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『私たちの大切な人たちがつながるウェディング』を目指しました!
結婚式のゲスト一人一人は、どなたも私たちにとって大切な人たち。夫婦での共通の趣味も多い私たちですが、その知人もたくさんの魅力を持ち合わせています。“せっかく招待させてもらうなら、この場をきっかけに繋がりができたら、それこそ結婚式のあるべき姿だね”という思いでテーマに設定しました。
もう一つの裏テーマとして、私たちの趣味を散りばめたことがあります。サーフィン、キャンプ、コーヒー、マクラメ、海、植物など、たくさんの趣味を一緒に楽しんでいる私たちだからこそ、大好きなアガベに囲まれて、ビーチとガーデンが共存するTHE BEACHがベストだと感じました。また、これをやらなくてはいけないという縛りもほとんどなかったこと、そして一日貸切のプランなのでたくさんのゲストを呼べたこともこの式場の魅力でした。

挙式
ガーデンウェディングなので天気が全てでしたが、晴れ女晴れ男なら大丈夫!という気持ちと、万が一雨が降った場合にはチャペルで式をあげるというプランBがあったことも安心につながりました。
春、夏、秋で植物の表情が変わるのですが、緑がしっかり出ている春に挙式できたのはよかったです。新婦の花粉症が落ち着き、二人の大好きな夏に一番近い時期、そして新婦の父がすごく暑がりなので真夏を避けて4月末に挙式となりました。
ガーデンウェディングはプランBと植物の色合い、花粉症、ゲストの服装などを考慮するといいと思います。
私たちは海、サーフィンが大好きなのでビーチ側での挙式も考えましたが、バージンロードの歩きやすさやドレスの相性を考え、挙式はガーデン側にしました。

披露宴パーティ
丸テーブルではなく、長テーブルを並べる形で、入場の際に全てのテーブルの間を歩けるので、全員とハイタッチできたのがよかったです。
テーブルや高砂の装飾もこちらの希望に合わせてくださるので、私たちは「会話のしやすさ」を考えてゲストテーブルの装飾は最低限にし、背の高いお花はおかず、エアプラントと流木のみにしました。
その代わり、ランチョンマットやメニュー表はデザイナーの新郎が渾身の作を作ってくれました。THE BEACHではこういった「自作」も許可されていて、自由度が高いところが良かったです。ゲストが座る前のセッティングでは、金の縁の大皿が置かれるのですが、真ん中が透明にくり抜かれているので、そこにデザインがはまるようにランチョンマットを作成しました。
中座後の再入場では披露宴会場を覆ったカーテンが一気に開くので、バックにビーチという最高ロケーションでの入場ができます。
コンセプトやこだわったこと
ゲストを大切にしていることが伝わるように、そして私たちのことを知ってもらうために、できる限りの「手作り」を目指しました!
結婚証明書は自分たちがサーフィンをするホームポイントで拾ったシーグラスや貝殻で作ったり、新婦の趣味のマクラメで大きなタペストリーを作って高砂に飾ったり、誓いの言葉のフレームやリングピローもマクラメで作成しています。
メニュー表やランチョンマットはもちろんのこと、テーブルナンバー、動画、ウェブサイトなどデザインに関わるところも全て自分たちで作成しました。
前撮りは知り合いにカメラマンとヘアメイクをお願いするなど、多彩な友人たちに助けてもらいました。
正直大変でしたが、1年という余裕があったこと、そして人生に1度きりのことなのだからという思いで仕上げたものたちは全て、とても大切な思い出です。
また、新婦はこれまで友人の結婚式に10回以上出席しましたが、主役の新郎新婦と話せなかったり、あっという間の式で、居場所に困ったこともありました。招待した全員が、過ごす時間全てをフルに楽しんで私たちと同じように大切な思い出と思ってくれることを目指し、以下のことを取り入れています。
①ボトルレター
一人ひとりへ用意し、挙式前にお渡ししています。これまでの感謝の気持ちはもちろんのこと、ここで知人が少なそうな人には、隣の席、向かいの席に座るゲストを紹介したり、共通の話題についてお伝えしておきました。披露宴での席を選ぶ時も、つながってほしい知人たちを近くに配置したり、居心地の良さを重視して決めています。
②トイレへの張り紙
居酒屋などでよく見る「トイレの中まで失礼します」から始まる張り紙を模して、ゲストの皆さんが楽しめているか、写真を撮ったか、私たちと会話できたかの問いかけや、まだの方はこの後必ずきてくださいね!と言った書き置きをトイレの個室、鏡などに貼り付けました。タイミングを失って話せていなかった人たちにも、思う存分楽しんでもらえるように考えてみました。
③ゲスト紹介ムービー
中座の直後には、その日招待したゲスト全員を紹介するゲストムービーを流し、また普段どのようなことをしているかなど、詳しく書ききれなかった分は当日用に作成した特設サイトに記事として投稿しておきました。ちょっと一人になってしまった時間、この人誰だっけとなった時にサイトで見てもらうことで少しでも楽しんでもらえる工夫をしています。
④中座以外の余興はゼロ
お色直しのコンセプトは『歩きやすさ』にしました。新郎新婦が自分で飲み物を持って、会場の端から端まで乾杯に。乾杯だけでなく、会話をしたかったので、ケーキ入刀やそのほかのコンテンツは排除しました。物足りないかな?と思いましたが、おかげで全員とお話しすることができて、とても充実した時間になりました。

WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目

THE BEACHではレンタルができたので、THE GUNS & LOVEで全てレンタルしました。1着目のホルターネックのマーメイドドレスは、ドレスの担当者さんからのお勧めで試着したところ、新郎が即決したものになります。
普段から夏は基本肩だしでホルターネックもたくさん着ることから、他のドレスと比べても一番しっくりきたものでした。滅多に女性らしい格好をしないのですが、ウェディングドレスだけは、女性らしいマーメイドラインに憧れていたので、このドレスとの出会いは運命的だったと思っています。
レンタルだと日程が空いているかどうかもポイントなのですが、式場を決めてから式まで1年、時間的に余裕があるからこそ日程に縛られることなく、レンタルの中でも制限なくドレス選びができたのは良かったです。
SECOND DRESSドレス 2着目

2着目のドレスもTHE GUNS & LOVEでレンタルしたカーキのプリーツドレスです。中座の後は歩き回ることを決めていたので、歩きやすさがいちばんの決め手でした。
また、メインのお花がひまわりであること、新婦が常日頃からカーキをよく着ることもこの色に決定した理由です。シンプルながらも背中のラインはしっかり出るところと、シンプルな分アクセサリーがきちんと目立つこともお気に入りのポイントでした。
SHOESシューズ

ウエディングシューズは、メルカリで購入したCHARLES & KEITHのパンプスです。控えめのレースと色合いが自分にぴったりだと思い、購入しました。普段はあまりヒールを履かないことと、そこまで大幅に目立つ部分ではないので、中古を選んでいます。
ただ、元々の使用者がとても綺麗に使ってくださっていたので、特に問題もなく、しっかり使うことができました!
2着目は、私たちらしさということで、新郎も新婦もサンダル着用でラフにいきました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント

普段からヘアメイクには疎かったので、決めていたことは普段ショートだけれど少し髪の毛を伸ばし、アップスタイルをしたかったということだけです。なんとなく最初はアップスタイル、後半はダウンスタイルということしか決めていなかったのですが、普段のメイクを見てメイクさんが自然と仕上げてくださりました。
こだわりは、式場にお願いをしていた生花でつくったフラワークラウンをつけたことです。こちらに合わせてプランを立ててもらい、髪の動きがわかるよう、いつもお世話になっている美容師さんに式の2日前にウェディング用のカラーをしていただきました。普段色抜けをする前提で調合してもらっていたのですが、今回は直前ということもあり、本当に当日に合わせたお色になっていました。式の前の髪の毛の色合いは、きちんと「時期」から相談することが大事なのだと痛感しました。
メイクについては、こちらからのオーダーはなかったので、おすすめで中座後少しアイメイクにオレンジ味を追加しただけなのですが、実は10月ごろから原因不明の皮膚炎に悩まされ、大きなニキビが口周りに何個もできてしまいなかなか治らなかったり、2月ごろからものもらいが治らなかったりとトラブルだらけ。眼科、皮膚科での治療もあって当日までにある程度は軽くなったのですが、ヘアメイクさんの「隠す」力には感動しました。当日の写真の出来栄えを見てただ本当に感謝でしかなかったです。
ACCESSORIESアクセサリー

ピアスはずっと気になっていたJARDIN bridalのものを購入して着用しました。しっかりとお花の印象がありつつも、主張しすぎないデザインがお気に入りです。挙式はシンプルにピアスだけ、披露宴の中座後からは結婚指輪も作っていただいたmarinoのネックレスを追加で着用しました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー

ヘッドアクセサリーは、式場側で用意していただいたフラワークラウンを着用しました。ガーデンウェディングといえば、フラワークラウンの印象が強かったこと。また、あまりガーリーな雰囲気は得意ではないため、植物が好きな私たちだからこそのヘッドアクセサリーだったと思います。
完成品がとても可愛かったので、その日一日ずっと同じものを着用しました。当日まで完成品を見れなかったため、イメージのすり合わせについては大事だなと感じました。
NAILSネイル

普段は全くネイルをしないので、ネイルはそこまで目立たず、ドレスやアクセサリーに似合うことを重視し、ストーンなどはあまり使わず、ベージュベースに少しゴールドのアクセントを追加したものにしました。
知人に紹介してもらったネイリストさんに好みを伝え、アレンジしながらデザインしてもらっています。普段ネイルをしない分、前撮りの頃から徐々に自爪を育てるのが大変でしたが、友人にスケジュールを相談しながら決めていけたので、理想の長さとデザインで当日を迎えることができました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト

メインのお花は私の大好きなひまわりを選びました。結婚式の日程を決める際も「ひまわりが手に入るかどうか」を基準にしたほどです。普段はもう少しオレンジ気味のひまわりのお花が好きなのですが、時期の兼ね合いもあって、黄色味の強いお花になりました。当日見た時、最初は正直少し黄色いなと思ったのですが、会場やその他の装飾と合わせた時にとてもよく合う印象になっていました。
フローリストさんは、THE BEACHの提携のCALLAの方にお願いしています。元花屋の姉にブーケをお願いすることも考えたのですが、仕入れや搬入、当日の準備を考えた時に、家族の負担をあまり重くすることは良くないかなとなり、そのままCALLAさんにお願いしましたが、結果的に会場とのマッチを考えても、それで良かったと思っています。
FOODお料理のこだわり

お料理は、多すぎず少なすぎない、そして味が自分たちも好きであることを重視しました。おもてなしなので豪華なお料理をとも思いつつ、多すぎて残してしまう、苦しいというのは少し違う気がして、ベースとなったプランに少しだけ、最初のアミューズをランクアップしてオーダーしました。
たくさんのオプションが用意されていたので、組み合わせを考えられたことがとても良かったです。飲食店を経営されている知り合いも何名かお呼びしましたが、料理も好評で安心しました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
後半はゲストの皆さんとお話することをメインにしたかったので、ウェディングケーキの演出は行いませんでした。
WEDDING FAVORS引出物

引き出物は提携の中から選ぶ決まりだったのですが、コーヒー好きの私たちがずっと探していた、スタッキングできるホーローのカップを発見したので、そちらを選びました。
ホーローカップにそれぞれのゲストの名前を刻印したレザーのスリーブがついたものです。カップの色とスリーブの色を選べたので、それぞれのゲストのイメージでオーダーしました。自分たちも欲しいと思ったのでついでにオーダーして、ゲスト全員とお揃いになりました。名前が入っていることから、これらがそのまま席札の役割をしてくれました。
引き菓子はカタログからフロランタンを選んでいます。カタログギフトなども検討したのですが、私たちらしさを存分に出すために、あえてみなさん同じものをという形にしました。
PETITE GIFTSプチギフト

プチギフトには、夫婦のキューピットであるバリスタの友人が作っているコーヒーをお渡ししています。ドリップバッグにしてもらい、普段からコーヒーを飲む習慣がない方でも楽しんでいただけるようにしました。パッケージも専用でデザインし、思い出となるようにしています。
ENGAGEMENT RING婚約指輪

婚約指輪は新郎が仕事仲間に依頼して、フルオーダーで作成しています。新婦の大好きな向日葵と、太陽をイメージしたモチーフに、真ん中は二人の思い出の場所、宮古島の宮古ブルーをイメージしたアクアマリンを埋め込みました。サーフィンで1年中日焼けしている肌に合うよう、あえてピンクゴールドを選んだのもポイントです。
また、婚約指輪はなかなか結婚指輪ができると着けなくなるものなので、大切な思い出をいつまでも噛み締められるよう、指輪を飾ることのできるリングドームも新郎の仕事仲間に依頼して、作成してもらいました。
WEDDING RING結婚指輪

結婚指輪は、私がとても大好きでいつも新郎にプレゼントでもらっていたアクセサリーmarinoに依頼してフルオーダーで作っていただきました。二人の大好きな波打つ海面をイメージした指輪のデザインです。試行錯誤を重ねて作っていただいた大切な指輪になりました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと

全てがうまくいきすぎた!ということでしょうか。サプライズこそお互いに「しない」と決めていたので、両親への手紙もその場で読むことや、新郎新婦がお互いにサプライズすることなどはなかったのですが、ただひたすらに、ゲストの思い出に残る結婚式を目指し、準備したことが全てうまく行ったことに感動しました。
結婚証明書のシーグラスや貝殻がバランスよく並んでとても可愛い仕上がりとなったこと、心配だった甥っ子姪っ子のリングボーイ&ガールもしっかり役目を果たしてくれたこと、天気に恵まれとても良い日差しに囲まれた1日であったこと。些細なことなのかもしれませんが、その全てが自分たちを祝福しているように思えて、一生忘れられない思い出になりました。
二人らしさとは

友人に恵まれ、趣味を楽しんでいることでしょうか。サーフィン、キャンプ、コーヒー、マクラメ、海、植物、スノーボードなど挙げきれない共通の趣味がある二人。二人の時間も大切にしつつ、私たちはいつも友人たちに囲まれて楽しく過ごしています。それを表現できたらいいなと漠然に思っていたものが、しっかり形になったのが良かったです。
嬉しかった参加者の反応

「今まで参加した結婚式の中で、一番楽しかった」「いいものだった」と親戚を含めた多くのゲストに言っていただいたことです。結婚式は人それぞれ、競い合うものではないですが、ゲストに楽しんでもらいたいという気持ちでたくさん準備したので、本当に楽しんでもらえたことがとっても嬉しかったです。
私にとって結婚とは

新しい家族の誕生です。文字通りの家族の誕生はもちろんですが、友人を含めたファミリーが結婚を通してたくさん広がっていくことを感じました。
後悔していること
1年もあったのに、結構ギリギリで準備に追われていたことです。どうしても当日が近づいた方が手紙に書くことも思いつくし、良いアイデアが突如浮かんだりします。でも、あと数ヶ月あったら、後数日あったら、ここまで焦らなくても済んだかもしれないと思いました。
今はAIに言えば色々計画してもらえる時代。ぜひ、結婚式の準備は少しずつでもいいから計画を立てて進めることをお勧めします!寝不足はお肌の大敵です。
やりたかったけれど諦めたこと

特にありません!
節約のための工夫

自分たちでできることは全て自作しました!高砂のマクラメタペストリー、ウェブサイト、ペーパーアイテム、前撮りのポスター、動画など、自分たちでできることは全て自分たちで作成しました。
また会場装飾も、もりもりにするのではなく、余白を楽しめるように実はお安いプランにしました。その分、そこにある装飾や緑、会場のポテンシャルを最大限引き出せた気がします。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ

式が近づけば近づくほど、やりたいことは増えていきます!情報を収集することも大切ですが、私は正直特別調べたことはあまりなく、広告やSNSで見たものと自分のアイデアだけで成り立ちました。
情報収集も大事ですが、一番は自分たちのコンセプト、何のために結婚式をするのか、そしてそれに沿ったプランをすることだと思います!そうすると、自然と納得できるし気になるはずです。
そして、私たちの結婚式が成功した本当の理由は、旦那様の協力が一番大きかったと思います。たくさん話して、お互いのことをもっとよく知り、素敵な結婚式を二人で作っていって欲しいです。こんなに一緒に一つのものを作り上げる作業、なかなかない気がします。
最後に、我慢はしないことです。最初は式場スタッフさんにどこまで聞いていいのかな、これはまだ言わなくていいかななど気を遣ってしまうのですが、不安はお肌に良くありません。プランナーさんをしっかり頼って、わからないことはわからない、不安なことは不安と聞いていくのがいいと思います。