yamapi0714
結婚式に乗り気でなかった私にプランナーさんが言った「人生三大イベントとして誕生、結婚式、葬式がありますが、この中で自分が好きな人たちを自由に招待でき、記憶に残すことができるのは結婚式だけ」ということば。
それを聞いて「やってみようかな」と思い直し、ゲストの皆さんに感謝を伝えることを目標に準備をしてきました。
今までお世話になった方々、これからもお付き合いを続けていただきたい方を招待し、一緒に楽しんでいただけるような式を目指しました。
挙式
予約時点では、梅雨明けしているか微妙な時期だったので、チャペルが木で囲まれていて雨の日でも雰囲気が良いとのことで選びました。
当日は晴れましたが、木漏れ日が綺麗でチャペルの前でも素敵な写真が撮れて満足です!
披露宴パーティ
入場は内扉から、お色直し後の再入場はバルコニー側からできサプライズ感がありました。
会場内にバーカウンターがあったり、調理場がガラス張りになっていて、シェフのフランベが見れたりという演出もありました。
コンセプトやこだわったこと
型にはまった演出は一掃し、ゲスト参加型の演出や歓談タイムを多くとりました。
ウェディングツリーにスタンプを押してもらったり、新郎と新婦父の腕相撲対決でクラッカーを使って応援してもらったり、ゲストの皆さんも一緒になって楽しめる演出を考えました。
また、ゲストの方々の一番の楽しみであろうお食事には細心の注意を払い、メニューを入れ替えてもらったり盛り付けを工夫したりしました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
会場内ショップでセミオーダーしたスレンダーラインのウェディングドレス。(ウェディングドレスはセミオーダーとレンタルが同じ金額と言われたので)
正直、ドレスにはあまりお金をかける気がなかったので、数着選んだうち、一番安いものにしました。
高身長を生かし、スレンダーでシンプルな大人っぽいドレスをチョイスしました。
片方の肩にだけレースの肩紐がついているのが、英国王室っぽくて上品でいいな…と選びました。
後ろ姿のドレープが美しいのも気に入っています。
しかしセミオーダーだったにも関わらず、当日胸元が緩くてズレてしまったので急遽滑り止めを入れたりピンで固定する羽目に。
新婦は準備期間忙しくてストレス痩せしてしまうことが多いので、それを考慮してワンサイズ小さめに作ってもらうべきだったのかもしれません。
SECOND DRESSドレス 2着目
会場内ショップでレンタルしたプリンセスラインのシフォンドレス。
ウェディングドレスが大人っぽかったので、カラードレスはかわいいものをチョイスして、ガラッと印象を変えました。
似合う色よりも着たい色をチョイスし、くすみピンクのかわいい系を選びました。
腰のリボンがワンポイントあって気に入りました。
SHOESシューズ
ドレスからはあまり見えないので、ブランドなどのこだわりはありませんでしたが、派手すぎず地味すぎない、式後も履けるようなデザインの靴を探しました。
しかし新郎との身長差を考慮し「ぺたんこのシューズにしてください」と衣装係の方に強めに言われました。(それが常識です!と)
私はそれがとても嫌で、新郎に相談したところ「僕とのバランスを気にするより、自分が一番綺麗に見える靴を選びなよ」と言ってもらえたので、当日は7センチほどのヒールを履いていました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
メイクはあまりこだわりがありませんでした。
知り合いの美容師さんだったこともあり、おまかせしました。
ヘアーは挙式と披露宴前半ではアップに、お色直し後はダウンスタイルにして雰囲気を変えました。
ACCESSORIESアクセサリー
ドレスとセットで無料で貸していただけた物を利用しました。
カラードレスにはキラキラ系のかわいいネックレスとイヤリングを合わせ、ウェディングドレスは肩紐を邪魔しないようあえてイヤリングのみにしました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
挙式ではビジューでできた上品なものを、披露宴前半では造花の胡蝶蘭をシニョンの周りにぐるっと一周つけました。
胡蝶蘭の方は手芸店で造花を買ってきて、ひとつひとつ自分でヘッドパーツに作り換えました。
カラードレスでは、ドライフラワーブーケを持ったので、それに合わせてドライフラワー風の造花をつけました。(こちらはレンタル)
NAILSネイル
パステルカラーのホワイト、ピンク、パープル、ブルーで可愛くしてもらいました。
ラメやホログラムも使い、左手薬指のデザインだけハートで中抜きしてもらいました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
会場装花は提携のショップからチョイスしました。
ナチュラルカラーで揃えたかったので、テーブルフラワーも高砂も野草っぽいナチュラルなグリーンを多めに、白い花も混ぜて作ってもらいました。
FOODお料理のこだわり
予算があるのであまり高いコースにはできませんでしたが、ゲストに満足してもらえるようコースの内容を変更してもらったり、盛り付けで華やかに見えるよう工夫しました。
特典でスイーツブッフェが付いていたのですが、披露宴の後半はバタバタするし男性陣には不評だろうと思い、その特典分の金額で、ご飯物をあんかけご飯から炊き込みご飯とお吸い物に変更していただけるよう交渉しました。(スイーツブッフェにしなくてもデザートはコースの最後についていました)
ファーストバイトもケーキではなくお刺身にしたので好評でした。
また、見学1軒目で契約した特典で披露宴前のウェルカムパーティーがついていたのですが、こちらがおつまみも豪華で好評でした!
ソフトドリンクだけでなく生ビールもついていたので、披露宴までの待ち時間が苦痛ではなかったとの声をいただきました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
コースの最後にデザートがついていてウェディングケーキと被ってしまうので、私たちは自分たちの好物でファーストバイトをしました。
鹿児島県長島町で養殖されている希少な茶鰤(茶葉を餌に混ぜている)を二尾取り寄せてもらい、舟盛りにしました。
ファーストバイト後はお刺身ブッフェとしてゲストにも味わっていただき、油がしつこくなく臭みもないと非常に好評でした!
一尾分ずつ会場の両側に配置したので、行列ができることもなく良かったと思います。
WEDDING FAVORS引出物
〈引き出物〉
友人…カタログブック(あとでアルバムとして再利用できるもの)
新郎親族…カタログブック(新郎母の希望)
新婦親族と恩師…香蘭社の君子の四季(二枚組み皿)
また、高額なお祝いをくださった方には後日香蘭社で相応のものを(茶器など)追加で贈りました。
〈引き菓子〉
若い方やお子さんがいる家庭にはチーズケーキ、そのほかの方には式場で手作りしている焼きたてクロワッサンにしました。
PETITE GIFTSプチギフト
プチギフトは楽天で個包装のミニふきんを買いました。
個包装なので届いてそのまま使え、軽いので非常に助かりました。
WEDDING RING結婚指輪
京都の萬時さんで各々好きなデザインのものを選びました。(ペアではなく自分でつけたいものを)
私は婚約指輪を貰ってもつける機会がないと思い、代わりに結婚指輪をメレダイヤが付いたものにし、ダイヤのカラーを変えてブルーと水色にしてもらいました。
旦那も私も地金はプラチナです。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
私は新婦の手紙を、旦那は新郎の手紙をお互いの両親に読み、花束と手作りの子育て卒業証書を渡しました。
父は泣いていませんでしたが、今まで見たことがないくらい心から嬉しそうな表情で受け取ってくれました。
初めは結婚式なんてしたくないと思っていましたが、その顔を見ただけで本当にやってよかったな、頑張っただけの価値があったなと思いました。
また、新郎と新婦父の腕相撲対決のあと新郎から私に一言もらったのですが(そこまでは打ち合わせ通り)、そのあと私からの返事を手紙にして読むのを新郎は知らなかったので嬉し泣きしてしまいました。
新郎友人も私の友人もつられて泣いていました。
二人らしさとは
私たちは性格が真逆なのですが、お互いを思いやり尊敬し合う心を大事にしています。
付き合いはじめて今年で8年ですが、未だに相手の良いところを発見しますし、自分ができないことを相手が簡単にできたりするので素直に有難いです。
結婚式の準備も仕事しつつで大変でしたが、喧嘩しつつも2人で協力し、お互い得意なことを生かして(旦那は動画の編集作業、私は撮影やプロフィールブックのデザインなど)なんとか式までたどり着きました。
一人ではできなかったし、ほかの人でもダメだったと思います。
結婚式を通して、お互いのことをもっと分かり合えた気がします。
式でも、お互いの気持ちを手紙にして読みあったり、日頃の感謝を伝い合えたので満足しています。
嬉しかった参加者の反応
「今まで参加した式とは違い、ありきたりな内容ではなく楽しめた」
「料理がとても美味しく、茶鰤も初めて食べた」
「新婦から新郎への手紙で新郎が泣いたのでつられて泣いてしまった」
「身長が高い新婦にスレンダーなドレスがとても似合っていてモデルみたいだった」
などの言葉をいただきましたが、その中でも一番嬉しかったのは「今まで結婚式したいと思わなかったけど、今回参加して自分もこんな結婚式がしたくなった」です。
私にとって結婚とは
結婚とは、他人同士で家庭を作っていくことだと思います。
血が繋がった家族ではないので、親しき仲にも礼儀ありでお互いを気遣う気持ちを忘れず、また相手が居て当たり前になったり、自分の思い通りになんでもして欲しいと強欲にならないように気をつけて生活しています。
その上でお互い支え合い、何でも話し合って良い関係を築いていきたいと思います。
後悔していること
記録ビデオを会場内の音が入らないようにしてしまったこと。(マイクを通した音のみ、あとはフリーBGM)
式で流した音楽をビデオに入れると、録音された時間の分だけ使用料を払わなければいけないと言われ音声なしにしてしまいました。(実際撮影編集してみないと確かな金額は分からないが、音楽の使用料だけで5〜8万かかると言われた為)
安く済むならとOKしたのですが、出来上がったビデオには、会場のざわめきや友人からの野次なども入っていなかったので味気なく感じました。
やりたかったけれど諦めたこと
特にありません。
節約のための工夫
お金をかけるポイントとかけないポイントを明確にし、手作りできるものは自作したことです。
スイーツブッフェはいらないので、その金額分食事をグレードアップしてもらったり、持ち込みOKのブーケ類は外部の花屋に頼んだり、自分でデザインしたプロフィールブックの中に食事のメニューや席次表を入れて印刷もネットでし、席札や芳名カードも自作、オープニングムービーとプロフィールムービーは自分たちで撮影編集、自作できるものについていた特典は他の部分の割引に充ててもらうよう交渉、などしました。
何が自分たちにとって大事でどこなら削れるのか、どんな式にしたいかをよく考えてメリハリをつけました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
お金をかけるところと節約したいところを明確にし、新郎新婦で意見を擦り合わせてから交渉するとスムーズに打ち合わせが進みます。
また、値引き交渉は契約前に(大金を使うのですから恥ずかしがらず!)おこなうと上手くいきやすいです。
持ち込みできないものや、持ち込み料がかかるものも契約前に確認し、必要なら交渉しましょう。
プランナーさんは「一生に一度ですから〜」と何でもオプションを勧めてきますが、結婚式の翌日からも生活は続いていくので、きちんと予算を組んで新郎と話し合いつつ協力して準備してください。
また、節約しすぎるあまり後悔が残らないよう、自分の中で譲れないポイントがあれば、それを優先して計画を立てた方がいいと思います。
式まで何度も心が挫けそうになると思いますが、当日は本当に「やってよかった!」と思えるので頑張ってください。