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都心のホテルならではのゴージャスさや洗練を活かしつつ、ゲストに“温かさ”を感じていただけるよう、式場選びにも配慮しました。
また、遠方やご高齢のゲストも沢山いらしたため、アクセスが良いワンフロア貸切の会場で移動や待ち時間の負担を減らし、案内、お料理、細やかな気配りなどのサービスの質でゲストにくつろいでもらうことを最優先にしました。シャングリ・ラ ホテル 東京の東京駅前という立地はアクセスが非常に便利で、とても助かりました。

挙式
天井の大きなシャンデリアが印象的で、上品なきらめきが白を基調とした会場全体に広がります。窓のカーテンは開閉を選べるため、私たちは開けさせていただきました。当日は曇り空でしたが、やわらかな自然光がたっぷり入って、ドレスの質感もきれいに映り、明るい雰囲気の中で挙式を行えました。
また、バージンロードが短めなのもおすすめです。ゲストとの距離が近く表情がよく見え、入場の緊張が長引かずに済みました。

披露宴パーティ
披露宴会場はボタニカルの壁面と大きなシャンデリアが象徴的で、装花やキャンドルのきらめきが写真に驚くほどに映えました。
壁画の色やウォールライトは好みの色味に調整でき、私たちだけの世界観を持つオリジナリティあふれる空間に仕上げられます。
演出面では、オープニングにプロジェクションマッピングを取り入れ、映像と音楽の一体感で会場が一気に温まり、ゲストにも大いに楽しんでいただけました。シャングリ・ラ ホテル 東京ならではの大きな魅力だと思います。写真映えと居心地の良さを両立できた会場でした。
コンセプトやこだわったこと
料理、装花、衣装はもちろんですが、強いて一つ挙げるならウェルカムスペースです。シャングリ・ラ ホテル 東京では3か所に設置できたため、テーマが重ならないように分け、配置、高さ、動線まで工夫しました。短い準備時間でしたが、ゲストが迷わず楽しめる展示になり、待ち時間にも写真をたくさん撮ってもらえました。

WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目

- ブランド
- Emarie
ウェディングドレスは、Emarieの薔薇のケープカラーを着用しました。人気のEmarieのなかでもかぶりにくいデザインだと思います。胸元の一輪ローズが顔周りを華やかに見せてくれ、上品さと存在感を両立できる一着です。
SECOND DRESSドレス 2着目

- ブランド
- Hatsuko endo
お色直しのドレスはSallyのMagenta Pinkです。
深みのあるピンクが秋の披露宴にぴったりで、会場や装花と調和しました。デザインはシンプルなので、装花、アクセサリー、ブーケなどのアイテムが映えます。
SHOESシューズ

ウェディングシューズは、Emarieさんにおすすめいただき、BENIRのサテンシューズを購入しました。ヒール高は12cmです。サテンの上品な光沢がウェディングドレスと調和し、足元まで統一感が出るところが気に入っています。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント

挙式はベールに収まりの良い低めのシニヨンにしていただき、ウェディングドレスが主役になるようにしました。
披露宴入場ではトップに高さを出したアップで顔周りを明るく、シャンデリア映えを意識しています。
お色直しはガラッと雰囲気を変えて、編み下ろしにプリザーブドフラワーをたっぷりと使用しました。メイクは血色を保ち、上品になるようお願いしています。
ACCESSORIESアクセサリー

挙式はパールのイヤリングとリボンボンネで清楚な雰囲気になるようにしています。
披露宴入場ではティアラのAlexandraを主役に、その輝きに合わせてBest WishesのRoseをコーディネートし、写真でも映える華やぎを選びました。
お色直しでは、ドレスに合わせてHatsuko Endoでゴールドイヤリングをお借りしています。艶やかなゴールドは結婚指輪の色と統一感がありました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー

挙式は、Emarieの白のリボンボンネを低めのシニヨンに沿わせました。ドレスにとても合っていて、凛とした印象になりました。
披露宴入場では、豪華な披露宴会場に合わせてIvory&CoのAlexandraを選んでいます。
お色直しでは母が作成したブーケと同じ花材でできたプリザーブドフラワーにピンクのリボンやラメを追加して、ドレスや装花の色とリンクさせました。
NAILSネイル

ネイルはピンクベージュのグラデーションをベースに、左右一本ずつ3Dローズとシェルネイルを入れていただきました。
ウェディングドレスのローズやお色直しのドレスの色、装花のトーンとリンクし、相性良く統一感を出せました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト

ドレス当てクイズの色である、マゼンタ、ライトピンク、赤、ラベンダー+白をカラーパレットの基調にし、ベリーピンクのバラ、ダリア、ラナンキュラス、蘭、カラーをミックスして、濃淡のグラデーションを作っていただきました。
また、ゴールドのキャンドルは高さをバランスよく配し、雰囲気を統一しています。
当日はゲストから歓声が上がるほどの仕上がりでした。フローリストはLIFE DECOさんにお願いしています。期待以上の仕上がりで、とってもお気に入りの装花です。
FOODお料理のこだわり

シャングリ・ラ ホテル 東京では、料理長と相談してオリジナルのメニューを一から作ることができます。季節感を大切に、栗のスープや洋梨のシャーベットなど秋らしい品を採用していただきました。また、私の好物に合わせてオマール海老のリゾットも特別に作っていただいています。
提供の温度とタイミングがよく、ゲストから大変好評でした。当日の料理のメニューはシャングリ・ラ ホテル 東京で保存しておいていただけるので、いつか再び伺うことが楽しみです。
WEDDING CAKEウェディングケーキ

パティシエさんと相談して作成したオリジナルのデザイン画から、3段のドリップケーキを作っていただきました。
下段はロゼット絞り、中段はパールをあしらったダイヤ柄、各段にマゼンタのサテンリボンを巻いて、会場の世界観にぴったり合うデザインにしてもらいました。
トップはベリーやローズを飾り、仕上げはふたりでソースをドリップする参加型演出にしています。台座周りにもケーキフラワーをあしらって統一感を出し、写真映えも抜群でした。
WEDDING FAVORS引出物

引き出物は基本をカタログギフトに統一しつつ、期限を失念しがちな点と実用性を考えて、男性友人には BARNEYS NEW YORK のステンレスボトルを選びました。
引き菓子はシャングリ・ラ ホテル 東京 オリジナルのバームクーヘン。縁起物はゲストの属性に合わせて贈り分けし、親戚、来賓には玉子かけ醤油+鰹そぼろのセット、男性友人にはモナカ入りスープ、女性友人には紅茶、ご懐妊の方にはスープにしました。
PETITE GIFTSプチギフト

プチギフトはリング型のアイシングクッキーを贈りました。
petit chouchouさんにオーダーし、ピンクのテーマカラーで、イニシャルと日付入りにしています。個包装で持ち帰りやすく、常温、日持ちも良いのでゲストに好評でした。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
購入していません。
WEDDING RING結婚指輪

Cartierのゴールドのものです。新郎はシンプルな二本ライン、新婦はダイヤが並ぶ細めのリングにしました。仕事柄ふだんは指輪をつけないのですが、肌なじみがよく手元がきれいに見えたので、この組み合わせを選んでいます。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと

花嫁の手紙だと思います。読み始めてすぐ、母がハンカチで目元を押さえて泣いているのが見え、父も静かに目を伏せていて、これまでの想いがこみ上げました。静かな会場で読み上げるのは少し気恥ずかしかったですが、最後いただいた温かな拍手が心に残っています。
二人らしさとは

私たちの2人らしさは、まずゲストへの感謝をきちんと伝えることです。席札のメッセージや花嫁の手紙に加え、当日のホスピタリティ全体で「来てくれてありがとう」という気持ちを表現しました。
また、現在アメリカで暮らしていることを前撮りの写真や小物でさりげなく紹介し、デザートは赤、白、青の国旗カラーにしました。
嬉しかった参加者の反応

ゲストからは「装花がとても綺麗」「料理が本当に美味しかった」という声を多くいただきました。特にオマール海老のリゾットやメインのお肉料理などが好評でした。
余興はドレス当てクイズのみでしたが、テーブルインタビューが想像以上に盛り上がり「楽しかった」と言ってもらえて良かったです。さらに「1着目とお色直しのドレスどちらも似合っていた」と褒めていただいたことが何より嬉しかったです。
私にとって結婚とは

困っている時に支え合える関係ができたため、結婚して良かったなと思います。式をしてよかったのは、両家の両親が本当にうれしそうだったこと、後から写真や動画を一緒に見返して会話が増えたこと、そしてこれまでお世話になった方々に自分の言葉で感謝を伝えられたことです。
後悔していること
後悔していることは写真と体型の最終調整の2点です。式当日は東京駅周辺のロケ撮影もありタイムラインがタイトだったため、撮りたいカットをもっと具体的に事前共有しておけばよかったと感じました。
体型は姿勢対策をもう少し早くから整えておけば、当日のラインがさらにきれいだったと思います。
やりたかったけれど諦めたこと
準備段階で、もっと多くの衣装を試着したかったのですが、海外在住のため一時帰国の短い期間では行きたいお店を全て回りきれず、泣く泣く断念しました。
節約のための工夫

節約はペーパー類の見直しで行いました。招待状はWebを基本とし、紙は親族など必要な方のみ郵送。さらにメニュー、席次、プロフィールを1冊の小冊子にまとめ、式場オプションではなく外注で制作しています。コストを抑えつつデザインも統一できました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ

結婚式の準備はとても大変ですが、人生で一度きりなのでぜひ楽しんでほしいです!
当日は想像以上に時間がタイトになるので、どうしてもやりたいことは、プランナーさんやスタッフさんたちと事前共有を忘れずにしてください。披露宴の進行は移動や写真のための余白をあらかじめ入れておくと安心です。少し余るくらいが、ゲストとの会話や撮影にちょうどよかったです。
シャングリ・ラ ホテル 東京は、東京駅前でアクセスが良く、ワンフロア貸切の落ち着いた雰囲気の会場です。プロジェクションマッピングや螺旋階段のフラワーシャワーなど演出の幅も魅力でした。海外在住でもオンラインの打合せで丁寧にフォローいただき、当日はスタッフ皆さんがプロフェッショナルで安心してお任せできました。
また料理長とのオリジナルメニューや、東京駅周辺のロケ撮影も楽しく進められ、この式場でよかったと心から思っています。


























