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テーマは『Pinky promise』です。
pinkyには「小さな・指きり・小指」promiseには「約束」という意味があり、合わせて“指切りげんまん”のイメージを表現しました。
目に見えないゲストとの繋がりを“約束”という形にして大切に守り、これからも仲良くしていきたいという想いを込めています。
そして、裏テーマは『伝える』です。
招待したゲスト一人一人に大切な想いがあり、全員呼びきれずに悩んだほどでした。だからこそ「あなたへ感謝を伝えたい」という気持ちにこだわり抜きました。
式場は、ホスピタリティの高さや「二人らしさ」を大切にしてくれるところ、そして他の式場を悪く言わない姿勢に強く惹かれたからです。
私たちは月に一度のペースで結婚式に参列していたこともあり、さまざまな式場を見てきましたが、友人たちから「他の式場を否定して引き止められた」という話をよく聞いていました。また、打ち合わせ回数が非常に少なかったという話も多く、その点でもこの式場との違いを感じていました。
実は、こちらの式場は、私が学生時代にアルバイトをしていた場所で、いつかここで結婚式ができたら良いなと思っていました。ただ、それを夫に押しつけたくはなかったため「ここで式をしたい」とは言わず「手始めに一度見てみようよ」と軽く誘って見学に出かけました。
そこで対応してくださった営業の方、当日いらっしゃったプランナーさん、そして他のスタッフの皆さん全員がとても温かく、他の式場の良さもきちんと認めた上で案内してくださったことに、深く感動しました。
帰る頃には、夫から「ここだとすごく温かい式にできそうだね」と言ってもらえたことも決め手となり、無事に“新郎新婦”として、この式場に戻ってこられたことを、とても嬉しく思っています。

挙式
天気に左右されないところや明るさ、背景になる緑の装飾が魅力です。比較的小さめのチャペルですが、ゲストの表情がよく見えて、アイコンタクトもしやすく、アットホームな雰囲気で楽しめました。

披露宴パーティ
淡い色で絨毯も甘めの色ですが、装花によってどんな雰囲気にもできるところがおすすめです。高砂の後ろには階段と踊り場があるため、入場でも余興でも映えて素敵でした。私はここにライティングを取り入れて、再入場時にドレスのキラキラと併せて幻想的な雰囲気を作りたいと思い、この会場に決めました。
また、アテンドの久野さんには一日中ずっとそばでサポートをしてくださり、大変ありがたかったです。ドレスが引っかかりそうな時、ブーケを離したい時などももちろん、私たちが1mmの後悔も残さないように、と目配り心配りが凄まじかったです。温かい気持ちが溢れ出ていて、久野さんが隣にいてくださって本当に良かったと思いました。久野さんのニコニコ笑顔も写真に残っていて、とても幸せです。
コンセプトやこだわったこと
「一人一人に特別な思いを伝えること」です。
それぞれに違うお花がついたピンキーリング、手紙、その人のイメージに合わせた色味で作った席札、席札にQRコードをつけて曲のプレゼント、世界に一つしかないル・スールのガラスカップをプレゼントしました。
一人一人違うデザインや色のものを贈ることで、特別感を味わってもらおうとこだわりました。

WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目

- ショップ
- Dressmore
全体に立体的な白い花のモチーフが付いていて、歩くと長い裾が広がりとても華やかです。
挙式では、ゲストに背中を見せるタイミングが多いので、後ろ姿が綺麗に映えるドレスを選びました。
SECOND DRESSドレス 2着目

- ショップ
- Dressmore
再入場では、会場のライティングがキラキラ光る中で階段入場をしたいと思っていました。そのため、階段の踊り場に立った時、ライティングと一緒に反射するドレスが良いと思い、シルバーのモチーフが動くたびにキラキラと輝く、淡いブルーのドレスに決めました。
夫もおしゃれが好きで、淡いブルーが似合うので、2着目のタキシードの色とカラードレスの色を揃えました。
SHOESシューズ

5cmほどヒールのあるホワイトベージュのシューズです。Dressmoreさんでお借りしました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント

一着目の挙式では、髪にグリーンの装花をつけたかったので、大きめのシニヨンです。
披露宴入場では、イメージをガラッと変えるため、大人っぽく少しかっこいいイメージにしてもらいました。
カラードレスでは、一気に可愛い印象になりたかったので、変形型のツインにしています。
まつ毛にネイルパーツのドライフラワーとラメのパウダーをつけてみたのですが、それがとっても可愛くて、なりたかったイメージにバッチリハマりました。
ACCESSORIESアクセサリー

ウェディングドレスでは、ドレスのモチーフに合わせて白いお花のピアスと、同じ花のヘアピンをつけました。
カラードレスでは、シルバーのリーフ型ピアスを着用しています。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー

ウェディングドレスでは、ドレスのモチーフに合わせて白いお花のピアスと同じお花のヘアピンです。このお花のヘアピンは、両家母にも当日の朝にサプライズで贈り、ヘアセットの時につけてもらいました。
カラードレスでは、ブルーカラーのドレスに合わせて、反対色のオレンジ色のリボンを髪につけました。装花やブーケの色味にも寄せています。
NAILSネイル

ピンクベージュのマグネットネイルです。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト

フローリストは、式場専属のフラワーコーディネーターの大呂さんです。
ブルー・パープル・オレンジをメインに、淡い色味でおしゃれ可愛く仕上げていただきました。
高砂はソファ席で、顔周りに花がくるよう高さを出していただき、写真映えも抜群でとても嬉しかったです。
当日は、ホワイエ、卓上、高砂の全ての装飾がイメージしていたよりもはるかに良くて、驚きました。
確かに打ち合わせした通りなのですが、実際に見てみるとその美しさに圧倒されたことを、今でも覚えています。
FOODお料理のこだわり

満足感と特別感のあるメニューを選んでいます。
特に、お肉料理はオプションでプラスして、フォアグラと牛肉にこだわりました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ

程良い高さの二段ケーキで、装花と似たお花をちりばめていただきました。
WEDDING FAVORS引出物

新婦側ゲストにはル・スールのガラスカップ、新郎側ゲストにはoiwaiグラス、ご年配の方へは耐熱のル・スールカップを一人一人のイメージに合わせて私たちが選びました。
PETITE GIFTSプチギフト

夫のアルバイト先だった「TULLY'S COFFEE」のザラメマドレーヌを贈りました。式場は私の元アルバイト先だったため、夫のバイト先の紹介もできるようにと思い、このギフトを選びました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪

銀座ダイヤモンドシライシで選びました。
こちらは、結婚指輪とセットリングになっているものです。
WEDDING RING結婚指輪

こちらも銀座ダイヤモンドシライシです。
結婚指輪と同じく、婚約指輪とセットリングになっているものです。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと

一番感動したのは、ファーストミートの瞬間です。
人前で泣いた姿を見たことがなかった夫が、ヘアメイク後に初めて対面した時「めっちゃ綺麗やん」と涙を流して喜んでくれた姿に胸がいっぱいになりました。
カメラマンさんやプランナーさんたちが見守る中で、緊張して感情を出せないかもしれないと思っていたのですが、予想に反して溢れ出た気持ちを見て「この人と結婚できて幸せだな」「結婚式をして本当に良かった」と、式の序盤で実感することができました。
二人らしさとは

私たちの“二人らしさ”とは、みんなへのおもてなしの気持ちを大切にし、ゲストとの時間を何よりも重視した結婚式をつくることでした。普段から友人や家族が遊びに来た時には、どうすれば楽しい時間を過ごしてもらえるかを二人で話し合い、インテリアの配置や料理、飲み物、贈り物、お出かけのプランまで一緒に考えています。
結婚式はそのスケールが大きくなっただけで、目的は“来てくれた人に満足してもらいたい”という点で変わりません。この想いこそが、私たちらしさだと感じています。二人でたくさん悩みながらプランを考える時間も、とても楽しい思い出になりました。
嬉しかった参加者の反応

ゲストからいただいた感想の中で、特に印象的だったのは「愛情を沢山感じた」「愛に溢れていた」という言葉です。
私たちの裏テーマがしっかり伝わっていたことが実感でき、想いを受け取ってくれたゲストの皆さまに感謝の気持ちでいっぱいになりました。
「自分だけに書いてくれた手紙が嬉しかった」と言っていただけたことも印象的で、この特別感を伝えたくて、夜更かしした甲斐があったと心から思いました!
また「こんなに楽しい結婚式は初めて、新郎新婦の人柄が良くて周りに愛されているからやね」「高校3年間しか近くにいないけど、他にもこんなに素敵な人たちに囲まれていたんだね、それはきっとカナ(私)がみんなを大切に想っているからだね」「これまでいろんな結婚式に参列したけど、一番楽しかったし美味しかったし感動した」といった言葉もありました。
他にも、ゲストに、他のコミュニティのゲストを褒められると、本当に嬉しかったです。鼻が高かったし、初対面のはずのゲスト同士に魅力が伝わっていて「これこれ!この空気が作りたかった!!」と心から満たされました。
私にとって結婚とは

"結婚して毎日が楽しい"それだけで十分なのかもしれませんが、二人でずっと楽しく幸せに生きていくためには、良いところや悪いところも含めて、相手について深く知ることも大切だと感じました。夫の家族や友人を知ると、相手の考え方の根本や理由を知ることができて面白いです。そして、価値観が違うことは決して悪いことではないと気付きました。
私も夫も、これからさまざまな環境で成長し、考え方も常に変わっていきますが、相手を知ることを諦めずに、良き理解者でいられるよう努力したいです。
後悔していること
特に大きな後悔はありませんが、強いて挙げるとすれば、遠方から来ていた従姉妹家族に結びの手紙を聞いてもらえなかったことです。電車の時間が迫っていたためやむを得ませんでしたが、最後までしっかり届けたかったという気持ちは残ってしまいました。
また、挙式で時間が大幅におしてしまい、他の遠方ゲストの新幹線の時間をずらすことになってしまった点も心残りです。やりたい演出にどれくらいの時間がかかるのか、あらかじめしっかりとイメージしておくことが大切だと感じました。
やりたかったけれど諦めたこと
余興やクイズ大会など、ゲスト全員が主役になれるような企画を取り入れたかったのですが、当日はゲストと話す時間を優先することにしました。
結果的には、そうした演出がなくても目指していた空気感や雰囲気はしっかりと作ることができ、満足の時間になりましたが、全員をもっと目立たせる機会を設けられたら…という気持ちは少し残っています。
節約のための工夫

私たちはあまり節約できなかったと思います(笑)
強いて挙げるとすれば、装飾やドレス、料理、引出物など、こだわるポイントをもう少し絞れば、費用を抑えることができたかもしれません。
また、タキシードやウェディングドレスの保険には加入せず、当日の振る舞いにだけ少し気をつけるようにしました。ただ、夫からは「あまり気にしすぎず、気持ち良く一日を楽しんでいたね」と言われました(笑)
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ

わからないこと、伝わらないこと、やるべきことが終わらないこと、その他にも漠然とした不安や不満がたくさん溜まっていくと思います。最初はイメージもつかず、何が足りないのかさえわからず、もどかしい日々が続くかもしれません。でも、成せば成るし、目の前のことを一つずつ終わらせていくうちに、自分のしたいことも見えてくるはずです。
私は直前まで夜更かしして手紙を書いてしまい、焦りと不安に襲われました。忙しくても、時間がかかることはなるべく早めに取りかかっておくことを心からおすすめします。当日の最高に楽しい時間を迎えるためには、たくさんの準備、計画、そして決断が必要です。でも「一生に一度」です。後悔のないように頑張ってほしいです。頑張った先には「やって良かった」と心から思える、理想の結婚式が待っているはずです。応援しています!
私たちは、プランナーの永野さんに大変お世話になりました。打ち合わせ初期から私たちのこだわりの強さを理解してくださり、時には「より良いもの」よりも「私たちがやりたいこと」にこだわりすぎてしまうことも多々ありましたが、常に否定せず、それでいてこだわりの底にある想いを汲み取って、より素敵な提案をし続けてくださいました。
結婚式当日には、歌いながらの再入場でまさかのマイクを切ってしまっていた私...終わった瞬間にすごく後悔してしまい「いやいや、仕方ない、私のミスなんだから受け入れなきゃ」と自分に言い聞かせていましたが、すかさず「もう一回やろう!」と声をかけてくださった永野さん。今思い出しても感謝の気持ちが溢れて涙が出そうです。どこを探しても悔いはないです。
おかげで、私たち二人にとっても、家族や友人にとってもかけがえのない一日を過ごすことができました。永野さんがいなかったら、何の目標も叶えられなかったんじゃないかと思うくらい、凄腕のホスピタリティの高い素敵ウーマンでした。大好きな方です!
結婚式には、時間もお金もたくさんかかりますし、準備期間中に何度も喧嘩して辛くなる瞬間もあります。でもその時間さえも、私たちにとってはお互いを深く知る大切な期間でした。大変な思いをしてつくりあげた結婚式は、人生で“辛くなったら振り返って元気をもらえる”ほど大切な宝物です。
今でも動画や写真を見返しては「私たちって本当に幸せだな…」と浸るほどで、結婚式を通して、私たちがどれだけ周囲の皆さまを大切に思っているか、そしてどれほど素敵な人たちに囲まれて生きているかを実感できました。結婚式にしか味わえない幸せがあると、心から思いました。結婚式をして本当に良かったです。