

yunomi_journal_
<結婚式のコンセプト>
コンセプトはずばり『真夏の夜の夢』です。
結婚式の日取りが真夏であったこと、エドワード・ロバート・ヒューズによって描かれた真夏の夜(森に迷い込んだ少女が、小さな妖精たちと出会う場面を描いたもの)という絵が大好きだったことから、このテーマを選びました。また、BVLGARI HOTEL TOKYOのモチーフである星ともマッチします。
<BVLGARI HOTEL TOKYOを選んだ決め手>
まず制約条件として、以下3点を掲げていました。
①東京駅から徒歩圏内
②一日1組もしくは2組限定
③30名程度の少人数での挙式可
上記を満たす式場は片手で数える程度しかなく、その中でもっとも気になったBVLGARI HOTEL TOKYOを最初に見学しに行きました。
BVLGARI HOTEL TOKYOの美しさは私が語るまでもないですが、その内装の美しさや隠れ家感にとても惹かれました。
そして、挙式場は45階のテラス。都会の喧騒を忘れて、さわやかな風に吹かれながら過ごすことができるオアシスのような場所です。
もちろん館内の宴会場で挙式する選択も可能です。
また、スタッフの方の対応もよかったこと、最大70名の少人数でもさみしくならない広さの披露宴会場であったことから、特に気になる点がなく、即決しました。

挙式
イタリアと日本の雰囲気が調和した装飾や、重厚感のある調度品の存在感など、言葉にはできない美しさと空気感のある場所です。
45階のテラスの眺望は言うまでもありません。

披露宴パーティ
①天井が高い
1フロアあたり通常の商業施設の3階分くらい高さがあるそうです。 天井が高いことで、開放感と高級な雰囲気がありました。
②披露宴会場の広さ
特に招待人数が50名以下の方におすすめしたい式場です。少人数だとこぢんまり見えてしまう、空間が埋まらないかもしれない…といった悩みは不要です。
③プランナーさんとのやり取りが円滑
無駄なく、効率よく、挙式準備を進めてくださいました。個人的には、メール、Zoom、電話、対面の打ち合わせをうまく使い分けてくださったのがありがたかったです。
コンセプトやこだわったこと
『真夏の夜の夢』の世界観を壊さないように、一貫性を持たせることです。

WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目

<ドレスショップ>
Prism dressのフルオーダードレス
<こだわったポイント>
・シルエットを理想の形に近づける
・夏の暑さを吹き飛ばすような軽やかさと艶やかさを生地で魅せること
SECOND DRESSドレス 2着目

<ドレスショップ>
Prism dressのフルオーダードレス
<こだわったポイント>
・真夏の夜の絵の中に出てきそうなデザイン
・ドレスの色を私に対する夫のイメージカラーにできる限り近づける
・グリッターをたくさん使い、動きを出す
・後ろから見たときに、いやらしさが出ない程度の涼し気なデザイン
SHOESシューズ

<ブランド>MANOLO BLAHNIK
<色>ブラック
<テイスト>サンダル
以下の理由から、手持ちのサンダルを選びました。
•ブライダルシューズは挙式、披露宴では外からあまり見えない
•すでに手持ちのハイヒールがたくさんあったので、これ以上、増やす必要を感じなかった
•二次会も予定していたので疲れにくさを優先した
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント

ヘアスタイルは大きく3つです。
①サイドのフィンガーカール×シニヨン
▶︎館内撮影、挙式、披露宴入場
顔周りにうねっとしたフィンガーカールをリクエストしました。
②ビジューピン×ふわふわダウン
▶︎お色直し
Prism dressさんで出来上がったドレスの画像やPinterestのイメージ画像をお見せして、希望の形に仕上げていただきました。
③グリッター×ハリウッドウェーブのポニー
▶︎二次会
Prism dressさんで背中をがっつり開けたデザインにしてもらったにも関わらず、夕方の浮腫が怖くなって、ポニーテールの位置を低めにお願いしました。
また、結び目とポニーテール部分にキラキラの金箔を塗ってゴージャスに仕上げていただきました。
ACCESSORIESアクセサリー

<アクセサリーの種類>
①午前中の館内撮影:SWAROVSKIのピアス
②挙式:SWAROVSKIのピアス
③披露宴入場:Tatyana Kochnovaのチョーカー、SWAROVSKIのピアス
④お色直し後:SWAROVSKIのピアス
⑤二次会:Diorのピアス
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー

①午前中の館内撮影:海外のハンドメイド作家から個人輸入したトーク帽とカチューシャ
②挙式:リボン
③お色直し:ハンドメイドのヘアピン
髪につけたピンは貴和製作所で購入したパーツを組み合わせたハンドメイドで製作しました。某ヘアアクセサリーショップのヘアピンや、Pinterestのイメージから着想を得ています。購入しても良かったのですが、理想の色が揃っているとは限らず、それなら自分で作った方が早い!と思い立ちました☺︎ゴールドのストーンシールはTemuで購入しています。
④二次会:チェーン
結び目に巻いたチェーンも、貴和製作所で購入しました。
NAILSネイル

<デザイン>
ゴールドのグリッター単色をベースに、片手1指ずつゴールドのパーツを配置しました。
<こだわりポイント、デザインの理由>
カラードレスのグリッターの色と合うように選んでいます。
ただ、あまりデザインを細かくしすぎるとウェディングドレスとマッチしなくなる可能性があったので、あくまでシンプルであることを大切にしました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト

フローリストの指名は特段しておらず、TSUTAYA DESIGNの赤﨑さんにご依頼しました。
BVLGARI HOTEL TOKYOは、ホテル内の装飾をTSUTAYA DESIGNに依頼しており、挙式での装花の業者も基本、同社のみでした。
フローリストさんに出したリクエストは以下のとおりです。
・大ぶりではなく、小ぶりで可憐
・果実を入れてナチュラルさを演出
・ガラス素材を多く取り入れて、クリアでみずみずしい雰囲気
上記をもとに、実際に使用した花や装飾は以下のとおりです。
正確な花の名前が思い出せず、一部推測が入ります。
<メインテーブル>
・クレマチス(ベルテッセン系)
細い花びらで動きのあるラインを出しました。
・リシアンサス(トルコキキョウ)
白色で透明感や可憐さを表現しています。
・アイビー、スマイラックス、リキュウソウ
グリーンにツル性植物を用いて動きを出しました。
・ガラス玉
手のひら大サイズのガラス玉を置いていただき、涼しさを表現しています。
<ゲストテーブル・ケーキテーブル>
基本的には、メインテーブルと同じ花材です。加えて、プラム(果実)を入れることで、一気に華やかでナチュラルな雰囲気に仕上げました。
<ブルガリアーチ>
グリーンを基調に、ホワイトのお花と薄紫のお花(アガパンサス)を入れていただきました。ブルガリアーチとバージンロードは、かなり自由に装飾できます。
私たちの挙式の時期が夏であったことを踏まえ、お花がたくさんある雰囲気よりも、挙式を行う45階テラスの青々としたナチュラルさを楽しんでほしく、控えめにしました。
<1st Bouquet>
・薄紫のバラ
コンパクトにまとめたく、一色に統一していただいています。
<2nd Bouquet>
・ミニバラ、カーネーション
ドレスが目立つので、控えめにしました。ホワイトを基調として、少しだけイエローを混ぜていただいています。
FOODお料理のこだわり

BVLGARI HOTEL TOKYOのイル・リストランテ ニコ・ロミートは、ミシュランの星付きイタリアンレストランです。
そのため、コースは三種類から選べましたが、味に優劣はないと判断しました。三種類の中で、もっともゲストや我々の好みに近かったものを選んでいます。
挙式でイタリアンのコースは珍しいのではないでしょうか?ゲストからは、特にドルチェの評判が良かったです。
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コースメニュー(全5品・22,000円)
鯛のマリネ、オシエトラキャビア、サワークリームとエキストラバージンオリーブオイル
Marinated sea bream, Osietra caviar, sour cream and extra-virgin olive oil
仔牛のトンナート
Milk-fed veal with tuna sauce
ベジタブルラザニア
Vegetable lasagna and Parmesan sauce
牛フィレ肉のロースト、マッシュルームジュレとモリーユ茸
Roasted beef tenderloin, mushroom gel and morels
デリツィア アル リモーネ
Sponge cake and lemon custard cream
WEDDING CAKEウェディングケーキ

BVLGARI HOTEL TOKYOのロゴが入ったケーキー択であるため、特に選択することはありませんでした。また進行上、ケーキカットを行わない選択もできました。
WEDDING FAVORS引出物
遠方から参列するゲストがいたため、重たくならないカタログギフトを選びました。
加えて、ブルガリドルチのチョコレート詰め合わせも入れています。
こちらは初期から見積もりに入っていました。特段、抜く理由がなかったのでそのままとしています。
PETITE GIFTSプチギフト
プチギフトは、ありがタイまんじゅうというたい焼きの形をした人形焼を選びました。
すでにイタリアンコースをフルで召し上がっているため、脂質が控えめな和テイストなものが嬉しいだろうと考えたためです。
ENGAGEMENT RING婚約指輪

<ブランド名>
スイスのジュエリーブランド「Piaget」
<デザイン>
Piaget Roseがセンターにあしらわれたもので、真ん中にダイヤモンドがついています。
パーソナルカラーや手持ちのアクセサリーを鑑みて、ピンクゴールドを選びました。
WEDDING RING結婚指輪

<ブランド名>
スイスのジュエリーブランド「Piaget」
<デザイン>
婚約指輪と重ね着けできるデザインを選んでいます。
ピンクゴールドのハーフエタニティリングにしました。
夫は、プラチナのシンプルなデザインです。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと

親族や友人が涙を流して私たちの門出を祝ってくれたことです。
自分に対して、ここまで心を動かしてくれる方々に囲まれていたことがたまらなく幸せでした。
二人らしさとは

・私たちだけの独特な歯車の組み合わせがあります。お互いの足りない部分を補い、1+1を3くらいにできるところが、私たちらしさです。それを持続可能にするために、お互いを思いやり、許すことを大切にしています。
・お互いが好きなことに興味を持ってみると新しい世界が広がるので、食わず嫌いをしないことも大切にしているかもしれません。
嬉しかった参加者の反応

友人が「後にも先にも、こんなに素敵な結婚式はない」と言ってくれたこと。親族が「本当に温かい良い結婚式だった」と言ってくれたことが嬉しかったです。
私にとって結婚とは

<私にとって結婚式とは?>
自分たちの決意を、自分たちの大切な人たちに伝える場です。
そのため、私たちは、神や仏ではなく、人に決意を表明するスタイルの人前式で行いました。BVLGARI HOTEL TOKYOはデフォルトが人前式でした。
<結婚してよかったと思う場面>
嬉しいことや、楽しいことをすぐに共有できる相手がいると感じたとき。帰ってこられる場所があると実感できるとき。一人で頑張らなくてもよいと思えるときです。
<結婚式をしてよかったと感じること>
親族や近しい友人が、涙を流して一緒に喜んでくれたことです。そういう人たちが自分の周りにいることを実感して、なんとも言えない安心感や嬉しさがこみ上げました
後悔していること
特にありません。
やりたかったけれど諦めたこと
諦めたことも特にありません。
節約のための工夫
まずはやりたいことを全て盛り込んでから、削れるものを削っていくスタイルにしました。
具体的には、二次会のイルミネーション、ブルガリアーチの設置、音響・動画の放映の3点を最終的に削りました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ

<後輩プレ花嫁へのメッセージ>
挙式当日を気持ちよく迎えるのにカギとなるのは「できる限り、当日に不安材料を持ち込まない」ことです。
そのためには、早め早めの準備が重要です。
挙式準備に早すぎるものは一つもありません。とにかく、できることからどんどんやっていきましょう。
<BVLGARI HOTEL TOKYOでよかった!と思うポイント>
上記の設問で回答したこと以外では、以下のとおりです。
・打ち合わせの回数が比較的多く、安心して当日を迎えられること
こちらは他の挙式場でお仕事をされたことのある方に伺いました。
・スタッフのホスピタリティ
複数の参列者から「ホテルスタッフの対応が丁寧だった」との感想をもらいました。
ラグジュアリーホテルでも、冷たく居心地の悪い雰囲気は無く、別荘のように温かく迎えられる空気感があります。
挙式が終わった後も、人生の節目で訪れたい場所になりました。