

1004ak__wd
“言葉では伝えきれない「ありがとう」を伝える式”をテーマに、結婚式の準備を進めてきました。
久しぶりの再会は結婚式という特別な場ではなく、もっとゆっくり話せる時間にしたいと思い、式の前にゲスト全員に会いに行っています。その際一人ひとりに花束を渡して、その様子を撮影。その映像をエンドロールムービーとして流しました。ゲストにもとても喜んでいただけて、一年間準備をしてきて良かったなと思いました。
本当に大事な方だけを招待したので、広すぎない会場を探していました。自分たちが主人公!お姫様!という感じではなく、素朴で温かなチャペルがいいな、と探していて見つけた教会です。会場の雰囲気だけでなく、スタッフの方たちも本当に温かく、改めてこの式場で挙げられたことを幸せに思います。

挙式
かつては礼拝堂として使われていた独立チャペルです。大きな会場ではありませんが、結婚式のために建てられたものではないからこその厳かな雰囲気と、歴史を感じるところが気に入っています。深い木の色と赤のバージンロードにウェディングドレスが映え、どこから撮影しても素敵な写真になります。
チャペルの外には、シンボルツリーのオリーブが生えた小さなガーデンがあります。この日は朝から雨天でしたが、奇跡的に雨が止み、ガーデンでフラワーシャワーをすることができました。

披露宴パーティ
チャペルの隣にある、THE TRINY HOUSEで披露宴を行いました。
地下室のある二階建ての邸宅です。貸切なので、別挙式のゲストと鉢合わせることもなく、アットホームな雰囲気で自分たち好みに飾り付けができます。
高砂とゲストの距離も近く、気軽に話しに来てくれるので、披露宴中ずーーっと楽しかったです。
コンセプトやこだわったこと
ムービーやプロフィールブック等、DIYはこだわりました。節約というよりは、どうすればゲストに楽しんでもらえるかを考えて作りました。
プロフィールムービーは夫婦がお互いの生い立ちを紹介しあう対話形式に。プロフィールブックでは、結婚式への思いを雑誌の対談風で伝えたり、いつかお家にも遊びに来てほしいという思いから近所のおすすめのお店を紹介したりしました。ゲストにも「私たちのために時間をかけてくれたことがめちゃくちゃ伝わった!」「とにかく色んなところで私らしいなーーと感じた!」と喜んでもらえました。
また、全員参加型の格付けチェックも大盛り上がりでした。テーブル対抗ではなく全員が参加できるようにするのは様々な制約もありましたが、皆さんに楽しんでいただけたのでこの形式にして良かったなと思います。

WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目

- ブランド
- TAKAMI BRIDAL
TAKAMI BRIDALのConcertino(コンチェルティーノ)です。
「この生地の光沢はなかなかありません!」と担当さんがおっしゃるくらい上品な輝きのサテン生地。ハートカットだけどレースが重なってビスチェのようにも見える胸元。何より、ヒップラインを大きく美しく見せるバッスルによって、どこから見てもシルエットが完璧で、着た瞬間これだ!となったドレスでした。
披露宴では袖をつけました。裾が広がり可愛らしさがプラスされるので、披露宴スタイルもお気に入りです。
SECOND DRESSドレス 2着目

- ブランド
- TAKAMI BRIDAL
TAKAMI BRIDALのBrown Nona(ブラウン・ノナ)です。
落ち着いた色のカラードレスを探していた中、担当さんからおすすめいただいたドレスです。
とにかく360°可愛くて、チュールから透けて見える花飾りがグラデーションになっているところが一番のお気に入りポイントです。チュールの重なり具合で見え方が変わるので、見る方向や動きで表情が変わります。
赤みがかった深いブラウンでありながら、ドレスと肩の花飾りのおかげで、とても華やかで女性らしさがあって気に入っています。
SHOESシューズ

私の背が147cmと低く、旦那の背が178cmで高いので、差を埋めるために12cmのヒールを着用しました。結婚式以外では絶対にこんな高いヒールを履かないので、式場からレンタルさせていただいたものです。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント

《挙式》
王道のシニヨン。とにかくツヤにこだわっていただきました。
《披露宴》
挙式との差を出すためにもダウンスタイルにしました。
特徴的なヘッドアクセサリーを邪魔しないよう、細かなウェーブで巻いていただいています。
《お色直し》
ゆるめのシニヨンに。後れ毛を多めに出してもらい、少しカジュアルめにしていただきました。
ACCESSORIESアクセサリー

《ウェディングドレス》
バロックパールの揺れるピアスを着用しました。バロックパールは大振りのものが多いのですが、目立ちすぎないよう小さめのものを探して購入しました。
《カラードレス》
ゴールドの大きなお花のピアスを着用しました。ブラウンのドレスにも、装花のオレンジにも馴染んでお気に入りです。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー

披露宴のみヘッドアクセサリーを着用しました。
前から見るとカチューシャのように、後ろから見るとヘッドドレスのように見えるイミテーションパールのアクセサリーです。
ロシアの作家さんが作られているヘッドドレスに一目ぼれしたのですが、情勢的にロシアからの個人輸入が難しく…。必死に似たようなものを探しました。あまり見ないヘッドアクセサリーなので、個性的すぎるかな?と着用するのはギリギリまで悩んだのですが、ゲストの皆から褒めていただけたので大満足です。
NAILSネイル

仕事柄ネイルは長くつけていられないので、ネイルチップにしました。真っ白ではなく、ベージュがかった肌なじみの良いニュアンスネイルです。指が綺麗に見えるよう、形はバレリーナにしました。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト

花材ではなくカラーメインでオーダーしました。赤、オレンジ、ピーチを中心に差し色でスカイブルーのお花を。どうしても使いたかったアマランサスは季節の関係で難しいと言われてしまったので、アーティフィシャルフラワーでお願いしました。
また、違う幅の2種類のブルーのリボンをお花に結んでもらいました。キャンドルやぶどう、洋ナシのイミテーションも置いてもらい、とってもおしゃれで素敵な空間になったと思います。
要望をいくつか伝えたものの、正直自分でもどんなものになるか想像がついていなかったので、実際に見た瞬間はあまりの可愛さに驚きました…。節約するか迷っていた部分ですが、やはりお花があると華やかで素敵な空間になるなと感じます。
FOODお料理のこだわり

私たちの会場のお料理は、フレンチの中に京都らしさを感じられるのが特徴のお料理でした。会場近郊の食材を使い、フレンチでありながら、お箸でいただくこともできます。
私たちは4つのコースのうち、上から2番目のコースをお願いしました。前菜の前に出されるアミューズは一杯の出汁。黒毛和牛のフィレには茶葉で香りづけがされ、中座中には実際に香りを楽しめる演出もしていただきました。味覚だけでなく視覚や嗅覚でも楽しめるコースであったことが決め手です。
ゲストにも大好評で、特に箸休めのそうめんとパンに添えられているバター、ぶどうジュース(赤/白)は「どこで買える!?」と問い合わせをいただくほど喜んでいただけました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ

式場のナチュラルな雰囲気が出せたらなと思い、スクエアの二段ケーキに季節のフルーツをトッピングしていただきました。ぶどうもイチジクもとても美味しかったです。
WEDDING FAVORS引出物
ILLUMSという北欧ショップのカタログギフトにしました。親族はブックタイプ、友人はカードタイプです。引菓子・縁起物ではなく、引菓子を2種類でも良いと式場の方から言っていただけたので、私と旦那で一つずつ食べ物を選びました。
PETITE GIFTSプチギフト

私たちがお気に入りのドリップコーヒーに、Lotusのビスケットを添えてお渡ししました。ラッピング袋やサンクスタグも手作りです。
ENGAGEMENT RING婚約指輪

LAZARE DIAMONDのトンプソンにしました。
正直ブランドものに興味が湧かず、色々と調べた結果カッティングブランドというものに惹かれました。お店に伺いダイヤを見せていただくと、文字通りの「七色の輝き」で、本物のダイヤの美しさに感動したのを覚えています。
LAZARE DIAMONDではダイヤと指輪のデザインをそれぞれ選べるので、色んなデザインを試着させていただき、ダイヤもたくさん見せていただきました。二人であれこれ悩みながら選んだので、とても愛着のある指輪となりました。
WEDDING RING結婚指輪

CHANELのカメリアコレクションにしました。婚約指輪とは反対に、結婚指輪はデザインを見て一目惚れ。カメリア(椿)の花を模した特徴的な形の指輪です。私はハーフエタニティ、旦那は石のないシンプルなものに。
お花を模したデザインだったので旦那に似合うか不安だったのですが、花びらを表すウェーブが出すニュアンスがとってもおしゃれでよく似合っていました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと

挙式も披露宴もずっと感動しっぱなしだったのですが、意図していなかった感動といえば、披露宴が終わってお見送り場所で待機しているときのことです。披露宴責任者の方が改まって、私たちの今後の幸せを願う言葉を伝えてくださったことに、とても感動したのを覚えています。
ずっと打ち合わせを重ねてきた担当さんだけでなく、当日はたくさんのスタッフの方々が、私の作りたかった時間と空間を作るためにサポートしてくださったことを実感しました。役所に入籍届を出しただけでは味わえない感謝と人との繋がりを実感し、改めて「この会場で結婚式を挙げて良かったな」と思えた瞬間でした。
旦那に同じ質問をしてみると「私と父がチャペルに入ってきた時が感動した」と言っていました。私は緊張しすぎて旦那のほうを全く見ていなかったのですが、そう言ってくれたのが嬉しかったです。
二人らしさとは

なんだろうと思って旦那から聞いたら「ゆるさ」だと言っていました笑
ゆるく、ゆっくり、あたたかく、幸せをかみしめて過ごしていきたいです。
嬉しかった参加者の反応

結婚式後、ゲストから改めてお祝いの言葉や結婚式の感想をいただいたのですが、私たちが結婚式へ込めた思いを受け止めてくれたんだと伝わってとても嬉しかったです。
「すごいこだわりを感じられて楽しかった!準備大変やったやろうな~って思ったよ」「お世辞抜きで今まで行った結婚式の中で一番楽しく、美味しかった!」「唯一無二のお式だった!センス良すぎる結婚式で素敵な空間でした♡」「プロフィールムービーとエンドロールムービー、もう一度見たい!」「こんな素敵な結婚式の一部になれて嬉しかった…!一生忘れない」「思いをぎっしり詰めてくれた結婚式で、お祝いが足りなさ過ぎて悩ましいのよ」などの一生忘れたくない言葉をたくさんいただきました。
私にとって結婚とは

月並みですが、喜びも悲しみも分かち合える相手ができたことです。家に彼がいることが当たり前になってきているのが、なんだか不思議で幸せな気分です。
1年後の話をするときも、10年後の話をするときも、老後の話をするときも、当たり前のように二人で仲良く暮らしている未来が前提となっています。それが結婚であり、結婚式で誓い合ったことの証左なのかなと思います。
後悔していること
定点カメラを置けば良かった…!というのが唯一の後悔です。中座中や、ムービーを見ているゲストの反応を見たかったなと少し後悔しています。
やりたかったけれど諦めたこと

特にありません。
節約のための工夫
特にありません。婚約指輪のお店から紹介いただいたので、最初からかなり特典をつけていただいておりました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ

自分の「好き」も大事ですが「嫌」も理解しておくことです。また、夫婦できちんと喧嘩をしておくことが大事かなと思いました。お互いが一方的に思いをぶつけあう喧嘩ではなく、どういったところの価値観がズレていて、何を大切にしたいと思っているのか…。言葉にするのは怖いこともありますが、結婚式準備をする中で何度も喧嘩をしたことで、彼のことをより理解できたように感じます。
この式場で良かった!と思うポイントは、スタッフさんの連携と質です。どのスタッフさんに対しても不安を抱いたことが一度もなく、ゲストの皆さんへの対応を安心してお任せできるなと感じました。
また、京都ノーザンチャーチ北山教会は“いつでも帰ってこられる教会”として、定期的にイベントを開催されています。結婚式が最後ではなく、人生の節目の度に訪れられるところも、この式場にして良かったと思うポイントの一つです。


























