emu.bleu_g.2021
Laugh & Rough ( &luv )
コロナ禍でいろんなことが一変し、みんなが制限のある日々を過ごす中で、せめて私達のために集まってくれるこの日はリラックスして、そして笑って一緒に過ごしてほしいなという思いでコンセプトを決めました。
Laugh ラフ
形式に拘らず、ゲストにも自分たちらしい格好で来て欲しかったので、事前に「自分の好きな格好で来てください」とドレスコード(”パーティスタイル”と私たちは言い換えました)を伝えました。
女性ゲストはリラックスしやすいフラットシューズで来てくれたり、男性ゲストもノージャケットで来てくれたり、逆にバチっとおしゃれに決めてきてくれたり、みんな自分らしい、素敵な格好で嬉しかったです。
Rough 笑う
ゲストに笑ってもらえるような演出も色々と仕掛けました。私たち夫婦はキャンプが好きなので、披露宴会場入場の際にキャリーカートで登場し、見たことのない登場で盛り上げました。
(Luv) 愛
Loveよりも軽やかな意味を持たせたかったのでこの表記です。
ゲストから受け取った愛に対する感謝を伝えるため、ダーズンフラワーセレモニーを取り入れ、ゲスト参加型の挙式を行いました。フラワーは大好きなアンスリウムで行いました。笑いが起きたり、涙を流してくれたり、アットホームな雰囲気の中挙式できて幸せでした。
挙式
白く洗練された雰囲気のチャペルで、天井も高く開放感があります。サイドには青々としたツリーが配置されていてナチュラルさを感じることが出来ます。
正面はガラス張りになっていますが、全面ガラスではなく半分がガラスになっており、雨の日でも左右されにくいのがおすすめポイントです。外にもたくさん緑が植えられていて雰囲気も素敵ですし、逆光で顔が見えにくいといった心配もありません。
また、ゲストとの距離が近く感じるようにベンチが配置されているので、当日は極端に緊張せず、みんなの顔が見えて安心できました。
披露宴パーティ
披露宴会場とガーデンが繋がっているので、とても開放感がありますし、ガーデン側のゲストはテラス席にいる気分だったと好評でした。このコロナ禍でも十分に換気できるのでそういった点でも安心感があります。
高砂のバックは木で作られていて、ナチュラルな雰囲気も楽しめます。一番嬉しかったのは、ブルーグレース大阪に備え付けられている装飾がとても可愛いので、すごく頑張らなくてもおしゃれに見える点です。披露宴会場だけでなく、会場全体的に装飾がおしゃれです。
オープンキッチンでフランベの炎の演出などもあるので、ゲストを驚かせることもできます。(新郎がコックさんになることもできるそう!)またプロジェクターがなんと4つも設置されているので、どの席からもムービーが見やすく、その点もいいなと思ったポイントでした。
コンセプトやこだわったこと
とにかくゲストに楽しんでもらいたいという気持ちで準備しました。コンセプトが固まってからは、そのコンセプトに沿って軸を決めることができるのでおすすめです。なるべくゲストみんなが参加できるような、きてよかったと思えるような式にしたいという思いが強かったので、一人一人と何か関わりの持てるような演出を心がけました。
装飾に関しては、二人の趣味であるキャンプ道具を持ち込み、二人らしさが出るように工夫しました。結婚証明書はハンマーを使って真鍮に刻印するといった少し変わった証明書を用意し、キャンプ感を演出しました。
細かいですが、音楽もウエディングソングや洋楽ではなく、ゲスト世代が聞いていたであろう曲を中心に準備し、リゾート感のあるような、チルアウトできるような曲にして雰囲気をリラックスモードになるよう工夫しました。懐かしい曲がかかると盛り上がっていたので、細部まで拘ってよかったと思いました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
大人っぽく、かっこよくしたいという思いが強く、PRONOVIASの姉妹ブランドの、Whiteone/ocapi というマーメイドドレスにしました。
ウエスト部分に大胆にイリュージョンレースが施されていて、着痩せ効果があり、胸元はハートカットでスッキリ見せてくれる点がお気に入りでした。また背中にもイリュージョンレースがあり、背中に自信がなかったのでレースがあることで安心できました。
現実的な金額に抑えたいという思いで、色々と検討した結果、購入したドレスを持ち込みました。こちらのドレスは高級感があるのに、PRONOVIASさんで同等レベルのドレスをレンタルするのと同じくらいの値段だったので、手元にドレスを残せる利点から購入に至りました。
SECOND DRESSドレス 2着目
- ブランド
- Le ciel
提携先であるAtelier de Le ciel(アトリエドゥルシエル)のフィユというAラインドレスをレンタルしました。
なんとも言えないピスタチオカラーと、高級感ある生地のハリ感に一目惚れでした。ドレスの背中が編み上げのドレスが多いのですが、フィユはジッパーになっていて、それも細かなこだわりポイントでした。
一着目と雰囲気をガラッと変えたかったので、もうこのドレスしかないな、と直感でほぼ即決でした。他のドレスショップでは今のところニュアンスカラーは取り扱いが少なく、人と被りにくいだろうな、というのも嬉しいポイントでした。
SHOESシューズ
Badgley Mischka(バッジェリーミシュカ)Gorgeous Embellished Pointed Toe Pumps
アイボリー色にしました。
華やかなビジューにずっと憧れており、購入をずっと悩んでいましたが、卒花様に運よくお譲りしていただけたので、こちらを履かせていただきました。
マーメイドドレスでシューズが見える場面がよくあったので、シューズにまで拘っておいてよかったなと感じました。ヒールが10cmほどあったと思うのですが、普通のヒールより足が痛くなりにくかったように思います。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
ヘアスタイルは3スタイルパターンチェンジしました。
挙式の時はシニヨンを少しモードっぽくしたスタイルでシンプルに纏まるようにしていただきました。披露宴入場時は、旦那さんの妹が作ってくれたウエディングハットを被りたかったので、ローポニーでルーズにまとめてもらいました。アクセサリーはなしで、帽子を主役にしました。
カラードレスの際はダウンスタイルに変更し、ルーズに巻いてもらいました。リーフのヘッドドレスを着けて、ピスタチオカラーのドレスと合うようにコーディネートしました。
ACCESSORIESアクセサリー
挙式時はバロックパールのピアスで洗練されたイメージになるようにまとめました。披露宴時は帽子を活かすために、ボヘミアンライクな大振りのフリンジピアスに変更しました。ガラッと雰囲気が変わってよかったです。
カラードレス時はシャボン玉のような、アシンメトリーなピアスを主役に、個性的なコーディネートを目指しました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
挙式時はゴールドのシンプルな槌目のコームにしました。
カラードレス時はゴールドのリーフモチーフのヘッドアクセサリーをダウンヘアに付けました。
NAILSネイル
ニュアンスネイルで、バロックパールのようなパーツを入れてもらいました。色味は自爪に馴染むシンプルなクリアカラーで、全体的にゴールドのラメを散らしていただきました。上品ですが個性的な仕上がりになりました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
アンスリウムをたくさん入れていただきました。
イメージは夏の夕暮れ、夏から秋にかけてのエモーショナルな雰囲気がいいとオーダーしました。テラコッタカラーのジョーゼット布を高砂バックに使いたかったので、それと調和のとれる装花でお願いしますとオーダーしました。
FOODお料理のこだわり
料理は個人的な経験から、いつもお腹いっぱいになりすぎて苦しくなるので、多くなりすぎないように調整しました。秋初旬だったので、スープはさつまいものスープに変更していただきました。とてもおいしかったので、変更してよかったです。
お肉はフォアグラとセットで出したかったので、それもオーダーさせていただきました。お肉は試食会で食べたものが美味しかったので、同じ種類のお肉にして頂きました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
ケーキには強いこだわりがなかったので、二人の趣味であるキャンプっぽくなるよう、ティピーテントのトッパーを自作し、ケーキに乗せてもらいました。
他にも、ミニチェアーやミニ机を乗せてもらい、視覚的に楽しんでもらえるようにしました。くるみやシナモンで森っぽく飾り付けてもらい、ケーキの上の部分は抹茶でキャンプ場の草原をイメージしました。
WEDDING FAVORS引出物
Amazonギフトカードを持ち込みました。
本当にゲストが欲しいものを選んでもらうのが一番いいのではないか?という思いから、この方法にしました。引き菓子や縁起物も渡すのがマナーではありますが、その分ギフトカードに還元する方がいいのでは、と夫婦で話し合い無しにしました。ゲストからは好評だったので、やってよかったです。
上司や先生には、ヒキタクでカタログの中から選んでいただくようにしました。
PETITE GIFTSプチギフト
オリーブオイルをプチギフトにしました。
両親へのプレゼントをオリーブの木にしたので、そこと関連性を持たせたかったのと、幸せの象徴であるオリーブをゲストに配りたかった為です。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
Cartierです。
カルティエが憧れだと旦那さんに伝えており、サプライズでプロポーズ用に準備してくれていました。
WEDDING RING結婚指輪
Cartierに二人で買いに行き、お互いに贈り合いました。
種類はそれぞれ違うものですが、つけ心地などの方が重要なので、それぞれが付けやすい形を選びました。憧れのジュエリーだったので、一生大事にしたいです。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
友人からの余興のプレゼントに感動して号泣してしまいました。本当であれば、もっと沢山のゲストを招待し感謝の気持ちを伝えたかったのですが、コロナ禍のこの状況では諦めざるを得ませんでした。
その私の気持ちを汲み取ってくれた友人がみんなで、私の周りの人達に声をかけてくれ、大好きな星野源さんの恋ダンスをリレー型式で踊っている動画をプレゼントしてくれました。それだけでも嬉しくて泣けましたが、動画の途中から会場でもダンスを披露してくれ、さらに旦那さんもサプライズで踊り出して、本当に驚きました。
ダンスに縁のないサッカー少年の旦那さんが、ダンスを一生懸命覚えたんだろうな、みんなが教えてくれたんだろうな、と思うと、感極まって涙が止まりませんでした。想いのこもった、本当に素敵なプレゼントを頂きました。
二人らしさとは
周りの人に支えられて今がある、という思いが夫婦共に強いです。結婚式は2人が主役の日ではありますが、同時に感謝を伝える場だよね、感謝を返す日にしたいね、と常に話していたので、それが私たちらしさと言えるかもしれません。
2人らしいテーマとしては、共通の趣味であるキャンプが、視覚的にわかる2人らしさだったと思えます。
嬉しかった参加者の反応
装飾がお洒落だった、私達らしさが出ていた、ゲストを想う気持ちが伝わって来た、といってもらえたのが本当に嬉しかったです。
ウォールレター代わりに、ウォールフォトとフラワーカーテンを準備したのが一番大変でしたが、写真をみて涙したり、感慨深い気持ちになってくれたようで、一生懸命準備した甲斐がありました。
私にとって結婚とは
結婚とは思いを伝えあうこと。
結婚式は、これまでの人生に関わってくれた人に改めて感謝の気持ちを伝え、これから始まる生涯のパートナーとの決意を固めるスタートでもあると思います。
私は結婚式を通して感謝の気持ちを素直に、色んな方に伝えることができました。しかし、夫婦によって色んな考えや選択があるとも思っています。それぞれの夫婦が、自分達らしく、結婚できればいいなと願っています。
後悔していること
スマホをメイクさんかどなたかに渡して、都度撮影してもらえばよかったなぁと思いました。当日は必死になるし、時間もタイトなので、やりたいことは忘れないようにメモしておくのがおすすめです。
やりたかったけれど諦めたこと
本音を言えば、もっと沢山のゲストを呼びたかったです。
しかし、遠方のゲストなどは特に、出席すべきかどうかも悩ませてしまうと思ったので、声をかけるゲストもなるべく近辺に住むゲストに絞ったりして、少なくしました。
また、諦めたというより忘れていただけなのですが、当日ライブ配信をしてみたかったな〜と思いました。そうすれば来てもらえなかったゲストにも一目みてもらえるので、いまから結婚式を挙げられる方にはやってみてほしいなと思います。
節約のための工夫
節約にはかなり拘りました。
持ち込めるものは持ち込んで、数千円単位でも無駄にしないように意識しました。単に安さにこだわるのではなく、メリハリを意識しました。
例えば引き出物には持ち込み料がかかりましたが、そこは惜しまずお金をかけました。装花はお花だけで飾ると費用も凄く上がるので、布をプラスしてもらったり、キャンドルを持ち込んだりして、節約しつつ、可愛くなるよう工夫しました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
特殊な状況で悩むこともあると思います。
私も最初決めていた式場がコロナにより閉館が決まり、どうしようかと毎日泣いていた時期もありました。
でも、そんな時こそ夫婦の絆が強くなる時だと思います。
この状況だからこそ旦那さんの良いところに改めて気づけたり、ゲストの温かい気持ちに励まされたりしました。沢山考えたり悩んだ分、きっと最高の一日を迎えられると思います。自分の人生のとっておきの時間を、どうか精一杯楽しんで欲しいです!!