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式場探しの段階から変わらずイメージしていたのは、親しい友人と家族のみといった特に近しいゲストと過ごす「ちょっと特別な食事会」です。
パレスホテル東京(PALACE HOTEL TOKYO)を選んだ理由は、定型的な結婚式ではなく、自分たちの想いを本質的に汲み取って形にしていただけると感じたからです。
正直、見学へ行く前は「華やか」「花嫁の憧れを叶える」といったイメージが強かったです。しかし、実際お話を伺うと「上質なおもてなし」「自分たちと、家族と、ゲストと、結婚式を機に深く向き合う」といったイメージが強いことを知り、魅力的に感じました。
挙式
自然光が降り注ぐ空間で、家族の明るい未来を想像できました。
宗教色がないため、人前式にもぴったりだと思います。
披露宴パーティ
少人数向けの披露宴会場「桔梗」は、大きな二面窓から明るい光がたっぷり入ってきて、皇居のグリーンを望むことができ特別感を感じました。
コンセプトやこだわったこと
夫があまり結婚式に前向きでなかったこともあり、一般的な結婚式のしきたりや進行にとらわれず、自分たちにとって意味のあるものや必要なことを取り入れています。
ケーキセレモニーや、来賓挨拶などを省き、メインテーブルは作らずにゲストの中に私たちの席を設けるなど「大切なゲストとともに過ごす時間」を最優先で考えました。
また、当日1歳1ヶ月の娘が一緒でしたので、人前式では誓いの言葉として娘への手紙を読み、温かな時間を送ることが出来ました。
わたしたちは元々、2020年5月に結婚式を予定していましたが、1回目の緊急事態宣言下で一度キャンセルし、再申し込み後も妊娠・出産のため延期しています。約4年越しの結婚式だったので、結婚当初からは好みもこだわりも変化がありました。
ゲストへのおもてなしと、娘やゲストとの「今」を残す記録映像や写真にこだわっています。
お料理は試食会でいただいた中から特に感動したものをチョイスしています。
記録映像や写真は、提携各社から作品のテイストや、想いを大切に選びました。
また、夫の衣装は齋藤服飾研究所でオーダーしています。
結婚式に対してほとんど興味を持っていなかった夫ですが、齋藤服飾研究所さんでスーツを作る中で、かなりモチベーションが上がり、本当にオーダーして良かったです。
夫が喜んでいる様子が私も嬉しかったので、会場コーディネートでも夫のスーツのブラウンを取り入れました。
WEDDING ITEMSウェディングアイテム
FIRST DRESSドレス 1着目
NUMBER 5でレンタルしました。
デンマークのブランドFÉKIHのLeila Dressです。
ボリュームの少ない袖付きのドレスを探していて、このドレスの珍しいデザインが気に入って選びました。
前職の同期がスタイリストとして担当してくれたので、ドレス選びも良い思い出になりました。
SHOESシューズ
CHARLES & KEITHのシンプルな白のパンプスです。
ドレスの後ろ側にスリットがあったので、ヒールに少しデザインのあるものを選びました。
HAIR & MAKEUPヘアメイクのポイント
前撮りでお世話になった桂山清美さんにお願いしています。桂山さんの作るヘアメイクがとても好きなので、全てお任せでお願いしました。
披露宴の2スタイルは個性的なものを希望しました。
どのスタイルも想像以上でとても気に入っています!ゲストからも好評で嬉しかったです。
ACCESSORIESアクセサリー
全てNUMBER 5で、前職の同期のスタイリストにほとんどお任せしました。
挙式では大きなパールに存在感のあるもの、お色直しでは少しカジュアルで個性的なものを選んでいます。
HEAD ACCESSORIESヘッドアクセサリー
披露宴はパールシールを散りばめたスタイルです。お色直しは自宅にあったレザー風の紐を持参し、リボンにしていただいています。
リハーサルメイクの際に色々なリボンや紐を持って行って、お任せでご提案いただきました。
NAILSネイル
直前に夫がコロナとインフルエンザ、娘がインフルエンザに感染し、ネイルを含む美容の予定が全てキャンセルになりました。
なんとか自宅の近くで空きのあるサロンを見つけて、ワンカラーのマグネットネイルにしてもらいました。
施術時間の兼ね合いで、当初イメージしていたデザインにはできませんでしたが、結果的にシンプルでよかったなと思っています。
FLOWERSメインで使った花や装花のテイスト
ゲストテーブルはスイートピー、チューリップ、ラナンキュラスラックスなどを中心に、白×グリーンのコーディネートにしていただきました。
夫の衣装に合わせてご提案いただいた、花器の下にあるブラウンの敷物も気に入っています。
挙式ブーケは「ウェディングドレス」という名前のお花のシングルブーケです。
お色直しブーケは、カラフルな春らしいものを作ってくださいました。ゲストテーブルも一卓だけカラーブーケに合わせたデザインになっています。
また、娘の花冠もオーダーし、ボリュームのある華やかなデザインで大変気に入りました。
FOODお料理のこだわり
ベースにしたのは試食会でいただいたクラシックコースです。特に舌平目のボンヌファムとローストビーフに感動し、夫婦で意見が一致しました。
スープとデザートのみ他のコースのメニューに惹かれたため、変更をお願いしました。
ゲストからも大変好評で、特にミルクパンと、シェフ特製のコースから選んだスープへのコメントが多かった印象です。
また、少人数だったため、好き嫌いのあるゲストへも一人一人対応できたことで、皆から喜んでもらうことができました。
WEDDING CAKEウェディングケーキ
ウェディングケーキは用意していません。
WEDDING FAVORS引出物
友人と両親には大判のパレスプレート、パレスホテル東京(PALACE HOTEL TOKYO)のサブレ・ウィッチ2種セットです。
義姉家族と妹家族は子供がいるので、カタログギフト、バウムクーヘン、サブレ・ウィッチ2種セットを選びました。
夫婦で列席されている方へはパレスプレートを2枚にしています。
また、引き菓子のサブレは事前に何種類か購入し、特に美味しかった「ポルボロン」に変更してもらいました。
PETITE GIFTSプチギフト
ダイワのりんご飴です。
私たちのお気に入りで、手土産で誰に渡しても喜ばれ、ゲストの中でもファンが多いため選びました。
プチギフトにしては少し単価が上がりますが、喜んでもらえたので選んでよかったです。
ENGAGEMENT RING婚約指輪
Tiffany & Co.のハーモニー™️です。
入籍の前日に夫からサプライズでもらいました。
元々はエタニティリングを探してくれていたようなのですが、一粒ダイヤは世界に二つとして同じものがないというところに惹かれて選んでくれたそうです。
WEDDING RING結婚指輪
EXELCO DIAMONDのハーフエタニティデザインのものです。
華やかだけれど、回転させればシンプルにも使えるので、ハーフエタニティリングを中心に探していました。
もっともこだわったのは着け心地で、隣の指と当たって痛いなどの懸念がないかを確認しながら選んでいます。
Q&A先輩花嫁に質問
結婚式で一番感動したこと
挙式での夫から娘への手紙です。
夫婦それぞれが娘へ手紙を書き、内容はお互い当日までのお楽しみでした。
私が手紙を読み上げた後、夫の言葉で愛娘への想いが語られたとき、私の腕の中にいる娘はまだ何もわからないかもしれないけれど「あなたはパパにこんなに愛されているんだよ」と本当に幸せな気持ちになりました。
この手紙を活用して作ってくださったエンドロールも本当に素晴らしく、単なる結婚式の振り返りにとどまらない、家族の宝物になりました。
二人らしさとは
「結婚式の枠」にとらわれないことです。
一つ一つのことに対して、なぜやるのか?を考えて取捨選択しながら準備を進めました。
嬉しかった参加者の反応
「楽しかった」「お料理が美味しかった」「娘ちゃんが可愛かった!」と言っていただきました。
私にとって結婚とは
結婚は家族になること、1人と1人の恋人から、2人で1つのバディになるような感覚です。
私たちは結婚してから結婚式を挙げるまで4年以上空きましたが、結婚式で改めてお互いへの感謝や想いを伝え合ったことで、日頃つい忘れがちな気持ちを思い出すことができてよかったです。
後悔していること
結婚式そのものに対する後悔はありませんが、結婚式の11日前に夫がコロナとインフルエンザに感染し、ホテルで5日間の自主隔離を行いました。
また、感染期間の最終日に自宅へ帰ってきて、久々の再会に喜んで接触した娘にインフルエンザが感染し、結婚式の5日前に発症しています。
何日も高熱が続いた娘はもちろん可哀想でしたし、持病のある夫の両親は結婚式を欠席することになり、夫も辛そうでした。
私は娘の看病をしながら、絶対に移らない!となんとか耐えましたが、それにより結婚式の当日に全身に蕁麻疹が発生しました。笑
感染症は本当に仕方ない部分もありますが、娘への感染は防ぐこともできたと思っています。
また、夫の感染がわかってすぐにゲスト全員へ事実を伝え、娘の感染後は結婚式をご欠席いただくようお願いの連絡を入れました。
ご体調面で不安のある方以外全員が「熱さえ下がって娘ちゃんがしんどくなければ、もちろん行くよ!」と言ってくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。
列席が叶わなかった夫側の家族へは司会者さんからのご提案で、その場にいるていで記録ビデオに向けて想いを伝えることになりました。
ギリギリまで色んなことがありましたが、ゲストやスタッフの皆さまのおかげで当日を迎えることができました。
感染しないことが一番ですが、万が一のことがあっても諦めずにできる最良の方法を探してみてください。
やりたかったけれど諦めたこと
家族の感染症発症により直前の花嫁美容が全てキャンセルになったので、最低限の身だしなみだけ整えています。
美容室は前日の早朝にねじ込んでもらい、時間の兼ね合いでハイライトにするのをやめました。
その他にもネイルはワンカラーで済ませ、眉ワックス、シェービング、エステなどは諦めました。
自分のドレス姿にはそこまでモチベーションがなかったので、比較的サラッと諦めることができたと思います。
節約のための工夫
節約のためではありませんが、ケーキ入刀をしなかったので、ケーキやケーキ台の装花の料金がかかりませんでした。
その分、ゲストとの歓談時間も増えてよかったです。
MESSAGES後輩プレ花嫁さんへのメッセージ
私たちの結婚式は、自分たちに必要だと思うものだけを取り入れました。
テンプレートの進行表に書いてあるから、見積りに含まれているから、皆がやっているから、やらなければいけないということではない場合もあります。
結婚式は、あれもこれも取り入れれば、お金も披露宴の時間もかかります。
そのため、優先順位をつけて、より大切にしたい部分にお金と時間を寄せる方法もあるので、参考になれば嬉しいです。
式場によっては、契約後に内容を省けない場合もあるので、省きたい場合は必ず契約前の確認がおすすめです!