挙式
結婚式場を探している中で、パレスホテルさんのチャペルに一目惚れしました。ほかのチャペルとは違い、凛とした美しさがなんといっても最大の魅力だと思います。繭をイメージされていて、和紙でできた大きなアーチがチャペルをやさしく包み込んでくれます。
大きな窓からは皇居や東京の街並みが一望できます。晴れていても日の光が差し、雨でもやわらかい光がチャペルを包みます。夜の夜景もとても幻想的で、1日の中で様々な雰囲気を演出できるのもポイントだと思います。
また、クラシカル、モード、ラグジュアリー、キュートなどのどのような衣装でも新郎新婦2人の特別な空間が演出できると思います。
披露宴パーティ
私たちの披露宴会場は「葵東」です。
葵西の、多くの窓のある会場もとても魅力的だったのですが、葵東の”正統派で王道感”のある雰囲気がとても気に入りました。
開放的なチャペルから、この葵東で私たちらしい披露宴を演出しようという思いから選びました。高さ7mの天井ときらびやかなシャンデリアや絨毯は、華やかで高級感のある雰囲気が演出できます。窓のない会場だからこそ、会場装花によっては無限大の可能性を演出できると思います。
葵東のゲスト数は最大200名です。コロナ禍での開催でしたので、ゆとりをもった席数での対応をすることができました。(私たちの場合は、約70名に対し円テーブル13卓、ひとテーブルあたり平均4~6名)
コンセプトやこだわったこと
私たちとゲストがいつものように一緒になって楽しめる空間作りです。
・披露宴の演出は私たちだけが満足する内容となっていないか
・ゲストひとりひとりの席札の裏にメッセージを記入
・中座中はゲストが飽きないように、スライドショーを作成し上映
・世代を問わないBGM選曲のバランス
・受付・ウエルカムスペースのおもてなし
・引き出物の内容は適切か
・余興や友人代表スピーチは行わず、ゲストとの会話やふれあいを楽しむ(友人スピーチは当日くじ引きでゲーム感覚な演出で取り入れました)
日頃お世話になっているゲストに心から楽しんでいただくにはどうしたらよいか、ということは些細なことでも意識しました。
私たち自身のこととしては、衣装や装花は私たちの魅力を引き出せているか、ときめきはあるか、という観点を大事にしました。また写真はkuppographyの井上 秀兵さん(@syuhei.inoue)にお願いしました。
https://www.kuppography.com/
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
ブランド: Monique Lhuillier(モニークルイリエ)
ドレス名:Queen (クイーン)
ドレスショップ:THE TREAT DRESSING ADDITION店
スタイル:プリンセスライン
このドレスは初めてのドレスフィッティングの際、一番最初に一目惚れした運命の一着です。Queenという名にふさわしく、圧倒的な存在感があります。
厚地のシルクサテンがなめらかな光沢をもち、上品と気品さを漂わせます。胸元までの大胆なオフショルダーとロングスリーブの掛け合わせ、そしてバックには丁寧に縫い留められたくるみボタン。クラシカルにモダンなエッセンスが加わり、私が理想としていたドレスそのものでした。
もともとロングスリーブに憧れがありました。何度見てもため息がでる美しさを放つこのドレスは、まさに運命の一着となりました。
SECOND DRESSドレス 2着目
ブランド: Elizabeth Fillmore(エリザベス・フィルモア)
ドレスショップ:THE TREAT DRESSING ADDITION店
スタイル:スレンダーライン
お色直しのドレスはなかなか決まらず、たくさん悩みました。そんな中、ドレス担当者さんがご提案してくださったのがこのドレスです。実際に試着してみて、一瞬にしてこのドレスの魅力に恋してしまいました。
まずはじめに目を惹くバックスタイルのブラックリボン。一見、大胆でモードな印象が強いですが、リボンの素材が透明感のあるやわらかいシルクのシフォンなので、動くたびリボンが滑らかに揺れて女性らしい雰囲気となります。
フロントはハイネック&アメリカンスリーブ。こちらも一見特徴的ですが、非常に繊細なレースが美しく、とてもおしゃれで女性らしさを引き立たせてくれます。このモダンロマンチックなドレスは、これぞ、エリザベス・フィルモアさんの真骨頂と感じます。
お色直しも白(詳細には落ち着いたピンクベージュなお色味です)となるので、ウエディングドレスがサテンのシンプルなものから、総柄のレースとブラックリボン、あとはヘアメイクで大人可愛い雰囲気が演出できました。
SHOESシューズ
<ウエディングドレス>
THE TREAT DRESSINGさんで15cmのハイヒールシューズをレンタルさせていただきました。ドレスの見栄え上、私の身長では裾をひきづってしまうので。(笑)
<お色直しドレス>
BENIR(ベニル)レース オープントゥ 12cmヒール ブラック
お色直しのドレスはバックのブラックリボンが印象的でしたので、足元もブラックで統一感を演出しました。オープントゥでやわらかいドレスにプラスで抜け感がでて、レース柄にすることでより上品な雰囲気の足元を演出できました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
ヘアメイクはパートナー会社の「hatsukoendou」さんにお願いしました。担当は藤川ヒロシさん、清宮明日香さんです。
<挙式スタイル>
ヘアはシンプルでモード、かつ個性的なシニヨンスタイル。大まかな希望スタイルを担当者さんにお伝えし、あとはお任せしました。
メイクは花嫁さんらしく、上品でリップもやさしいピンクに。
<披露宴スタイル>
前髪のカールのみを強めて、アクセサリーに合わせてガーリーな雰囲気に。
<お色直しスタイル>
ヘアは、ドレスの雰囲気に合わせてポニーテール風なハーフアップです。前髪も思い切ってアップスタイルにし、大人な雰囲気を作りました。
メイクもやや濃いめにしてもらい、リップも深みのあるブラウンへ。
ドレスの色での変化はあまりなかったので、ヘアメイクをこだわったことで、大人な雰囲気の中にも女性らしさを兼ね備えた雰囲気に、一気に変身することができました。
ACCESSORIESアクセサリー
<挙式>
イヤリング:Maria Elena(rental)
デコルテが大きく開いたオフショルダーなので、あえてネックレスはつけずにデコルテで勝負。耳元の印象が強くでると感じたので、乳白色で色づいたアイキャッチーなイヤリングを合わせました。
大ぶりのイヤリングは耳元で光が戯れ、軽やかな輝きを与えてくれます。縦のラインがフェイスラインをより美しく見せてくれました。
<披露宴>
イヤリング:a.b.ellie / MAGNOLIA STEM DROP(sell)
上品な挙式スタイルから一変、イヤリングとヘッドアクセをゴールドにチェンジ。大きく揺れる繊細な輝きを放つこのイヤリングは、きらびやかな披露宴会場にぴったりだと思いました。ときめくイヤリングです。
<お色直し>
イヤリング:joie de treat / ’シュワズィール’チェーンフリンジ(sell)
ゴールドビーズとダイヤモンドがさり気なく輝くチェーンタイプのイヤリング。ドレスフィッティングの際に、店内に併設してあるjoiedetrearさんがご提案してくださり、合わせて頂いたものです。
女性らしく凛としていて、クールな印象も兼ね備えている雰囲気があり、大好きなイヤリングです。日常でも愛用しています。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
<挙式>
ドレスを引き立たせるため、装着しませんでした。
色々試着してみたのですが、ドレスの雰囲気を最大限に引き出すには、ベールのみで十分な華やかさがありました。
<披露宴>
イヤリングのゴールドに合わせて、ピンクベージュのお花にゴールドの縁が施されていて、ゴージャスさがあるアクセサリーです。カチューシャタイプのものをダウンスタイルとして装着しました。
<お色直し>
ヘッドアクセサリーは装着しませんでした。
こちらもドレスを引き立たせたかったのと、モード感を演出しようと思った時に、ヘアスタイルのみで十分まとまっていました。
NAILSネイル
大道のフレンチタイプです。2着共のドレスに無条件にマッチしました。ロングルアージュ 広尾さんにお願いしました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
<メインブーケ>
挙式・披露宴のブーケは、ドレスを引き立てつつ、型ばっていない自然なままのお花の特徴を取り入れたいと考えていました。
ホワイトを基調とし、ほんのりイエローやベージュなどの差し色も入っています。そして、あえて茎まで見えることで自然で摘みたてのようなナチュラルな雰囲気になりました。私が今まで見たブーケの中で最も素敵なブーケが出来上がりました。
<お色直しブーケ>
こちらもドレスやヘアメイクの雰囲気に合わせることを最優先に考えました。モードな雰囲気がありましたので、お花は濃いめのパープルやピンク、グリーンを使用し、リボンにもブラックが差し色に入った、エッジのきいたブーケとなりました。
また、ドレスのフロント部分のレースが見えるよう、ブーケ自体を抱えて持てるような縦長の形でお願いしました。ブーケ自体縦長にし、葉も長めに垂らすようにすることで、歩いた時や揺れ動く感じが抜け感を演出できてよりゴージャスな雰囲気が出来上がりました。
FOODお料理のこだわり
私たちはコストを削減するため、お料理はグレード低くしました。それでもゲストには好評でしたし、とても美味しかったです。
ウエディングフェアではお料理の試食会もあり、私たちも参加させていただきましたが、とっても美味しかったです(*^^*)パレスホテル東京さんのお料理はどのコースにしても間違いありません!
WEDDING CAKEウェディングケーキ
披露宴のゲストの人数の関係上、1段のウエディングケーキとなりました。長方形で、クリームはの横にストライプ柄です。私たちはシンプルにいちごのみをトッピングしました。お味もとても美味しかったです。
新郎へのファーストバイトはビックスプーンを使用しました。(打ち合わせの際に、使用希望がありますとプランナーさんにお伝えしました。)
高砂からは、ケーキのふんわり甘い香りが漂っていて幸せな気分でした♥
WEDDING FAVORS引出物
パレスホテル東京さんオリジナルのお品物にしました。
ゲストの負担軽減としてカタログも考慮しましたが、私たちが選んだものを贈り物としてお渡しする方が喜んでいただけるのかなと思い選択しました。
家族・親戚・上司:アソートボックス+パレスプレート中1枚+ハーブティ1缶
新郎友人:アソートボックス+パレスプレート 中1枚
新婦友人:アソートボックス+能作 KAGO ローズ
他、コロナ禍で出席が叶わなかったゲストへも引き出物を郵送にて送らせていただきました。
PETITE GIFTSプチギフト
meijiの「R-1」ドリンクを送りました。
(商品名:明治プロビオヨーグルトR-1 ドリンクタイプ)
会社にゆかりがあったのと、コロナ禍での免疫アップを意味してます。贈り物らしくなるよう、リボンをつけてちょこっとおしゃれにしました。お渡し直前までホテルで冷蔵保存していただいてました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
Cartier / TANK SOLO WATCH (タンクソロウォッチ)
婚約指輪は仕事上、装着する機会が少ないため、実用的な腕時計にしました♥
WEDDING RING結婚指輪
CHANEL FINE JEWELRY/ matelasse(マトラッセ)
シンプルな中にもデザイン性のあるものを探していたところ、この子に出会いました。モードな幾何学模様ですが、主張しすぎずおしゃれな手元になります。男性からも人気のデザインだそうで、はじめは少し乗り気でなかった主人も実際に装着してみたら、「これめっちゃええやん!」と一言。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
挙式の項目のひとつに、パレスホテル東京さんオリジナルの「家族結びの義」というものがあります。これまでの感謝の気持ちを両家両親に伝え、新しい家族を築くため、両家の両親と固い握手を交わす儀式です。
こうして儀式として取り行うと、両親の大切さやあたたかさを感じられます。最高の親孝行ができた安心感とともに、感謝、自立、不安、気恥ずかしさなど、様々な感情が入り交じった初めての感情でした。
二人らしさとは
「笑顔」「思いやり」「支え合い」「誠実」「心地よさ」「ユーモア」「学び」
お互いが大切にしていることをキーワードにしてみました。今回の結婚式のテーマを「感謝」にしたことも、二人らしさかなと思います。
嬉しかった参加者の反応
~友人より~
「今まで出席した結婚式の中でいちばんよかった」
「普段泣かないあいつ(友人ゲスト)が泣いてたよ」
「新郎の両親への手紙の内容が、自分と置き換えできて泣けた」
「ドレスから小物、お花まですべてがおしゃれでこだわりを感じた」
~両親より~
「(私たちの)感謝の気持ちが伝わる温かい結婚式だった」
~スタッフさんより~
「お二人の人望が伝わる素敵なお式でした」
「ケーキ入刀の時、ゲストほぼ全員が前に来ているお式はなかなかないよ」
「支配人さんが、ウェルカムボードを見て褒めていましたよ」
私たちが結婚式を作り上げる中で大切にしてきた思いが、こうしてダイレクトに伝わってくるほどうれしいことはないと思いました。
私にとって結婚とは
一番の意味は「責任」だと思います。
・主語が「私」から「私たち」に変わること
・お互いの家族がひとつに融合すること
・ひとつのコミュニティとして自立すること など。
結婚は社会的責任の意味が多くあると思います。
個人的には、”結婚=幸せ”の定義はないと思っています。ではなぜ結婚をするのか。それは、単純に相手と一緒にいる日常の方が楽しいからです。主人といる時の自分が好きだと思えるからです。
まだまだ私も未熟者で”結婚”というものを吟味している最中です。夫婦を人生のパートナーといえばそうなのですが、人生の主役は自分自身です。現時点では、その人生に彩りを持たせてくれるのが”結婚”だと考えています。
後悔していること
当日支えてくれたスタッフの皆様と記念撮影をすればよかったと思っています。担当プランナーさんをはじめ、ヘアメイクさん、コンシェルジュさん、キャプテンさん、カメラさんなどなど、一緒に結婚式を支えてくださったスタッフの皆様との記念撮影はとても良い思い出になると思います。
やりたかったけれど諦めたこと
コロナウイルスの影響で、二次会の開催を中止したことです。
節約のための工夫
・料理・ドリンクのコースのグレードを上げなかった
・受付の装飾、ウェルカムミラーは手作り
・披露宴会場のライトのオプションなし(サーチライトのみ活用)
・新郎のお色直しの衣装を最小限に(タイ、チーフのみ 本人希望)
・中座で退場中のスライドショーの作成
共働きでしたので、依頼すること/自分たちで作成すること、を明確に仕分けました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
結婚式を作り上げることは、本当にたくさんの悩み事や決め事があります。良くも悪くも世の中にはたくさんの情報があるので、「これだ!」と自信をもてる選択ができると、当日がより楽しみになると思います。
時にはパートナーと意見がすれ違ったりすることもあると思いますが、結婚式を挙げる目的を見つめ直し、しっかり納得いくまで話し合うことが大切かなと思います。その過程も夫婦として大切な絆につながるはずです。
ドレスやヘアメイクなど女性特有のこだわりも多いと思うので、こだわりたいところはとことんこだわりぬいていいと思います!たくさん情報収集して、なりたいイメージを膨らましてみてください♥
また、現在コロナウイルスの影響が多方面にあり、ゲストへの配慮が必要不可欠となっています。私たちも会場での感染対策方法を細かく確認し、ゲストへは数日前にアナウンスなどの配慮を行いました。
自分たちの思いは必ずゲストの皆様に伝わることを、身をもって経験しました。このようなご時世ではありますが、当日は人生で最高の1日となるはずです!当日の最高に幸せな自分をイメージしながら準備期間も楽しんでください(*^^*)