maaa_wedding0321
テーマは「Luxury&Simple For Our Guest 」です。
ゲストにとってコロナ禍で久しぶりの会食となる結婚式ではとびきり贅沢してほしいという思いからワインやお食事にこだわり、またお越しいただいたゲストが混沌としていて疲れないようにシンプルで分かりやすい空間作りを心がけました。
内装はシンプルだけれども大きく存在感のある桜の木を一本会場内に立てて、お花見感覚を味わっていただいたり、ウェルカムスペースは配置する物品数をあえて絞ってゲストに見やすく、これから始まる式をイメージできるような空間にしたりと主人と二人三脚でとことんゲストが喜んでくれるよう、内容には最後までこだわりました。
挙式
御影石を使った温かみのあるチャペルが魅力でした。石の後ろからライティングを行うため、自然を感じることができ、造形感のない温もりがありました。また、天井が高く開放感のある空間で、息の詰まらない空間設計になっていたところも素敵でした。
披露宴パーティ
オーチャードという披露宴会場を選択し、贅沢な空間づかいをしました。コロナで密にならないように、250名近くが入れる空間を100名強で使用し、天井高も高く、広々とした空間のもとでパーティーを行うことができました。
また、オーチャードは春や新緑の頃にぴったりなライトグリーンを基調とした色使いのお部屋で、何色の装花でも混沌とせず、選んだお花を目立たせてくれる色調のお部屋でしたのでオススメです。
コンセプトやこだわったこと
お料理、ワインの内容、お料理とアルコールのマリアージュ(所有しているワインソムリエの資格を生かして)、季節感のあるお花選び、引き出物、プチギフト、ファーストバイトをクッキープレートで行ったこと。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
- ブランド
- Lusanmandongus
- ショップ
- ヴェルフェリーチェ
一着目のドレスはLusanmandongusのVIOLETです。こちらのドレスはThe Okura Tokyoの提携先であるドレスショップ、ヴェルフェリーチェでレンタル致しました。
Lusanmandongusは香港発のインポートブランドです。同じアジア人の日本人にも着こなしやすい型のマーメイドドレスであったため、マーメイドドレスだからといってハードルが高すぎず着心地が抜群でした。
•贅沢にあしらわれたクルミボタン
•着るだけでスタイルアップを図れるドレスであり、バストやウエスト、ヒップ周りを補正し肩甲骨を綺麗に見せてくれたため
・オークラという古き良き日系ホテルでも上品に着こなせるデザイン性
以上が決め手となりました。
SECOND DRESSドレス 2着目
- ショップ
- Authentique
2着目はオーセンティックプライベートレーベルのZAZIEを選びました。こちらもThe Okura Tokyoの提携ドレスショップ、オーセンティック銀座にてレンタル致しました。
選んだ理由としては以下です。
・披露宴会場の色づかいとも相性のいい、ライトグリーンが珍しい色味のドレスで、人と被らない個性があるため
・シルバーとゴールドのメッシュが入っているのでアクセサリーの色味を限定しないところに惹かれたため
・前から見ると清楚なクラシカルドレス、後ろはざっくりと背中の開いたメリハリのあるドレスであったため
・主人の好きなグリーンであったため
SHOESシューズ
Jimmy Choo
ROMY FLAT Platinum Ice
ダスティグリッター ポインテッドトゥフラットパンプス
結婚式当日の花嫁は1日長丁場で歩き回るだろうから主人がヒールのないパンプスの方が楽だと思ってとプレゼントしてくれたものです。ドレスを邪魔せず今後も履きこなせるゴールドのグリッターがかかった、シンプルだけどラグジュアリーなパンプスで、主人の優しさが詰まっているのでとてもお気に入りです。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
挙式ではきっちりかっちりとしたスタイルを選ぶ方が多いので、人と違ったスタイルが好きな主人に合わせて、挙式は緩い編みおろしスタイルにしました。メイクもヘアスタイルに合わせて春らしい色味やラメをたっぷり使って透明感のある可愛らしい形で仕上げてもらいました。
挙式ではゆるくふわふわとしたスタイルを選んだので、あえてお色直しではかっちりとしたアップスタイルにティアラをつけてクラシカルな雰囲気を出し、通常きっちりしたスタイルから緩くされるヘアスタイルの方が多い中、あえて逆の順番で個性を出してみました。メイクもきっちりクラシカルなイメージで仕上げてもらいました。
ACCESSORIESアクセサリー
一着目のピアス/Jennifer Behr estee earings
母が駐在中のNYにて買い付けてプレゼントしてくれました。私に似合いそうなものを考え、ピアスと共にヘッドアクセサリーを合わせてサプライズプレゼントしてくれる母の優しさに感動しました。
二着目のイヤリング/The Okura Tokyo提携美容室パラダイスからレンタル
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
ヘアメイク
アルバムを見る一着目/Jennifer Behr vespera bobby pins
二着目/Love Tiara フラワーブロッサムティアラ
アンティークゴールドの色味と、フラワーパーツやパールビーズを組み合わせた可愛いデザインに心を奪われました。
NAILSネイル
婚約・結婚指輪共にヴァンクリーフであり、会場もヴァンクリーフ色のライトグリーンのカーペットだったのでネイルもヴァンクリーフのアルハンブラ パピヨンをイメージした蝶々のパーツをつけて全体的にシュガーネイルで真っ白に仕上げました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
全体のテーマカラーをライトグリーンにしたので、グリーンとホワイトでまとめた春らしいお花づかいをウェルカムスペース、高砂、各卓へは依頼しました。また統一感はあるけれど華やかでラグジュアリーな雰囲気が出るよう、所々桜やローズもまぜてもらいました。
挙式用のブーケには贅沢に胡蝶蘭をふんだんに使用してもらい、日系ホテルであるThe Okura Tokyo感を出すため、少しアジアンテイストを残してもらいました。
セカンドブーケは主人の大好きなグリーンを基調に、会場にも入れた桜を合わせてもらい、可愛らしい雰囲気のブーケにしてもらいました。
FOODお料理のこだわり
お料理でこだわったことはワインとの相性です。私がソムリエの資格を所有していること、The Okura Tokyoのホテルのワインアカデミーに通い、トップソムリエの方には資格を取る際にとてもお世話になったことから、お料理とワインの組み合わせを何度も相談し、ワインに関しては種類はもちろん、注ぐグラスからこだわって選びました。(もちろんお飲み物全般、ノンアルコールにも拘りました。)
また春の結婚式でしたので乾杯は会場の桜に合わせた桜色のロゼワインにし、味わいもお食事に合わせても単体でお召し上がりいただいても楽しめるように主人と何度も試飲を重ねて選び抜きました。
お食事もワインを決めてから内容を総料理長に変更してもらい、自分たちのために特別に作り上げてもらったフォアグラの前菜にはポートワインのジュレをかけて甘さがくどくなりすぎないようスペシャルメニューにしていただき試作を重ねて作り上げていただいたのがとても思い出に残っています。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
パティシエのお義父さまが用意してくれた主人と私の名前、日付が入ったクッキープレートを3段の純白のドレスに見立てたウェディングケーキの真ん中に載せました。非常に特別感のあるオンリーワンのケーキとなりました。
WEDDING FAVORS引出物
主賓・司会者(知人に依頼)にはバカラのティアラタンブラー2021グラスのペアセット/ぷらむ工房 紀州南高梅金箔のせ大粒完熟梅干しセット/The Okura Tokyoのリーフパイセット
友人ゲストにはバーニーズニューヨークのリリオオールドグラスセット/ぷらむ工房 紀州南高梅金箔のせ大粒完熟梅干しセット /The Okura Tokyoのリーフパイセット
PETITE GIFTSプチギフト
お義父さまがパティシエなのでオレンジピールを効かせた大人な味のクッキーとマドレーヌを作っていただき、お義母さまに可愛くギフト梱包していただきました。お二人が普段お店には出していない特別なメニューを考案して作ってくださり、私たち2人へのプレゼントだといって喜んで届けてくれたので本当に嬉しかったです。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
vancleef & arpels イコーヌ ソリティア
WEDDING RING結婚指輪
vancleef & arpels エステル
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
ファーストバイトはケーキではなく、クッキーで行ったことが私たち夫婦の披露宴の一番のビッグイベントでした。パティシエのお義父さまがウェディングケーキのクッキープレートを作成してくれたお礼としてそのプレートにゲストの方の目線が行くようにと新しい形のファーストバイトとしてクッキーバイトを行いました。
二人でクッキーを持ち、バイトする雰囲気が可愛いと友人たちはたくさん写真を撮ってくれました。そんな中、お義父さまは人生で一番の大仕事を与えてくれてありがとうと大喜びしながらわんわん泣いてくれたことがとても感動的でした。
少しでもお義父さまが喜んでくれたらいいねと主人と企画したことでしたが、その様子を見ていた私の両親まで泣いていて、クッキーバイトによって両家家族の絆がとても深まったように感じました。
二人らしさとは
「2人でいること」だと思います。コロナ禍ということは関係なく、普段は週七で夜ご飯を共にするほどいつも一緒にいることが当たり前な私たち。
一緒にお酒を飲むことも、美味しいものを食べることも、可愛らしい陶器や、おうちのインテリアとして美術品を買うときも、仕事でがっかりしたときも嬉しいことがあったときもいつも一緒に過ごすことをルール化しているわけでなくお互いがしたいと思って一緒にいること、それが私たちらしいところであると思います。
そんな普段の感じが式でも写真にも残せたらと思い、どちらかが主役ということなく、とにかく二人での写真をメインに沢山撮って頂きました。
嬉しかった参加者の反応
クッキーバイトやプチギフトを主人の両親に作成してもらったこと、お色直しでは2人とも母と退場したこと、バージンロードは主人も私も両親と歩いたことから両家みんなですごく仲が良いんだねと多くのゲストの方に感じてもらえたことがとても嬉しかったです。
私自身、普段はお義母さまと主人関係なく勝手に連絡をとっているほど仲良しなので、両家兄弟までひっくるめての仲の良さがゲストからみてもそう見えるのだと思うととても幸せなことだなあと思いました。
私にとって結婚とは
新しい道へ進むことだと思います。これまではずっと1人の道をちょこちょこ曲がりながらも歩んできたけれど、主人と出会えて道に分岐点ができて、結婚を選択してから2人で全く新しい道を一緒に進み始めたという気がしています。
これまでやり始められなかったことも味方でいてくれる主人がいればできる気がすると挑戦する気になったり、いつも味方でいてくれるから自信になって頑張ろうと思えることが増えました。主人にとっても私がそんな存在になれるよう一緒に歩んでいきたいと思っています。
後悔していること
介添人さんの当日の動きと私たちの控室が急遽変わったことです。介添人さんは移動した場所で身の回り品や鏡を持ってくれていなかったり、ドレスの裾が長くて歩きにくい時、あまりお手伝いいただくことができませんでした。
当日初めて会う方とのコミニュケーション時間は短いので注意が必要だと思います。また撮影が押してしまったため、控室がメイクルームではなく突然用意された場所だったので手元にほぼ何もなく、とても焦りました。まさかの展開も考え、必要なものは身の回りに身につけておくことをお勧めいたします。
やりたかったけれど諦めたこと
大人数の友人余興、ビールサーバーの各卓への持ち運びはコロナによって密になる環境を防ぐため、諦めました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
理想の結婚式を行うためには細かい打ち合わせをしておくことがとても大事です。このくらいやってくれるだろう、ここはこうしてやってくれるだろうという希望的観測よりもプランナーさまにはきちんと提案、指示を行い、後悔のないように話・イメージのすり合わせを行うことがズレが生じず、双方にとってとても大事です。
ヘアメイクや当日の撮影、装花、ウェルカムスペースに関しては一つずつ指示書をワードで作ってそれを元に口頭で説明してこちらと式場側で認識のズレがないように注意していました。希望がより、明確化しているのであれば式場側がイメージがつくような説明をすることが大切であると思います。