあり、完成後のイメージが私の好みにぴったりでした。
当日までは「天井を開けること」しか考えていませんでしたが、閉じた状態の雰囲気も大人っぽく、洗練された空間でとても素敵でした。窓も大きくたくさんあるので、雨の日でもまた違った雰囲気を楽しめます。

披露宴パーティ
会場には入り口が3つあり、さまざまなパターンで入場シーンを作れました。お色直しでは、階段上でのシルエット入場を行い、下から夫が階段を上がって迎えに来るという演出をしています。
ゲストからは「お姫様みたい!」という声や、階段から手を取られて降りるシーンでは「シンデレラみたい!」と動画にも歓声が入っていました。カーテン裏で歩いているときも「わあ!」という声が聞こえ、歩いていてワクワクしました。
窓が大きく光がたっぷり入り、備え付けの椅子やライトなど一つひとつがおしゃれなところも魅力です。
コンセプトやこだわったこと
こだわらなかった部分は一つもありません。すべて、120%こだわりました!
ゲストが参加できるイベントを多く盛り込み、フリータイムや写真を撮る時間を長めに確保できるよう進行をしてもらい、高砂だけではなくガーデンやロビーまでフルに使い、自由に動きながら楽しんでもらえるようにしました。

WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目

- ショップ
- YNS WEDDING
しっとりとしたマットサテン生地で、シンプルなビスチェタイプのマーメイドドレスです。
レンタルドレスもたくさん見ましたが、背中に飾りが付いているものや肩紐付きのもの、サイズが少し大きく皺が入ってしまうものが多かったので「作っちゃえ!」と思い、オーダードレスにしました。
自分のサイズに細かく何度も調整を重ね、背面にはお尻の位置までくるみボタンを付けています。そこから下は何も付けず、生地のなめらかさや柔らかさが伝わるようにしました。
背中をギリギリのラインまで開け、さらに重みで落ちない範囲でトレーンの長さを調整して、カジュアルになりすぎないよう仕上げています。
SECOND DRESSドレス 2着目

- ブランド
- FOUR SIS & CO.
真っ黒ではなく、ブラウンとのツートーンがおしゃれなドレスです。胸元の黒い部分はスパンコール素材で、ライトが当たるとキラリと光ります。
ウェディングドレスの形とは大きく異なり、印象をぐっと変えられました。ボリュームたっぷりのドレスですが、ウエストまではキュッと締まっているので、タイトめが好きな私にはドンピシャでした。
式の後にはどこのドレスなのか、多くの方が聞いてきてくださり、嬉しかったです。
SHOESシューズ

DIANA(ダイアナ)で、白シルバーのラメのパンプスを選びました。
カラードレスが最も綺麗に見える高さが7センチと聞いたので、それに合わせて購入したものです。
ウェディングドレスがシンプルだったので、マーメイドドレスからちらっと見える足元がキラリと光るよう、ワンポイントになるラメをチョイスしました。
お色直しのタイミングではライトが多く当たるため、胸元と足元の統一感を出す目的もあります。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント

信頼しているメイクさんを持ち込みでお願いしました。
絶対に妥協できなかったので、その方にお願いできないならその式場はご縁がなかったと思うようにしていました。
全体を通してのこだわりは「艶肌」です。
パウダーは最小限に抑え、崩れやすい部分に少量のみ使用しています。
大人っぽくおしゃれなメイクを意識し、チークはじんわりとゴールド系に仕上げました。
挙式ではローシニヨンにしています。シンプルなまとめ髪ではなく、少しクセを加えてデザイン性のあるシニヨンにしたのがポイントです。
披露宴ではダウンスタイルにチェンジし、ルーズに巻いて顔まわりに動きを出し、全体を少しカジュアルにまとめました。
リップは深めのボルドー系に変更し、お色直しでは、ボリュームのあるドレスに合わせてピタッとまとめたスタイルにしています。下まつげにラメを仕込んで、ライトアップでキラッと光るようにしました。
お色直し後はボディにもラメを追加し、ナイトウェディングの雰囲気に合わせています。
左肘上の手術痕は、式場入り前にボディメイクでカバーしました。
ACCESSORIESアクセサリー

ピアスのみ着用しました。
ドレスとヴェールにとにかくこだわったので、邪魔にならない小ぶりのお花モチーフをチョイスし、他はあえて着けなかったのがポイントです。
披露宴前半はダウンスタイルに合わせて流れるタイプの黒いピアスを選び、テーマカラーと統一しました。お色直し後はボリュームのあるドレスに負けないよう、個性的で大きめの黒ビーズピアスにチェンジしました。
ヘアメイクリハーサル時にピアスも相談しながら決定しています。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー

ヘッドアクセサリーはなしで、ウェディングベールのみです。
ヴェールは250cmのロングタイプで、ホワイトではなくアイボリーを選び、肌に自然に馴染むようにしました。デザインはシングルのパイピング入りで、ドレスが最も美しく見えるように選んでいます。
NAILSネイル

5月挙式だったため、花をモチーフにしたネイルにしました。
使用する色味は、会場装花のデザインを見せて近づけてもらいました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト

アマランサスをメインに、流れるラインを意識して、動きのあるおしゃれな雰囲気になるようデザインしました。
アマランサスがとても気に入ったので、ブーケだけでなく会場装花にも取り入れています。
こだわったのはカラーのバランスです。
白と黒をベースに、アクセントでボルドーを加えました。黒が多すぎると重く、白が多いと雰囲気が違って見えるため、薔薇とアマランサスの比率を細かく調整してもらいました。
黒は、真っ黒が良かったので、染めてもらっています。縦のラインに高さを出したかったため、小瓶を使用し、花瓶や小物もブラックやゴールドで統一しました。
高砂席は「スタイリッシュ」をテーマに、ソファではなくハイチェアスタイルにしています。ハイチェアのカラーもブラックグレーで、質感はレザー素材を選んで雰囲気を合わせました。
当日は、明るい光が差し込む会場と調和して、スタイリッシュでカッコ可愛い理想の空間になりました。
フラワーコーディネーターさんが何度もイメージ図を作って真剣に寄り添ってくださったことに、本当に感謝しています。最後にはメッセージ付きの花束まで持ってきていただきました。
FOODお料理のこだわり

ゲスト同士が自由に歩き回って会話を楽しめるように、デザートビュッフェを取り入れました。
テーマカラーの「ブラック・ボルドー・ホワイト」をスイーツにも反映させたのがこだわりです。黒いデザートは珍しいので、ゲストからは「あなたらしい!」と声をかけていただきました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ

ケーキもシンプルでスタイリッシュに仕上げました。
装花は、会場装花と色味を合わせつつ、枝を取り入れてワンポイントをプラスしています。ケーキ用の花材には装花用スプレーを使えないため、ボルドーメインでお花をチョイスしました。
愛犬のために犬用ケーキも用意し、一緒に「バイト」をして思い出を作りました。
WEDDING FAVORS引出物

引出物はゲスト層ごとに内容を変えました。
女性ゲストにはReFa(リファ)のくし、男性ゲストにはコップを選んでいます。親族にはカタログギフト、祖母たちには、選ぶ負担を減らすためにタオルギフトを渡しました。
PETITE GIFTSプチギフト

プチギフトは、友人が描いてくれた絵を使った「ペコちゃんキャンディー」です。
キャンディーの棒にリボンを巻き、個性を出しました。ラッピングのカラーはテーマカラーに近しい色でまとめています。
ENGAGEMENT RING婚約指輪

TASAKI(タサキ)の婚約指輪です。
大きなダイヤの婚約指輪も検討しましたが、普段から着けられるデザインを重視し、フルエタニティの婚約指輪にしています。
WEDDING RING結婚指輪

結婚指輪もTASAKI(タサキ)で選んだものです。婚約指輪と結婚指輪の2つで1つのデザインになるようにしました。
ピンクの結婚指輪を婚約指輪と合わせて2連で着けることで、唯一無二の特別なデザインになりました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと

最も感動したのは、たくさんの人が集まり祝福してくれたことです。結婚式は新郎新婦だけで完成するものではないため、家族や友人みんなが集まってくれた幸せな空間に、本当に感動しました。
当日は、雨が降っていて落ち込んでいましたが、友達みんなが「私が今から晴らすから!」「全身で雨吸収してきたよ!」と、私のことを思って1日を過ごしてくれたことが幸せで幸せでたまりませんでした。
二人らしさとは

二人らしさは「私たち以上に愛犬達が可愛すぎたこと」だと思います。笑
当日は、どんな出番にしようか、どんなお洋服やお花をつけてもらおうかと、ずっとそのことばかり考えていました。
とにかく皆さんに見ていただきたくて、愛犬にちなんだイベントもたくさん取り入れました!
嬉しかった参加者の反応

動画を見返したときにゲストの声が入っていて、本当に楽しんでくれていた様子がわかって嬉しくなりました。
私にとって結婚とは

難しい質問ですが、結婚とは「新しい人生のスタート」だと感じます。
自分ひとりではできないこと、挑戦しないようなことにも一緒に進んでいける、スタート地点のように思います。
後悔していること
天気を気にしすぎたことを後悔しています。
天井が開くチャペルなので仕方ないのですが、天気が気になってギリギリまで集中できませんでした。「もっと全部を楽しめ、私!」と言いたい気分です。
それから、プランナーさんや式場スタッフさんと写真を撮り損ねたこと、デザートビュッフェの写真が少なかったことも少し心残りです。
やりたかったけれど諦めたこと
ガーデンでのブーケトスとフラワーシャワーです。天井は開けられましたが、雨が降ったあとだったため、ゲストの足元を考慮して室内で実施しました。
節約のための工夫

ウェルカムスペースはすべてDIYです。ウェルカムスペースの装花やゲストテーブルの装花用ライトも自分で用意し、持ち込み可能なものは徹底的に持ち込みました。
ロビームービー・プロフィールムービーは自作、プロフィールブックとウェルカムボードは友人が制作してくれたものです。
節約するところは節約して、こだわりたいところにしっかりお金を使いました!
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ

結婚式は「夢の塊!最高な日!」と考えがちですが、それを創り上げるのは"あくまで自分たち次第"だと強く強く感じました。
打ち合わせや準備は本当に大変で、悩んだり寝不足になる日もあり、時にはやめたくなることもあるかと思います。それでも、それを乗り越えて完成した空間は「自分の好きしかない、最高の世界」になります。
プランナーさんとの相性も大切ですが、何よりも自分たちの想いを言葉にして伝えることが一番大事だと感じました。一生に一度しかない結婚式、遠慮して悩むくらいなら、言葉にして向き合うのもいいのかなと思います!
結婚式当日は「体感1秒」です!準備も含め全力で楽しまなきゃもったいないです!ぜひ、楽しんでください♡
結婚式を終えて「この式場でよかった!」と思うことはたくさんありますが、何よりも一番はプランナーの金田さんに出会えたことです。
最初は夫婦ともにうまくやっていけるか不安でしたが、打ち合わせを重ねるなかで私たちの要望をしっかり聞き、忙しい中でも時間をかけて真剣に向き合ってくださいました。
当日、小雨のため天井開放を断念しなければならないという場面もありましたが、私がどうしても叶えたいと伝えると、ギリギリまで粘って「なんとか見てみましょう!」と最後まで諦めず、夢を叶えてくださいました。
本番でも常に近くにいて支えてくださり、たくさん写真も撮っていただいて、本当に大好きと思える関係を築いてくださった金田さんには、お礼をしてもしきれません。
また、結婚式に関わるたくさんの方に支えていただきました。私はとにかく心配性で、何事も疑うところから入るタイプです。そのため、式場の方々にはご負担をおかけしてしまったのではないかと、大反省しています。
フローリストさんは何度もイメージ図を作ってくださり、音響の方は私たちが音楽に詳しくなくても雰囲気を読み取って上手に誘導しながら、楽しく打ち合わせを進めてくださいました。
司会の方は式当日までメールやはがきを送ってくださり、当日のスタッフさんも雨で落ち込んでいた私に「楽しみましょう!!!」と声をかけて気持ちを切り替えてくださいました。
カメラマンさんはたくさん盛り上げながら写真を撮ってくださり、すべてのスタッフの方に感謝の気持ちでいっぱいです。


























