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式のテーマは「シニョリーナ イン フィオーレ」です。これは私と両親が普段から愛用しているブランドの香水の名前で、サクラや花が開花するような香りとピンクの見た目が特徴です。
私と両親が愛用してきたブランドのお気に入りアイテムであること、私たちが付き合い始めた季節もちょうど桜の開花時期だったことから、テーマにしました。 香水のパッケージをイメージした招待状をオリジナルで作成したり、会場装花に香水を構成する草花や果実をイメージした色を取り入れました。カラードレスや前撮りもサクラにちなんだものです。
ANAインターコンチネンタルホテル東京を選ぶ決め手となったのはホテルの中でも比較的自由度が高く、オリジナリティのある豪華な式ができそうだったこと、披露宴会場やそこでできる特別な演出が気に入ったこと、料理が美味しかったことです。
挙式
全面真っ白で宝石がキラキラと輝く会場だった点です。ウェディングといえば真っ白のチャペルのイメージがあり、さらに宝石が輝くような素敵な空間だったところに一目惚れしました。
流れに沿って照明を変えることもでき、明るい場面と暗めの場面とで全く異なる雰囲気を演出できたこともオススメポイントの一つです。
披露宴パーティ
披露宴会場はゲストの方が長い時間を過ごす場所になるので、とにかくリラックスしながら、他の結婚式では経験できないようなオリジナリティ溢れた特別な体験ができる場にしたいと思っていました。
そのため、天井が高く広々とした空間で、プロジェクションマッピングなどの特別な演出が可能な会場だったという点がオススメです。
また、装花にもこだわりたいと思っており、ケーキも背の高いイミテーションケーキに憧れがあったので、装花やケーキが映えるような、デコラティブすぎずシンプルめな会場が良いと思っていたので、元々の会場のデザインや雰囲気に左右されずに、様々な雰囲気を作り出せる会場であった点もオススメポイントの一つです。
コンセプトやこだわったこと
元々式を挙げることにはそんなに乗り気ではなかったのですが、やるならとことんこだわりたい!と思い、細部までこだわり抜きました。
その中でも、特にこだわったのは装花です。シニョリーナインフィオーレを構成する、サクラのようなピンクのお花を中心に、洋梨をイメージした姫リンゴ、ザクロをイメージした赤い実や、サンダルウッドをイメージしたブラウンカラーやジャスミン、ホワイトムスクをイメージしたホワイトカラーの花や木も取り入れ、ゲストテーブルだけで5パターンも作っていただきました。
天井高も広さもある会場だったので、背の高い装花やシンボルツリーも取り入れ、とにかく会場が華やかな雰囲気になるようにしました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
- ブランド
- ANTONIO RIVA
ANTONIO RIVAのSISSIにしました。
元々他のドレスを予約していたのですが、SNSなどで見かけるANTONIO RIVAの計算された綺麗なシルエットとシンプルなのにその場を魅了するような存在感に惹かれて試着をしたところ、一瞬で虜になりました。
それからはANTONIO RIVAを中心に見ていましたが、その中でもYAMADAYA様で試着した、ミカドシルクのSISSI に一目惚れし、即決しました。
元々ウエディングドレスはチュール系ではなく、重厚感のあるシルク系のものが良いなと思っていました。
SISSIはほとんどがシルクガザルというワッフルのような生地感ですが、より重厚感のあるなめらかなミカドシルクの生地感だったこと、バックリボンの結び方を変えることができ様々な印象を作れること、圧倒的なボリューム感で広い会場でも映えそうだと思ったことが決め手となりました。
SECOND DRESSドレス 2着目
- ブランド
- Vera Wang
Vera Wangのピンクヘイリーにしました。元々SNSでも見る機会が多く、初めて見た時から、憧れを持っていました。
そのため、式場決定後は真っ先にVera Wang銀座本店様に試着に伺い、即決しました。
ピンクヘイリーはサクラをイメージしたドレスと見たことがあり、今回のテーマにもぴったりだと思ったこととサッシュベルトやバッスル加工で様々な印象を作れることが決め手となりました。
SHOESシューズ
ウェディングシューズはグリッター系のピンヒールのパンプスを購入しようか悩んだのですが、ドレスが重く、ピンヒールに不安があったこと、ピンクヘイリーのような繊細な生地はグリッターに引っかかって破れたりつってしまう可能性があることを知り、ドレスの丈にあった太めのヒールで安定感のあるシンプルなホワイトのシューズをYAMADAYA様でお借りしました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
どちらのドレスも様々なパターンにチェンジすることができるものだったので、それに合わせてヘアメイクも、2次会を含め4パターン作っていただきました。
挙式ではふわふわのシニヨンに。
王道のシニヨン×ティアラの組み合わせは絶対入れたい!と思っていたので、ボリュームのあるドレスに合わせて、ふんわりとしたシニヨンにしていただきました。
披露宴ではふわふわのポニーテールにヘアチェンジしました。最初ポニーテールはカラードレスでやろうかとも悩んでいたのですが、予想以上に素敵だったので捨てがたく、そのまま採用しました。
お色直しでは、ふわふわのハーフアップにしました。ポニーテールと悩みつつもやっぱりピンクヘイリーにはハーフアップが良いかな、と思い、こちらは即決でした。
2次会では、ふわふわのダウンスタイルに。
ピンクヘイリーのサッシュベルトを黒に変更する予定だったので、それに合わせてより大人っぽい雰囲気にしたいと思い、少しカール感を落としながらもふわわふわ感のあるダウンスタイルにしていただきました。
全体的にボリュームのあるウェディングドレスとふわふわなデザインのカラードレスに合わせて、ヘアーもしっかり巻いてふわふわ感を出していただきながらも、それぞれのスタイルに合わせたアレンジをしていただいた点がポイントです。
ACCESSORIESアクセサリー
ヘアメイク、ドレスのスタイルとのバランスを見て決めました。
挙式では王道のシニヨンとティアラの組み合わせだったので、イヤリングも王道のパール系のもので探し、シンプルなのに存在感のあるElizabeth Bowerのものです。
披露宴ではポニーテールにヘアチェンジしたので、それに合わせて少し長さのあるものが良いなと思い、試着の際に気に入ったERICKSON BEAMONのドロップ型イヤリングにしました。
お色直しではカラードレスのデザインとハーフアップのヘアスタイルに合わせて、長めのお花のイヤリングが良いなと思っていたところ、ぴったりなものをYAMADAYA様で見つけたので、レンタルしました。
2次会では、試着の際に一目惚れしたJENIFER BEHRの月と星のイヤリングにしました。これまで全てシルバー系にしていたのですが、ゴールド系も一度はつけたいなと思っていたこともあり、こちらを採用しました。
またネックレスなど、それ以外のアクセサリーはドレスが華やかでボリュームのあるもだったので、特に採用していません。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
ヘアメイクと合わせつつ、憧れのあったものを採用しました。
挙式では王道の組み合わせが良いと思っていたので、ティアラに。ただ、背の高いティアラを試着したところ全く似合わず...こちらもドレスを試着させていただいた時に合わせていただいた、Ivory & Co. のClementine の比較的背が低いながらも宝石がたくさん使われており、上品で存在感のあるデザインに惹かれ、こちらにしました。
披露宴ではシルク系のドレスに一度はリボンボンネを合わせてみたい!という憧れがありましたが、ポニーテールにヘアチェンジ予定だったので、美容の方と相談して、小さめのリボンボンネを斜めにつけることにしました。
市販では見つからなかったので、ハンドメイドのアプリでオリジナルで作っていただきました。
お色直しではピンクヘイリーに合わせてお花をイメージしたアクセサリーで揃えたかったこと、ヘッドドレスはどこかで必ず採用したいと思っていたことから、フラワーデザインのきらきらとしたものを探し、採用しました。
通常よりは小さめの印象ではありましたが、ドレスがとても華やかな印象だったので、ちょうど良いバランスだったかなと思います。
正直ここまでで取り入れたいヘッドアクセサリーは全て取り入れることができていたので、2次会はとても悩んだのですが、一目惚れした月と星のイヤリングにお揃いのピンがあることを教えていただき、セットで使用しました。
また、ピンを髪に散りばめたようなヘアメイクをされている方を見つけ、とても素敵だなと思ったので、同じように髪に散りばめてもらいました。
NAILSネイル
ネイルに関しては変えることができないのでウェディングドレスとカラードレスに合うものを検討していました。
SNSで探していく中で、ガラスフレンチとピクシーの組み合わせが上品で輝度感が綺麗だと思い、気に入ったのですが、2次会まで考えるともう少し目立たせたいと思い、大きめのストーンをポイントとして入れて頂きました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
式のテーマからメインはピンク系で、そこに洋梨をイメージした姫リンゴ、ザクロをイメージした赤い実などを入れ、その他ブラウンやホワイト系の花や木も取り入れていただきました。
装花は特にこだわっていたので、ゲストテーブルだけ5パターン作っていただき、メイン装花とテーブルに花びらや姫リンゴを転がしていただいたところもお気に入りです。
また、写真の背景が華やかになるようにバック装花を取り入れました。
最初見た時に本当に感動し、思っていた以上に迫力があったので会場がとても華やかな印象になり、ずっとこの空間にいたい!と思いました。
私が式を挙げたホテルでは、ご依頼する会社が決まっておりベスト-アニバーサリーの関さんに担当いただきました。
親身になってさまざまな提案をしてくださりました。中々ご担当いただけない方と伺ってとてもラッキーでした。
FOODお料理のこだわり
元々式場探しの時点で、お料理が美味しいことを重要視していたこともあり、ANAインターコンチネンタルホテルのお料理は通常のコースでも十分な内容でした。特にランクアップすることなく、最初からお肉が牛フィレ肉だった点はポイントが高かったです。それ以外も基本的に通常コースから変更はしなかったのですが、ケーキがベリー系のもので好き嫌いがありそうと思ったため、より番人受けしそうなコーヒーとチョコのケーキへ変更しました。
お料理検討の際にはいくつかおすすめコースを両親とも試食することができました。1つずつ変更して好きな組み合わせを作ることができ、両親の意見を参考にできたこともとても良かったです。
ゲストの方々には非常に好評で、今までの式の中で「一番美味しかった!」と言っていただけました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
天井が高く広い会場に合わせて背の高いケーキを希望していましたが、生のケーキでは希望の高さを出すことが難しかったので、イミテーションケーキを採用しました。
デザインが決まっているため、そこはどうかな?と思っていましたが、背が高く迫力のあるケーキだったこともあり、会場がより一層華やかになりました。また、全体の装花に合わせたケーキ装花により少しはオリジナリティを出すこともできたかなと思ったので、結果的にケーキは高さと大きさを重視して良かったです。
WEDDING FAVORS引出物
引き出物は目上の方、友人、親族で分けました。
目上の女性にはBARNEYS NEW YORKのカップアンドソーサーのセット、目上の男性にはウェッジウッドのグラスセットを採用しました。
友人にはBARNEYS NEW YORKのグラスセット、親族にはカタログギフトを採用しました。
引き菓子と縁起物は、全て共通でホテルオリジナルのパウンドケーキとWEDGWOODの紅茶セットにしました。
PETITE GIFTSプチギフト
私の友人がパティシエをしているということもあり、その友人にアイシングクッキーをお願いしました。
今回のテーマに合わせて桜のデザインにしてもらい、かなりオリジナリティを出すことができたかなと思います。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
Tiffany& Co.のソレストラウンドです。婚約指輪といえば一粒ダイヤのイメージがありますが、普段から重ね付けなどして使いたかったので、高さのある一粒ダイヤではなく、普段使いできそうなデザインのものを探していました。
Tiffany& Co.にしたのはやはり王道のブランドで昔から憧れがあったからです。
その中でもリングの幅が細く、主張しすぎないシンプルなデザインで、どんな結婚指輪とも相性が良さそうだと思ったこと、一方でダイヤのデザインは華やかなので、程よい主張はしっかりあることが気に入ったため、ソレスト ラウンドにしました。
WEDDING RING結婚指輪
BOUCHERONのクル ド パリです。
元々婚約指輪を探していた時から気になっていました。その中でも結婚指輪はシンプルなデザインだけでなく、個性的なデザインが多くあったこと、他のデザインの指輪を重ね付けして楽しめることもできることから、特に気になっていました。
結婚指輪は基本的にずっとつけていくものなので、せっかくなら被りにくくおしゃれで個性のあるデザインのものが良い!今後訪れるかもしれない何かの節目や記念のタイミングで指輪を買い足して重ね付けを楽しみたい!と思い、BOUCHERON内で探すことにしました。
ダイヤなどが入っていないにも関わらず、カットにより宝石が埋め込まれているような輝度感がある点が特に気に入ったため、クル ド パリに決めました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
一番感動したことは、友人からの手紙です。学生時代からの友人に読んでもらったのですが、普段なかなか文章で相手に気持ちを伝えることがなかったので、とても新鮮でした。
また、「こんな風に思ってくれていたんだ」や、「自分がその友人にとってこんな存在だったんだ」と気付かせてもらうことができ、思わずお互い目があった瞬間に涙が出てしまいそうに。この時の手紙は一生の宝物になりました。
他のゲストにも「友人の手紙がすごく良かった」「感動した」と言ってもらえました。
二人らしさとは
私たちらしさは、何事も妥協せず、自分たちの納得がいくまで自分たちらしくやり遂げる、というところかなと思っています。
とにかく自分たちのやりたいこと、好きなことをふんだんに取り入れ、ゲストには他の結婚式では経験できないような特別な体験をしてもらいたいという気持ちで準備を進めていきました。式場を決めてすぐの約1年ちょっと前から、平日は仕事終わりに土日はほぼ毎回式の準備をしていました。
式場とのお打ち合わせも時間が足りず、かなりの頻度でメールや追加のお打ち合わせなど対応いただいたり、いつも親身になって私たちの実現したいこと、やりたいことをほぼそのまま再現してくださったことには本当に感謝しています。
その甲斐もあり、ゲストの人には「今までの式の中で一番良かった!」「2人らしい式だった!」などと言っていただけたことが、本当に嬉しかったです。
嬉しかった参加者の反応
ゲストには他の式では経験できないような特別な体験をしてもらいたい、という思いが強かったので、「今までの結婚式の中で一番良かった!」「プロジェクションマッピングがとても感動して素敵だった!」「料理がおいしすぎた!」という感想は特に嬉しかったです。
また、披露宴会場に入った瞬間、驚きながら沢山写真を撮っていたゲストもおり、特にこだわっていた装花について、「とても豪華で素敵だった!」「どうやったらこんなに素敵な空間にできるの!?」という感想もとても嬉しかったです。
私にとって結婚とは
正直、私は元々結婚式はやりたいとあまり思っておらず、夫に押し切られる形でやることにしました。ただ私自身、やるからにはとことんこだわり抜きたいというタイプなので、式の準備は2人で同じ目標に向かってそれぞれの得意な部分を活かしながら成し遂げた初めての共同作業のようなものでした。
そのため、ゲストの人に式を喜んでもらえたこともとても嬉しかったのですが、自分たちが同じ目標に向かって力を合わせることでこんなにも大きなパワーを発揮することができるんだ!という気付きもありました。この気付きが、今後何年も続くであろう夫婦生活においても、それぞれの個性を活かしながら様々なことを共に乗り越え、一緒に歩んでいけそう!という自信にも繋がったので、その点においても結婚式をして本当に良かったと思いました。
後悔していること
披露宴が1時間以上も押してしまったことです。その後に2次会を控えていたのですが、同じホテル内の会場だったことからあまり時間をあけておらず、結果的に開始時間がかなり遅れてしまいました。
当時はお色直し後になんとなくメイクさんから時間を聞いて、初めて大幅に押していることに気づいたのでその後は正直時間ばかり気にしてしまい、色んなことを端折りながら、気づいたら終わっていた...という感じでした。
おそらくもうやることはないであろう一生に一度の結婚式でかなりこだわっていたからこそ、最後まで心から楽しむことができずに気付いたら終わっていたという形になってしまったことが本当に勿体なく、とても悔しく感じて、しばらくは立ち直れませんでした。
ぜひこれから式をされる方には都度時間を教えてもらえるよう、できる限り時間通りに進めたいということを事前にお伝えしたり、あまり詰め込まずに余裕のあるスケジュールにすることをおすすめします。
やりたかったけれど諦めたこと
正直本当にやりたいことを全て詰め込んだので、もっと豪華にしたかった、などはあるものの完全に諦めたことはなかったです。
ただ、後々振り返ってみて、プロジェクションマッピングなどの特別な演出を入れていたこともあり、一部始終を撮影していただけるビデオを入れればよかったと感じました。
節約のための工夫
持ち込み可能なものはほとんど持ち込みました。例えばペーパーアイテムや席札、フラワーシャワーの花束、ドレスや美容、司会者、動画などです。
また、ケーキは希望のものにしたことで生ケーキよりもリーズナブルになり、結果的に節約になりました。
お金をかければいくらでも豪華にできますが、無限に予算があるわけではないので、限られた予算の中でいかにリーズナブルに自分たちのやりたいことを実現できるかが本当に重要だったと感じ、常に持ち込みと式場にご依頼するのとどちらが安いかを比較検討しながら進めました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
理想の式を実現するためにはかなりの時間と労力がかかり、時には心が折れそうにもなるのでこういう式にしたい!や、こういう目標を持って、それを達成したい!と2人でしっかりと目線を合わせておくことがとても大切だと思います。
こだわるほど準備はとても大変だと思いますが、その分当日は本当に本当に楽しく、一生の思い出になるはずなので、悔いの残らないよう楽しみながら準備〜当日をお過ごしください。
この式場にして良かったと思った点は本当にたくさんありますが、特に私が式をあげた時は持ち込みにかなり寛容だったこと、どんな時も親身になって私たちの実現したいことややりたいことを最大限実現するための提案を沢山してくださったところです。