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少し変わり者の私たちの結婚式は
「ありのまま」がコンセプト。
型にとらわれず、私たちらしさ全開の
自由な結婚式にするために、
結婚式場ではなくお気に入りのドーナツ屋さんで
ウェディングパーティーを開催しました!
ゲストが見たことがないような結婚式にしたくて、
お笑いが好きな私にちなんで
漫才で新郎新婦の入場を行ったり、
夫の軽音部の経験を活かして
バンド演奏やギターの弾き語りも披露しました。
また、パーティーの後半には
宴内人前式を行うなど、
普通の結婚式では考えられないような
プログラムを盛り込んでいます。
ぜひ、みなさんも自分らしさを発揮できる会場や
結婚式の内容を考えてみてくださいね!
挙式
ウェディングパーティー中のバンド演奏が盛り上がった直後に、宴内人前式を行いました。雰囲気がガラッと変わり、ゲストを驚かせることができて嬉しかったです。
人前式ではお互いに手紙を読み合ったのですが、会場が広すぎないおかげで、ゲストと新郎新婦の距離が近く、一体感が生まれました。
披露宴パーティ
私たちがBuffaloDonutsを会場に選んだ理由は、とにかくお店が可愛かったことです。アンティークやレトロなものが大好きな私にとってBuffaloDonutsの雰囲気はまさに理想的でした。また、お店のトレードマークである壁から飛び出す大きな2匹のバッファローもとても魅力的!
金額や条件が合い、さらに好みの雰囲気にぴったりの披露宴会場を見つけるのは難しいと思います。妥協して会場を選ぶよりも、私たちのように結婚式場以外のお気に入りのお店で結婚式ができないかを検討してみるのもおすすめです。
コンセプトやこだわったこと
私たちのこだわりは、型にはまらず自分たちらしさを表現すること。ただ変わったことをするのではなく、自分たちが大切にしていることや伝えたいメッセージを踏まえた上で、演出やプログラムを考えました。
例えば、プロフィールブックの代わりに、結婚式のテーマである「ありのまま」というタイトルのZINEを作成しました。このZINEでは、その言葉通りにありのままの私たちを綴り、他人の目を気にしてしまうことや、部屋が散らかりがちなことなどを包み隠さずに書いています。
ZINEとパーティーを通して、ありのままの自分でいることで新しい可能性が広がり、夢のような結婚式を実現できるということを伝えました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
- ショップ
- Toi et Moi
私が選んだドレスは、Toi et Moiさんのヴィンテージドレス「dl0105」です。
結婚式でヴィンテージドレスを着ることに憧れていました。ヴィンテージドレスの魅力は、時代や国を越えて世界にたった1着しかないということ。そんな貴重なドレスの中から、自分にぴったりの1着を見つけた瞬間は、まさに運命を感じてしまいました。dl0105は、ヴィンテージドレスならではの首や手首が詰まったデザインに加え、少しクセのあるフリルや繊細な刺繍が可愛いドレスです。まさに「このドレスは私のためにある!」と思い、選びました。また、後ろ姿も可愛く、クラシカルな刺繍が施された腰元と広がる裾のデザインが魅力です。
Toi et Moiさんには可愛いヴィンテージドレスがたくさんあるので、レトロなスタイルが好きな花嫁さんにはぜひ行ってほしいお店です。
SHOESシューズ
ドレスの裾が長く、靴はあまり見えなかったので、特にこだわりはありません。ただ、ドレスの試着時に、私の身長とドレスの丈に合わせて、ヒールは3.3cmが良いとアドバイスをいただいたので、ヒールの高さにはこだわりました。
シューズの可愛いさも大事ですが、ヴィンテージドレスを着たい方は、ドレスの丈との相性も考えると良いかと思います。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
普段からボブのパーマヘアが気に入っていたので、あえて髪を伸ばさずにそのままのボブヘアで臨みました。
メイクは、似合わせメイクが得意なヘアメイクさんにお任せしています。私の薄い色素を活かして、外国人風のメイクに仕上げていただき、ドレスや会場の雰囲気にぴったりのメイクになりました。
ACCESSORIESアクセサリー
ヘアアレンジができなかった分、アクセサリーにはこだわっています。
ロケ撮影とウェディングパーティーの前半には、生花のイヤリングをつけました。この生花イヤリングは、会場装飾を担当してくださったお花屋さん(伊藤花店さん)が手作りしてくださったものです。大まかなイメージとボリューム感だけを伝えて、当日どんなものが仕上がるのか楽しみにしていましたが、初めて見たときは可愛くて感激しました。
生花イヤリングは、ドレスと同じく1つとして同じものがないことや、その日限りである儚さがとても魅力的だと感じました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
ウェディングパーティーの後半には、赤ちゃんがつけるようなカチューシャ「バブーシュカ」をつけました。結婚式でつけている人は少ないかもしれませんが、ボブヘアにとてもよく似合うアイテムです。
少し個性的すぎるかな?と思いましたが、ありのままの自分を出していこうと思い、つけることに決めました。結果的にとても好評で、勇気を出して良かったです!
NAILSネイル
ウェディングネイルといえば白やベージュが多いですが、私は大好きな赤ベースにしました。真っ赤な赤色ではなく、少し茶色がかった深みのある色で、レトロな雰囲気がドレスに馴染みました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
私たちの結婚式のお花はすべて伊藤花店さんが担当してくださいました。打ち合わせでは、やりたい演出と誰も見たことがないような結婚式をしたいという要望だけを伝え、あとはお任せしています。そこで、伊藤花店さんから高砂にステージを作ることや、上からモチーフを吊るすアイデアを提案していただきました。
特に気に入っているのは、バンド演奏中に着けていたリストブーケです。バンド演奏や弾き語りでブーケを持てないことから出てきたアイデアで、手元が華やかになり、とても可愛かったです。ゲストからもとても好評でした。
FOODお料理のこだわり
お料理は会場のBuffaloDonutsさんに用意していただいています。ビュッフェ形式にしたのですが、ポテトサラダが蝶々のようになっていたり、カブが花びらのように盛り付けられており、ビュッフェコーナーが装飾の一部のようでした。味もとても美味しく、ゲストが取り合いのようになっていたと聞きました(笑)
WEDDING CAKEウェディングケーキ
会場がドーナツ屋さんだったので、ウェディングケーキはドーナツタワーにしています。BuffaloDonutsさんに完全にお任せしたところ、フルーツやカヌレが盛り付けられた可愛いドーナツタワーが完成しました。ケーキ入刀の代わりにドーナツの食べさせ合いをしたのですが、とても絵になり、やって良かったです。
WEDDING FAVORS引出物
引き出物は、引き出物マルシェでゲストにお見送りの際に選んでもらう形式にしました。キャンディ、クッキー、石鹸、インセンスなど、可愛いパッケージで私たちにゆかりのあるアイテムを8種類用意しています。手書きのポップを1つずつ作り、ディスプレイを考え、まるで雑貨屋さんになったような気持ちになり、準備からとても楽しかったです。
WEDDING RING結婚指輪
結婚指輪はKANOEのCLASSIC seriesのホワイトゴールドとイエローゴールド。少し個性的なデザインの指輪を探していたところ、KANOEの指輪を見つけて一目惚れしました。編み込まれた綱のモチーフにミル打ちが施されたクラシカルな雰囲気で、高いデザイン性と存在感がありながらも控えめでうるさくない、そんなデザインが私たちにぴったりでした。友達からも「どこの指輪?」と聞かれることが多い、お気に入りの結婚指輪です。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
結婚式で1番感動したのは、ゲストと撮った集合写真の場面です。カメラマンさんから「最後の1枚は、みんなのおめでとうの掛け声でシャッターを切ります」とアナウンスがあり、ゲストの「おめでとう~!」という盛大な掛け声の中シャッターが切られました。そして、その直後には自然と拍手が起こり、退場のBGMに合わせて掛け声が上がりました。みんなの気持ちが伝わり、私たちは本当に素敵な友達に囲まれているなと思いました。ちょうどその時の様子をプランナーさんが動画で撮影してくださっていたので、何度も見返しています。この動画は私を元気づけてくれる宝物です。
二人らしさとは
私たちらしさとは何かは、結婚式の準備をしている間ずっと自問してきた課題です。そして、結婚式を終えて振り返ったとき、自分自身をさらけ出すことができる勇気ではないかと感じました。一見みんなと同じように見えても、実は変なことを考えていたり、独特な感性を持つ私たち。それが原因で生きづらさを感じたこともありましたが、自分が面白いと感じるものや素敵だと思うことを信じて歩いていくのが良いのだと、結婚式を通して再確認できました。
嬉しかった参加者の反応
「こんな結婚式は見たことがない」と言ってもらえたことが嬉しかったです。友達の中には、制作したZINEを細かいところまで読んでくれた子もいて、頑張って作って良かったと思いました。また「2人らしい式だった」という言葉や「2人が育んできたものが伝わる結婚式だった」と言ってもらえたことが心に残っています。
私にとって結婚とは
結婚式を通じて、自分たちらしさを振り返ることができました。私らしさは何か、夫らしさは何か、それが掛け合わされることでどんな可能性があるのかを考えました。完全にオリジナルの結婚式を実現するには難しいことが多く、自信を失うこともありましたが、自分自身とお互いを信じて進んできたからこそ成功できたと思います。この結婚式を通じて感じたことや学んだことは、今後の私たちの人生にとても意味のあるものになると感じています。
後悔していること
あまり参考にならないかもしれませんが、夫の後悔は料理があまり食べられなかったことだそう。当日緊張からなのかお腹が痛くなり、トイレに籠る可能性があったため、料理を食べることをセーブしていたのだとか。胃腸が弱い花嫁さんや花婿さんは、事前に対策をしておくと良いかと思います。
やりたかったけれど諦めたこと
やりたかったけれど諦めたのは、カラードレスを着ることです。予算の関係とウェディングパーティーの形式上、お色直しの時間を確保できなかったため断念しました。その分、1着目のドレスをとことんこだわって選び、お色直しの代わりにヘッドアクセサリーを変えることができたので満足しています。
節約のための工夫
こだわった結婚式はお金がかかると思われがちですが、私も最初はそれが懸念点でした。そこで、"できるだけお金をかけずに自分たちらしさにこだわった結婚式をする"が裏テーマのようになっていました。実際に結婚式場ではなくドーナツ屋さんを会場にしたことで会場費がかからず、制作物も外注せずに夫と協力して作ったため予算内に収まりました。また、夫が衣装にこだわりがなかったので、新郎衣装を持ち合わせのセットアップにしたことも節約に繋がっています。
こだわる部分にはお金をかけ、自分たちでできるところは自分たちでカバーすることが節約に繋がると思います。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
結婚式の準備は楽しいことばかりではなく、ストレスがかかることも多いと思います。思ったようにいかなかったり、時間がない焦りや予算の制約で悲観的になることもありますが、どうすれば時間に余裕を持てるか、低予算で実現するにはどうすればよいかを考えると意外となんとかなったりします。こうした壁にぶつかり、工夫して乗り越えたことが自分たちらしい結婚式の要素になっていくはずです。挫けずに頑張ってくださいね!