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テーマは『かえりみち~Special Thanks Festival~』です。
新郎新婦の感謝の気持ちがたくさん伝わり、帰り道に思い出してあったかい気持ちになるような結婚式にしたい。
コロナ禍でなかなか出かけたり旅行に行けないゲストに向けて、フェスに参加するような気持ちで思い切り楽しんでほしいという思いからこのテーマに決めました。
会場選びの時は「プロジェクションマッピングを使用したカーテン入場がしたい」「天気が悪くてもそれを感じさせない式場が良い」などこだわりがたくさんあり、式場見学をする前から結婚式に対するイメージを膨らませていました。
見学前はコロナ禍真っ只中のため、結婚式をいつ挙げられるかも分からず不安な気持ちでいっぱいでしたし、今までで1番大きな買い物だったので「周りが挙げているような素敵な式ができるのか…」と金銭面の心配もありました。
また「式場見学は3箇所くらい行きたいなぁ…」という気持ちでしたが、私たちの性格上スタッフの方の対応が良かったり気持ちが舞い上がったりしてしまうと即決してしまいそうでもあったので、1箇所目に見学する式場は慎重に決めました。
ザ・ピークプレミアムテラスの見学当日は、見学を担当してくださった藤本さんに一瞬で心を掴まれました。夢の国に来たような楽しい気持ちで式場の魅力を知ることができ、驚いたことは「もっとこうだったら良いのにな…」という不満や不安点が全くなかったことです。
コロナ禍で挙げる不安を理解して寄り添ってくれる安心感もあり「この場所で結婚式を挙げたい!」と思いました。
結婚式当日は、本番よりもリハーサルの方が長かったような感覚で楽しすぎて「体感2時間もあったかな?」と思いました。たくさん打ち合わせを重ねて二人で思い描いていた結婚式が形になる日、ケーキも装花も演出も何もかもが想像以上で、私たちにとってもサプライズでした。
結婚式を終えてからも何度も二人でエンディングムービーや写真を見返し、夫は今でも「再入場が最高すぎた!」と嬉しそうに話してくれます。その姿を見ていると心から「この会場で結婚式を挙げて良かった!」と思いました。
挙式
鹿児島には桜島や海の見えるチャペルがたくさんありますが、天気に左右されたくなかったのでこのチャペルを選びました。天井が高く天窓から光も入り、白を基調とした空間なのでより広さを感じることができます。
コロナ禍でゲストが圧迫感を感じにくいことも魅力のひとつです。
当日は雨で会場に着くまでは少し残念な気持ちでしたが、雨の日で良かった!と心から思えるくらいチャペルの壁を伝う水の粒が大きくキラキラとしていて綺麗でした。
披露宴パーティ
プロジェクションマッピングを使用したカーテン入場がしたかったことや、季節感やテーマカラーにピッタリの会場がナチュラでした。天井が高いので開放感もあり、ゲストにもリラックスして演出や料理を楽しんでもらうことができました。
カーテンの他にも2箇所入場できる場所があるため衣装や演出に合わせて場所を選ぶことができます。私たちはお色直しが和装で転倒の可能性もあり階段を使用した演出はできませんでしたが、個人的には階段側のスクリーンを使用した最新の演出がとても素敵なので、これから式を挙げる新郎新婦の皆様にオススメしたいです。
コンセプトやこだわったこと
フェス感を出すために特にこだわったことは、演出やBGMです。料理長のアドバイスで前菜に炎の演出を加えたり、式場にないBGMは原盤を用意して邦楽や洋楽、EDM、Hiphop、クラシック等色んなジャンルの音楽を取り入れました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
- ショップ
- Fiore Bianca
ウェディングドレスは提携先のドレスショップであるFiore Bianca(フィオーレビアンカ)にて、体型にコンプレックスが多かったので、なるべく露出の少ないドレスを選びました。
背中からトレーンにかけてチュール素材で流れるようなデザインがあるので後ろ姿も印象的に見えます。
SECOND DRESS和装 2着目
- スタイル
- 色打掛
色打掛も同じく提携先のFiore Bianca(フィオーレビアンカ)でレンタルしたものです。好きな色や柄を選んで試着したところ顔写りが悪かったり、膨張して見えたので七五三や成人式で着たことのない赤の色打掛を選びました。
赤の色打掛はゴージャスなデザインが多くありましたが、色味や柄で見え方が全然違うので最後は衣装担当の方と新郎の意見を聞いて決めました。
SHOESシューズ
とにかく歩きやすさを重視して、真っ白なエナメル素材の1cmヒールのものを選びました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
ヘアメイクは挙式、披露宴、再入場で3パターン考えました。まず挙式はシニヨンスタイルです。人前式の和やかなムードの中でもきちんと感や王道なスタイルをしてみたかったこと、ベールやティアラを引き立ててくれて顔まわりも意外とスッキリ見えたのでこのスタイルにしました。
雨の日は湿気も多く崩れやすいので後れ毛は作りませんでした。
次に披露宴ではハーフアップにしました。
前髪も含む髪の毛をおろすスタイルにしたかったこと、髪の毛を頑張って伸ばしてとにかく友人たちに「可愛い!」と思われたかったので、迷わずこのスタイルに決めました。
最後に再入場ではキャンディヘアです。
お色直しが色打掛だったことや、人と被りにくいヘアスタイルで自分らしさを表現したかったことが決め手です。
ACCESSORIESアクセサリー
挙式ではパールのイヤリングとネックレス、披露宴ではイヤリングを付け替えました。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
挙式ではティアラ、披露宴のハーフアップでは妹が結婚式で使用した髪飾りと、季節に合わせて5月らしいグリーンと白い紫陽花を選び、アクセントにチュールを取り入れて着けました。
再入場の色打掛では胡蝶蘭の位置も細かく調整して、隙間には玉かんざしを使ってボリューム感を出したところがポイントです。
NAILSネイル
和装にも合うように真っ白なネイルではなく、ベージュやブラウンを基調としたカラーに、部分的にマグネットネイルを取り入れたネイルです。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
スプレーバラ・かすみ草・マトカリア等どれも大好きで素敵な花を選んでいただきました。水中花にキャンドルを浮かべた装花が、アルコール消毒を設置する関係で難しいということで諦めていましたが、水中花としてグリーン(アイビー)を飾っていただき嬉しかったです。
FOODお料理のこだわり
料理はひとつひとつ自分たちで決めていくことができたので、前菜からスイーツまで全てこだわりました。
その中でもとくにこだわったのが「前菜」です。
生ものにサラダという定番の前菜が苦手なことを料理長に相談したところ、世界の料理をひと皿で楽しめるような前菜を提案していただきました。料理長の粋な計らいで炎の演出も加わり、ゲストが体感したことのない料理のスタートになったと思います。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
珍しい形にしたかったので、ヘキサゴン型のケーキを選びました。レモンや苺をメインに、季節的にラズベリーが難しかったのでブルーベリーを添えていただきました。また、レモンを輪切りにした形が好きなのでポイントで取り入れていただけて嬉しかったです。
WEDDING FAVORS引出物
親戚・上司には、北海道ミルクバーム・カードタイプのカタログを贈りました。
友人(男性)には、北海道ミルクバーム・今治のエコリーフタオルセット、友人(女性)には、ル・フルール ショコラ・mocomocoのトリオボールです。
PETITE GIFTSプチギフト
金平糖やクッキーが入った和小紋小箱を選びました。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
ブランド名はわかりませんが、王道のダイヤがついた指輪です。
WEDDING RING結婚指輪
HOSHI no SUNAのARIELという指輪を選びました。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
夫がバラの花束を抱えて登場し、久しぶりに書いてきた手紙を読んでくれたことです。改めてプロポーズされたような気持ちで本当に嬉しかったです。
結婚式当日だからこそ眠気と戦いながら頑張って準備した夜や、BGMにこだわりすぎて少しケンカした日、結婚式1週間前に発熱して大泣きした日等、色んな思い出が蘇って自然と涙が溢れました。
二人らしさとは
飾らずに自然体でいること、感謝の気持ちを忘れないことが二人らしさだと思います。
嬉しかった参加者の反応
コロナ禍ということもあり不安な中、出席してくれたゲストが「出席して本当に良かった、楽しかった」と言ってくれたり、たくさんの方が「料理が全部美味しかった」と言ってくれました。また、雨で来るまでが少し大変だったけど「雨の日限定の心遣いが嬉しかった」と言ってくれたり「入場のシーンのBGMが良かった」とこだわったBGMを褒めてもらえたことも嬉しかったです。
私にとって結婚とは
私にとって結婚とは、どんな時も1番の味方で苦手なことは補い合い、手をとり支え合って生きていくことです。
後悔していること
可能であれば、当日撮影してくださるカメラマンと事前に打ち合わせができていれば良かったです。カメラマンが1名だと思っていなかったので、以前写真館で働いていたこともあり、仕上がり等で残念な部分がありました。
顔写りは良いが白とびしていてドレスのレースの柄や質感が分かりにくかったり、中心がずれていたり、家族や親族での撮影時の並び方や声かけ等が気になりました。
写真の仕上がりを決める打ち合わせの時にもっと思いを伝えておけば良かったし、手間がかかっても撮影要望書などを作成して事前に渡しておくべきだったと感じました。
やりたかったけれど諦めたこと
結婚式に密着したビデオ撮影です。
写真とビデオどちらも残せるのが理想でしたが予算の関係で悩みに悩んで写真を選びました。エンディングムービーだけでも満足でしたが、ゆっくり結婚式を振り返るにはビデオ撮影を親族にでもお願いしておけば良かったと思いました。
他にはゲストテーブルの装花で、メインの花瓶とは別に小さな花瓶でお花を飾る予定でしたが予算の関係で諦めました。そして最初がカーテン入場だったので再入場で階段を使えたらと思っていたのですが、和装は転倒の可能性があるためできませんでした。
節約のための工夫
席札や、リボン&フラワーシャワー、ペンライト等作れるものは作って、持ち込み料がかからないものも自分たちで発注して準備しました。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
私たちの結婚式を担当してくれたプランナーである花木さんはマスク越しでも笑顔がとても素敵で、辛い時には寄り添い、嬉しい時には一緒に喜んで、結婚式中も親のように見守り涙を流してくださいました。
花木さんのおかげで私たちらしい、あったかくて帰り道に話したくなるような結婚式を挙げることができたと感じます。式場と素敵なプランナーさんとの出会いのきっかけをくれた藤本さん、支配人の迫さんにも本当に感謝しています。
結婚式は招待してもらえることが嬉しいので、テーマや演出を決めていく時はお二人のやってみたいことをたくさん詰め込んで、当日も思いきり楽しむことを優先してください。楽しい気持ちや感謝の気持ち、幸せな空気は自然と伝わっていきます。
ダイエットもほどほどで大丈夫です。
私もなかなか体は華奢にはならないし、体重も減らず落ち込む日もありましたが、それでも「ドレスが入るから大丈夫!」と自分を励ましていました。
体調を万全に整えておくことの方が大切です。
たくさんの花嫁様が笑顔で当日を迎えて理想の結婚式を挙げられますように。