c.h.i_d
【永遠】、【和モダン】、【感謝とおもてなし】をテーマとしました。
▸▹ 永遠
ずっと残るものが良いとの思いから、式場もいつかなくなってしまう可能性があるところより、残るところが良いと考えました。建物自体に歴史と意味があるところが良いというのも、鮒鶴さんを選んだ理由の1つになります。
また、リングピローには「枯れない」と言われている苔を用いました。和のテイストにもぴったりだったと思います。そして、ゲスト参加型の結婚証明書を作り、記念として残せるものにしました。
▸▹ 和モダン
鮒鶴の京都らしさ、奥ゆかしさ、風情を最大限に楽しんで貰いながら、洋風な要素も取り入れて和洋折衷の明治時代や大正時代のような和モダンを意識しました。
例えば挙式では白無垢に純和な綿帽子、それに胡蝶蘭のキャスケードブーケを合わせました。披露宴では和装に洋髪でまとめました。また、前撮りで使用したベールやシューズを飾り、和洋折衷なウェルカムスペースに仕上げました。
▸▹ 感謝とおもてなし
自分たちがこれまでお世話になった方々へ改めて感謝を伝えたい、そして、改めて御縁を結びなおすという想いを込めて臨みました。
素晴らしいお料理とスタッフさんのサービス力は勿論のこと、皆さんとの歓談時間を2回とったりそれぞれにメッセージを書いてテーブルに添えたりしました。
また自分たちの人生に皆さんがいたという感謝の意味も込めて、ゲストと写っている写真を含めた私たちの幼少時代からのスナップアルバムを用意したりしました。
何よりこのコロナ禍に来て頂けるので、少しでもご安心頂けるよう出来る限りの対策をとりました。大人婚でしたし、ゲストの皆様も結婚式には慣れた方ばかりでしたので、少しでも心に残して貰えるように心を尽くしました。
挙式
一目惚れした挙式会場。
なんと言っても一番のポイントはその景観の美しさです。
鴨川と東山を一望できるチャペルは左右正面がガラス張りになっており、自然光が空間いっぱいに柔らかく広がってとても幻想的です。木の色合いとシックなシャンデリア、三角屋根の天井がクラシカルな和を演出してくれます。
ただ、正面ガラス張りのためどうしても新郎新婦が逆光になることは否めません(笑)ゲストに撮って貰った写真は殆どやや暗めでした。とは言えスマホの調光でなんとかなる色合いです。勿論カメラマンさんの写真はばっちり明るいのでご安心ください(笑)
建物自体が趣深く、チャペルのガラスは大正時代の一点ものでレトロ感満載。また、鮒鶴さんのチャペルには意味があります。「船」をイメージして作られているチャペルは窓枠部分がオールになっており「この船を漕いでいく」=「共に人生を歩んでいく」という深い意味が込められているそうです。
そういった意味合いも含めて大好きな挙式会場ですが、挙式の評価が4なのは、当日入場曲に手配ミスがあったためです。とっても悲しかったのですが、その後に誠心誠意のお詫びを頂き、その対応力と御心遣いは本当に素晴らしいと感じました。なので厳密には4.5くらいです!笑
披露宴パーティ
3F Gland Ball Room (最大170名)
何よりのポイントはその圧倒的広さ。京都最大級らしいです。
私たちは元々ゲスト80名予定で、15卓の予定でしたが、それでも余裕を感じられる広さでした。当日は残念ながら10卓になりましたが、スペースが空きすぎて寂しいということは無く、コロナ禍もあったのでやや間隔をとって広々使うことが出来ました。
2つめのポイントは天井の高さです。
京都の和テイストな会場はそれなりに見学しましたが、そのなかでも高い方だと思います。開放感があってとても良かったです。
また、この会場は折上格天井なのですが、これは二条城の天守閣と同じ様式らしいです。そんなちょっとしたこだわりも素敵だなと思いました。
3つめは云わずもがな、景観です。
高砂を背に一面ガラス張りで、チャペル同様に鴨川と東山を一望できます。
私たちの披露宴は17時過ぎに始まり、5月上旬とはいえやや薄暗くなり始めた時間帯でしたが、充分景色を楽しめました。夕暮れ時も、コロナ禍でも対岸の店の灯りが美しかったので、宣言明けなどはもっと綺麗かもしれませんね。
その他、個人的に嬉しかった点は入退場の扉が新婦ゲスト席側にあったことです。特に新婦親族席は扉のすぐ側でしたので、真っ先に、とても近い距離で姿を見てもらうことができたのは良かったと思います。
また、このGland Ball Roomはお手洗いが同じフロアにあります。フロア貸切のため、アメニティを置くことが出来るのは、とても有り難かったです。
コンセプトやこだわったこと
・料理の美味しさ
▸▹vmgの料理のクオリティは折紙付きです。その上で更にこだわり、妥協なしでシェフとソースの変更など納得いくまで話し合いました。おかげで当日は心から美味しいと思えるお料理でゲストの方々をおもてなしすることができました。
・式場スタッフのサービス力
▸▹実は元々難波の別会場で仮契約していましたが、3回程の打合せでスタッフの対応に疑問を感じ、式場を選びなおした経緯があります。スタッフの方々にもゲストに対して誠意をもってエスコートやサーブをして欲しいと強く感じ、鮒鶴さんならお任せできると感じました。
・和婚の格式も残しつつ、アットホームに
▸▹和婚ならではの「紅差し」や「扇の儀」を取り入れ、挙式は白無垢に綿帽子で臨みました。一方で、自分たちらしさも出せる人前式にし、誓いの言葉も自分たちのオリジナルで作成。笑いありの挙式を目指しました。
・ゲストとの時間を大切に
▸▹大親友の娘ちゃんにリングガールをしてもらいました。挙式の場が和んで、とても良かったと思います。親友からも「良い思い出ができた」と喜んで貰えました。
また、フォトラウンドは中座の前後で新郎側ゲスト、新婦側ゲストに時間を分けました。慌ただしさを少しでも減らし、それぞれのゲストとの時間をゆっくり取れるようにしました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESS和装 1着目
- スタイル
- 白無垢
- 250000円
白無垢 ◸光琳鶴春景桜紋◹ 定価¥250,000
衣裳は全て提携サロンのアンテリーベさんで決めました。
やはり花嫁らしく純白の衣裳が良かったこと、背中に大きな鶴が描かれてインパクトがあること、そして総刺繍で紋様がされているので、肉眼は勿論ですが、写真でも映えることが決め手となりました。
SECOND DRESS和装 2着目
- スタイル
- 色打掛
- 320000円
アンテリーベ
色打掛 ◸鳳赤◹ 定価¥320,000
色打掛は、最後の最後まで黒とめちゃくちゃ悩みました。
最終的には新郎と私の母からの「赤の方が花嫁さんらしい。」、「顔色が明るく見える。」というアドバイスによって鳳赤にしました。
赤の色打掛のなかでは一番気に入っており、何よりそのインパクトが好きです。一見派手に見えるのですが、鮒鶴のあの広い披露宴会場では丁度良いくらいでした。午後の披露宴だったこともあって会場の色合いにも外の暗さにも負けない華やかさがありました。
余談ですが、私はいつもモノクロ系の服装なので、後日友人から「赤は意外だった!とても似合ってたよ!」と絶賛されかなり嬉しかったです。
SHOESシューズ
和装での履き物は、全てアンテリーベさんがご用意くださいました。
特に何も希望していなかったのですが、白無垢には無駄な装飾の無い真っ白なお履き物、色打掛にはそれに合う金色のお履き物で私の好みをしっかり把握してくれていることと着物にぴったりの色味を御用意くださって流石すぎると思いました!
ちなみに、前撮りはJIMMY CHOOのシルバーパンプスを使用しました。サロンシェリーさんでレンタルしました!
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
・クラシカルさ、品の良さ
▸▹和装に洋髪ではありますが、ふわふわした可愛さよりも凛とした雰囲気にしたかったので、髪艶が映えるつるんとした纏め髪にしてもらいました。
・自分の顔立ちに合わせた前髪の下ろし具合
▸▹最初は前髪を立たせて耳を半分隠してみたのですが、私の顔立ちだと老けて見えるので断念しました(笑)普段纏めるときと大差ない範囲で、バランス良くしてもらいました。
ACCESSORIESアクセサリー
婚約指輪💍TIFFANY
結婚指輪💍銀座ダイヤモンドシライシ
イヤリング💎母から貰った天然真珠の1粒イヤリング
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
白無垢 ◸胡蝶蘭◹
白無垢にはブーケもヘッドも全て白の胡蝶蘭で合わせました。造花ですが、フローリストさんも認める「アスカ」製の造花を使用。アスカ製の造花を取り扱っている、京都北山の【NONA】さんでお世話になりました。細部にまで拘って頂き、本当に有り難かったです。
色打掛 ◸水引◹
minneで購入しました。(ショップさんは私のIgから御覧頂けますのでご興味ありましたら是非(*^-^))
色打掛とブーケがインパクトがあるので、それを邪魔しないボリュームと色味ということで、こちらについてはアンテリーベの担当者様にかなり!かなり!お世話になりましたm(_ _)m笑
赤の色打掛を引き立たせるには緑が合うのではないかということ、また色打掛と被るので赤を使わず、白無垢で真っ白にしたので白もパスし、色打掛のゴールドを合わせました。水引に加えて右側は金箔をつけて頂きました。
NAILSネイル
セルフでネイルチップを作成しました。
白無垢にも色打掛にも合うよう、色味は白と金に抑え、金箔を埋め込みました。
余談ですが一番下に埋めた金箔がネイルと反応したのか青銅みたいな色になっていて、思いがけずお洒落度が増しました(笑)
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
白無垢:胡蝶蘭
装花 :芍薬(白)
FOODお料理のこだわり
見た目と味にとことんこだわりました。
ただ、やりすぎると金額もどえらいことになるので(笑)、絶対譲れない点を絞って決めました。スープとかは真ん中のクラスでも充分美味しく頂けるので、特に気にならなかったです(*^-^)
そもそも料理のスペックに信頼があったので鮒鶴さんを選んでおりますし、特にVMGならではの「ひまわり」は華やかさ抜群でとても良かったです。
ただ、一点だけ、ひまわりのソースについて好みではなかったので、色合いをと美味しさを変えることなく別の素材で作って頂けないかお願いしました。別料金でしたが試食もさせて頂き、自分たちで納得する美味しさの料理でおもてなしすることができました。
料理は本当に皆さんに喜んで頂き、「今まで行った結婚式で一番美味しかった」と絶賛して頂けて本当に良かったです。
↓参考までに↓
・海の幸のジュレ「ひまわり」
・ベーコンと野菜のスープ
・甘鯛のうろこ焼きと帆立 野菜の軽いソース
・グラニテ(季節の4種類から選べ、私たちはさくらんぼ🍒と甘夏にしました。ポイントは「季節感」と「甘過ぎないこと」でした。)
・黒毛和牛ロース肉のグリエ
野菜の香り豊かな赤ワインソース(山葵と塩も付けてもらいました。)
・パンデピス イチジクのコンポート
(スパイスが効いた甘過ぎないデザートでとても大好きです。)
・パン
・コーヒー
WEDDING CAKEウェディングケーキ
真っ白の三段ケーキに金箔と胡蝶蘭の造花で、クラシカルでシンプルで品の良いケーキに仕上げて頂きました。遊び心で、ケーキトッパーはこだわったものを。主人が野球をしているので、それにちなんだものを探しました。主人の野球仲間もゲストにいましたので、とても好評でした。
WEDDING FAVORS引出物
コロナのせいで直前になって欠席が増え始めたことにより、引き出物は後送りにしました。鮒鶴さんの提携先だと、予定ではかからなかった送料が発生するので外部に委託しました。
単身者ゲスト
▸▹カタログ、引菓子(チョコパウンドケーキ)
世帯ゲスト
▸▹カタログ、お子さんにも楽しんでもらえそうな引菓子
(腹ぺこあおむしアソートなど)
親族
▸▹記念品は食器にしたりお肉専門のカタログにしたり分けました。引菓子、縁起物もそれぞれの好みに合わせてチョイスしました。(料理好きな人にはちょっと良い調味料セットなど)
PETITE GIFTSプチギフト
京都ならではということと、私たち夫婦の好きなお菓子ということもありマールブランシュさんの「生茶の菓」にしました。(1つ後悔したのは、「冷やして食べてね!」と美味しい食べ方を伝え忘れたことです(笑)勿論そのまま食べても充分美味しいのですが!)
ENGAGEMENT RING婚約指輪
TIFFANY
WEDDING RING結婚指輪
ダイヤモンドシライシ
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
コロナ禍にも関わらず多くの方々に集まって頂きあたたかいお祝いのお言葉を頂いたこと。
二人らしさとは
思いやり、笑顔。
ゲストへのおもてなしに関するこだわりも、互いを想い、互いの大切な人を大切にする思い遣りからだと思っています。
嬉しかった参加者の反応
・鮒鶴や料理への賞賛
・衣裳やブーケへの賞賛
・「こんなにゲストを思ってくれる結婚式は来たことがない」
・演出への感想、喜びの言葉
▸「誓いの言葉が私たちらしくて笑った」
▸友人たちの子供へのプレゼント
▸中座でそれぞれ弟、妹と歩いていたのが弟妹思いの私たちらしくて和んだ
などなど、挙げればキリがありませんが、自分たちがしたことに対する喜びの声は本当に嬉しいものでした。
私にとって結婚とは
シンプルに、好きな人と生涯を共にできることです。
そして、苦労も幸せも共有できること。結婚を機に仕事を辞めることになり、引越や結婚式準備、転職にと
心が折れそうでしたが、そのたびに心の支えになってくれる主人に「ああ、この人と結婚してよかった」と思えます。
これからも互いを尊重し合い、何かあっても話し合いながら共に生きていきたいと思える人と出逢えて良かったと思います。
後悔していること
準備をもっと計画的に、早い段階からしておくべきでした。本当に、これに尽きます。衣裳が決まり、装花が決まればあとは大体のイメージができるはず…。
招待状準備は送付する1週間前には仕上げておくつもりでやった方が良いです。特に鮒鶴さんは会場までの地図はセルフで準備が必要なので、印刷忘れとか、地図のレイアウトにまでこだわりたいなら余裕をもったほうが絶対良いです。
あとはプロフィールブックにするのか、ブライダル新聞にするのか、ネイルはどうしようか、折鶴シャワーは予想以上に時間を取られますしその入れ物にもこだわり始めたらもう…🤦笑
なので、ほんとに準備は計画的に、です(笑)
やりたかったけれど諦めたこと
①ブライダル新聞
私たちの馴れ初めや鮒鶴の紹介や料理と飲み物についてのブライダル新聞を作りたかったのですが、諦めました。
②お手本バイト
これについてはどうしようもないのですが、元々は新婦の両親と、新郎の祖父母か叔父夫妻にお手本バイトをしてもらうつもりでした。
ところが直前になってどちらも欠席になり、じゃあゲストの友人夫婦にやって貰おうかと思いましたが、組数が多くて(笑)とってもやりたかったことでしたが、諦めました。
③ゲスト全員集合
もうこれもどうしようもないです(笑)コロナほんとなくなれ!って感じです(笑)
節約のための工夫
用意出来るものは自分たちで用意したことと、
Instagramの花嫁キャンペーンにかなり助けられました。(マスクケース、友達の子供達へのプレゼントなど)
また、胡蝶蘭ブーケを造花にしたことで、生花の半額以下に抑えました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
コロナ禍で迷われているプレ花嫁様が多くいらっしゃるかと思います。私もそうでした。ありきたりかもしれませんが、結婚式は一生に一度。自分のライフプラン、ライフイベントと仕事との兼ね合いを最優先に考え、ご決断されると良いかと思います。
何が正解か誰も答えはもっていませんから、結婚式を行うにあたって批難されるいわれもないと私は考えています。それに、来てくださるゲストの方々はそういったことも踏まえて心からお祝いに来てくださる方ばかりです。きっと、御縁とあたたかい御心遣いに溢れた最高の1日になると思います。