

NENE08
私たちは、披露宴を2部制にしました。
1部のテーマは「家族の声が聞こえる」繋がり×ナチュラル×思い出です。
家族と家族が繋がる一家団欒のような雰囲気を目指しました。
私たちは、お互い家族構成も人数も違いますが、共通点としてあったのが家のどこにいても家族の声が聞こえるということでした。そのため、長卓で向かい合う形を取り、家族の声や顔が見える空間作りを意識しています。そして、堅苦しい雰囲気にならないよう、お庭でゆったり食事をしてもらうイメージで、装花にもこだわり緑溢れる温かな食卓にしました。
2部のテーマは「森の隠れ家で過ごす仲間との賑やかな時間」アットホーム×アンティーク×自然です。
披露宴会場が緑溢れるナチュラルな雰囲気だったため、森の隠れ家に友人たちを招いて、ホームパーティーをするイメージで準備しました。
結婚式では新郎新婦とゲストの席が離れてしまいがちですが、ゲストとできるだけ近い距離に席を配置し、気軽にお話したり動いたりできるようソファ席を取り入れています。アンティークな装飾と小物、映像まで、デザインを統一したこともこだわりです。

挙式
最上階にあり、自然な光が差し込む落ち着く空間と、ゲストとの距離感が近いことが一番のポイントです。また、式後にはレイアウトを披露宴会場に変更することができます。ガーデンウェディングのような自然の光と緑に囲まれて、挙式後の会場移動もないところがゲストの方に喜んでいただけました。
雨や風が強い場合でも、光を遮らない屋根とパーティションがあるため、天候に左右されず挙式を行えることもおすすめです。

披露宴パーティ
会場の雰囲気に一目惚れしました。アンティークな家具や装飾、緑の背景など、すでに会場が作り込まれているので、高砂やお花、テーブル装飾にコストをかけずとも素敵な空間を作ることができます。
ソファ席もあり、お年寄りの方やお子さんがゲストにいらっしゃる場合にもとてもおすすめです。席も長卓や円卓、2人席など、多様にレイアウト変更ができました。
全体を通して、マイナスな点がひとつもありませんでした。会費制が可能で、一日で家族と友人を分けて招待でき、雰囲気、食事の美味しさ、立地、金額、日取りなど、すべてが理想通りでした。
コンセプトやこだわったこと
一番こだわったことは、アットホームな空間づくりです。
1部の家族のみの挙式と会食、2部の友人や会社の方だけの披露宴パーティー、3部のアフターパーティーをすべてエレガンテヴィータにて1日で行っています。
各部を分けることで、ゲストの方がお互いに気を遣わずに過ごせる空間づくりをして、私たちも家族の前ではしっかりと感謝を伝え、泣く時は泣き、楽しむ時は思いきり楽しむことができました。
サプライズリングボックスや父と一緒にケーキを仕上げるなど、家で家族が一緒に過ごしているような温かな空間を演出しています。
披露宴では入場曲当てクイズやサンクスバイト、ポージングカードなど、ゲスト参加型の演出を取り入れて、自然な友人の笑顔を見ることができました。
友人にお願いして、似顔絵と歴代のペットたちを、ウェルカムタペストリーとエスコートカードに描いてもらったこともこだわりです。
頭の中でイメージをしていましたが、実際に会場に飾られているところを見ると、本当に私たちだけの特別な式なのだと実感しました。
席札は真鍮の板を切り出し、名前を一文字ずつ手打ちで刻印して、式後も使っていただけるように制作しています。

WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目

- ブランド
- ISAMU MORITA
No.954(IN-205)というウェディングドレスです。
ウエストの絞りの綺麗さと、4wayで着こなしを変更できるところが決め手でした。
1日にゲストを各部に分けて招待し、いろいろな姿を見ていただきたかったのですが、お色直しのドレスを増やすとコストもかかり着替えも大変です。そこでゲストの方も待たせぬように、サッとイメージチェンジできるこちらのドレスを選びました。
結果、3種類のドレスを楽しんだ気持ちです。
挙式では王道の二の腕がしっかりと隠せるスリーブにティアラを合わせ、会食と披露宴ではふわふわのスリーブで可愛らしさを出しました。
SECOND DRESSドレス 2着目

- ブランド
- ISAMU MORITA
No.650(IN-241)を選びました。
決め手は「こんなドレス見たことがない!」と思ったデザイン性です。プードルのような個性的なもこもこ感と優しい色味、チュール素材で軽くて動きやすいところがお気に入りポイントです。
SHOESシューズ

中古で購入したヒールで、角度はぺったんこです。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント

ウェディングドレスでは王道のシニヨンヘアに、首元から耳にかけてパールシールをちりばめました。
カラードレスでは、ドレス自体が個性的で可愛らしいため、バレエコアスタイルを意識し、ツインのお団子に黒いリボンをあしらっています。
ACCESSORIESアクセサリー

挙式ではティアラとセットのネックレス、パールが揺れるピアス、短めのグローブを着用しました。
会食ではスリーブチェンジに合わせて、一番気に入っているorgablancaの白い大きな蝶のピアスをメインにしたシンプルなスタイルです。
カラードレスは、自作のパールネックレスに花の絵が描かれた作家さんのアンティーク風のピアスを着用しました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー

ウェディングドレスではティアラとミディアムベールをつけています。
スリーブチェンジ後は、パールシールと蝶ピアスを目立たせたかったため、あえてヘッドアクセサリーはつけていません。
カラードレスでは、バレエコアを意識して、長めの黒いリボンを2本つけています。
NAILSネイル

ピンクのチークマグネットに、ダイヤ型のパーツをデコレーションしてもらいました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト

フローリストのHanahiroさんに、好きな雰囲気やテーマカラー、季節のお花を使用したいことはしっかり伝えて、それ以外は細かい指定をせずに、全てお任せしました。ユーカリの葉を使った緑溢れるデザインが好きなので、緑をポイントでちりばめてもらっています。
当日は季節の元気なお花が届き、想像以上の素敵な空間でとても感動しました。
ブーケも予算内でとお任せしましたが、思っていた以上にボリューム感のある私たちらしいブーケに仕上がり良かったです。
FOODお料理のこだわり

お肉にこだわり、一番良いグレードを選んでいます。エレガンテヴィータのお料理は、どの年齢層のゲストにも気に入ってもらえる工夫がありました。お肉の焼き加減やフレンチ特有の好き嫌いが分かれるソースなどを、誰でも召し上がりやすい味にと考えられたコースです。作り手の優しさを感じるお料理で、ゲストにもとても好評でした。
WEDDING CAKEウェディングケーキ

1部の家族との挙式ではベリーとブルーベリーのハートのケーキを用意していただき、カットの演出は行いませんでした。その代わり、私の父が誕生日にいつも手作りしてくれたケーキにちなんで、父と一緒にウェディングケーキのハートの半分の飾り付けをする演出を取り入れています。
ファーストバイトは行わず、ラストバイトでお互いの母からケーキを食べさせてもらいました。
WEDDING FAVORS引出物

家族には、ギフトカードを選びました。
友人には会費制だったため引出物はなしにして、代わりにエレガンテヴィータオリジナルの引菓子ビュッフェと、金属製のネームプレート、ペットたちのイラストをシルクスクリーンで手刷りしたオリジナルのトートバッグを贈っています。
PETITE GIFTSプチギフト

プチギフトは、AND THE FRIETです。
ENGAGEMENT RING婚約指輪

婚約指輪は、普段使いのしやすさと珍しいローズカットダイヤモンドを使用したAbHeriのcalyxです。
WEDDING RING結婚指輪

私自身が彫金職人をしているため、自作のK18WGリングにしました。婚約指輪と重ねづけができ、日常使いしやすいデザインにしています。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと

普段涙を見せない母が、涙を流していたことです。
ヴェールダウンの時に泣きながら優しく立たせてくれた母の顔は、今でも印象に残っています。一人っ子として本当に大切に育ててくれたのだと、母の強さと父の安心感を改めて感じました。
二人らしさとは

お互いの共通点は、自分のためだけだと怠けてしまうけど、誰かのためなら一生懸命頑張れるところです。主人は私のやりたい結婚式のために、苦手な準備を一緒に頑張ってくれて、私は友人や家族がどうしたら楽しんで心地良く過ごせるかを考え、計画しました。
準備が大変な日もありましたが、当日はどんな状況でも私たちらしく思いっきり楽しむことができ、これが私たちらしさなのだと感じています。
嬉しかった参加者の反応

「今までで参加した結婚式の中で一番楽しかった!」「ドレスや演出もおしゃれで可愛かった」「最後の引菓子ビュッフェもすごく良かった」とのお声をいただきました。
私たちのやりたいことを全て叶えるのは、エレガンテヴィータでしかできなかったと思います。理想のプランにできたことももちろんですが、友人や家族から「2人にぴったり合った雰囲気の式場だったね」と言ってもらえて、この式場で良かったと改めて感じました。
私にとって結婚とは

自分が選び、心に決めた人と誠実に向き合い、共に協力し、一生をかけて一人の人を理解していくことだと思います。
自分だけでは気づけなかった小さな発見を相手が教えてくれたり、美味しいものを一緒に見つけた時の感動や、くだらないことで笑い合えたりすること。味方でもあり、時には敵(笑)になることもあります。一人の人と本気で向き合って過ごした先に、どんな二人になっているのかを楽しみに過ごしています。
後悔していること
2着目のカラードレスで、ワンポイントとなるウエストリボンを付け忘れてしまったことです。お色直し中は時間との勝負でバタバタしているので、メイクさんと一緒にしっかり最終確認をすることをおすすめします。
主人の後悔は、スーツのお色直しをしなかったことでした。ネクタイから蝶ネクタイに変えたのですが、ゲストにはあまり変化が伝わらなかったそうです。
やりたかったけれど諦めたこと
1部の家族との会食では、私たちも含めた長卓にしたかったのですが、席のスペースの問題で私たちは高砂になりました。
節約のための工夫

1部は招待状を出しましたが、2部の友人向けには自分で公式LINEを作成し、プロフィール紹介やWeb招待状、お知らせを一括管理したことで節約に繋がったと思います。
また、高砂やウェルカムスペース、ウェルカムボードなどはレンタル小物やアーティフィシャルフラワーを使用し、その分ゲストテーブルやブーケにはしっかり装花をお願いしました。会場移動がないため、1部の装飾を2部・3部でも利用することができました。
一番取り入れて良かったことは、2部の披露宴をご祝儀制ではなく会費制にしたことです。1人25,000円に設定し、3部のアフターパーティーの参加費と合わせて31,000円になるよう調整しました。会費制にすることで予算が立てやすく、友人の負担も軽減できたと思います。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ

とにかく後悔のないように、やりたいことは全部やった方が良いです!SNSで先輩花嫁さんの小物作りや演出アイデアが沢山投稿されているので、参考にしながら自分が本当にやりたいことに沿って絞り込むことがおすすめです。
パートナーと意見が合わないこともあるかもしれませんが、それはお互いの苦手や得意を知るチャンスですので、相手の苦手なことは率先して支え、自分の苦手なことは相手に任せてください。
1部の担当プランナーの有馬さんは、いつも穏やかで私たちの癒しでした。私と主人が一緒にウェルカムボードを準備している際、上手く作れず困っていたところ、有馬さんの何気ない一言で解決しました。
結婚式当日の朝には、会場に着く手前で外まで出て手を振って迎えてくださり、笑顔で「二人の楽しそうな声が聞こえたので、来たのがわかりました!」と声をかけていただいたことが印象的です。有馬さんのおかげで、私たちの緊張が一気にほぐれました。
2部・3部の担当プランナーの髙野さんは、丁寧な段取りと当日全力でサポートしてくださったそのエネルギッシュさに助けられました。1部の装飾を1時間で2部の会場へ移動させなければならなかったのですが、何度も階段を行き来してくださったと聞いています。
私たちは外部からのレンタル品を持ち込んでいたため、大きな段ボール4個分の片付けがありましたが、終電近くまでスタッフさんと一緒に片付けに入ってくださいました。私たちを含め皆が疲れている中、妙にテンションが高くなって和気あいあいと片付けができた時間、とても大変だったと思いますが、それも含めて良い思い出です。
本当に式を挙げて良かったと思いました。皆さんも一生に残る素敵な思い出になることを願っています!


























